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167.蓮香4
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「爆発、というのは?」
団長が遠慮がちに尋ねる。
というのもレンが特大のため息の後、1度トビの胸から少し顔を離して団長達とは反対の方へ顔を向けると再び大きくため息を吐いてだんまりを決めてしまったのだ。
「こうやって起きた事だけを話してると蓮香は可哀想な子供みたいに感じると思う。
実際、ずっと大変だったし····死ぬまで過酷だったのは間違いないって思うけど····」
再びため息。
何か小さな背中きら疲労感が漂い始めたんだが····何が起きた?!
「んー·····」
今度は唸りながらトビの胸におでこをぐりぐり押しつける。
一応トビに注意されたのを気にしてか擦りつけてはいないが····。
「ちょっと、レンちゃん?
押さえつけてもレンちゃんの柔肌やったらいい加減赤くなんねんで?」
「んぶっ」
今度は片手で頬を挟んでトビがそのまま上を向かせる。
再び妙な声が出たが、やはりそれはそれで可愛らしいな。
「····ひどい」
「ほら、ちょっと赤なったやん」
すぼめた口でぼそりと文句を言う抗議の声を無視して今度はおでこをペチリとはたく。
「商会の顔なんやから、傷つけたらあかんて言うたやろ」
「····ぁぃ」
ふて腐れたようにかなり小さく返事をしてコアラに戻る。
くそ、トビが羨ましい。
俺もレンとそんな気心知れたやり取りをしたい。
思わずジロリと睨んでも俺は悪くない。
「····兄さん····」
顔を引くつかせたトビがドン引きしたような声を出すが、無視だ。
「はぁ、もう。
レンちゃん、それで蓮香ちゃんが爆発したってどういう事?」
トビはため息を吐いて先を促した。
「自我がはっきりしないうちは年相応に右往左往してたけど····自我がはっきりできた3才くらいからはかなり········腹黒い」
「「「「「「?」」」」」」
その場の全員が最後の一言を理解できない顔になる。
「レン····その、腹黒いというのは····」
副団長の声は戸惑ったものだ。
気持ちはよくわかる。
「そのまま。
かなり腹黒く色々やってる。
3才くらいからは朔月の記憶を頼りにかなり積極的に妻を煽って憎ませては呪力を集めていったり、10才離れた腹違いの兄に人畜無害でいたいけな妹を装って食べ物持ってこさせたり。
あと、呪力が少し集まる度にそれを餌に妻が来てる時を見計らって堕ちた神を片っ端から呼び寄せては妻の無意識下に働きかけて恐怖心を与えたりもしてた。
蓮香自身にもあの時代の堕ちた神にも力が足り無いから、そういうのを具現化まではできないけど人の本能は意外と敏感で、ある程度集めれば刺激する事くらいはできたの。
どうせ来れば幼児の自分が抵抗なんてしても暴力は避けられないし、それなら自分に役立てた上で嫌がらせくらいはしないと損って開き直ってたの」
何となく····蓮香らしい考えな気がするが····。
「蓮香の兄は両親を止めようとは、助けようとはせなんだのかの?
10も離れておったのなら、助ける事もできたじゃろう?」
「····え、と」
親父の言葉で戸惑った声と共に小さな体を固くした?
何だ?
「彼は····えっと····蓮香は母親が人質に取られてて、その、そもそも地下から出る選択肢はなかったし····兄は確かに最初こそ同情的ではあった。
けど、彼の中身は両親への劣等感でかなり歪んで、自分より弱い人への支配欲は····酷くて、その····。
蓮香は妹っていう人の形をした物珍しいペットみたいな扱いに····なっていってて。
自分の両親には言いなりでまともに反抗もできない人だったし、妻····彼の母親が腹違いの妹への息子の歪んだ愛····独占欲に気づいてからは遠ざけた、から····」
徐々に声が小さくなっていった。
歪んだ····愛?!
まさか····。
よく見れば、レンが震えていた。
それだけで異母兄が蓮香に何かしたのがわかる。
つくづく腐ってやがる!!
