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本編
74話 公爵家の過去(一部)
*トーイ視点
ユミルといい、アイリスといい、1人で突っ走り過ぎだよ。
ユミルはルティーナ。
アイリスはファルナーク。
それぞれをロックオンして、悪人か確かめようと動くのだから。
僕たちにとって、嫁いできた者や婿養子となって入ってきた者たちも、きちんと選定した上で、復讐対象に入れるかを決めている。
と言っても、王家に裁きを任せる以上、そういった者たちが、たとえ善人であったとしても、肝心の当主が悪人であった場合、家に責任を負わせる形になるだろうから、何らかの不幸に遭ってしまうのは確実だろう。
このディオグランデ公爵家なんか、1番裁かれる対象のはずなのに、つい先日になって、仲間から公爵家の内情を聞いて、その事実を受け止められないでいたけど、こうして姿を消し、第三者の視点で見ていると、あの情報に間違いはなさそうだ。
【生存している血縁者の中でも、ディオグランデ家は全員善人】
正直、僕は自分の耳を疑った。
他の仲間たちだってそうだ。
その情報の真偽を確かめるため、仲間たちは1人また1人と各自で調査していき、その結果、皆が【善人】判定を下す。
僕もこうして2人の心を見てきたけど、善人と判断する。僕たちを閉じ込め、加護を独占していたくせに、本家側が何故善人なのか不思議に思う。
その理由を知るべく、引き続き調査しているけど、現在までに判明しているのは、跡目争いが全ての発端とされていることだ。
今から11年前、ファルナークの祖父は王国の宰相の立場にあった。
当時、隣国との関係が悪化しつつあり、これ以上拗れれば、最悪戦争が起きるとも噂されていた。
そんな時、宰相自らが隣国に出向く。
これは異例の行動らしいけど、それが裏目となる。
宰相たち一行が隣国へ入る時期前後に、その地域一帯が突然の豪雨に見舞われた。豪雨が2日続いたことで、周囲の村や街から被害が多発していたこともあり、隣国側はその対処に追われることとなる。
そして、その対処中に、国境付近で大規模な土砂崩れが起きていることが発覚し、急ぎ部隊を送り、土砂を撤去していくと、宰相たち一行の遺体が次々と発見され、大騒動へと発展する。
本国側がその一報を魔道具経由で聞いた時、真っ先に暗殺を連想する。国境付近で起きた大規模な土砂崩れ、国家間の関係が拗れている以上、これは真っ先に対処すべき事項だ。
また、宰相側の方でも、予期せぬ事態で遅れる場合、通信用魔道具や救援要請用魔道具が発動するよう伝えられていたけど、そういった緊急通信がなかったことも、発見の遅れとなっている。
その後の調査の結果、この土砂崩れは暗殺ではなく、大雨による突発的に起きた自然災害と認定された。両国はこの宰相の死をきっかけに、追悼の意を込めて、平和条約を締結させ、現在も良好な関係を保っている。
問題は、その後だ。
宰相には、3人の息子がいた。
公爵家を継いだのは、当時22歳の三男アシュトン。
順当に行けば長男なのに、何故か三男が選ばれた。
その理由が、現在も不明。
長男は婿養子として侯爵家へ、次男も婿養子として伯爵家に籍を移している。どうにも、この辺りが怪しいと踏み、仲間たちはこの3人を徹底的にマークしている。
ルティーナの抱える悩みと、何か関係がありそうだ。僕はこの状況を仲間たちに伝え、既に1体がここへ到着し、今日以降、彼女やファルナークを監視していくから、こちらの家庭事情も、すぐにわかることになる。
現在時刻は午後3時。
ユミル、アイリス、シャロンたちは、伝統料理をたらふく食べてご満悦、そこからデート関係の話で盛り上がり、ここらでお暇しようと席を立ったところだ。
護衛のケンイチロウも使用人から伝統料理をもらったようで、気力に溢れており、護衛としての役割をきちんと果たしてくれている。結局、危険な事は一切なく拍子抜けで終わり、ユミルたちは笑顔で公爵家を後にする。
