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精液を飲んだら治るって言われたんですけど、それって本当ですか?
7 ディランside(最終話)
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だが実際、いざコリンと話をしようとするとどうしていいかわからなくなった。
カルヴィンがあの子に接触して私の方を向き目が合った途端、私の体は雷に打たれたかのような衝撃が走った。
「あああ……コリンと目が合ってしまったっ! 待て待て待て待て! こっちへ来る! どうすればっ……! うっ……!」
「え!? だ、大丈夫ですか!?」
「……ううっ……」
目の前にコリンがいる! ああっ! コリンが私を心配している! あまりの尊さに胸が苦しい! なんてことだ……突然のことに興奮しすぎて鼻血が出てしまった……。そんな私の肩に手が置かれふわりと温かいものが流れ込んできた。希少な治癒魔法を惜しみなくかけてくれている。この私に! コリンが! 治癒魔法をかけてくれている! なんてことだ……あまりの優しさに私は死んでしまいそうだ……。
「た、大変! と、とりあえず医務室! 医務室行きましょう!」
コリンが私を立たせようと手を貸してくれた。コリンが私に触れているというだけで心臓が止まりそうだ。なんとか立ち上がったもののコリンにもたれかかるような形になってしまう。
「うぐっ……!」
「だ、大丈夫ですか!? 少しだけ我慢してくださいね!」
コリンは小柄で力もないだろうに必死に私を助けようとしてくれていた。そしてなんとか医務室へ向かおうと必死になってくれている。
……ん? 医務室? 医務室に行けばベッドがある。ベッドへ行けばコリンをぺろぺろ出来るチャンスだ!
そう思った私は当初の目的などすっかり忘れてしまった。もう頭の中はコリンをぺろぺろしたいとしか考えられなくなり、早く医務室へ向かうために早足で医務室へと向かう。
医務室に着くと中には誰もいなかった。最高だ。これは神が私にくださったチャンスなのだ。誰にも邪魔をされぬよう、この医務室全体に結界を張る。そして音が漏れぬよう防音魔法も忘れずにかけておいた。
そしてベッドの側へ来るとコリンを巻き込むようにしてベッドへと倒れこむ。ああ、コリンと一緒のベッドに横になっているなんて信じられない! 胸の高鳴りが抑えきれずまた鼻血を垂れ流してしまった。人は興奮しすぎるとこうなるのだな。勉強になった。
「どうしよう……僕の治癒魔法なんかじゃダメみたいです。ごめんなさい。今、医務室の先生呼んで来るので待っててください!」
コリンは私の具合がよくならないことに焦ったのか、顔色が悪くなっていた。ああ、可哀そうだがそんな顔も可愛いッ!!
だがここを離れて誰かを呼ぶなんてそんなことは許さない。これから君は私にぺろぺろされるのだから。
「ダ、ダメだっ……! どこにもいかないでくれっ……!」
「え!? でも、僕の治癒魔法じゃ効かないんです! きっと医務室の先生だったら治せると思います!」
「ダメだ……私はもう、死んでしまうだろう……」
「え!? ダ、ダメです! 弱気になっちゃダメです!」
優しいコリンは私の言った言葉をすんなりと信じてくれた。目に涙まで溜まっている。
「……一つだけ、この病を良くする方法があるんだ。そして、それは君にしか出来ないことだ」
「え!? 本当ですか!? どうすればいいんですか!? 僕が出来る事ならなんでもします!」
言ったな。なんでもすると。
「その方法は、君の精液を飲むことだ」
「せいえき……あの、ごめんなさいディラン様。僕、頭が悪くて、その、せいえきって何ですか?」
あああ! コリンの口から精液だなんて卑猥な言葉が飛び出すなんて気が狂いそうになる! 純粋な子から発せられる精液という言葉がさらにいやらしさを増しているぞ!
それにしても精液を知らないとは……。きっと性教育なんて受ける機会がなかったのだろう。ならば! それを教えられるのは私しかいない!!
「はぁはぁ……精液というのは、君のここから出て来る白い液体のことだ」
「ひゃんっ!」
あああああ!! なんて可愛い声が聞こえてくるんだ!! この私をこんなに興奮させるとは!! しかもコリンのコリンちゃんに触ることに成功したぞ!!
「ここからピュッと出て来る白い液体が精液だ。私は君の精液を飲まなければ、死んでしまうっ! だからそれを飲ませて欲しいっ!」
それからはもう最高としかいい表せられない時間だった。
コリンの唇を奪い、コリンのコリンちゃんに吸い付き、そしてコリンの中に入るという素晴らしき体験!! 興奮しすぎて収まる気配のなかった私は暴走してしまい、とうとうコリンを気絶させてしまった。精液だけじゃなく潮まで吹くとは、初めてとは思えぬなんて素晴らしき感度!! こんなものを見てしまったら止められるわけがない!!
だがここまでしてしまったのだ。責任はちゃんと取らなければ。そう思い気を失ったコリンを家へと連れ帰る。
その後はコリンを守るために奔走した。そしてとうとう私の手中に収めることに成功する。
私は嫡男で「後継をどうするんだ!」とかなんとかうるさいことを言われたが、私は天才だぞ。コリンを孕ませる魔法を研究しているし、それももうすぐ完成するだろう。そうすればうるさい輩を黙らせられるからあと少しの辛抱だ。
ああ、これからの未来が楽しみで仕方がない。コリンという最愛を手に入れることが出来た私はなんと幸運な男なのだろうか。
カルヴィンがあの子に接触して私の方を向き目が合った途端、私の体は雷に打たれたかのような衝撃が走った。
「あああ……コリンと目が合ってしまったっ! 待て待て待て待て! こっちへ来る! どうすればっ……! うっ……!」
「え!? だ、大丈夫ですか!?」
「……ううっ……」
目の前にコリンがいる! ああっ! コリンが私を心配している! あまりの尊さに胸が苦しい! なんてことだ……突然のことに興奮しすぎて鼻血が出てしまった……。そんな私の肩に手が置かれふわりと温かいものが流れ込んできた。希少な治癒魔法を惜しみなくかけてくれている。この私に! コリンが! 治癒魔法をかけてくれている! なんてことだ……あまりの優しさに私は死んでしまいそうだ……。
「た、大変! と、とりあえず医務室! 医務室行きましょう!」
コリンが私を立たせようと手を貸してくれた。コリンが私に触れているというだけで心臓が止まりそうだ。なんとか立ち上がったもののコリンにもたれかかるような形になってしまう。
「うぐっ……!」
「だ、大丈夫ですか!? 少しだけ我慢してくださいね!」
コリンは小柄で力もないだろうに必死に私を助けようとしてくれていた。そしてなんとか医務室へ向かおうと必死になってくれている。
……ん? 医務室? 医務室に行けばベッドがある。ベッドへ行けばコリンをぺろぺろ出来るチャンスだ!
そう思った私は当初の目的などすっかり忘れてしまった。もう頭の中はコリンをぺろぺろしたいとしか考えられなくなり、早く医務室へ向かうために早足で医務室へと向かう。
医務室に着くと中には誰もいなかった。最高だ。これは神が私にくださったチャンスなのだ。誰にも邪魔をされぬよう、この医務室全体に結界を張る。そして音が漏れぬよう防音魔法も忘れずにかけておいた。
そしてベッドの側へ来るとコリンを巻き込むようにしてベッドへと倒れこむ。ああ、コリンと一緒のベッドに横になっているなんて信じられない! 胸の高鳴りが抑えきれずまた鼻血を垂れ流してしまった。人は興奮しすぎるとこうなるのだな。勉強になった。
「どうしよう……僕の治癒魔法なんかじゃダメみたいです。ごめんなさい。今、医務室の先生呼んで来るので待っててください!」
コリンは私の具合がよくならないことに焦ったのか、顔色が悪くなっていた。ああ、可哀そうだがそんな顔も可愛いッ!!
だがここを離れて誰かを呼ぶなんてそんなことは許さない。これから君は私にぺろぺろされるのだから。
「ダ、ダメだっ……! どこにもいかないでくれっ……!」
「え!? でも、僕の治癒魔法じゃ効かないんです! きっと医務室の先生だったら治せると思います!」
「ダメだ……私はもう、死んでしまうだろう……」
「え!? ダ、ダメです! 弱気になっちゃダメです!」
優しいコリンは私の言った言葉をすんなりと信じてくれた。目に涙まで溜まっている。
「……一つだけ、この病を良くする方法があるんだ。そして、それは君にしか出来ないことだ」
「え!? 本当ですか!? どうすればいいんですか!? 僕が出来る事ならなんでもします!」
言ったな。なんでもすると。
「その方法は、君の精液を飲むことだ」
「せいえき……あの、ごめんなさいディラン様。僕、頭が悪くて、その、せいえきって何ですか?」
あああ! コリンの口から精液だなんて卑猥な言葉が飛び出すなんて気が狂いそうになる! 純粋な子から発せられる精液という言葉がさらにいやらしさを増しているぞ!
それにしても精液を知らないとは……。きっと性教育なんて受ける機会がなかったのだろう。ならば! それを教えられるのは私しかいない!!
「はぁはぁ……精液というのは、君のここから出て来る白い液体のことだ」
「ひゃんっ!」
あああああ!! なんて可愛い声が聞こえてくるんだ!! この私をこんなに興奮させるとは!! しかもコリンのコリンちゃんに触ることに成功したぞ!!
「ここからピュッと出て来る白い液体が精液だ。私は君の精液を飲まなければ、死んでしまうっ! だからそれを飲ませて欲しいっ!」
それからはもう最高としかいい表せられない時間だった。
コリンの唇を奪い、コリンのコリンちゃんに吸い付き、そしてコリンの中に入るという素晴らしき体験!! 興奮しすぎて収まる気配のなかった私は暴走してしまい、とうとうコリンを気絶させてしまった。精液だけじゃなく潮まで吹くとは、初めてとは思えぬなんて素晴らしき感度!! こんなものを見てしまったら止められるわけがない!!
だがここまでしてしまったのだ。責任はちゃんと取らなければ。そう思い気を失ったコリンを家へと連れ帰る。
その後はコリンを守るために奔走した。そしてとうとう私の手中に収めることに成功する。
私は嫡男で「後継をどうするんだ!」とかなんとかうるさいことを言われたが、私は天才だぞ。コリンを孕ませる魔法を研究しているし、それももうすぐ完成するだろう。そうすればうるさい輩を黙らせられるからあと少しの辛抱だ。
ああ、これからの未来が楽しみで仕方がない。コリンという最愛を手に入れることが出来た私はなんと幸運な男なのだろうか。
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