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58.元側近達の現在
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「坊主の事は何となくわかった。
それで、血の宣言てのはどういう事だ」
俺達はレンが視界に入るよう、ベッド横の広いスペースに置かれたテーブルを挟んで向かい合って座った。
座って早々に口を開いたジェロムがジロリと向かいのザガドを睨みつける。
隣に座るラスイードは半ば呆れた目をしていたが、どこか諦観したようにも見える。
何となくザガドのこれまでにしてきただろう、ろくでもない言動が彼らの目から伺える。
「私はペネドゥルの悪事を明らかにして廃嫡後、陛下を廃位して王になる。
鎖国と魔の森の真実を明らかにし、開国する」
「····は、今さらかよ。
だったらもっと早く動くべきだった。
陛下がお前に攘夷しようとした時に!
俺達側近がお前の側にいた時にだ!」
ジェロムが立ち上がり様、長い手を伸ばしてザガドの胸元を両手で掴み引き寄せる。
「何で今だ。
俺達はお前が王位を継がないと言って逃げ回る最中、あんだけ考え直せと言い続けた。
知ってたか、俺達以外の側近2人がお前のいなくなったこの数ヶ月で独裁者となったお前の弟に何されたか」
「····どういう事だ?」
「ジェロム、手を離しなさい」
ラスイードが訝しげに眉をひそめたザガドの横に回り、ジェロムの肩と手に自らの手を置く。
「くそっ」
ジェロムは乱暴に手を離してドカッと椅子に座った。
ラスイードも元の席に着く。
重苦しい空気に支配され、俺は小さく嘆息した。
「レンの為にも騒がないでくれ。
俺から説明するが、まずこれから話す事は名に誓って秘匿してくれ」
2人が誓ってから森で聞いた鎖国の経緯と魔の森の生い立ちを話す。
「なるほど。
貴方が考えを変えたのはレンの痛烈な批判があったからですか。
私達元側近の話は全く聞かなかったというのに」
「坊主の言ってる事は最もすぎてこんな無責任な阿呆共が王族で大丈夫かと思うがな」
もちろんザガドが血の宣言をした理由も話したが、元側近2人からも王族ごとダメ出しだ
ジェロムなんか憎々しげにザガドを睨んでるぞ。
でもまあ、そりゃそうなるだろうな。
ザガドはあの時だってギリギリまでレンの治癒魔法にすがってどうにかしてくれと他力本願だったんだ。
レンに逃げ道を断たれてやっと自覚したのだから、王族でありながらその無責任さはさぞ酷いものだったろう。
「それでザガドの元の側近は君達含めて4人、内2名は現在どうなったか聞かせて貰っても?」
ザガドが張りつめた顔で2人を見る。
ジェロムは再び憎々しげにザガドを睨み、ラスイードは痛ましげに眉をしかめる。
やがてラスイードは目を閉じて息を吐いて俺達を見つめ返す。
「2人はペネドゥル様に拘束され、月花の根の麻薬を通常の5倍投与されました。
グラン殿は知らないかもしれませんが、月花の根は依存性のある麻薬となる他に私達竜人は5倍投与されると一時的に身体能力が大きく高まり、その反動で体はすぐにぼろぼろになってしまいます。
数回の投与で廃人同様になる。
しかし恐ろしいのは1度でもその量を投与されれば抗い難い依存性がつき、解毒しても再び薬を求めるよになってしまう事です。
だから回復しても良くて日常生活を営める程度。
間違っても騎士や魔術師のような職は興奮から依存性を誘発する為できなくなります」
たった1度でそこまで····。
改めて麻薬は色々な意味で恐ろしいと感じてしまうな。
「ザガド様も知っているように私は陛下が休眠された直後から名ばかりの摂政役となったペネドゥル様の側近となって彼ら一派の動向を探りつつ、彼らが良識と実力ある重鎮達を追い出したのに乗じて摂政業務を掌握して立場を確立し、麻薬に関してだけは牽制していました。
お陰で番でもある新妻が王族にぶちギレる程忙しくなった私は自宅へ帰れていませんが」
ジロリと睨むが、番の新妻か····それは御愁傷様としか言えないな。
俺も早くレンを新妻にしたい。
思わずチラリとベッドを見てしまう。
「しかしザガド様が陛下夫妻の周りに結界を張っていなくなってすぐの混乱を治めている隙に2人は拉致され、見つけた時には廃人となり私の邸の地下牢で毎日地獄の苦しみを味わいながら死を待っています」
「一応聞くが、地下牢でなければならないのか?」
「何度か投与された為に日の光すら依存を誘発し、普段なら起き上がる事もままならないのに暴れてその度に体が内側から傷ついてしまうんです。