○○○
現在、僕たちは馬車の中にいる。
僕は、ユミルの膝の上。
イマリは、シャロンの膝の上。
馬車の中のため、僕はユミルとアイリスの抱える疑問を少しでも解消させるべく、公爵家の過去を説明すると、シャロンが真っ先に口を出す。
「驚きだわ。短期間で、よくそこまで調査できたわね」
「精霊を舐めないでほしいね。反射を利用すれば、姿を消せるし、家屋に侵入し放題。その気になれば、資料関係を盗むことも可能なのさ。流石に盗みをすれば、勘付かれるからやらないけどね」
シャロンからも知っていることを聞き出しておこう。
情報を持っていればいいけど。
「言っておきますけど、私は分家。3男のアシュトン様が、何故公爵位を継げたのか、その理由なんてわからないわよ」
ちぇ、先を読まれた。
まだ未成年だし、詳細な情報なんて持っていないか。
「ねえ、トーイ。3男のアシュトン様は近衛騎士団の団長で善人なのだから、カーバンクルが解放されなかった原因は、長男と次男のどちらか、もしくは両方が関係しているってことだよね?」
「ユミル、僕もそう睨んでいる。近日中に、仲間たちから報告が上がってくる。それまでは、待機状態だね」
はあ~、どうにもまどろっこしい。公爵家絡みについては、王家も独自に調査を進めているけど、そっちもあまり捗っていない。
僕たちは相手に関係なく、家に不法侵入可能だけど、お目当ての情報がどこに保管されているのかわからない場合、ずっとターゲットを監視し続ける必要がある。
王家側も僕らも、決定的な証拠を中々発見できないでいる。その件に関しても、この場で皆に報告すると、ユミルが何やら閃いたのか、僕を見る。
「あのさ、ふと思ったんだけど…」
ユミル? 何を思ったの?
こういった状況下で、どんな事を言ってくるのだろう?
「加護の真実に関わる資料に関しては、絶対に周囲に知られたくないと思うの。私が同じ立場なら、家の金庫とかじゃなく、空間魔法[アイテムボックス]に入れる。色濃い血縁者なら、誰か1人くらい所持しているでしょ?」
ユミルの言葉に、全員が押し黙る。
言われてみれば、その通りかもしれない。
血縁者側にとって、加護の真実を知られたらアウトだ。絶対に盗むことが不可能とされる場所に入れたいと、誰もが心理的に思う。アイテムボックスの中に入れられたら、いくら僕らでも侵入できない。
「シャロンさんも、そうするでしょ?」
「もし情報を持っているのなら、間違いなくアイテムボックスに入れるわ。ボックス自体を持っていなくても、幾つものダミーを用意して、マジックバッグに入れるわね」
「うわ~言われてみれば、その通り。そうなると、王家側もカーバンクル側も、完全に徒労だね」
ケンイチロウ、自分が関係ないからって、軽々しく言わないでほしい。でも、その通りだから腹たつ!
「そうなるとさ、トーイ。残る手段は、情報を持っている生き残りのゴーストを探し出すことだと思うの」
生き残りのゴースト?
「あ、【生き残り】という言葉はおかしいか。私は確かに先代長のもとに集まってきたゴーストや憎しみといった念を綺麗さっぱり無にしたけど、全てが先代長のもとへ集まったわけじゃないと思うの」
なるほど、そういう事か!!
あの時、凄まじいほどの負の情念が先代長のもとへ集まっていたから、それが全てと思い込んでいた。血縁者が増えている以上、そいつらを恨む念やゴーストがまだ王都内に潜んでいる可能性は十分にありうる。
「ユミルはどうするつもり?」
「アイリス様、明日にでも冒険者ギルドに行ってみます」
「なるほど、それほどの強い念を抱くゴーストがいれば、何かしらの問題を起こしているかもね。私は行けないけど、無理しないようにね」
アイリス、何を言っているの!?
「そんなの、僕かイマル、仲間が行けばいい事だよ!」
なんで、ユミルを巻き込むのさ!
