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第三章 ニオルカンのマルコ
3ー11 アリシアとハリー
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〔 アリシア視線 〕
私はアリシアです。
第一学院に入学して一月余り、学院の先生方が結構増えました。
何故か、随分とお年寄りの先生方が増えたんです。
入学時に偉そうに振る舞っていた先生の多くが補助講師に降格されていました。
今は、そうした以前の先生が、お年寄りの先生の補助をしながら教え方を学んでいるような状態なんです。
先生方の言葉遣いも随分と変わりました。
お貴族様に対しても、平民の私達に対しても、同じような言葉遣いに変わったのです。
決してへりくだったような言い方では無いのですが、従来あったような、偉ぶったり、人を見下したりする風潮が無くなったのです。
私は平民ですから、貴族に対してはへりくだった丁寧語を使わねばならないのですけれど、いじめが無いのはとてもうれしいことです。
実のところ、学院入学前にお父さんやお母さんからは随分と脅されていました。
薬師になるなら第三学院の方が良いんじゃないかと何度も言われていたのです。
第三学院は商人の人達が多く集まります。
ですからお貴族様の子女が入ることはほとんどありません。
但し、薬師の勉強をするには、錬金術と薬学を教えてくれる第一学院が一番望ましい学院なのです。
第三学院では薬学は教えてもらえるらしいのですけれど範囲が狭いのと、錬金術を教えることは無いそうです。
錬金術師の知識が無くとも薬師にはなれますけれど、錬金術師にしか作れない薬の類もありますから、できればそれを学んでおきたいのです。
学院を卒業したからと言ってすぐに薬師や錬金術師になれるわけじゃありません。
学院を卒業をして、それなりの薬師や錬金術師に弟子入りして修練を傘ねてからようやく薬師なり錬金術師になれるのです。
私の希望は薬師になることですから、錬金術師になる必要はありません。
でも錬金術という知識の片鱗でも掴んでおけば、薬師になる際の大きなメリットになるような気がするんです。
そんな話を、今、私は一生懸命に友達と話しています。
そんな相談ができる人はそんなに多くはありません。
同じ平民のマルコとハリー、それに男爵家の次女であるシルヴィー様。
この三人が私の中ではとても仲の良い友人なんです。
特にマルコは、薬師についても錬金術についてもとっても詳しいんです。
もしかすると先生よりも詳しいかもしれません。
薬師の勉強も錬金術の勉強も10日に一度だけの授業しかありませんし、一年生の時には本当の基礎だけなんです。
でもその基礎の知識が得られることがとっても嬉しいんです。
そうして、ちょっと恥ずかしくて聞けないようなこともマルコになら遠慮なく聞けるし、マルコは嫌な顔一つせず教えてくれます。
私だけじゃなく、シルヴィー様にも同じだし、他の子が聞きに来ても同じ対応なんですけれど、それが何とは無しに私の気に食わないところではあるけれど、同級生のみんなからはちびマルコ先生と呼ばれています。
マルコが一番小さいわけじゃないけれど、一番小さい子と殆んど変わらない二番目に小さい子なんです。
男の子だからそのうち伸びるかもしれないけれど、女の子よりも背が小さいので、ちびマルコって呼ばれているんです。
あ、決して嫌味じゃないんですよ。
親しみを込めてちびマルコだし、その後に先生をつけてある意味敬っても居るんです。
◇◇◇◇
〔 ハリー視線 〕
僕はハリー。
オブライエン商会の次男で、魔法に若干の才能が有りそうなので、第一学院を受験し、見事に入ることができた。
でも正直言って、最初の内は、ここは平民が来る学院じゃないのかもしれないと何度も思ったよ。
入学前の試験の時も、事前には何も言われていなかった魔法発動の試し撃ちを先生にやるよう言われた。
そんなことを言われてもできるわけがない。
