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98.通信~ベルグルside
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「あっれー、レン寝ちゃったかぁ」
例によって例の如く、やっぱり軽いな。
レンを寝かしつけつつ、体を冷やすレイブも呆れた目を向けている。
寝ているのを予想してか声は抑えているが、存在が騒がしい。
「レンも副会長と話すかなーと思って通信用の魔石具持ってきたんだけど」
『レンちゃんがどないしたん?』
軽い男は手の平におさまる大きさの少し分厚い円盤を持っていた。
表面は丸く小さな穴が無数に空いていて、そこからトビの声がしている。
これが通信用の魔石具?
俺の知るそれは成人の頭ほどの大きさだが、とんでもなく小型化されているな。
もう驚いてやらん。
大方レンが改良したんだろう。
「熱が上がってきたからレイブって兎属が寝かしつけながら冷やしてるよ」
『合流できたんやな。
良かったわ』
「そちらはどうなっていますか?
グラン達は?」
レイブも城の様子が気になってたんだろう。
少し早口だ。
『こっちは兄さん達のおかげで証拠を押さえて無事に合流でけたよ。
キョロもええ働きしてくれたしな。
ただジェロムのおっちゃんは捕まってもた』
「····そうか。
すぐそちらに戻りたいんだが、レンはこのまま商会の者に預けていいか?」
ジェロムの言っていたレンカの話が気になる。
『それなんやけど、レンカちゃんがジェロムのおっちゃんが酷い目に合う言うてたり、ぼんく、ザガド様にはとにかく行動せんとまた側近を失うっぽく言うてたから、もうこのまま連中と対峙しよう言い出してんねん』
「····随分性急だな。
急ぎすぎではないか?」
俺もレイブも眉をしかめる。
ぼんくらと言いかけた事は軽く流したが、事態があまりに性急なのは流せんぞ。
『確かに急いでる感は否めへんけど、兄さん達がなかなかええ証拠を見つけてきてくれてん。
そのうちの1つに絶対欲しかったペネドゥルが自国の兵士達にあの麻薬の実験をやってた直接的な証拠も入っててん。
それにその実験結果見てたら後手に回るほどジェロムのおっちゃんが取り返しつかへんようなりそうなんよ。
そっちでも中毒の竜人がだいぶ暴れたんやろ?』
そこの男から本邸が砂塵になった話は聞いたようだ。
「まぁ、確かにな」
『予定は早まったけど、ジェロムのおっちゃんは料理長とかいうても実際はこの国で国王の次に強いらしいわ。
そんなんに麻薬使って竜化されたらこっちの計画が完全にダメになりかねへん。
ホンマはこの国の王がおらへんでもレンちゃんが動けたら1番手っ取り早いねんけど、今はレンちゃん動かせられへんみたいやん?
せやからまずはペネドゥルのやらかしてた事を国民に知らしめさした上でザガド様に捕らえてもらう。
昨日の朝のうちにもぎ取った城下に入る許可証使って商会の中でも戦闘と魔力量が多い奴らを先に城下に入れたから、そいつらと一緒にそっちはこの国自体を動かす準備に入ってや』
「国民を動かすと簡単に言うが、一体どうやって····」
『15年前に国民が決起して王が代替わりしたリドラビルは知ってる?』
「リドラビル旧帝国がどうして····」
俺の言葉を遮りトビが引き合いに出した国、リドラビル旧帝国。
我が国から海を渡り、あのお家騒動のあったジャカネスタ国を更に北に進んだ場所にある旧帝国だ。
帝国と名のつく程に遥か昔から長く栄華を極めた国だったが、今から100年ほど前から徐々に衰退していった。
15年ほど前が王族や高位貴族の腐敗のピークで、側室も数が多くて何人もの王位継承者達が苛烈な争いに日夜明け暮れていた。
酷い者は王族であっても無実の罪を着せられ拷問の末に奴隷へと落とされる事も珍しくなく、当時はまさに衰退の一途を辿っていた。
国民の多くは餓死や疫病で死んでいき、難民も流出し始める程に国内は王公貴族への不満が爆発しかけていた。
表向きは他国の国民の為として周辺国が秘密裏に同盟を結び、解体する動きを見せていた。
内実は流民や疫病の歯止めも出来ないくせに金の無心ばかりする帝国に業を煮やしたからだ。
そんなある日、当時の皇太子が民衆の前で幼子を手にかけた。
それによって国民の不満は一気に爆発してリーダー的な国民が先導し、王都中の国民が城へ押し寄せた。
ただその先導者がいたから腐敗して断罪されるべき皇族や貴族達が奇跡的に無血で国民に捕らえられた。
その後、現皇帝が正妃の不義の子だったという噂が国全体に囁かれたかと思えば、直後に周辺国や国民立ち会いでの裁判では皇帝や皇太子達皇族の命によって些細な事で奴隷にさせられた者や無実の罪で殺された者がかなりいた証拠まで発見されたんだったか。
先導者が実は先代の皇帝の子供だった事もあって帝国、いや王国始まって以来の国民に推された形で王位についた。
まてよ、15年前?