私の妻は竜人の元騎士ですから1人暴れても対処できますが、2人いる上に頻繁に発作が起きればいずれは大怪我をしかねません。
腐っても2人はザガド様の側近兼護衛をしていた実力者で、麻薬の影響を受けて身体強化ができますから」
「そうか」
重い沈黙が訪れる。
恐らくザガドが王弟として最低限の行動を取っていれば少なくともその2人がそんな事にはならなかっただろう。
騎士として生きる俺はもしそうなったら耐えられないだろう。
それだけ麻薬中毒は心身を蝕み、本来の回復は至極困難となるのだ。
「ジェロム、ラスイード。
今は謝罪はしない。
何もせずに謝罪など王族としても君達の元主としても許されない。
あの2人に対しても当然そうだ。
これから私は行動をもって謝罪する機会を皆に願う。
その為に血の宣言をした」
真っ直ぐ射るように真摯に元側近達に語る男が2人の目にはどう映ったのか俺にはわからない。
ジェロムは舌打ちしてそっぽを向き、ラスイードは真意を確かめるように見つめ返している。
「勝算はあるのですか?
まさか何も考えていないわけではないですよね」
やがてラスイードが口を開き、ジェロムは目線だけ俺達に投げる。
ザガドが俺達の計画を話そうと口を開きかけ、俺は制した。
「悪いが詳しい事は何も言えん。
彼は君達に教える事を良しと思っているのだろうが、俺達の狙いが現国王廃位と廃嫡後の着位、そして開国だから彼の側近ではない君達には手の内は明かせないし、巻き込む事も良しとはできない。
それに結局のところ君達はこの国の王族達の犠牲者でもある。
恨む気持ちから何らかの妨害があって然るべきとも考えている」
「なるほど。
お前達が俺達を信用できねぇのは当然だ。
だが単に坊主のお迎えに来たってわけじゃねぇんだな。
坊主はわざと拐わせたのか?」
ジェロムが剣呑な目付きで睨むが、さすがにその質問はいただけない。
「そんなわけないだろう。
黒目黒髪の人族が獣人にどんな扱いを受けるかなんて考えるまでもない事だ。
番をそんな危険に晒されて良しとする程俺も黒竜も落ちぶれてない。
そもそもここの第2王弟が麻薬中毒の竜人けしかけた隙に目の前で拐ってったんだぞ。
奴を八つ裂きにしても足りん」
「そうですか。
うちの馬鹿な王弟達が重ね重ね本当に申し訳ない」
「事情を知らなかったとはいえ、んな事聞いて悪かったよ。
見つけた時の坊主があまりにも酷かったから、ついな。
そんなに殺気を飛ばしてくれるな」
ジェロムがバツが悪そうな顔で謝った。
「ひとまず状況はわかりました。
そろそろ謁見が終わる頃でしょうから私は戻ります。
レンの事ですが、恐らくペネドゥル様は商人共々自分の宮に移すはずですからそのつもりでいて下さい。
あの方は今、貴方が戻られた事で気がたっていらっしゃいます。
監視の目がある事をお忘れなく。
ジェロム、行きましょう」
「そうだな、俺も夕飯の準備を始めなきゃならねぇ。
坊主のアイスクリームも作らねぇとな」
2人が席を立つ。
そういえばそろそろトビ達の商談が終わる頃か。
トビが言ってた通りに移動しそうだが、眠ったばかりだからもう少し後にしてもらいたいものだ。
「待ってくれ」
ザガドが立ち上がる。
「調子が良い事だとわかっている。
しかし、もう1度力を貸してくれないか。
俺にはやはり····」
「お断りです」
「断る」
2人の声か重なり、ザガドは唇を噛んで俯いた。
「まずは本気を見せろ。
口先だけの王族にはもう興味がねぇ」
「私も同意見です。
さ、結界を解いて下さい」
しかし言葉と違って2人の顔は決して険しくはない。
そこから何かを読み取ったのだろう。
一瞬泣きそうな情けない顔をして、ザガドは結界を解いた。
2人が転移した後もしばらく2人のいた場所を見つめていた。
それで、血の宣言てのはどういう事だ」
俺達はレンが視界に入るよう、ベッド横の広いスペースに置かれたテーブルを挟んで向かい合って座った。
座って早々に口を開いたジェロムがジロリと向かいのザガドを睨みつける。
隣に座るラスイードは半ば呆れた目をしていたが、どこか諦観したようにも見える。
何となくザガドのこれまでにしてきただろう、ろくでもない言動が彼らの目から伺える。
「私はペネドゥルの悪事を明らかにして廃嫡後、陛下を廃位して王になる。
鎖国と魔の森の真実を明らかにし、開国する」
「····は、今さらかよ。
だったらもっと早く動くべきだった。
陛下がお前に攘夷しようとした時に!
