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本編
7話 カーバンクルの抱える事情
この3日間の苦労が実り、カーバンクルに友として認められたのは嬉しいけど、皆の抱えている事情って何かな?
「ユミル、僕たちが先生となって教えた授業の中で、精霊使役についての内容を覚えているかい?」
「勿論、覚えてるよ。魔物は服従、精霊は友達、これらが成立して、使役契約が結ばれる」
みんなが私に色々とレクチャーしてくれたおかげで、精霊術師の素質のある人か、スキル[精霊視]を持つ人以外は精霊を視認できないことも理解できた。ただ、精霊側がその気になれば、誰にでも視認出来るよう力を調節することも可能だ。
「その通り。僕たちカーバンクルは、その使役契約をある理由で正式に結べないんだ。君のステータスで確認してみて」
トーイに言われるがまま確認すると、確かに使役のカーバンクルの箇所から(仮)が外れていない。(仮)の状態だと、精霊特有のエレメンタルスキルを自分の力で行使できるけど、互いに遠距離での通信連絡も取れないし、そのせいで召喚だってできない。
なんで、(仮)が取れてないの?
「先代長を除く精霊カーバンクルは、この国の王都に住む貴族のせいで、約百年もの間、誰とも正式な契約を結べていないし、その貴族以外に姿だって見せていない」
「百年!?」
「そうさ」
精霊は人の持つ魂の清浄さに惹かれ、使役契約を結ぶから、基本悪人とは契約しない。悪人が無闇に何かしようものなら、天罰を下すとも言ってた。
カーバンクルたちに、何があったのだろう?
「今から103年前、先代長はこの国の上位貴族の令息と偶然出会い、友人関係を築いたことで、使役契約が結ばれた。それが、全ての始まりだったのさ」
私は、トーイからカーバンクルの抱える事情を聞いていく。
今から103年前、先代長は一人の貴族令息と使役契約を結んだ。令息自信は穏やかで心も綺麗な人だったけど、その家族はそうでなかった。カーバンクルの力[反射]を我が一族のものにするため、令息を懐柔して長を召喚させると、無許可で隷属契約を結ばせ、この力を永続的に維持させるため、5つの誓約を結ばせた。
①今後、我が一族以外との使役契約を禁じる。
②今後、許可が下りない限り、我が一族以外の人族にその姿を見せてはいけないし、関係性を言ってはいけない。
③今後、活動範囲を聖域のある森のみとする。
④他の精霊たちを、カーバンクルの住む森に侵入させてはいけない。
⑤契約破棄または、契約の破壊行為を禁止とする。
奴隷契約である以上、命令に背けば、先代長は死ぬ。元々、カーバンクルたちはこの国を中心に活動していたけど、全員が長の命令により連れ戻され、一族全員が約100年間聖域のある森に閉じ込められてしまう。森の境界線にて、他の精霊たちに状況を話すことも可能だったけど、それは契約違反行為と判断され、一族全員が実行した時点で絶滅してしまう。完全に逃げ道を防がれているので、トーイたちはこれまで何もできず、100年間も聖域の森という監獄に閉じ込められている。
貴族の所業は、これだけで終わらない。
精霊を使役することで取得できるエレメンタルスキルは、通常のスキルと違い、かなり強力だ。そのため、このスキル類にだけレベルが5つ設定されており、強(S→A→B→C→D)弱となっている。Sだと、あらゆる制限が解放され、反射を自在に扱える。ただ、このレベルは使役精霊との絆の深さを表しており、使役始めの頃は絆も出来て間もないため、誰であろうともDからのスタートらしい。
貴族は先代長に対して、一族全員に反射(S)の力を付けるよう命令したけど、それが不可能とわかると、可能となる(C)を付けさせた。これにより、この人たちは反射を利用してのしあがり、内紛が起きても、国王の敵となる者に対して、反射で強引にねじ伏せ、王から絶大な信頼を得ることに成功し、莫大な富と名声を築き上げた。
先代長は、貴族の力を少しでも削ぎ落とすため、長としての力を息子に継承させた。精霊の【長】という地位は称号で、ステータスに付くと、体が大きくなり、能力もその個体の持つ資質次第で、大幅に引き上げられる。その【長】の称号を息子さんに引き継がせることで、貴族の持つ反射の力を低下させるのが、精一杯の反抗だった。
「酷い話だね。先代長の身体は大丈夫なの?」
全部の話を聞き終えると、私の心の中は、怒りの炎で燃え盛っていた。
トーイは、浮かない顔をして俯く。
「初めは問題なかった。でも、あの一族たちは相当欲深いのか、奴らを憎悪する者たちが年数の経過とともに増えてきて、そのエネルギーが凄まじいせいもあって、反射しきれない一端が隷属契約の影響で、先代の長の中にまで侵入してしまい、身体を少しずつ蝕むようになっていった。そのせいで、あの方の寿命も限界に近付いている。このまま死んでしまうと、蓄積されていた力が僕たちに向いてしまい、この聖域一帯に住むカーバンクルたちに取り憑き、全員が魔物化するだろう」
それって大変なことだよ!!
