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本編
69話 私がアイリス様をフォローします
翌日の昼下がり、私、アイリス様、シャロンさん、ケンイチロウさんの4人は、オリエント子爵家で用意された馬車に乗り、公爵家へと辿り着く。目に見えないけど、トーイ、イマリ、レパードも、しっかりと私たちを護衛してくれている。
「凄……これが公爵家」
「一時期、僕もこういった邸に住んでいたけど、他の貴族の家に入るのは久しぶりだ」
馭者の方が警備の人と話し合っているので、私はそっと側面の窓を開けて、ケンイチロウさんと共に、正面に聳える邸を見ている。邸自体が、カルバイン子爵家やオリエント子爵家以上の壮大かつ雄大さを誇っており、そして正門からお客様を迎える庭園も、惚れ惚れとする立派さで、邸とのバランスが完璧に調和されている。
ていうか、今からあの邸に入るの?
「相変わらず、ここに来ると圧倒されるわ。だから、来たくないのよ」
「わかるわ。確かに、これは入りたくない。なんというか、公爵家の力を誇示しているような建物で、威圧感を感じるもの」
アイリス様、私も同じ気持ちです。
今からあの建物に入って、ファルナーク様たちと話し合うのか。私はほぼ相槌を打つだけでいいと思うけど、アイリス様が一番大変だよね。
「皆、手厳しい意見だね。でも、著名な公爵家だからこそ、こういった邸に住まないといけないのさ」
「それは…まあ」
「わかるけどね」
ケンイチロウさんの意見に、2人は何も言い返せないでいる。私たちの馬車が正門を抜けて、敷地内に入ると、程なくして邸の玄関扉が開き、そこからファルナーク様や執事1名、メイド2名が出てくる。
「シャロン、フォローよろしくね」
「あまり期待しないで」
シャロンさん、なんで即答するの‼︎
「大丈夫、私とシャロンさんがしっかりフォローします!」
「ユミルは…いいかな」
「そうね、私とアイリスだけで頑張りましょう」
「なんで!?」
2人からの拒絶は、結構堪えるんですけど!!
「あはは、いいね、君たち。良いコンビだよ」
ケンイチロウさん、全然フォローになってないよ。
あたふたしているうちに、馬車がファルナーク様の目の前で止まり、馭者の男性が扉を開け、アイリス様が出ようと1歩踏み出した瞬間、何故か動きを止める。
「ようこそ、ディオグランデ公爵家へ」
「ご招待、誠にありがとうございます。ファルナーク様」
馬車の中だとわかりにくいけど、多分ファルーナク様は、アイリス様をエスコートしようと、右手を差し出しているのでは? ていうか、シャロン様がそれを見て固まっている。
アイリス様がファルナーク様の手を取り、馬車から降りきった後、ケンイチロウさんが降りて、彼がシャロン様と私の右手を取り、優しく降ろしてくれた。
「シャロン、ユミル、ようこそ、ディオグランデ公爵家へ。シャロンは何度か来たことがあるけど、ユミルは初めてだね」
うげ、私に振ってきた!?
「は、はい。あの…私は平民ですけど、ここへ来て良かったのですか?」
平民の幼児が公爵家へ足を踏み入れることって、普通ないよね。執事さんやメイドさんたちを見ると、皆が私を見て、ニコッと優しく微笑み、蔑む様子など微塵も感じ取れない。
理由は既に知っているけど、一応聞いておこう。
「ははは、構わないよ。君は特別な平民だからね」
「特別?」
やっぱり、学会での件を両親から聞いているようだ。
「昨日のうちに、アイリスと共にいた君のことを調査したら、君の名前が新聞に掲載されているものだから驚いたよ。『新たな神童、現る! 4歳児が、プロ研究者たちの抱える難問を一瞬で解きほぐす!』、写真こそなかったけど、記事を読んだ限り、僕の見た子供で間違いないと踏み、ここへ招待した」
新聞か~~~。
私自身、取材を受けてなかったけど、アイリス様とマーカス様が私のことを聞かれた場合は、正体バレしないよう気をつけて答えておくからと言ってたよ。
新聞拝読者の人たちも、暴動やアイリス様の研究で私のことなんて忘れるでしょと思っていたのに、しっかりと読まれていたんだ~~~。
「私、神童なんかじゃないです。あの時、おかしいと思ったことを、普通に答えただけです」
「その受けごたえだけで、君が神童とわかる」
え、なんで!?