トビが背中をそっと撫でた瞬間、今までと違ってビクリと体をすくませて小さく息を飲む。
一瞬トビも手を止めるが、今度はそっと抱きしめ直して背中を軽く、優しい手つきでゆっくりと叩く。
「レンちゃん、大丈夫や。
ここは地下牢ちゃうし、レンちゃんは蓮香ちゃんやあらへん。
俺はレンちゃんの兄弟子やけど、蓮香ちゃんの異母兄やあらへんよ。
ほら、ちゃんと息しい」
そうして昨日ぶりに優しく声をかける。
腹黒い発言で幾らか弛んでいた部屋の空気は緊張感が走る。
「あ····」
小さく呟いてレンがトビの顔を見上げた。
「ほら、レンちゃんの好きな尻尾も生えてるやろ?」
虎の尻尾がレンの頬をくすぐる。
「ふ····ふふふ」
くすぐったそうに笑うと、トビが両方の親指の腹で柔らかそうな頬を包んで拭う仕草をする。
また涙を溢していたんだろう。
それからまたポスンとコアラ体勢に戻った。
体の力は抜けたようだ。
「誰も、6才のあの時まで蓮香を助けてくれなかったけど、蓮香も幼児の体で怒りに任せていっぱい抵抗したの。
人にも、朔月の時からずっと自分達を翻弄してきた運命にも、千年の試練にも、神々にも。
何をされても、何があっても絶対挫けなかった。
それはあの地下牢から出た後もそう。
持てる力も、今まで転生してきた知識も、自分に集まってくる人脈も、使える力は全部使って生き抜いた。
だから夢見の力だけは朔月より少ない呪力でも上手く使いこなせるようになったし、難病って言われてたあの病気に対抗できる薬も開発できた」
『最期の最期にむかついて、自分の魂を粉々に消し飛ばそうとした』
『唖然として焦りだした神って呼ばれる連中の間抜け面見てスカッとした』
昨夜蓮香が腹黒い笑みを浮かべて言った言葉を思い出す。
「蓮香は自分の最期に得られる権利をどう行使するかだけを決めて、その時に後悔だけは絶対しない為にやるべき事も、できる事もただひたすらし続けて生き抜いたから、誰かや何かを憎んたり羨んでる暇なんてなかったの」
『約束という義務を果たした私の権利だ』
まだ俺は蓮香の全てを聞いてはいない。
けれど今は蓮香のあの言葉は俺が思うよりずっと重い言葉だったんだと、そう理解できた。
団長が遠慮がちに尋ねる。
というのもレンが特大のため息の後、1度トビの胸から少し顔を離して団長達とは反対の方へ顔を向けると再び大きくため息を吐いてだんまりを決めてしまったのだ。
「こうやって起きた事だけを話してると蓮香は可哀想な子供みたいに感じると思う。
実際、ずっと大変だったし····死ぬまで過酷だったのは間違いないって思うけど····」
再びため息。
何か小さな背中きら疲労感が漂い始めたんだが····何が起きた?!
「んー·····」
今度は唸りながらトビの胸におでこをぐりぐり押しつける。
一応トビに注意されたのを気にしてか擦りつけてはいないが····。
「ちょっと、レンちゃん?
押さえつけてもレンちゃんの柔肌やったらいい加減赤くなんねんで?」
「んぶっ」
今度は片手で頬を挟んでトビがそのまま上を向かせる。
再び妙な声が出たが、やはりそれはそれで可愛らしいな。
「····ひどい」
「ほら、ちょっと赤なったやん」
すぼめた口でぼそりと文句を言う抗議の声を無視して今度はおでこをペチリとはたく。
「商会の顔なんやから、傷つけたらあかんて言うたやろ」
「····ぁぃ」
ふて腐れたようにかなり小さく返事をしてコアラに戻る。
くそ、トビが羨ましい。
俺もレンとそんな気心知れたやり取りをしたい。
思わずジロリと睨んでも俺は悪くない。
「····兄さん····」
顔を引くつかせたトビがドン引きしたような声を出すが、無視だ。
「はぁ、もう。
レンちゃん、それで蓮香ちゃんが爆発したってどういう事?」
トビはため息を吐いて先を促した。
「自我がはっきりしないうちは年相応に右往左往してたけど····自我がはっきりできた3才くらいからはかなり········腹黒い」
「「「「「「?」」」」」」
その場の全員が最後の一言を理解できない顔になる。
「レン····その、腹黒いというのは····」
副団長の声は戸惑ったものだ。
気持ちはよくわかる。
「そのまま。
かなり腹黒く色々やってる。
3才くらいからは朔月の記憶を頼りにかなり積極的に妻を煽って憎ませては呪力を集めていったり、10才離れた腹違いの兄に人畜無害でいたいけな妹を装って食べ物持ってこさせたり。
あと、呪力が少し集まる度にそれを餌に妻が来てる時を見計らって堕ちた神を片っ端から呼び寄せては妻の無意識下に働きかけて恐怖心を与えたりもしてた。
蓮香自身にもあの時代の堕ちた神にも力が足り無いから、そういうのを具現化まではできないけど人の本能は意外と敏感で、ある程度集めれば刺激する事くらいはできたの。
どうせ来れば幼児の自分が抵抗なんてしても暴力は避けられないし、それなら自分に役立てた上で嫌がらせくらいはしないと損って開き直ってたの」
何となく····蓮香らしい考えな気がするが····。
「蓮香の兄は両親を止めようとは、助けようとはせなんだのかの?
