30 / 76
2章 家族との別離(今世)
2章の登場人物
しおりを挟む
1) 猫又のフリード【猫又・オス・356歳】
黒猫として生まれるも、5歳の時に、両親と兄妹が脅威度Aランクの魔物[サラマンダーサーペント]に丸呑みされ殺されてしまう。その時の憎悪がキッカケで魔物[猫又]として進化し、両親の仇を討つため、只管に強さだけを求める過激な猫又として生きていくことになる。魔物とわかれば惨殺を繰り返し、自分に殺意を向けて襲ってくる人々がいれば、問答無用で殺していたので、5年経過する頃には魔物や人々からも一目置かれ恐れられるようになってしまう。
進化から9年後、仇となる魔物を滅ぼすことに成功するものの、生きる目的を見失ってしまったフリードは、[流浪の猫又]として世界中を渡り歩くようになり、様々な経験を重ねていくことで性格も穏やかになっていき、猫又の最強格として成り上がることに成功する。また、旅の過程で、フェアリーバードのルウリとも知り合い、生涯の友を得ている。現在のフリードは、非常に冷静沈着に物事を見ているため、滅多に動じることはない。ただし、咲耶の視点から見れば、食レポの上手い芸猫に見えるようだ。
2) リット【人間・平民・女・7歳】
辺境の街リリアムにある定食屋ガブリの従業員で、経営主アルドとその妻ミントの娘でもある。咲耶にとって初めての同年代の友達で、襲撃事件をキッカケに中を深め、現在では親友にまで昇華している。常連客や新規客とも毎日お話ししていることもあり、年齢や強面などに関係なく渡り合えるので、客からの人気が非常に高い。最近では、咲耶もリット同様に癒しの存在として見られるようになり、顔が広く知られるようになった。
3) ユウキ【獣人・平民・15歳→10歳】
咲耶と出会うまで、フェルデナンド伯爵のスキル[コントラスト]により魂を縛られ、暗殺者向けの性格に矯正され、数多くの要人(=犯罪者)を殺してきた強者であったが、スキル[原点回帰]により、魂をスキルの束縛から解放させたことで、本来の明るく自由奔放な性格を取り戻す。
副作用で10歳に戻ったこともあり、現在では咲耶の良き理解者で、友人となっている。
4) ルーク・フェルデナンド【人間・伯爵・男・37歳】
今世における咲耶(=リリアーナ・フェルデナンド)の父親。
フェルデナンド伯爵家を牛耳る当主で、幼少時に父親からスキル[暗示]を行使されたことで、基盤となる性格そのものが、人工的に作られていることに、本人は気づいていない。父親同様、妻や子供たちが寝静まっている時に、スキル[暗示]を行使し、妻の性格を自分好みに変化させ、その子供たちも赤ちゃんの頃に当主に従順になるよう性格を根付けさせている。リリアーナの場合、心自体が虐待により完全崩壊したことで、暗示とコントラクトの呪縛から逃れることに成功している。
現在、自我自体はあるものの、伯爵自身はルウリ、フリード、ベイツの操り人形状態に近いものとなっている。質問されたら、自分の持つ情報を全て赤裸々に語るようになっているため、自分自身が操られたことで、初めて縛られた者の気持ちを理解し始めている。そのため、本家の状態を気にしているものの、これまで多くの人々の魂を虐げてきた罰が、今になって降っているのだと思い、反省の色を見せ始めているものの、それを表に出していない。
黒猫として生まれるも、5歳の時に、両親と兄妹が脅威度Aランクの魔物[サラマンダーサーペント]に丸呑みされ殺されてしまう。その時の憎悪がキッカケで魔物[猫又]として進化し、両親の仇を討つため、只管に強さだけを求める過激な猫又として生きていくことになる。魔物とわかれば惨殺を繰り返し、自分に殺意を向けて襲ってくる人々がいれば、問答無用で殺していたので、5年経過する頃には魔物や人々からも一目置かれ恐れられるようになってしまう。
進化から9年後、仇となる魔物を滅ぼすことに成功するものの、生きる目的を見失ってしまったフリードは、[流浪の猫又]として世界中を渡り歩くようになり、様々な経験を重ねていくことで性格も穏やかになっていき、猫又の最強格として成り上がることに成功する。また、旅の過程で、フェアリーバードのルウリとも知り合い、生涯の友を得ている。現在のフリードは、非常に冷静沈着に物事を見ているため、滅多に動じることはない。ただし、咲耶の視点から見れば、食レポの上手い芸猫に見えるようだ。
2) リット【人間・平民・女・7歳】
辺境の街リリアムにある定食屋ガブリの従業員で、経営主アルドとその妻ミントの娘でもある。咲耶にとって初めての同年代の友達で、襲撃事件をキッカケに中を深め、現在では親友にまで昇華している。常連客や新規客とも毎日お話ししていることもあり、年齢や強面などに関係なく渡り合えるので、客からの人気が非常に高い。最近では、咲耶もリット同様に癒しの存在として見られるようになり、顔が広く知られるようになった。
3) ユウキ【獣人・平民・15歳→10歳】
咲耶と出会うまで、フェルデナンド伯爵のスキル[コントラスト]により魂を縛られ、暗殺者向けの性格に矯正され、数多くの要人(=犯罪者)を殺してきた強者であったが、スキル[原点回帰]により、魂をスキルの束縛から解放させたことで、本来の明るく自由奔放な性格を取り戻す。
副作用で10歳に戻ったこともあり、現在では咲耶の良き理解者で、友人となっている。
4) ルーク・フェルデナンド【人間・伯爵・男・37歳】