「あのね、新聞の影響で、既に公爵家にまで、彼女の名前が知れ渡っているの。そして今日、その公爵家と接触があった以上、カーバンクルを最大限に利用している黒幕が、ユミルを誘拐してもおかしくない。ここからはユミルも巻き込んで、早々に決着をつけた方がいいわ」
4歳のユミルを巻き込めだって…。
「アイリスの言う通りだね。君らがユミル大好きなのはわかるけど、巻き込まれるのは時間の問題だ。早々に解決させたいのなら、彼女を護衛しつつ、王都にいるゴーストを討伐される前に見つけ出すべきだ」
ユミル自身の意外性もあって、注目を浴びつつある幼児へと成長しているのは間違いない。
正直、巻き込みたくないけど…。
「……わかったよ。僕と2人で冒険者ギルドへ行こう」
「やった!」
ユミル、巻き込んでごめんね。
ユミルといい、アイリスといい、1人で突っ走り過ぎだよ。
ユミルはルティーナ。
アイリスはファルナーク。
それぞれをロックオンして、悪人か確かめようと動くのだから。
僕たちにとって、嫁いできた者や婿養子となって入ってきた者たちも、きちんと選定した上で、復讐対象に入れるかを決めている。
と言っても、王家に裁きを任せる以上、そういった者たちが、たとえ善人であったとしても、肝心の当主が悪人であった場合、家に責任を負わせる形になるだろうから、何らかの不幸に遭ってしまうのは確実だろう。
このディオグランデ公爵家なんか、1番裁かれる対象のはずなのに、つい先日になって、仲間から公爵家の内情を聞いて、その事実を受け止められないでいたけど、こうして姿を消し、第三者の視点で見ていると、あの情報に間違いはなさそうだ。
【生存している血縁者の中でも、ディオグランデ家は全員善人】
正直、僕は自分の耳を疑った。
他の仲間たちだってそうだ。
その情報の真偽を確かめるため、仲間たちは1人また1人と各自で調査していき、その結果、皆が【善人】判定を下す。
僕もこうして2人の心を見てきたけど、善人と判断する。僕たちを閉じ込め、加護を独占していたくせに、本家側が何故善人なのか不思議に思う。
その理由を知るべく、引き続き調査しているけど、現在までに判明しているのは、跡目争いが全ての発端とされていることだ。
今から11年前、ファルナークの祖父は王国の宰相の立場にあった。
当時、隣国との関係が悪化しつつあり、これ以上拗れれば、最悪戦争が起きるとも噂されていた。
そんな時、宰相自らが隣国に出向く。
これは異例の行動らしいけど、それが裏目となる。
宰相たち一行が隣国へ入る時期前後に、その地域一帯が突然の豪雨に見舞われた。豪雨が2日続いたことで、周囲の村や街から被害が多発していたこともあり、隣国側はその対処に追われることとなる。
そして、その対処中に、国境付近で大規模な土砂崩れが起きていることが発覚し、急ぎ部隊を送り、土砂を撤去していくと、宰相たち一行の遺体が次々と発見され、大騒動へと発展する。
本国側がその一報を魔道具経由で聞いた時、真っ先に暗殺を連想する。国境付近で起きた大規模な土砂崩れ、国家間の関係が拗れている以上、これは真っ先に対処すべき事項だ。
また、宰相側の方でも、予期せぬ事態で遅れる場合、通信用魔道具や救援要請用魔道具が発動するよう伝えられていたけど、そういった緊急通信がなかったことも、発見の遅れとなっている。
その後の調査の結果、この土砂崩れは暗殺ではなく、大雨による突発的に起きた自然災害と認定された。両国はこの宰相の死をきっかけに、追悼の意を込めて、平和条約を締結させ、現在も良好な関係を保っている。
問題は、その後だ。
宰相には、3人の息子がいた。
公爵家を継いだのは、当時22歳の三男アシュトン。
順当に行けば長男なのに、何故か三男が選ばれた。
その理由が、現在も不明。
長男は婿養子として侯爵家へ、次男も婿養子として伯爵家に籍を移している。どうにも、この辺りが怪しいと踏み、仲間たちはこの3人を徹底的にマークしている。
ルティーナの抱える悩みと、何か関係がありそうだ。僕はこの状況を仲間たちに伝え、既に1体がここへ到着し、今日以降、彼女やファルナークを監視していくから、こちらの家庭事情も、すぐにわかることになる。
現在時刻は午後3時。
ユミル、アイリス、シャロンたちは、伝統料理をたらふく食べてご満悦、そこからデート関係の話で盛り上がり、ここらでお暇しようと席を立ったところだ。
護衛のケンイチロウも使用人から伝統料理をもらったようで、気力に溢れており、護衛としての役割をきちんと果たしてくれている。結局、危険な事は一切なく拍子抜けで終わり、ユミルたちは笑顔で公爵家を後にする。
