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94.危うさの正体と潜入調査
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「本当にあんな干からびた水路がペネドゥルの寝室まで続いてたとはな」
「後から離宮を建ててる一昔前の城は水路を埋め立てずに活用するようできてる事が良くあったんだ。
特にペネドゥルは水系統の魔力が強いから、何かの時に活用しようと設計した者なら考える。
ただこんな感じで刺客が紛れ込やすいからな。
今は先に潰して新たに作り直すか、少なくとも外からは絶対に把握できない造りにしてるんだが、鎖国してなければそういう情報交流もあったかもな」
といっても諜報部隊の隊長の俺はどんな場所でも忍び込めそうな技はそこそこ持ってるから鎖国してなくて防犯対策した場所でも大した問題にはならない。
奴の寝室の壁を軽く叩き、隠し部屋の存在に気づいた俺は経験から近くの本棚の細工を見つけて棚を動かし、隠されていた奥へ続く薄暗い部屋に入ったところだ。
魔法で照明用の光の球体を出し、レンガ造りの壁を眺めていく。
改めてみてもこの部屋には少し場違いな重厚な机しかない。
ザガドが髪に引っかかっていた蜘蛛の巣をうざったそうに剥がす。
蜘蛛の巣がいくつかあるくらいにはあの水路は使われず忘れられていたという事で、忍び込むにはうってつけだった。
多分ペネドゥル本人も知らなかったんだろうな。
俺は少し前にレンから教わった清浄魔法を使って体を綺麗にする。
「何だ、それ。
便利だな」
あらゆる所から忍び込む俺には今やなくてはならない魔法となった。
「レンのオリジナル魔法だから教えてやらん」
「独占欲が強すぎると人属には煙たがられるぞ。
兄上は伴侶によく怒られていた。
酷い時は顔も見たくないと部屋に閉じこもって出てこなかった事もある」
うっ、痛い所を突いてくるなよ。
レンならあの地下の作業部屋にこもって出て来なさそうだ。
「····ばれないように気を付ける」
「自重しないのかよ」
呆れたような視線は無視だ。
まだ番に出会ってないザガドには理解できなくても仕方ない。
「俺の目の前で連れ去られた。
それに知らなかった事があまりにも常識からかけ離れてるし、だからってまだ全部を知れたわけじゃない。
正直トビの方がまだレンを知っているのも地味に腹が立つ。
だがそれよりもレンの危うさがいつか俺の手の届かない所に行かれてしまうんじゃないかと考えさせられて、正直魔の森のあの小さい小屋に閉じ込めたくて仕方ない」
「獣人のお前からしたら番に自分の手に余る秘密がある事は耐えられんだろうな」
わかったような顔をして頷いてはいるが、これは経験した者でないとわからないだろうな。
「森から出ただけでこんなに危うさを発揮してくれるなんて誰が考える。
それを思うと黒竜が過保護なまでに森から出さずに守ってきた理由がわかる。
恐らくトビだってそうだろうな。
積極的に森から出さなかったみたいだから、そこには気づいてたんじゃないか」
「なるほど。
にしても番を失う恐怖感は獣性を荒ぶらせて狂わせると聞く。
お前、よく平気でいられるな。
たいていの者は仕事など放り投げて半狂乱で番を探すだろう」
「····」
何言ってる。
平気なわけないだろう。
無言でザガドを睨んでしまう。
そもそもお前の国のお家騒動が発端なんだよ。
失言に気づいた奴は逃げるように机の引き出しを漁り始めた。
俺の心情はずっと荒れているし、できる事なら今すぐ探し出して誰の目にも触れない所に閉じ込めてしまいたい。
正直秘密がえげつなすぎて、レンカが殺された場面が何度も頭をよぎる。
それに死んだはずのレンカとレンは同じ体を共有しているが、レンの体はただの転生体じゃないはずだ。
あの時レンの夢で見たレンの過去の転生体は全て違う顔をしていた。
なのにレンとレンカはあまりにも似すぎている。
今のレンはまるでレンカが若返っただけのようだ。
それにゼノリア神がこの世界に招いたとはいえ、代償は必要だったと話していた。
死んだ時のあの傷を代償にしてでもレン、いや、あの時点ではレンカだろうが、望んだのは何だったんだ?