一応耳学問で少しばかりの知識はあったけれど、実技の方は学院で教えてもらってからと思っていたんだ。
勿論、親兄弟も魔法師じゃないから、これまで魔法について教えてもらったことも無いし、僕自身魔法を使ったことが無いんだ。
6歳の時、教会での「託宣の儀」により、僕の隠された能力を知っただけなんだ。
担当した司祭様からは、一応魔法の能力があり魔力も持っていると教えられた。
でもどんな魔法が使えるのかはわからないんだ。
それも学院で教えてもらえるものと思っていた。
なのにいきなり試験でやれと言われてできるわけがない。
幸い僕一人じゃなくって、男の子と女の子の二人が、魔法発動の試技をしなかったので僕だけ仲間外れと言うことにはならなかったけれど・・・。
その時、男の子がマルコ・モンテネグロと言う名であることを知った。
モンテネグロ商会は、ニオルカンだけじゃなくマイジロン大陸でも有数の大商会なので、子供の僕でもよく知っている。
ウチのオブライエン商会も、ニオルカンではそれなりに名の知れた商会ではあるけれど、モンテネグロ商会に比べると数段見劣りすることになる。
もう一人の女の子は、アイリス・フェルブライトで、ニルオカン公爵家のお抱え薬師らしい。
ニオルカン公爵家は、このニルオカンに本宅があるけれど、王都にも別宅を構えており、公爵ご自身は一年のほとんどを王都別邸で過ごされている様だ。
従って、王都別邸にも別の薬師を抱えている様だけれど、アイリスの父母は共にニオルカンの本宅に住み込みの薬師であるらしい。
アイリスの希望は、将来薬師になることらしい。
僕は次男だから必ずしも家を継ぐ必要は無いけれど、商人になって父や兄の手伝いをしても良いし、他の職についても良いと思っている。
この第一学院で何を覚えられるかだ。
それによって僕の進む道を決めようとも思っている。
商人になるなら第三学院の方が良いのかもしれないけれど、第三学院では魔法を教えてはくれないらしい。
そうして第二学院は、騎士を育てる学院と聞いているから、将来的に武術を使う職業に就くならそれでも良いけれど、生憎と僕は武術のブも知らない。
だから、第一学院を選んだのだけれど、碌に魔法も教えてもらっていないうちから訓練場に立たせられて、一体何をすればいいんだ?
そんな状況でマルコが、先生に反発していた。
ベシャワル先生が、何も教えずに訓練場に連れて行って魔法を発動しろと言う。
入学前の試験を思い出してしまったよ。
この調子でいけば、何も教えてもらえずに魔法を発動しろと、いつまでも言われるのかもしれないとそう思った。
でも、マルコが難しいことを言いながら噛みついた。
要は、ちゃんと教えてから魔法の発動をさせるべきだと言っていたようだ。
それに対してベシャワル先生はふんぞり返りながら尊大に言った。
魔法を知らない者がつべこべ言うなと罵った。
でもマルコはひるまずに、それぞれの生徒の適性をみて相応しい教えをするべきだと言ったのだ。
僕もそう思う。
それを教えてもらうためにこの学院に入ったのに、魔法についても適性についても何も教えて貰っていない。
僕はマルコの言うことが正しいと思った。
するとベシャワル先生が切れた。
「そこまで言うなら、最初にお前が実践してみろ。
ここから狙って標的の一つでも壊したら、お前の言うことを何でも聞いてやる。」
確かにそういったのだ。
何も教えずにいて、試験でもマルコが魔法発動をしていないことを知っている筈なのにそんなことを言うなんてひどい仕打ちだと思ったよ。
でも驚いたことにマルコが逆襲した。
「では魔法陣に誓って今の言葉を守ってください。」
正確じゃないかもしれないけれど、マルコはそう言ったのだ。
そうして、マルコは、ベシャワル先生の前に魔法陣を産み出していた。
勿論何の魔法かは僕にはわからない。
でもマルコが魔法を使えるのが初めてわかったんだ。、
ベシャワル先生は、それを見て間違いなく血の気が引いていた。