そうなると、トーイの願いって、もしかして先代長に関係すること?
「君にお願いする内容は、先代長に纏わりつく呪縛を取り除いてほしいのさ」
「なんとなく察していたけど、どうやって?」
家族に使った伝統魔法じゃあ、憎しみなんかを取り除けないよ。
「君の持つ転生特典が、鍵だね。これから、僕と一緒に長のもとへ行こう。先代長の眠る場所でなら、君の家族の時と同様に、転生特典が働いて、新規の伝統魔法を入手できるかもしれない」
そういえば[御霊送りの儀]も、あの転落事故とトーイとの出会いがキッカケで入手できたんだ。私に憎しみを取り払える力があるのかわからないけど、命の恩人が困っている以上、放っては置けない。
「わかった、先代長のもとへ行こう!!」
「いいのかい? 最悪、君が死んじゃうよ?」
死ぬって言われて、ちょっとたじろぐ。
「私だって、死にたくない。でも、困っている精霊を放って置けないよ。やれるだけやってみる!!」
今の時点で、どんな魔法を入手できるか不明な以上、まずは今代の長と会ってお話ししてみよう。
○○○
私はトーイと一緒に、一際大きな樹の根元へと移動する。根元の中心には、大きな穴が空いている。
「ユミル、ここへ入って」
「あれ? 明るい、あ、反射でここへ光を通しているんだ」
「そういうこと」
穴へ入ると、そこにはトーイより3回りほど大きいカーバンクル1体と、2回りほど大きいカーバンクルが1匹いる。小さい方の1匹は身体を丸ませ眠っていて、シールドに護られている。内部には、黒くウネウネしたものが多数いて、眠っているカーバンクルやその横に置かれている100体近くある西洋人形の身体に出たり入ったりしている。
正直言って、怖い。
「長、ユミルを連れてきました」
もう1匹の大きなカーバンクルが私を睨む。
目つきのせいもあって、お世辞にも可愛いとは言えない。
「皮肉なものだ。人間のせいで父が苦しんでいるのに、その柵を救うかもしれない者も人間か。私はガルト、先代長の息子だ」
「ユミルといいます!!」
この人の声、冷酷な声色のせいで、余計に怖い。
でも、自分の父親が人間のせいで死にそうなのだから、当然だよね。
「先代長の横に置かれている人形って何ですか?」
よく観察したら、人形の髪がおかしな形で伸びているものもあるし、表情だって笑っていたり、怒っていたりと様々だ。
私、あれと対決するの? 霊感ないよ?
「憎しみの依代を人形に移すことで、父の負担を少しだけ軽減できるんだ。シールドを解除した途端、あれらも魔物化するだろうな」
本物のお化けだよ‼︎
「それじゃあ、先代長に巻きついている太くて長い鎖は?」
「あれが、貴族と結んだ永代使役契約と奴隷契約だ。本来、目に見えないものを、今回私が反射を応用させて具現化させている」
あれも、私の力で解放出来るの?