出会った時から何か秘密を隠していそうだと俺の直感は告げていた。
だけど俺の方が年上で、騎士としても元王族としても色々な陰謀や窮地に揉まれた経験があったから大抵の事には動じずに対応できるはずだった。
目の前で拐われても必ず見つけ出して無事に連れ帰ると根拠もなく考えられた。
だからあの時点ではまだ俺の心はここまで荒ぶってなかったんだ。
なのに今はどうだよ。
俺の番に限っては、全てが規格外すぎじゃないか。
秘密だってレンの命に直結しそうな事ばかりで危機感をずっと感じてるんだ。
その理由だってもう気づいてるのに、簡単には対処もできない。
自分の無力感に思わず乾いた笑いが出る。
ザガドがペネドゥルの机を漁っていて気づかれなくて良かったな。
何があっても無事に生きて笑いかけて欲しいと願う俺の、いや周りの気持なんかお構いなしに当の本人こそが1番自分の事に興味が無いんだ。
何としても生きたいなんて考えていない。
だから自分の事を蔑ろにして平気で他人に手を伸ばす。
小さな命の儚い危うさの正体はこれだろう。
可愛らしい顔をして笑いかけて、誰にでもすぐに懐いているようでその実、全然他人を受け入れていない。
騎士として危険な場面や失った仲間、そしてその伴侶の絶望のその先を何度か見た。
自分の生に執着していない者の独特の危うさだ。
だから本来なら無意識でも働く自分への命の危機感がない。
何度も死んだ記憶がそうさせるのか?
でもそれだけじゃないはずだ。
何がレンの希望を奪っているのか。
まだまだレンに受け入れられていない事をこの国にきてから何度も痛感させられる。
そんな俺が愛しくてたまらない番を本当の意味で救えるんだろうか。
意識して見ないとわからないような微かな汚れを壁に見つけてそれを押す。
ガコンと仕掛けが作動し、机の下の床がスライドされて隠し収納が出てきた。
重たい気分を引きずりつつ、隠していたんだろう書類を机に引っ張り出した。
「後から離宮を建ててる一昔前の城は水路を埋め立てずに活用するようできてる事が良くあったんだ。
特にペネドゥルは水系統の魔力が強いから、何かの時に活用しようと設計した者なら考える。
ただこんな感じで刺客が紛れ込やすいからな。
今は先に潰して新たに作り直すか、少なくとも外からは絶対に把握できない造りにしてるんだが、鎖国してなければそういう情報交流もあったかもな」
といっても諜報部隊の隊長の俺はどんな場所でも忍び込めそうな技はそこそこ持ってるから鎖国してなくて防犯対策した場所でも大した問題にはならない。
奴の寝室の壁を軽く叩き、隠し部屋の存在に気づいた俺は経験から近くの本棚の細工を見つけて棚を動かし、隠されていた奥へ続く薄暗い部屋に入ったところだ。
魔法で照明用の光の球体を出し、レンガ造りの壁を眺めていく。
改めてみてもこの部屋には少し場違いな重厚な机しかない。
ザガドが髪に引っかかっていた蜘蛛の巣をうざったそうに剥がす。
蜘蛛の巣がいくつかあるくらいにはあの水路は使われず忘れられていたという事で、忍び込むにはうってつけだった。
多分ペネドゥル本人も知らなかったんだろうな。
俺は少し前にレンから教わった清浄魔法を使って体を綺麗にする。
「何だ、それ。
便利だな」
あらゆる所から忍び込む俺には今やなくてはならない魔法となった。
「レンのオリジナル魔法だから教えてやらん」
「独占欲が強すぎると人属には煙たがられるぞ。
兄上は伴侶によく怒られていた。
酷い時は顔も見たくないと部屋に閉じこもって出てこなかった事もある」
うっ、痛い所を突いてくるなよ。
レンならあの地下の作業部屋にこもって出て来なさそうだ。
「····ばれないように気を付ける」
「自重しないのかよ」
呆れたような視線は無視だ。
まだ番に出会ってないザガドには理解できなくても仕方ない。
「俺の目の前で連れ去られた。
