現役魔王が冒険者 ~最強の力で運命と戦う~

天々

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世界冒険編/第一章

第五話 新冒険者協定

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「第13代目広域圏冒険者協会会長に就任したのは、ウルト公爵です」

約1ヶ月、無会長状態だった協会に新しい指導者が就任したのである。

「私は大規模な改革をする。まずは冒険者定数の変更だ…。従来はG級が3名、S級が7名、A級が24名だったが、これからはG級が4名、Sが13名、A級が36名とする」

これは世界中にいる冒険者達に影響を与えた。

「そして入隊条件も引下げる!入隊年齢は10歳以上、初等科学校在籍記録保有者そして種族は関係無いものとする!」

この発言から数日後。冒険者の数は爆発的に増え、よりG、S、A級が優遇されることになった。

冒険者の人数は、全体で約9000人で約3倍にもなった。

そしてこいつにも影響が…

「えーっ…!私の順位がっ…1個上がって16位になってる!」

「良かったな。俺は相変わらず3位のままだ」

ディルとルルは冒険者協会本部がある王都2番街ベスティアン本部に来ていた。

その1階にある冒険者級位名簿を2人で見ていた。

「ディルでさえ強いのに、その上にさらに二人いるとは…どれくらい強いんだろう。てか新たなG級4位って誰なんだろ…」

「それは私よ!」

気品のある女性が言った。白のタキシードのような服には様々な勲章がつけられ、そして彼女は鎧をつけていた。そして腰には剣を帯刀し、ベータンスレイ王国騎士団の指揮官を意味する飾緒をつけている。

「ま、まさか!ベータンスレイ王国騎士団将軍兼王国の王位継承権第2位…セルシア・アンスタシア様!?」

「そうよ!元S級1位でこの度G級入りしたセルシアは私よ!」

「ほう…お前が4人目のG級…」

ディルは少しだけ興味をむけた。

「あなたそのバッチA級ね…?そしてあなた。G級3位ディル・ヘッドロスタね?」

「あぁ…そうだが?」

「私と勝負してちょうだい。上に立つものの強さを知りたいの」

急に決闘をもちかけられたが冷静なディル。

「いいだろう…お前が勝てばG級3位の座をやろう」

「じゃあ貴方が勝ったら─」

「何もいらぬ。欲はとうの昔に尽きた」

「そ、そうなの…?」



そして、数十分後。協会本部第一決闘場に来た、G級の2人。

「G級3位と4位の戦い…G級同士などの戦いなど前代未聞だぞ…」

「しかしG級になったのもつい先日のこと…以前はS級だ…」

冒険者達は様々なことを言う。

「では始めようか…」

「本気で来てくれない?じゃないと意味が無いわ」

「いやそれは叶わんな。お前が死んでしまう」

「へぇ…随分と余裕そうね…そんなに言うなら行かせてもらうわよ…っ!!」

セルシアは大したことじゃないと思われていると思い怒りと共に攻撃を開始した。

「神聖属光王セイフォス閃光騎士煌アストラル・ディメンション…っ!」

へぇ…アテナ光王に認められた人間か。しかし…

「神聖属…魔王マゼビル無神聖制御アンチゴット=ルティア、」

セルシアの魔法が放たれる前にディルにより無効化されてしまった。

「なっ!?無効化…!?それよりも神聖属魔王マゼビル持ち…!?魔王ディスタに認められているってこと…、、、」

瞬時にそこまで理解できるとはかなり頭がきれるな。

「あぁ。そうだ」

「くっ…まぁいいわ…まだ勝負は終わって─」

「いるな、」

ディルは容赦なくセルシアの頭を掴み地面に叩きつけた。

「G級4位と聞き、力もそれなりに等しいかと思い期待したのが馬鹿だったか、」

「ディル…強すぎでしょ…G級なったばっかとはいい、あの方はもとS級1位よ…!?」

「うっ…あ、あの強さ…」

ディルは場を後にした。



数日後。協会本部

「ディル殿はいるか!」

「誰が騒いでるんだ?」

ディルは図書館の椅子に座り、八神王学の本を見ていた。

「多分あのひと…」

勢いよく図書館の扉が開き、ディルに迫る。

「ディル殿…!実は─」

「ここは図書館だ。静かにしろ」

「あっ…すいません…。それで実はお願いがあって…」

セルシアは反省の色を見せる。

「なんだ?」

「私を弟子にしてくれませんか…!」

「弟子か…それは無理だな。あんたはG級4位。そして王国近衛騎士団の将軍だろ。力はもうあるはずだが?」

ディルは断ると共に人間の割には実力があると言った。

「いえ…それじゃダメなんです…ディルさん…私は光王陛下になるのが夢なのです」

「光王になるにはそれは大変だぞ。莫大な力、最高位の地位、そして無限に近い富が必須だ。それを手にしたとしても1番大事なのは、光王に認められた光王継承権を有するかどうかだ」

「光王継承権…」

「あぁ。光王継承権は光王が次代光王にふさわしいと判断したものにあげるものだ。継承権第2位じゃだめだ。第1位が必要だ」

そう…八神王になるには壮絶な努力と天から貰いし才能が必要なのだ。

「覚悟の上です。私は光王陛下を崇拝し敬愛しています。その光王になりたいと私は思ったのです」

「セルシア…場所を変えよう」



ディルとセルシアは、図書館を出て協会本部光王教会聖堂に来た。その椅子に座る2人。

「セルシア。君に言う。これは他言無用だ。もししたら呪いで死ぬ。本題だ、私は八神王より強力な力を持つ。その理由は私が現2代魔界皇帝…いわゆる魔王ディスタ・ロスタであると共に、神でもあるからだ」

「え…」
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