「ユミルは、我々に力を貸してくれるのか?」
「え? 当然だよ。私は、トーイに助けられた。私にとって、カーバンクルは命の恩人!! カーバンクルが私の力を必要としているのなら、私は自分の力を遠慮なく使うよ」
そうでないと、命の恩人に失礼だ。
「良い目をしている。だが、転生特典というのは、人の人生において通常1回しか起こり得ないもので、得られるスキルや魔法類も、通常のものより遥かに強い効果がある。選択肢次第では世界最強となり、地位と名誉を得られるだろう。それを捨て、我らを救う道を選ぶか?」
1回目の転生特典では、選択肢に[経験値×10倍]があった。あれを選べばチートキャラと化して、いずれ世界最強になっていたかもしれない。
「私は、そんな自分本位な選択肢を選びません!!」
「そうか……ならば試させてもらおう。父のもとへ行くといい」
今度は、どんな選択肢が出るの?
願わくば、私を迷わせるものは出ないでほしい。
深く寝ているカーバンクルのもとへ恐る恐る行くと、ステータス画面が表示された。
「ユミル、僕たちが先生となって教えた授業の中で、精霊使役についての内容を覚えているかい?」
「勿論、覚えてるよ。魔物は服従、精霊は友達、これらが成立して、使役契約が結ばれる」
みんなが私に色々とレクチャーしてくれたおかげで、精霊術師の素質のある人か、スキル[精霊視]を持つ人以外は精霊を視認できないことも理解できた。ただ、精霊側がその気になれば、誰にでも視認出来るよう力を調節することも可能だ。
「その通り。僕たちカーバンクルは、その使役契約をある理由で正式に結べないんだ。君のステータスで確認してみて」
トーイに言われるがまま確認すると、確かに使役のカーバンクルの箇所から(仮)が外れていない。(仮)の状態だと、精霊特有のエレメンタルスキルを自分の力で行使できるけど、互いに遠距離での通信連絡も取れないし、そのせいで召喚だってできない。
なんで、(仮)が取れてないの?
「先代長を除く精霊カーバンクルは、この国の王都に住む貴族のせいで、約百年もの間、誰とも正式な契約を結べていないし、その貴族以外に姿だって見せていない」
「百年!?」
「そうさ」
精霊は人の持つ魂の清浄さに惹かれ、使役契約を結ぶから、基本悪人とは契約しない。悪人が無闇に何かしようものなら、天罰を下すとも言ってた。
カーバンクルたちに、何があったのだろう?
「今から103年前、先代長はこの国の上位貴族の令息と偶然出会い、友人関係を築いたことで、使役契約が結ばれた。それが、全ての始まりだったのさ」
私は、トーイからカーバンクルの抱える事情を聞いていく。
今から103年前、先代長は一人の貴族令息と使役契約を結んだ。令息自信は穏やかで心も綺麗な人だったけど、その家族はそうでなかった。カーバンクルの力[反射]を我が一族のものにするため、令息を懐柔して長を召喚させると、無許可で隷属契約を結ばせ、この力を永続的に維持させるため、5つの誓約を結ばせた。
①今後、我が一族以外との使役契約を禁じる。
②今後、許可が下りない限り、我が一族以外の人族にその姿を見せてはいけないし、関係性を言ってはいけない。
③今後、活動範囲を聖域のある森のみとする。
④他の精霊たちを、カーバンクルの住む森に侵入させてはいけない。
⑤契約破棄または、契約の破壊行為を禁止とする。
奴隷契約である以上、命令に背けば、先代長は死ぬ。元々、カーバンクルたちはこの国を中心に活動していたけど、全員が長の命令により連れ戻され、一族全員が約100年間聖域のある森に閉じ込められてしまう。森の境界線にて、他の精霊たちに状況を話すことも可能だったけど、それは契約違反行為と判断され、一族全員が実行した時点で絶滅してしまう。完全に逃げ道を防がれているので、トーイたちはこれまで何もできず、100年間も聖域の森という監獄に閉じ込められている。
貴族の所業は、これだけで終わらない。
精霊を使役することで取得できるエレメンタルスキルは、通常のスキルと違い、かなり強力だ。そのため、このスキル類にだけレベルが5つ設定されており、強(S→A→B→C→D)弱となっている。Sだと、あらゆる制限が解放され、反射を自在に扱える。ただ、このレベルは使役精霊との絆の深さを表しており、使役始めの頃は絆も出来て間もないため、誰であろうともDからのスタートらしい。