その後、ベシャワル先生とマルコの間でやり取りがあり、最終的にベシャワル先生が魔法陣に誓うことを拒否したので、今度はマルコが切れたみたいだった。
マルコは冷たくベシャワル先生に告げた。
「そうですか、前言を翻すわけですね。
では、結構です。
私もこれ以上は申しません。
但し、あそこに在る的は全て破壊します。」
マルコはそう言うなり、手を振ると10個の青白い炎の塊が空中に出現し、凄まじい勢いで的へ衝突た。
その結果、盛大に爆発して一気に的を破壊したんだ。
とどのつまりベシャワル先生は真っ蒼な顔をして、何の説明もせずに唐突に「本日は自習」といって訓練場を立ち去った。
僕たちはいきなり放置されて困ったよ。
みんな今のマルコの魔法で度肝を抜かれたので、マルコに集って質問攻めにしていた。
マルコは、魔法についての説明はしなかったけれど、色々と役に立つことを教えてくれた。
因みに僕の適性もその時に教えてもらった。
僕の適性は、火属性魔法と無属性魔法の二つなんだそうだ。
魔力は未だ少ないけれど、伸びしろがあるって言っていた。
マルコ曰く、魔法を使える騎士になることも夢じゃないと言っていた。
正直なところ、体力にも武術にも自信が無いから騎士になろうとは思わないけれど、マルコよりは身体が大きいから、騎士向きに見えるのかもしれないな。
でも、どっちかと言うと、僕ってどんくさい運動音痴なんだけれど・・・。
マルコ曰く、これから三年の間に色々鍛えれば運動能力も上昇するんだって。
何でも、12歳ぐらいまでは一番運動能力が増す年齢なんだそうだ。
マルコって本当にいろんなことを知っているんだ。
先生じゃなくって同級生に教えてもらうのもどうかと思うけれど、マルコは少なくともベシャワル先生よりは僕たちの役に立つとそう思った。
その後は訓練場に居ても仕方が無いので教室に戻って、マルコが中心になって魔法のイロハを教えてもらった。
その結果だろうな、同級生のみんなからはマルコ先生って呼ばれるようになった。
口の悪い奴はちびマルコ先生って言っているけどな。
それでも嫌味じゃなく尊敬の念を込めて先生をつけているんだと思うぜ。
私はアリシアです。
第一学院に入学して一月余り、学院の先生方が結構増えました。
何故か、随分とお年寄りの先生方が増えたんです。
入学時に偉そうに振る舞っていた先生の多くが補助講師に降格されていました。
今は、そうした以前の先生が、お年寄りの先生の補助をしながら教え方を学んでいるような状態なんです。
先生方の言葉遣いも随分と変わりました。
お貴族様に対しても、平民の私達に対しても、同じような言葉遣いに変わったのです。
決してへりくだったような言い方では無いのですが、従来あったような、偉ぶったり、人を見下したりする風潮が無くなったのです。
私は平民ですから、貴族に対してはへりくだった丁寧語を使わねばならないのですけれど、いじめが無いのはとてもうれしいことです。
実のところ、学院入学前にお父さんやお母さんからは随分と脅されていました。
薬師になるなら第三学院の方が良いんじゃないかと何度も言われていたのです。
第三学院は商人の人達が多く集まります。
ですからお貴族様の子女が入ることはほとんどありません。
但し、薬師の勉強をするには、錬金術と薬学を教えてくれる第一学院が一番望ましい学院なのです。
第三学院では薬学は教えてもらえるらしいのですけれど範囲が狭いのと、錬金術を教えることは無いそうです。
錬金術師の知識が無くとも薬師にはなれますけれど、錬金術師にしか作れない薬の類もありますから、できればそれを学んでおきたいのです。
学院を卒業したからと言ってすぐに薬師や錬金術師になれるわけじゃありません。
学院を卒業をして、それなりの薬師や錬金術師に弟子入りして修練を傘ねてからようやく薬師なり錬金術師になれるのです。
私の希望は薬師になることですから、錬金術師になる必要はありません。
でも錬金術という知識の片鱗でも掴んでおけば、薬師になる際の大きなメリットになるような気がするんです。
そんな話を、今、私は一生懸命に友達と話しています。