レンカは15年ぶりに出てきたと言ってたな?
鎖国という背景は違うにしてもこれから国民を動かそうとする所に共通点が····。
それに確かあの騒動の後に国土を他国に譲渡して再建を計るために帝国から国へと国名を変えたあの国の今の国王は虎属だ。
「副会長、あなた、まさか····」
『俺がどうかは関係あらへんけど、あの時ちょっと色々ブチ切れたレンカちゃんがたった2日で当時の皇帝と腐敗しまくってた貴族連中の大半を退かせるよう仕向けてん。
その方法を今から再現するつもりや。
ただあの時は皇帝だけやなくて帝国の上位貴族全部の断罪でかなり大事やったし、レンカちゃんが夢見の力を相当使って帝国中の国民に干渉してたし、煽りに煽って国民引き連れて城に攻め入ってめちゃくちゃしてくれたけど、今回はあくまで国王不在の中でのペネドゥルの失脚がメインやからあの時みたいに事後処理で走り回る事はあらへん。
あの時は爺さんと師匠が動かせるだけのコネクション駆使して周辺国に根回ししまくってたから骨折れたもんやわ。
ついでで開国とザガド様の今後の王位継承の為の印象操作くらいができたら御の字くらいやな』
待て、何かとんでもない裏話をさらっと言ってないか?!
レイブもかなり慌てだしたぞ。
「待って下さい、レンカは何故そんな無茶を?!」
『それは色んな国の思惑が絡んでて秘匿扱いやから言えへんよ』
「ならばなぜレンが動けば早いかだけでも教えてくれ。
俺達はビビッド商会の指示に従って開国への足がかりをつけるのが勅命ではあるが、恩人のレンが絡む事は知っておきたい」
トビが答える前に、それまで成り行きを見守っていた軽い男が答えた。
「そりゃ黒竜の番だからだよ。
この国では白竜と黒竜は別格の存在だし、その番も特別なんだ。
特に黒竜は元王配だし、今の王が使い物にならない時の国民に認められる譲位の切り札になりそうなのはレンだからね」
『まぁそうやねんけど、今のレンちゃんは色々不安定で何か危うい気がするからなるべく関わらせたないっちゅうのが本音やな。
商会としても最優先はレンちゃんを無事に森へ帰す事やし、そうでないと黒竜の機嫌損ねて解毒薬の月花が取れんようなるやん』
「わかった。
それならレンはこのまま城下に留めておこう。
グランにはそのままトビの指示に従えと言っておいてくれ」
そして通信が切れ、あの男も今後の準備の為に部屋を後にした。
にしても相変わらずレンには驚かされるばかりだ。
レイブと2人で同じタイミングで大きくため息を吐いた。
例によって例の如く、やっぱり軽いな。
レンを寝かしつけつつ、体を冷やすレイブも呆れた目を向けている。
寝ているのを予想してか声は抑えているが、存在が騒がしい。
「レンも副会長と話すかなーと思って通信用の魔石具持ってきたんだけど」
『レンちゃんがどないしたん?』
軽い男は手の平におさまる大きさの少し分厚い円盤を持っていた。
表面は丸く小さな穴が無数に空いていて、そこからトビの声がしている。
これが通信用の魔石具?
俺の知るそれは成人の頭ほどの大きさだが、とんでもなく小型化されているな。
もう驚いてやらん。
大方レンが改良したんだろう。
「熱が上がってきたからレイブって兎属が寝かしつけながら冷やしてるよ」
『合流できたんやな。
良かったわ』
「そちらはどうなっていますか?
グラン達は?」
レイブも城の様子が気になってたんだろう。
少し早口だ。
『こっちは兄さん達のおかげで証拠を押さえて無事に合流でけたよ。
キョロもええ働きしてくれたしな。
ただジェロムのおっちゃんは捕まってもた』
「····そうか。
すぐそちらに戻りたいんだが、レンはこのまま商会の者に預けていいか?」
ジェロムの言っていたレンカの話が気になる。
『それなんやけど、レンカちゃんがジェロムのおっちゃんが酷い目に合う言うてたり、ぼんく、ザガド様にはとにかく行動せんとまた側近を失うっぽく言うてたから、もうこのまま連中と対峙しよう言い出してんねん』
「····随分性急だな。
急ぎすぎではないか?」
俺もレイブも眉をしかめる。
ぼんくらと言いかけた事は軽く流したが、事態があまりに性急なのは流せんぞ。
『確かに急いでる感は否めへんけど、兄さん達がなかなかええ証拠を見つけてきてくれてん。
そのうちの1つに絶対欲しかったペネドゥルが自国の兵士達にあの麻薬の実験をやってた直接的な証拠も入っててん。
それにその実験結果見てたら後手に回るほどジェロムのおっちゃんが取り返しつかへんようなりそうなんよ。
そっちでも中毒の竜人がだいぶ暴れたんやろ?』
そこの男から本邸が砂塵になった話は聞いたようだ。
「まぁ、確かにな」
『予定は早まったけど、ジェロムのおっちゃんは料理長とかいうても実際はこの国で国王の次に強いらしいわ。
そんなんに麻薬使って竜化されたらこっちの計画が完全にダメになりかねへん。
ホンマはこの国の王がおらへんでもレンちゃんが動けたら1番手っ取り早いねんけど、今はレンちゃん動かせられへんみたいやん?