俺達側近がお前の側にいた時にだ!」
ジェロムが立ち上がり様、長い手を伸ばしてザガドの胸元を両手で掴み引き寄せる。
「何で今だ。
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知ってたか、俺達以外の側近2人がお前のいなくなったこの数ヶ月で独裁者となったお前の弟に何されたか」
「····どういう事だ?」
「ジェロム、手を離しなさい」
ラスイードが訝しげに眉をひそめたザガドの横に回り、ジェロムの肩と手に自らの手を置く。
「くそっ」
ジェロムは乱暴に手を離してドカッと椅子に座った。
ラスイードも元の席に着く。
重苦しい空気に支配され、俺は小さく嘆息した。
「レンの為にも騒がないでくれ。
俺から説明するが、まずこれから話す事は名に誓って秘匿してくれ」
2人が誓ってから森で聞いた鎖国の経緯と魔の森の生い立ちを話す。
「なるほど。
貴方が考えを変えたのはレンの痛烈な批判があったからですか。
私達元側近の話は全く聞かなかったというのに」
「坊主の言ってる事は最もすぎてこんな無責任な阿呆共が王族で大丈夫かと思うがな」
もちろんザガドが血の宣言をした理由も話したが、元側近2人からも王族ごとダメ出しだ
ジェロムなんか憎々しげにザガドを睨んでるぞ。
でもまあ、そりゃそうなるだろうな。
ザガドはあの時だってギリギリまでレンの治癒魔法にすがってどうにかしてくれと他力本願だったんだ。
レンに逃げ道を断たれてやっと自覚したのだから、王族でありながらその無責任さはさぞ酷いものだったろう。
「それでザガドの元の側近は君達含めて4人、内2名は現在どうなったか聞かせて貰っても?」
ザガドが張りつめた顔で2人を見る。
ジェロムは再び憎々しげにザガドを睨み、ラスイードは痛ましげに眉をしかめる。
やがてラスイードは目を閉じて息を吐いて俺達を見つめ返す。
「2人はペネドゥル様に拘束され、月花の根の麻薬を通常の5倍投与されました。
グラン殿は知らないかもしれませんが、月花の根は依存性のある麻薬となる他に私達竜人は5倍投与されると一時的に身体能力が大きく高まり、その反動で体はすぐにぼろぼろになってしまいます。
数回の投与で廃人同様になる。
しかし恐ろしいのは1度でもその量を投与されれば抗い難い依存性がつき、解毒しても再び薬を求めるよになってしまう事です。
だから回復しても良くて日常生活を営める程度。
間違っても騎士や魔術師のような職は興奮から依存性を誘発する為できなくなります」
たった1度でそこまで····。
改めて麻薬は色々な意味で恐ろしいと感じてしまうな。
「ザガド様も知っているように私は陛下が休眠された直後から名ばかりの摂政役となったペネドゥル様の側近となって彼ら一派の動向を探りつつ、彼らが良識と実力ある重鎮達を追い出したのに乗じて摂政業務を掌握して立場を確立し、麻薬に関してだけは牽制していました。
お陰で番でもある新妻が王族にぶちギレる程忙しくなった私は自宅へ帰れていませんが」
ジロリと睨むが、番の新妻か····それは御愁傷様としか言えないな。
俺も早くレンを新妻にしたい。
思わずチラリとベッドを見てしまう。
「しかしザガド様が陛下夫妻の周りに結界を張っていなくなってすぐの混乱を治めている隙に2人は拉致され、見つけた時には廃人となり私の邸の地下牢で毎日地獄の苦しみを味わいながら死を待っています」
「一応聞くが、地下牢でなければならないのか?」
「何度か投与された為に日の光すら依存を誘発し、普段なら起き上がる事もままならないのに暴れてその度に体が内側から傷ついてしまうんです。
私の妻は竜人の元騎士ですから1人暴れても対処できますが、2人いる上に頻繁に発作が起きればいずれは大怪我をしかねません。