そんな相談ができる人はそんなに多くはありません。
同じ平民のマルコとハリー、それに男爵家の次女であるシルヴィー様。
この三人が私の中ではとても仲の良い友人なんです。
特にマルコは、薬師についても錬金術についてもとっても詳しいんです。
もしかすると先生よりも詳しいかもしれません。
薬師の勉強も錬金術の勉強も10日に一度だけの授業しかありませんし、一年生の時には本当の基礎だけなんです。
でもその基礎の知識が得られることがとっても嬉しいんです。
そうして、ちょっと恥ずかしくて聞けないようなこともマルコになら遠慮なく聞けるし、マルコは嫌な顔一つせず教えてくれます。
私だけじゃなく、シルヴィー様にも同じだし、他の子が聞きに来ても同じ対応なんですけれど、それが何とは無しに私の気に食わないところではあるけれど、同級生のみんなからはちびマルコ先生と呼ばれています。
マルコが一番小さいわけじゃないけれど、一番小さい子と殆んど変わらない二番目に小さい子なんです。
男の子だからそのうち伸びるかもしれないけれど、女の子よりも背が小さいので、ちびマルコって呼ばれているんです。
あ、決して嫌味じゃないんですよ。
親しみを込めてちびマルコだし、その後に先生をつけてある意味敬っても居るんです。
◇◇◇◇
〔 ハリー視線 〕
僕はハリー。
オブライエン商会の次男で、魔法に若干の才能が有りそうなので、第一学院を受験し、見事に入ることができた。
でも正直言って、最初の内は、ここは平民が来る学院じゃないのかもしれないと何度も思ったよ。
入学前の試験の時も、事前には何も言われていなかった魔法発動の試し撃ちを先生にやるよう言われた。
そんなことを言われてもできるわけがない。
一応耳学問で少しばかりの知識はあったけれど、実技の方は学院で教えてもらってからと思っていたんだ。
勿論、親兄弟も魔法師じゃないから、これまで魔法について教えてもらったことも無いし、僕自身魔法を使ったことが無いんだ。
6歳の時、教会での「託宣の儀」により、僕の隠された能力を知っただけなんだ。
担当した司祭様からは、一応魔法の能力があり魔力も持っていると教えられた。
でもどんな魔法が使えるのかはわからないんだ。
それも学院で教えてもらえるものと思っていた。
なのにいきなり試験でやれと言われてできるわけがない。
幸い僕一人じゃなくって、男の子と女の子の二人が、魔法発動の試技をしなかったので僕だけ仲間外れと言うことにはならなかったけれど・・・。
その時、男の子がマルコ・モンテネグロと言う名であることを知った。
モンテネグロ商会は、ニオルカンだけじゃなくマイジロン大陸でも有数の大商会なので、子供の僕でもよく知っている。
ウチのオブライエン商会も、ニオルカンではそれなりに名の知れた商会ではあるけれど、モンテネグロ商会に比べると数段見劣りすることになる。
もう一人の女の子は、アイリス・フェルブライトで、ニルオカン公爵家のお抱え薬師らしい。
ニオルカン公爵家は、このニルオカンに本宅があるけれど、王都にも別宅を構えており、公爵ご自身は一年のほとんどを王都別邸で過ごされている様だ。
従って、王都別邸にも別の薬師を抱えている様だけれど、アイリスの父母は共にニオルカンの本宅に住み込みの薬師であるらしい。
アイリスの希望は、将来薬師になることらしい。
僕は次男だから必ずしも家を継ぐ必要は無いけれど、商人になって父や兄の手伝いをしても良いし、他の職についても良いと思っている。
この第一学院で何を覚えられるかだ。
それによって僕の進む道を決めようとも思っている。
商人になるなら第三学院の方が良いのかもしれないけれど、第三学院では魔法を教えてはくれないらしい。
そうして第二学院は、騎士を育てる学院と聞いているから、将来的に武術を使う職業に就くならそれでも良いけれど、生憎と僕は武術のブも知らない。
だから、第一学院を選んだのだけれど、碌に魔法も教えてもらっていないうちから訓練場に立たせられて、一体何をすればいいんだ?