それに知らなかった事があまりにも常識からかけ離れてるし、だからってまだ全部を知れたわけじゃない。
正直トビの方がまだレンを知っているのも地味に腹が立つ。
だがそれよりもレンの危うさがいつか俺の手の届かない所に行かれてしまうんじゃないかと考えさせられて、正直魔の森のあの小さい小屋に閉じ込めたくて仕方ない」
「獣人のお前からしたら番に自分の手に余る秘密がある事は耐えられんだろうな」
わかったような顔をして頷いてはいるが、これは経験した者でないとわからないだろうな。
「森から出ただけでこんなに危うさを発揮してくれるなんて誰が考える。
それを思うと黒竜が過保護なまでに森から出さずに守ってきた理由がわかる。
恐らくトビだってそうだろうな。
積極的に森から出さなかったみたいだから、そこには気づいてたんじゃないか」
「なるほど。
にしても番を失う恐怖感は獣性を荒ぶらせて狂わせると聞く。
お前、よく平気でいられるな。
たいていの者は仕事など放り投げて半狂乱で番を探すだろう」
「····」
何言ってる。
平気なわけないだろう。
無言でザガドを睨んでしまう。
そもそもお前の国のお家騒動が発端なんだよ。
失言に気づいた奴は逃げるように机の引き出しを漁り始めた。
俺の心情はずっと荒れているし、できる事なら今すぐ探し出して誰の目にも触れない所に閉じ込めてしまいたい。
正直秘密がえげつなすぎて、レンカが殺された場面が何度も頭をよぎる。
それに死んだはずのレンカとレンは同じ体を共有しているが、レンの体はただの転生体じゃないはずだ。
あの時レンの夢で見たレンの過去の転生体は全て違う顔をしていた。
なのにレンとレンカはあまりにも似すぎている。
今のレンはまるでレンカが若返っただけのようだ。
それにゼノリア神がこの世界に招いたとはいえ、代償は必要だったと話していた。
死んだ時のあの傷を代償にしてでもレン、いや、あの時点ではレンカだろうが、望んだのは何だったんだ?
出会った時から何か秘密を隠していそうだと俺の直感は告げていた。
だけど俺の方が年上で、騎士としても元王族としても色々な陰謀や窮地に揉まれた経験があったから大抵の事には動じずに対応できるはずだった。
目の前で拐われても必ず見つけ出して無事に連れ帰ると根拠もなく考えられた。
だからあの時点ではまだ俺の心はここまで荒ぶってなかったんだ。
なのに今はどうだよ。
俺の番に限っては、全てが規格外すぎじゃないか。
秘密だってレンの命に直結しそうな事ばかりで危機感をずっと感じてるんだ。
その理由だってもう気づいてるのに、簡単には対処もできない。
自分の無力感に思わず乾いた笑いが出る。
ザガドがペネドゥルの机を漁っていて気づかれなくて良かったな。
何があっても無事に生きて笑いかけて欲しいと願う俺の、いや周りの気持なんかお構いなしに当の本人こそが1番自分の事に興味が無いんだ。
何としても生きたいなんて考えていない。
だから自分の事を蔑ろにして平気で他人に手を伸ばす。
小さな命の儚い危うさの正体はこれだろう。
可愛らしい顔をして笑いかけて、誰にでもすぐに懐いているようでその実、全然他人を受け入れていない。
騎士として危険な場面や失った仲間、そしてその伴侶の絶望のその先を何度か見た。
自分の生に執着していない者の独特の危うさだ。
だから本来なら無意識でも働く自分への命の危機感がない。
何度も死んだ記憶がそうさせるのか?
でもそれだけじゃないはずだ。
何がレンの希望を奪っているのか。
まだまだレンに受け入れられていない事をこの国にきてから何度も痛感させられる。
そんな俺が愛しくてたまらない番を本当の意味で救えるんだろうか。
意識して見ないとわからないような微かな汚れを壁に見つけてそれを押す。
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