○○○
現在、僕たちは馬車の中にいる。
僕は、ユミルの膝の上。
イマリは、シャロンの膝の上。
馬車の中のため、僕はユミルとアイリスの抱える疑問を少しでも解消させるべく、公爵家の過去を説明すると、シャロンが真っ先に口を出す。
「驚きだわ。短期間で、よくそこまで調査できたわね」
「精霊を舐めないでほしいね。反射を利用すれば、姿を消せるし、家屋に侵入し放題。その気になれば、資料関係を盗むことも可能なのさ。流石に盗みをすれば、勘付かれるからやらないけどね」
シャロンからも知っていることを聞き出しておこう。
情報を持っていればいいけど。
「言っておきますけど、私は分家。3男のアシュトン様が、何故公爵位を継げたのか、その理由なんてわからないわよ」
ちぇ、先を読まれた。
まだ未成年だし、詳細な情報なんて持っていないか。
「ねえ、トーイ。3男のアシュトン様は近衛騎士団の団長で善人なのだから、カーバンクルが解放されなかった原因は、長男と次男のどちらか、もしくは両方が関係しているってことだよね?」
「ユミル、僕もそう睨んでいる。近日中に、仲間たちから報告が上がってくる。それまでは、待機状態だね」
はあ~、どうにもまどろっこしい。公爵家絡みについては、王家も独自に調査を進めているけど、そっちもあまり捗っていない。
僕たちは相手に関係なく、家に不法侵入可能だけど、お目当ての情報がどこに保管されているのかわからない場合、ずっとターゲットを監視し続ける必要がある。
王家側も僕らも、決定的な証拠を中々発見できないでいる。その件に関しても、この場で皆に報告すると、ユミルが何やら閃いたのか、僕を見る。
「あのさ、ふと思ったんだけど…」
ユミル? 何を思ったの?
こういった状況下で、どんな事を言ってくるのだろう?
「加護の真実に関わる資料に関しては、絶対に周囲に知られたくないと思うの。私が同じ立場なら、家の金庫とかじゃなく、空間魔法[アイテムボックス]に入れる。色濃い血縁者なら、誰か1人くらい所持しているでしょ?」
ユミルの言葉に、全員が押し黙る。
言われてみれば、その通りかもしれない。
血縁者側にとって、加護の真実を知られたらアウトだ。絶対に盗むことが不可能とされる場所に入れたいと、誰もが心理的に思う。アイテムボックスの中に入れられたら、いくら僕らでも侵入できない。
「シャロンさんも、そうするでしょ?」
「もし情報を持っているのなら、間違いなくアイテムボックスに入れるわ。ボックス自体を持っていなくても、幾つものダミーを用意して、マジックバッグに入れるわね」
「うわ~言われてみれば、その通り。そうなると、王家側もカーバンクル側も、完全に徒労だね」
ケンイチロウ、自分が関係ないからって、軽々しく言わないでほしい。でも、その通りだから腹たつ!
「そうなるとさ、トーイ。残る手段は、情報を持っている生き残りのゴーストを探し出すことだと思うの」
生き残りのゴースト?
「あ、【生き残り】という言葉はおかしいか。私は確かに先代長のもとに集まってきたゴーストや憎しみといった念を綺麗さっぱり無にしたけど、全てが先代長のもとへ集まったわけじゃないと思うの」
なるほど、そういう事か!!
あの時、凄まじいほどの負の情念が先代長のもとへ集まっていたから、それが全てと思い込んでいた。血縁者が増えている以上、そいつらを恨む念やゴーストがまだ王都内に潜んでいる可能性は十分にありうる。
「ユミルはどうするつもり?」
「アイリス様、明日にでも冒険者ギルドに行ってみます」
「なるほど、それほどの強い念を抱くゴーストがいれば、何かしらの問題を起こしているかもね。私は行けないけど、無理しないようにね」
アイリス、何を言っているの!?
「そんなの、僕かイマル、仲間が行けばいい事だよ!」
なんで、ユミルを巻き込むのさ!
「あのね、新聞の影響で、既に公爵家にまで、彼女の名前が知れ渡っているの。そして今日、その公爵家と接触があった以上、カーバンクルを最大限に利用している黒幕が、ユミルを誘拐してもおかしくない。ここからはユミルも巻き込んで、早々に決着をつけた方がいいわ」
4歳のユミルを巻き込めだって…。
「アイリスの言う通りだね。君らがユミル大好きなのはわかるけど、巻き込まれるのは時間の問題だ。早々に解決させたいのなら、彼女を護衛しつつ、王都にいるゴーストを討伐される前に見つけ出すべきだ」
ユミル自身の意外性もあって、注目を浴びつつある幼児へと成長しているのは間違いない。
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