アイリス様とシャロン様も苦笑いを浮かべて、こっちを見てる。
「やはり、君やシャロンを招待して正解だった。君たちがいることで、アイリスも警戒を緩めてくれているからね。まさか、護衛としてランクAのケンイチロウを連れてくるのは想定外だけど、彼なら問題ない」
貴族間でも、ランクAのケンイチロウさんって有名なんだ。
「お初にお目に掛かります。私はケンイチロウ、精霊カーバンクルに愛されしディオグランデ公爵家にご訪問できたこと、至極光栄に思います」
おお、さすが元貴族。
立ち振る舞いがお見事だけど、カーバンクルの名前を出したせいか、アイリス様とシャロン様が不安げになっている。
私も不安だけど、極力表に出さないよう心掛けている。
「冒険者と思えない程の正しい礼儀作法だ。噂では、立ち振る舞いに問題ないが、表情が乏しく、何を考えているのかわからないと聞いていたが、所詮噂は噂だな。君を、執事として雇いたいくらいだよ」
「ありがとうございます」
ケンイチロウさんがファルナーク様に向けて、優しく微笑む。
カーバンクルという言葉が出ているのに、ファルナーク様も、全く動揺していない。まるで、互いに腹の探り合いをしているようだ。
「アイリス、先に言っておく。父は所用があって、7日程帰ってこない」
「何か重要なことが起きているのなら出直しますが?」
アイリス様が疑問に思ったことを口にすると、彼は首を横に振る。
「いや、問題ない。父は、この国の近衛騎士団団長でもある。今日から7日間、王都から少し離れた山間に位置するランクCのダンジョンに潜って、一部の近衛騎士や一般騎士たちとで、交代制の強化訓練を始めている」
昨日もそうだったけど、家の要とされる『反射』、他のスキルと魔法が封印されている状況下で、ファルナーク様からは特に焦りとかを感じない。
公爵様も、実地訓練なんかに行って大丈夫なの?
「それと、母はこの邸内にいるけど、今体調を崩していて、挨拶する余裕がない。母からも許可を得ているから、君たちは気にせず、僕と話し合おう」
そんな状況下で来ていいの?
迷惑になるのでは?
「宜しいのですか?」
「ああ。君は殿下の誕生日パーティー時に出会った私の立ち振る舞いを見て、嫌悪感を抱いていると思うから、今日はそれを払拭させたいことを訴えると、母も許可してくれたよ。勿論、恋愛という意味合いでの婚約者になってもらうという重大任務も含めてね」
この人、そんな小っ恥ずかしいセリフをよく言えるな。
ある意味、尊敬するよ。
彼の率直な言い様に、アイリス様も少し訝しんでいる。
《父親は不在》
《母親は体調不良》
《スキルと魔法が封印中》
こんな特殊な状況下であっても、彼から焦りを感じない。むしろ、真剣な目でアイリス様とお話を続けていることもあって、それを見ている私とシャロン様も、彼の目的を読めないでいる。
「う…」
「ユミル、どうしたの?」
「シャロン様、お手洗いに行きたいです」
「それなら一緒に行きましょう。お手洗いの位置なら、私が知っているから」
私はファルナーク様から許可を貰い、2人に頭を下げてから、シャロン様と共にお手洗いへと向かいます。そして、所用を済ませると、彼女が待ってくれていたので、手を繋いでアイリス様のいるリビングを目指し歩き出す。
「私たちが抜けている間に、2人の距離って、どのくらい縮まっていると思います?」
「そんな短時間で縮まるわけないでしょ。正直、ファルナーク様がアイリスを本気で狙っていると思えないのよ」
全ての事情に精通している分、私も全く同じ気持ちです。
彼のことで歩を進めていると、誰かが階段を慌てて降りてくる音が聞こえたので、私たちは2階へ通じる階段を見る。
ここって吹き抜けになっていて、邸中央に2階への大きな階段があり、中2階付近で左右に分断されている。
その左側の階段から、気品ある綺麗な女性がメイドを連れずに、1人だけでフラフラと2階から中2階へと下り始める。大丈夫かなと思い、心配で見つめていると、私たちは彼女の足を踏み外す瞬間を目撃する。
「危ない!」「ルティーナ様!」
私は反射的に、女性が怪我しないよう、スキル『反射』を使ってしまう。
やば…危険だと思い、使っちゃった。
「凄……これが公爵家」
「一時期、僕もこういった邸に住んでいたけど、他の貴族の家に入るのは久しぶりだ」
馭者の方が警備の人と話し合っているので、私はそっと側面の窓を開けて、ケンイチロウさんと共に、正面に聳える邸を見ている。邸自体が、カルバイン子爵家やオリエント子爵家以上の壮大かつ雄大さを誇っており、そして正門からお客様を迎える庭園も、惚れ惚れとする立派さで、邸とのバランスが完璧に調和されている。
ていうか、今からあの邸に入るの?
