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パートナーを当てろ!ゲーム編
1.パートナーを当てろ!ゲーム
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※新キャラのお話
佑樹と玲司は出てきません。
✦✦✦
「なあ真尋~、これ参加しない?」
ベッドに寝転んで雑誌を眺めていた真尋は、恋人である太一からスマホの画面を見せられて、そちらに意識を向けた。
まず目に飛び込んできた『優勝賞金10万円!』という文字に眉を顰め、一気に興味をなくす。
「出ない」
「ちょ、ちゃんと見ろって~」
「やだよ。何それ。怪しすぎるし。詐欺?」
太一は頭の悪い奴ではないのだが。まさかそんな怪しい文句に引っかかるとは思わなかった。
「詐欺じゃないって。なんていうか、オフ会? だから全然怪しいサイトとかじゃないし」
「それって⋯」
真尋は眉間の皺を更に深くした。太一が以前からよく見ていたサイトで、オフ会なんかにも参加していた趣味が、1つだけある。くすぐりフェチの集まりのサイトだ。
「ペアで参加が必須なんだよ。そんな難しいゲームじゃないし、賞金もらって美味いもん食おうよ」
「⋯ゲームって何するの?」
真尋はスマホを覗き込む。そこには、ゲームのルールが記載されていた。
参加者はペアで参加。4、5組で1回のゲームが開催される。
よく、自分のペアの手がどれなのか、握手なんかをして当てるゲームがあるが、それの足バージョンだ。足しか見えない状態で、自分のペアがどれかを当てる。
ただ、そこはまあ、くすぐりフェチのイベントなので、特殊ルールが追加されている。
当てる側には1分間の観察タイムが与えられる。当然触れるし、フェチばっかりなので確実にくすぐられるだろう。
賞金を得る条件は、自分のペアを当てること。ただしそのペアの相手が、観察タイムで声を出してしまった場合、賞金はもらえない。
つまり、5組参加していた場合は、それぞれ1分ずつ観察タイムがあるので、合計5分間笑わずに耐えなければならないということだ。
「⋯⋯」
「真尋なら5分くらい余裕だろ。ちょっと試してみようぜ」
「あっ、ちょっと⋯っ!」
止める間もなく、太一に足首を捕まれ、足裏に指を這わされた。
「んっ⋯!」
うつ伏せで寝転んでいた真尋は、枕をぎゅっと握り締めて唇を噛み締める。
「足だったら手より簡単に当てられると思うんだよな。足の形って結構個性あると思わない? 指の長さとか」
「し、るか⋯っ」
太一は軽く爪を立てて、土踏まずをこちょこちょとくすぐってくる。
足はそこまで弱いわけではないので、なんとか耐えていた真尋だったのだが、
「真尋って、足の指長いよな」
「ひゃっ、あっはははは! そこだめっ」
指や指の間をカリカリと引っ掻かれて、耐えきれずに笑ってしまう。
「なんだよ~。もう笑っちゃだめじゃん」
「だって、ひゃははは! くすぐったい!」
逃げるように力を入れると、意外にも太一がすぐに足首を放したので、真尋はバタバタと足で布団を叩いた。
「はぁ⋯、ぁ⋯」
深く溜息を吐くと、太一が抱き締めてくる。
「な、出ようよ? 最近全然遊んでないし、たまにはいいじゃん」
「うーん⋯」
確かに自分たちは、学生の頃はそこそこ遊んでいた。太一と出会ったのも、くすぐりサークルなんてものに入ったからだ。
「太一は、俺が他の人に触られても平気なんだ」
「そりゃ、ベタベタ触られたら嫌に決まってるだろ。けど、足だけなら別に」
「⋯⋯」
まあ確かに。サークルにいた時はもっと際どいことを色々していたせいもある。
(たまにはいいか⋯)
賞金のため、たまの贅沢のため、そう自分に言い聞かせて、真尋は了承した。
「わかった」
「よし! そうと決まれば、もうちょっと鍛えないと」
「相手が太一じゃなきゃ笑ったりしないし」
再び足を触ろうとする太一の腕を掴んで制止する。
「ほんとに?」
「本当」
「んーでも、さっき我慢できなかったお仕置きはしないとな~」
「なんで⋯」
ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべる太一に、真尋は溜息を吐きつつも、誘うように腕を伸ばした。
「してもいいけど、足以外にして」
「そうなの? 鍛えなくていいの?」
「⋯あんまり触られると余計敏感になりそう」
「あー、わかった。じゃあ別のとこにする」