10も離れておったのなら、助ける事もできたじゃろう?」
「····え、と」
親父の言葉で戸惑った声と共に小さな体を固くした?
何だ?
「彼は····えっと····蓮香は母親が人質に取られてて、その、そもそも地下から出る選択肢はなかったし····兄は確かに最初こそ同情的ではあった。
けど、彼の中身は両親への劣等感でかなり歪んで、自分より弱い人への支配欲は····酷くて、その····。
蓮香は妹っていう人の形をした物珍しいペットみたいな扱いに····なっていってて。
自分の両親には言いなりでまともに反抗もできない人だったし、妻····彼の母親が腹違いの妹への息子の歪んだ愛····独占欲に気づいてからは遠ざけた、から····」
徐々に声が小さくなっていった。
歪んだ····愛?!
まさか····。
よく見れば、レンが震えていた。
それだけで異母兄が蓮香に何かしたのがわかる。
つくづく腐ってやがる!!
トビが背中をそっと撫でた瞬間、今までと違ってビクリと体をすくませて小さく息を飲む。
一瞬トビも手を止めるが、今度はそっと抱きしめ直して背中を軽く、優しい手つきでゆっくりと叩く。
「レンちゃん、大丈夫や。
ここは地下牢ちゃうし、レンちゃんは蓮香ちゃんやあらへん。
俺はレンちゃんの兄弟子やけど、蓮香ちゃんの異母兄やあらへんよ。
ほら、ちゃんと息しい」
そうして昨日ぶりに優しく声をかける。
腹黒い発言で幾らか弛んでいた部屋の空気は緊張感が走る。
「あ····」
小さく呟いてレンがトビの顔を見上げた。
「ほら、レンちゃんの好きな尻尾も生えてるやろ?」
虎の尻尾がレンの頬をくすぐる。
「ふ····ふふふ」
くすぐったそうに笑うと、トビが両方の親指の腹で柔らかそうな頬を包んで拭う仕草をする。
また涙を溢していたんだろう。
それからまたポスンとコアラ体勢に戻った。
体の力は抜けたようだ。
「誰も、6才のあの時まで蓮香を助けてくれなかったけど、蓮香も幼児の体で怒りに任せていっぱい抵抗したの。
人にも、朔月の時からずっと自分達を翻弄してきた運命にも、千年の試練にも、神々にも。
何をされても、何があっても絶対挫けなかった。
それはあの地下牢から出た後もそう。
持てる力も、今まで転生してきた知識も、自分に集まってくる人脈も、使える力は全部使って生き抜いた。
だから夢見の力だけは朔月より少ない呪力でも上手く使いこなせるようになったし、難病って言われてたあの病気に対抗できる薬も開発できた」
『最期の最期にむかついて、自分の魂を粉々に消し飛ばそうとした』
『唖然として焦りだした神って呼ばれる連中の間抜け面見てスカッとした』
昨夜蓮香が腹黒い笑みを浮かべて言った言葉を思い出す。
「蓮香は自分の最期に得られる権利をどう行使するかだけを決めて、その時に後悔だけは絶対しない為にやるべき事も、できる事もただひたすらし続けて生き抜いたから、誰かや何かを憎んたり羨んでる暇なんてなかったの」
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