「相変わらず、ここに来ると圧倒されるわ。だから、来たくないのよ」
「わかるわ。確かに、これは入りたくない。なんというか、公爵家の力を誇示しているような建物で、威圧感を感じるもの」
アイリス様、私も同じ気持ちです。
今からあの建物に入って、ファルナーク様たちと話し合うのか。私はほぼ相槌を打つだけでいいと思うけど、アイリス様が一番大変だよね。
「皆、手厳しい意見だね。でも、著名な公爵家だからこそ、こういった邸に住まないといけないのさ」
「それは…まあ」
「わかるけどね」
ケンイチロウさんの意見に、2人は何も言い返せないでいる。私たちの馬車が正門を抜けて、敷地内に入ると、程なくして邸の玄関扉が開き、そこからファルナーク様や執事1名、メイド2名が出てくる。
「シャロン、フォローよろしくね」
「あまり期待しないで」
シャロンさん、なんで即答するの‼︎
「大丈夫、私とシャロンさんがしっかりフォローします!」
「ユミルは…いいかな」
「そうね、私とアイリスだけで頑張りましょう」
「なんで!?」
2人からの拒絶は、結構堪えるんですけど!!
「あはは、いいね、君たち。良いコンビだよ」
ケンイチロウさん、全然フォローになってないよ。
あたふたしているうちに、馬車がファルナーク様の目の前で止まり、馭者の男性が扉を開け、アイリス様が出ようと1歩踏み出した瞬間、何故か動きを止める。
「ようこそ、ディオグランデ公爵家へ」
「ご招待、誠にありがとうございます。ファルナーク様」
馬車の中だとわかりにくいけど、多分ファルーナク様は、アイリス様をエスコートしようと、右手を差し出しているのでは? ていうか、シャロン様がそれを見て固まっている。
アイリス様がファルナーク様の手を取り、馬車から降りきった後、ケンイチロウさんが降りて、彼がシャロン様と私の右手を取り、優しく降ろしてくれた。
「シャロン、ユミル、ようこそ、ディオグランデ公爵家へ。シャロンは何度か来たことがあるけど、ユミルは初めてだね」
うげ、私に振ってきた!?
「は、はい。あの…私は平民ですけど、ここへ来て良かったのですか?」
平民の幼児が公爵家へ足を踏み入れることって、普通ないよね。執事さんやメイドさんたちを見ると、皆が私を見て、ニコッと優しく微笑み、蔑む様子など微塵も感じ取れない。
理由は既に知っているけど、一応聞いておこう。
「ははは、構わないよ。君は特別な平民だからね」
「特別?」
やっぱり、学会での件を両親から聞いているようだ。
「昨日のうちに、アイリスと共にいた君のことを調査したら、君の名前が新聞に掲載されているものだから驚いたよ。『新たな神童、現る! 4歳児が、プロ研究者たちの抱える難問を一瞬で解きほぐす!』、写真こそなかったけど、記事を読んだ限り、僕の見た子供で間違いないと踏み、ここへ招待した」
新聞か~~~。
私自身、取材を受けてなかったけど、アイリス様とマーカス様が私のことを聞かれた場合は、正体バレしないよう気をつけて答えておくからと言ってたよ。
新聞拝読者の人たちも、暴動やアイリス様の研究で私のことなんて忘れるでしょと思っていたのに、しっかりと読まれていたんだ~~~。
「私、神童なんかじゃないです。あの時、おかしいと思ったことを、普通に答えただけです」
「その受けごたえだけで、君が神童とわかる」
え、なんで!?