腐っても2人はザガド様の側近兼護衛をしていた実力者で、麻薬の影響を受けて身体強化ができますから」
「そうか」
重い沈黙が訪れる。
恐らくザガドが王弟として最低限の行動を取っていれば少なくともその2人がそんな事にはならなかっただろう。
騎士として生きる俺はもしそうなったら耐えられないだろう。
それだけ麻薬中毒は心身を蝕み、本来の回復は至極困難となるのだ。
「ジェロム、ラスイード。
今は謝罪はしない。
何もせずに謝罪など王族としても君達の元主としても許されない。
あの2人に対しても当然そうだ。
これから私は行動をもって謝罪する機会を皆に願う。
その為に血の宣言をした」
真っ直ぐ射るように真摯に元側近達に語る男が2人の目にはどう映ったのか俺にはわからない。
ジェロムは舌打ちしてそっぽを向き、ラスイードは真意を確かめるように見つめ返している。
「勝算はあるのですか?
まさか何も考えていないわけではないですよね」
やがてラスイードが口を開き、ジェロムは目線だけ俺達に投げる。
ザガドが俺達の計画を話そうと口を開きかけ、俺は制した。
「悪いが詳しい事は何も言えん。
彼は君達に教える事を良しと思っているのだろうが、俺達の狙いが現国王廃位と廃嫡後の着位、そして開国だから彼の側近ではない君達には手の内は明かせないし、巻き込む事も良しとはできない。
それに結局のところ君達はこの国の王族達の犠牲者でもある。
恨む気持ちから何らかの妨害があって然るべきとも考えている」
「なるほど。
お前達が俺達を信用できねぇのは当然だ。
だが単に坊主のお迎えに来たってわけじゃねぇんだな。
坊主はわざと拐わせたのか?」
ジェロムが剣呑な目付きで睨むが、さすがにその質問はいただけない。
「そんなわけないだろう。
黒目黒髪の人族が獣人にどんな扱いを受けるかなんて考えるまでもない事だ。
番をそんな危険に晒されて良しとする程俺も黒竜も落ちぶれてない。
そもそもここの第2王弟が麻薬中毒の竜人けしかけた隙に目の前で拐ってったんだぞ。
奴を八つ裂きにしても足りん」
「そうですか。
うちの馬鹿な王弟達が重ね重ね本当に申し訳ない」
「事情を知らなかったとはいえ、んな事聞いて悪かったよ。
見つけた時の坊主があまりにも酷かったから、ついな。
そんなに殺気を飛ばしてくれるな」
ジェロムがバツが悪そうな顔で謝った。
「ひとまず状況はわかりました。
そろそろ謁見が終わる頃でしょうから私は戻ります。
レンの事ですが、恐らくペネドゥル様は商人共々自分の宮に移すはずですからそのつもりでいて下さい。
あの方は今、貴方が戻られた事で気がたっていらっしゃいます。
監視の目がある事をお忘れなく。
ジェロム、行きましょう」
「そうだな、俺も夕飯の準備を始めなきゃならねぇ。
坊主のアイスクリームも作らねぇとな」
2人が席を立つ。
そういえばそろそろトビ達の商談が終わる頃か。
トビが言ってた通りに移動しそうだが、眠ったばかりだからもう少し後にしてもらいたいものだ。
「待ってくれ」
ザガドが立ち上がる。
「調子が良い事だとわかっている。
しかし、もう1度力を貸してくれないか。
俺にはやはり····」
「お断りです」
「断る」
2人の声か重なり、ザガドは唇を噛んで俯いた。
「まずは本気を見せろ。
口先だけの王族にはもう興味がねぇ」
「私も同意見です。
さ、結界を解いて下さい」
しかし言葉と違って2人の顔は決して険しくはない。
そこから何かを読み取ったのだろう。
一瞬泣きそうな情けない顔をして、ザガドは結界を解いた。
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