そんな状況でマルコが、先生に反発していた。
ベシャワル先生が、何も教えずに訓練場に連れて行って魔法を発動しろと言う。
入学前の試験を思い出してしまったよ。
この調子でいけば、何も教えてもらえずに魔法を発動しろと、いつまでも言われるのかもしれないとそう思った。
でも、マルコが難しいことを言いながら噛みついた。
要は、ちゃんと教えてから魔法の発動をさせるべきだと言っていたようだ。
それに対してベシャワル先生はふんぞり返りながら尊大に言った。
魔法を知らない者がつべこべ言うなと罵った。
でもマルコはひるまずに、それぞれの生徒の適性をみて相応しい教えをするべきだと言ったのだ。
僕もそう思う。
それを教えてもらうためにこの学院に入ったのに、魔法についても適性についても何も教えて貰っていない。
僕はマルコの言うことが正しいと思った。
するとベシャワル先生が切れた。
「そこまで言うなら、最初にお前が実践してみろ。
ここから狙って標的の一つでも壊したら、お前の言うことを何でも聞いてやる。」
確かにそういったのだ。
何も教えずにいて、試験でもマルコが魔法発動をしていないことを知っている筈なのにそんなことを言うなんてひどい仕打ちだと思ったよ。
でも驚いたことにマルコが逆襲した。
「では魔法陣に誓って今の言葉を守ってください。」
正確じゃないかもしれないけれど、マルコはそう言ったのだ。
そうして、マルコは、ベシャワル先生の前に魔法陣を産み出していた。
勿論何の魔法かは僕にはわからない。
でもマルコが魔法を使えるのが初めてわかったんだ。、
ベシャワル先生は、それを見て間違いなく血の気が引いていた。
その後、ベシャワル先生とマルコの間でやり取りがあり、最終的にベシャワル先生が魔法陣に誓うことを拒否したので、今度はマルコが切れたみたいだった。
マルコは冷たくベシャワル先生に告げた。
「そうですか、前言を翻すわけですね。
では、結構です。
私もこれ以上は申しません。
但し、あそこに在る的は全て破壊します。」
マルコはそう言うなり、手を振ると10個の青白い炎の塊が空中に出現し、凄まじい勢いで的へ衝突た。
その結果、盛大に爆発して一気に的を破壊したんだ。
とどのつまりベシャワル先生は真っ蒼な顔をして、何の説明もせずに唐突に「本日は自習」といって訓練場を立ち去った。
僕たちはいきなり放置されて困ったよ。
みんな今のマルコの魔法で度肝を抜かれたので、マルコに集って質問攻めにしていた。
マルコは、魔法についての説明はしなかったけれど、色々と役に立つことを教えてくれた。
因みに僕の適性もその時に教えてもらった。
僕の適性は、火属性魔法と無属性魔法の二つなんだそうだ。
魔力は未だ少ないけれど、伸びしろがあるって言っていた。
マルコ曰く、魔法を使える騎士になることも夢じゃないと言っていた。
正直なところ、体力にも武術にも自信が無いから騎士になろうとは思わないけれど、マルコよりは身体が大きいから、騎士向きに見えるのかもしれないな。
でも、どっちかと言うと、僕ってどんくさい運動音痴なんだけれど・・・。
マルコ曰く、これから三年の間に色々鍛えれば運動能力も上昇するんだって。
何でも、12歳ぐらいまでは一番運動能力が増す年齢なんだそうだ。
マルコって本当にいろんなことを知っているんだ。
先生じゃなくって同級生に教えてもらうのもどうかと思うけれど、マルコは少なくともベシャワル先生よりは僕たちの役に立つとそう思った。
その後は訓練場に居ても仕方が無いので教室に戻って、マルコが中心になって魔法のイロハを教えてもらった。
その結果だろうな、同級生のみんなからはマルコ先生って呼ばれるようになった。
口の悪い奴はちびマルコ先生って言っているけどな。
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