アイリス様とシャロン様も苦笑いを浮かべて、こっちを見てる。
「やはり、君やシャロンを招待して正解だった。君たちがいることで、アイリスも警戒を緩めてくれているからね。まさか、護衛としてランクAのケンイチロウを連れてくるのは想定外だけど、彼なら問題ない」
貴族間でも、ランクAのケンイチロウさんって有名なんだ。
「お初にお目に掛かります。私はケンイチロウ、精霊カーバンクルに愛されしディオグランデ公爵家にご訪問できたこと、至極光栄に思います」
おお、さすが元貴族。
立ち振る舞いがお見事だけど、カーバンクルの名前を出したせいか、アイリス様とシャロン様が不安げになっている。
私も不安だけど、極力表に出さないよう心掛けている。
「冒険者と思えない程の正しい礼儀作法だ。噂では、立ち振る舞いに問題ないが、表情が乏しく、何を考えているのかわからないと聞いていたが、所詮噂は噂だな。君を、執事として雇いたいくらいだよ」
「ありがとうございます」
ケンイチロウさんがファルナーク様に向けて、優しく微笑む。
カーバンクルという言葉が出ているのに、ファルナーク様も、全く動揺していない。まるで、互いに腹の探り合いをしているようだ。
「アイリス、先に言っておく。父は所用があって、7日程帰ってこない」
「何か重要なことが起きているのなら出直しますが?」
アイリス様が疑問に思ったことを口にすると、彼は首を横に振る。
「いや、問題ない。父は、この国の近衛騎士団団長でもある。今日から7日間、王都から少し離れた山間に位置するランクCのダンジョンに潜って、一部の近衛騎士や一般騎士たちとで、交代制の強化訓練を始めている」
昨日もそうだったけど、家の要とされる『反射』、他のスキルと魔法が封印されている状況下で、ファルナーク様からは特に焦りとかを感じない。
公爵様も、実地訓練なんかに行って大丈夫なの?
「それと、母はこの邸内にいるけど、今体調を崩していて、挨拶する余裕がない。母からも許可を得ているから、君たちは気にせず、僕と話し合おう」
そんな状況下で来ていいの?
迷惑になるのでは?
「宜しいのですか?」
「ああ。君は殿下の誕生日パーティー時に出会った私の立ち振る舞いを見て、嫌悪感を抱いていると思うから、今日はそれを払拭させたいことを訴えると、母も許可してくれたよ。勿論、恋愛という意味合いでの婚約者になってもらうという重大任務も含めてね」
この人、そんな小っ恥ずかしいセリフをよく言えるな。
ある意味、尊敬するよ。
彼の率直な言い様に、アイリス様も少し訝しんでいる。
《父親は不在》
《母親は体調不良》
《スキルと魔法が封印中》
こんな特殊な状況下であっても、彼から焦りを感じない。むしろ、真剣な目でアイリス様とお話を続けていることもあって、それを見ている私とシャロン様も、彼の目的を読めないでいる。
「う…」
「ユミル、どうしたの?」
「シャロン様、お手洗いに行きたいです」
「それなら一緒に行きましょう。お手洗いの位置なら、私が知っているから」
私はファルナーク様から許可を貰い、2人に頭を下げてから、シャロン様と共にお手洗いへと向かいます。そして、所用を済ませると、彼女が待ってくれていたので、手を繋いでアイリス様のいるリビングを目指し歩き出す。
「私たちが抜けている間に、2人の距離って、どのくらい縮まっていると思います?」
「そんな短時間で縮まるわけないでしょ。正直、ファルナーク様がアイリスを本気で狙っていると思えないのよ」
全ての事情に精通している分、私も全く同じ気持ちです。
彼のことで歩を進めていると、誰かが階段を慌てて降りてくる音が聞こえたので、私たちは2階へ通じる階段を見る。
ここって吹き抜けになっていて、邸中央に2階への大きな階段があり、中2階付近で左右に分断されている。
その左側の階段から、気品ある綺麗な女性がメイドを連れずに、1人だけでフラフラと2階から中2階へと下り始める。大丈夫かなと思い、心配で見つめていると、私たちは彼女の足を踏み外す瞬間を目撃する。
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