「ん⋯」
くすっと笑みを零して顔を寄せてくる。真尋はそっと目を閉じて、背中に腕を回した。
佑樹と玲司は出てきません。
✦✦✦
「なあ真尋~、これ参加しない?」
ベッドに寝転んで雑誌を眺めていた真尋は、恋人である太一からスマホの画面を見せられて、そちらに意識を向けた。
まず目に飛び込んできた『優勝賞金10万円!』という文字に眉を顰め、一気に興味をなくす。
「出ない」
「ちょ、ちゃんと見ろって~」
「やだよ。何それ。怪しすぎるし。詐欺?」
太一は頭の悪い奴ではないのだが。まさかそんな怪しい文句に引っかかるとは思わなかった。
「詐欺じゃないって。なんていうか、オフ会? だから全然怪しいサイトとかじゃないし」
「それって⋯」
真尋は眉間の皺を更に深くした。太一が以前からよく見ていたサイトで、オフ会なんかにも参加していた趣味が、1つだけある。くすぐりフェチの集まりのサイトだ。
「ペアで参加が必須なんだよ。そんな難しいゲームじゃないし、賞金もらって美味いもん食おうよ」
「⋯ゲームって何するの?」
真尋はスマホを覗き込む。そこには、ゲームのルールが記載されていた。
参加者はペアで参加。4、5組で1回のゲームが開催される。
よく、自分のペアの手がどれなのか、握手なんかをして当てるゲームがあるが、それの足バージョンだ。足しか見えない状態で、自分のペアがどれかを当てる。
ただ、そこはまあ、くすぐりフェチのイベントなので、特殊ルールが追加されている。
当てる側には1分間の観察タイムが与えられる。当然触れるし、フェチばっかりなので確実にくすぐられるだろう。
賞金を得る条件は、自分のペアを当てること。ただしそのペアの相手が、観察タイムで声を出してしまった場合、賞金はもらえない。
つまり、5組参加していた場合は、それぞれ1分ずつ観察タイムがあるので、合計5分間笑わずに耐えなければならないということだ。
「⋯⋯」
「真尋なら5分くらい余裕だろ。ちょっと試してみようぜ」
「あっ、ちょっと⋯っ!」
止める間もなく、太一に足首を捕まれ、足裏に指を這わされた。
「んっ⋯!」
うつ伏せで寝転んでいた真尋は、枕をぎゅっと握り締めて唇を噛み締める。
「足だったら手より簡単に当てられると思うんだよな。足の形って結構個性あると思わない? 指の長さとか」
「し、るか⋯っ」
太一は軽く爪を立てて、土踏まずをこちょこちょとくすぐってくる。
足はそこまで弱いわけではないので、なんとか耐えていた真尋だったのだが、
「真尋って、足の指長いよな」
「ひゃっ、あっはははは! そこだめっ」
指や指の間をカリカリと引っ掻かれて、耐えきれずに笑ってしまう。
「なんだよ~。もう笑っちゃだめじゃん」
「だって、ひゃははは! くすぐったい!」
逃げるように力を入れると、意外にも太一がすぐに足首を放したので、真尋はバタバタと足で布団を叩いた。
「はぁ⋯、ぁ⋯」
深く溜息を吐くと、太一が抱き締めてくる。
「な、出ようよ? 最近全然遊んでないし、たまにはいいじゃん」
「うーん⋯」
確かに自分たちは、学生の頃はそこそこ遊んでいた。太一と出会ったのも、くすぐりサークルなんてものに入ったからだ。
「太一は、俺が他の人に触られても平気なんだ」
「そりゃ、ベタベタ触られたら嫌に決まってるだろ。けど、足だけなら別に」
「⋯⋯」
まあ確かに。サークルにいた時はもっと際どいことを色々していたせいもある。
(たまにはいいか⋯)
賞金のため、たまの贅沢のため、そう自分に言い聞かせて、真尋は了承した。
「わかった」
「よし! そうと決まれば、もうちょっと鍛えないと」
「相手が太一じゃなきゃ笑ったりしないし」
再び足を触ろうとする太一の腕を掴んで制止する。
「ほんとに?」
「本当」
「んーでも、さっき我慢できなかったお仕置きはしないとな~」
「なんで⋯」
ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべる太一に、真尋は溜息を吐きつつも、誘うように腕を伸ばした。
「してもいいけど、足以外にして」
「そうなの? 鍛えなくていいの?」
「⋯あんまり触られると余計敏感になりそう」
「あー、わかった。じゃあ別のとこにする」
「ん⋯」
くすっと笑みを零して顔を寄せてくる。真尋はそっと目を閉じて、背中に腕を回した。
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