せやからまずはペネドゥルのやらかしてた事を国民に知らしめさした上でザガド様に捕らえてもらう。
昨日の朝のうちにもぎ取った城下に入る許可証使って商会の中でも戦闘と魔力量が多い奴らを先に城下に入れたから、そいつらと一緒にそっちはこの国自体を動かす準備に入ってや』
「国民を動かすと簡単に言うが、一体どうやって····」
『15年前に国民が決起して王が代替わりしたリドラビルは知ってる?』
「リドラビル旧帝国がどうして····」
俺の言葉を遮りトビが引き合いに出した国、リドラビル旧帝国。
我が国から海を渡り、あのお家騒動のあったジャカネスタ国を更に北に進んだ場所にある旧帝国だ。
帝国と名のつく程に遥か昔から長く栄華を極めた国だったが、今から100年ほど前から徐々に衰退していった。
15年ほど前が王族や高位貴族の腐敗のピークで、側室も数が多くて何人もの王位継承者達が苛烈な争いに日夜明け暮れていた。
酷い者は王族であっても無実の罪を着せられ拷問の末に奴隷へと落とされる事も珍しくなく、当時はまさに衰退の一途を辿っていた。
国民の多くは餓死や疫病で死んでいき、難民も流出し始める程に国内は王公貴族への不満が爆発しかけていた。
表向きは他国の国民の為として周辺国が秘密裏に同盟を結び、解体する動きを見せていた。
内実は流民や疫病の歯止めも出来ないくせに金の無心ばかりする帝国に業を煮やしたからだ。
そんなある日、当時の皇太子が民衆の前で幼子を手にかけた。
それによって国民の不満は一気に爆発してリーダー的な国民が先導し、王都中の国民が城へ押し寄せた。
ただその先導者がいたから腐敗して断罪されるべき皇族や貴族達が奇跡的に無血で国民に捕らえられた。
その後、現皇帝が正妃の不義の子だったという噂が国全体に囁かれたかと思えば、直後に周辺国や国民立ち会いでの裁判では皇帝や皇太子達皇族の命によって些細な事で奴隷にさせられた者や無実の罪で殺された者がかなりいた証拠まで発見されたんだったか。
先導者が実は先代の皇帝の子供だった事もあって帝国、いや王国始まって以来の国民に推された形で王位についた。
まてよ、15年前?
レンカは15年ぶりに出てきたと言ってたな?
鎖国という背景は違うにしてもこれから国民を動かそうとする所に共通点が····。
それに確かあの騒動の後に国土を他国に譲渡して再建を計るために帝国から国へと国名を変えたあの国の今の国王は虎属だ。
「副会長、あなた、まさか····」
『俺がどうかは関係あらへんけど、あの時ちょっと色々ブチ切れたレンカちゃんがたった2日で当時の皇帝と腐敗しまくってた貴族連中の大半を退かせるよう仕向けてん。
その方法を今から再現するつもりや。
ただあの時は皇帝だけやなくて帝国の上位貴族全部の断罪でかなり大事やったし、レンカちゃんが夢見の力を相当使って帝国中の国民に干渉してたし、煽りに煽って国民引き連れて城に攻め入ってめちゃくちゃしてくれたけど、今回はあくまで国王不在の中でのペネドゥルの失脚がメインやからあの時みたいに事後処理で走り回る事はあらへん。
あの時は爺さんと師匠が動かせるだけのコネクション駆使して周辺国に根回ししまくってたから骨折れたもんやわ。
ついでで開国とザガド様の今後の王位継承の為の印象操作くらいができたら御の字くらいやな』
待て、何かとんでもない裏話をさらっと言ってないか?!
レイブもかなり慌てだしたぞ。
「待って下さい、レンカは何故そんな無茶を?!」
『それは色んな国の思惑が絡んでて秘匿扱いやから言えへんよ』
「ならばなぜレンが動けば早いかだけでも教えてくれ。
俺達はビビッド商会の指示に従って開国への足がかりをつけるのが勅命ではあるが、恩人のレンが絡む事は知っておきたい」
トビが答える前に、それまで成り行きを見守っていた軽い男が答えた。
「そりゃ黒竜の番だからだよ。
この国では白竜と黒竜は別格の存在だし、その番も特別なんだ。
特に黒竜は元王配だし、今の王が使い物にならない時の国民に認められる譲位の切り札になりそうなのはレンだからね」
『まぁそうやねんけど、今のレンちゃんは色々不安定で何か危うい気がするからなるべく関わらせたないっちゅうのが本音やな。
商会としても最優先はレンちゃんを無事に森へ帰す事やし、そうでないと黒竜の機嫌損ねて解毒薬の月花が取れんようなるやん』
「わかった。
それならレンはこのまま城下に留めておこう。
グランにはそのままトビの指示に従えと言っておいてくれ」
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