今世における咲耶(=リリアーナ・フェルデナンド)の父親。
フェルデナンド伯爵家を牛耳る当主で、幼少時に父親からスキル[暗示]を行使されたことで、基盤となる性格そのものが、人工的に作られていることに、本人は気づいていない。父親同様、妻や子供たちが寝静まっている時に、スキル[暗示]を行使し、妻の性格を自分好みに変化させ、その子供たちも赤ちゃんの頃に当主に従順になるよう性格を根付けさせている。リリアーナの場合、心自体が虐待により完全崩壊したことで、暗示とコントラクトの呪縛から逃れることに成功している。
現在、自我自体はあるものの、伯爵自身はルウリ、フリード、ベイツの操り人形状態に近いものとなっている。質問されたら、自分の持つ情報を全て赤裸々に語るようになっているため、自分自身が操られたことで、初めて縛られた者の気持ちを理解し始めている。そのため、本家の状態を気にしているものの、これまで多くの人々の魂を虐げてきた罰が、今になって降っているのだと思い、反省の色を見せ始めているものの、それを表に出していない。
155
あなたにおすすめの小説
滅びる異世界に転生したけど、幼女は楽しく旅をする!
白夢
ファンタジー
何もしないでいいから、世界の終わりを見届けてほしい。
そう言われて、異世界に転生することになった。
でも、どうせ転生したなら、この異世界が滅びる前に観光しよう。
どうせ滅びる世界なら、思いっきり楽しもう。
だからわたしは旅に出た。
これは一人の幼女と小さな幻獣の、
世界なんて救わないつもりの放浪記。
〜〜〜
ご訪問ありがとうございます。
可愛い女の子が頼れる相棒と美しい世界で旅をする、幸せなファンタジーを目指しました。
ファンタジー小説大賞エントリー作品です。気に入っていただけましたら、ぜひご投票をお願いします。
お気に入り、ご感想、応援などいただければ、とても喜びます。よろしくお願いします!
23/01/08 表紙画像を変更しました
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~
御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。
十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。
剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。
十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。
紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。
十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。
自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。
その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。
※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
[完結]前世引きこもりの私が異世界転生して異世界で新しく人生やり直します
mikadozero
ファンタジー
私は、鈴木凛21歳。自分で言うのはなんだが可愛い名前をしている。だがこんなに可愛い名前をしていても現実は甘くなかった。
中高と私はクラスの隅で一人ぼっちで生きてきた。だから、コミュニケーション家族以外とは話せない。
私は社会では生きていけないほどダメ人間になっていた。
そんな私はもう人生が嫌だと思い…私は命を絶った。
自分はこんな世界で良かったのだろうかと少し後悔したが遅かった。次に目が覚めた時は暗闇の世界だった。私は死後の世界かと思ったが違かった。
目の前に女神が現れて言う。
「あなたは命を絶ってしまった。まだ若いもう一度チャンスを与えましょう」
そう言われて私は首を傾げる。
「神様…私もう一回人生やり直してもまた同じですよ?」
そう言うが神は聞く耳を持たない。私は神に対して呆れた。
神は書類を提示させてきて言う。
「これに書いてくれ」と言われて私は書く。
「鈴木凛」と署名する。そして、神は書いた紙を見て言う。
「鈴木凛…次の名前はソフィとかどう?」
私は頷くと神は笑顔で言う。
「次の人生頑張ってください」とそう言われて私の視界は白い世界に包まれた。
ーーーーーーーーー
毎話1500文字程度目安に書きます。
たまに2000文字が出るかもです。
追放された引きこもり聖女は女神様の加護で快適な旅を満喫中
四馬㋟
ファンタジー
幸福をもたらす聖女として民に崇められ、何不自由のない暮らしを送るアネーシャ。19歳になった年、本物の聖女が現れたという理由で神殿を追い出されてしまう。しかし月の女神の姿を見、声を聞くことができるアネーシャは、正真正銘本物の聖女で――孤児院育ちゆえに頼るあてもなく、途方に暮れるアネーシャに、女神は告げる。『大丈夫大丈夫、あたしがついてるから』「……軽っ」かくして、女二人のぶらり旅……もとい巡礼の旅が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる