現役魔王が冒険者 ~最強の力で運命と戦う~

天々

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世界冒険編/第一章

第四話 冒険者決闘

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数時間後、すぐにルルは決闘場に呼び出され試合が始まる時だった。

「続いては、A級17位ルル・ヘイドシッタ対A級16位エヴィ・スヴォーロフの決闘です」

うぅ…緊張する…勝てるのかなぁ…けど…ディルの期待に応えないと!

「はじめっ!」

まずは魔法で相手の動きを封じるために!

水氷岩アイスロック!」

ルルは勝てるかな。帝達に比べたらハエくらいの強さしかないが、、あいつには多少だが期待しているからな…。せめて勝ってもらわんと困るぞ。

「なっ!」

エヴィの足は一瞬で凍ったが一瞬でアンチ魔法で溶かし、迫ってくる。

「お前は…まだ弱いなあ…!電撃砲グロスライズっ!」

「きゃあっ!?」

決闘場の壁にまでルルは吹き飛んだ。

「ぐ…ま、だ…」

「これで終わりだ、超電磁砲レールガン!」

青い光線がルル目掛け放たれそれは命中し爆発を起こした。

負けてしまっか…まだ早かったな…。

「勝者!エヴィ・スヴォーロフ!」

A級15位付近からはA級下位と比べ物にならないくらい飛躍的に強さが上がるって言うのは本当だったんだな。てか決闘か…してみたいものだ…

そうするとディルは主催者の元に近づく。

「すいません。私も決闘に出たいのですが」

ディルが主催者に声をかけると主催者は驚いた顔をする。

「ん…?んっ!?あ、あなたは冒険者新聞でみた…あ、あのG級3位っ!ディル・ヘッドロスタっ!?僭越ながらG級様に合う対戦相手が居ないため─」

「私に勝ったらG級3位という地位をやる…ということで決闘を開いてくれないか?」

「で、ですが…G級様とは言え、そのようなことは」

「私が責任を取る。頼んだぞ…」

数分後。

「え、えーと次試合にはG級3位!ディル・ヘッドロスタ様が参加致します。ご参加したいものは本部へ集合してください」

「G…G級!?」

決闘場聞いた全ての者がざわめく…。

決闘場に居るもので最高ランクの者でも、せいぜいA級5位くらい。S級、ましてやG級などは滅多に現れない。

「G級…?俺が行こうじゃねぇか…」

「ん…?」

それはさっきのA級16位エヴィだ。

「次の試合は!G級3位!ディル・ヘッドロスタ対A級16位エヴィ・スヴォーロフ!」

観客達は勝敗はもう分かっているという顔をしている。

「はじめっ!」

「俺はG級1位を目指す!だからお前は俺の土台になりやがれっっ、!」

魔法ではなく、腰にある剣をディルに振りかざす。

「遅い…覚醒リスクのない人間は永遠に地を這い蹲るのだ…っ!」

そこに落ちていた木の棒でエヴィの剣戟を止めた。

「なっ!?木の棒でっ!?」

周りの冒険者は格の違いを目にする。

「舐めるなぁ…!」

「剣筋が悪いな、貴様。もうやめにしようか…」

木の棒でエヴィの剣を吹き飛ばしたディル。

「私の勝ちだな」

「しょ、勝者!G級3位!ディル・ヘッドロスタ!」

「ま、まぁさすがにG級が勝つよな…」

ディルの強さに圧倒される冒険者たち。そんな中1人の少年は憧れを抱いた。

「か、かっこいい!僕もあんな風になって見たいなぁ…!」

それを節に冒険者たちも喋り始める。

「あれが…G級の強さ…」

「恐ろしいな…」



決闘場を離れ、王都のホテルに来た。

「1泊金貨1枚と大銀貨5枚って高すぎたろ…」

「しょうがない!王都だもん!」

「お前は金出さないからいいけどな、」

こう見えても、ディルは社会的にお金持ちである。月収はセサリオ聖貨1枚1000万円2枚という大金なのだ。これはG級の給与である。そして一般人がセサリオ聖貨を稼ぐには、約4~8年程もかかる。ためディルは大金持ちだ。

「だってA級とG級の給与全然違うじゃん!」

「まぁそうだけどよ…」



「ったく…B級冒険者はほんと使えないな…」

「そうだな。我々貴族の護衛たるものS級に任したいものだ」

王都の中心街にいるベータンスレイ王国貴族のアシュレティ伯爵とウルティマ伯だ。

「お前ら伯爵ごときにS級なんぞ、宝の持ち腐れだろう」

と行ってくるのはベータンスレイ王国貴族のヴェンヘルス公爵だ。

「ヴェ、ヴェンヘルス公!?な、なぜここに!」

ウルティマ伯は驚いた顔をする。

「王都のこんな場所に公がいるにはまぁ普通のことだろ」

これは普通じゃない。

「ま、まぁ…あなた方公爵様に置かれましてはS級が妥当でしょうね…」

「だから言っているだろ、お前ら伯爵はAもしくはB級で我慢せよと」

く…こいつめ…。いつか目にもの見せてやる…。とウルティマ伯は思う。

「ヴェンヘルス公。現在ここ王都にG級3位の者が居るという事です」

付き人が言う。

「そうか…」

G級…世界に3人しかいない最強と呼ばれる存在…どれだけ頼りになるものか…

「私はこれからアンフロート様に会いにいく。貴様らは、ここの掃除でもしとけ」

く、…くそがぁ…!!

ヴェンヘルス公は部屋を後にした。

ウルティマ伯が壁を叩きドン!という音が鳴る。

「そう怒るでない、ウルティマ。ヴェンヘルス公がおっしゃっていることは残念ながら本当のことだ。この貴族社会。我々貴族とて上級貴族の駒なんだから…」

「くそぉ……っ、」
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