貴族は先代長に対して、一族全員に反射(S)の力を付けるよう命令したけど、それが不可能とわかると、可能となる(C)を付けさせた。これにより、この人たちは反射を利用してのしあがり、内紛が起きても、国王の敵となる者に対して、反射で強引にねじ伏せ、王から絶大な信頼を得ることに成功し、莫大な富と名声を築き上げた。
先代長は、貴族の力を少しでも削ぎ落とすため、長としての力を息子に継承させた。精霊の【長】という地位は称号で、ステータスに付くと、体が大きくなり、能力もその個体の持つ資質次第で、大幅に引き上げられる。その【長】の称号を息子さんに引き継がせることで、貴族の持つ反射の力を低下させるのが、精一杯の反抗だった。
「酷い話だね。先代長の身体は大丈夫なの?」
全部の話を聞き終えると、私の心の中は、怒りの炎で燃え盛っていた。
トーイは、浮かない顔をして俯く。
「初めは問題なかった。でも、あの一族たちは相当欲深いのか、奴らを憎悪する者たちが年数の経過とともに増えてきて、そのエネルギーが凄まじいせいもあって、反射しきれない一端が隷属契約の影響で、先代の長の中にまで侵入してしまい、身体を少しずつ蝕むようになっていった。そのせいで、あの方の寿命も限界に近付いている。このまま死んでしまうと、蓄積されていた力が僕たちに向いてしまい、この聖域一帯に住むカーバンクルたちに取り憑き、全員が魔物化するだろう」
それって大変なことだよ!!
そうなると、トーイの願いって、もしかして先代長に関係すること?
「君にお願いする内容は、先代長に纏わりつく呪縛を取り除いてほしいのさ」
「なんとなく察していたけど、どうやって?」
家族に使った伝統魔法じゃあ、憎しみなんかを取り除けないよ。
「君の持つ転生特典が、鍵だね。これから、僕と一緒に長のもとへ行こう。先代長の眠る場所でなら、君の家族の時と同様に、転生特典が働いて、新規の伝統魔法を入手できるかもしれない」
そういえば[御霊送りの儀]も、あの転落事故とトーイとの出会いがキッカケで入手できたんだ。私に憎しみを取り払える力があるのかわからないけど、命の恩人が困っている以上、放っては置けない。
「わかった、先代長のもとへ行こう!!」
「いいのかい? 最悪、君が死んじゃうよ?」
死ぬって言われて、ちょっとたじろぐ。
「私だって、死にたくない。でも、困っている精霊を放って置けないよ。やれるだけやってみる!!」
今の時点で、どんな魔法を入手できるか不明な以上、まずは今代の長と会ってお話ししてみよう。
○○○
私はトーイと一緒に、一際大きな樹の根元へと移動する。根元の中心には、大きな穴が空いている。
「ユミル、ここへ入って」
「あれ? 明るい、あ、反射でここへ光を通しているんだ」
「そういうこと」
穴へ入ると、そこにはトーイより3回りほど大きいカーバンクル1体と、2回りほど大きいカーバンクルが1匹いる。小さい方の1匹は身体を丸ませ眠っていて、シールドに護られている。内部には、黒くウネウネしたものが多数いて、眠っているカーバンクルやその横に置かれている100体近くある西洋人形の身体に出たり入ったりしている。
正直言って、怖い。
「長、ユミルを連れてきました」
もう1匹の大きなカーバンクルが私を睨む。
目つきのせいもあって、お世辞にも可愛いとは言えない。
「皮肉なものだ。人間のせいで父が苦しんでいるのに、その柵を救うかもしれない者も人間か。私はガルト、先代長の息子だ」
「ユミルといいます!!」
この人の声、冷酷な声色のせいで、余計に怖い。
でも、自分の父親が人間のせいで死にそうなのだから、当然だよね。
「先代長の横に置かれている人形って何ですか?」
よく観察したら、人形の髪がおかしな形で伸びているものもあるし、表情だって笑っていたり、怒っていたりと様々だ。
私、あれと対決するの? 霊感ないよ?
「憎しみの依代を人形に移すことで、父の負担を少しだけ軽減できるんだ。シールドを解除した途端、あれらも魔物化するだろうな」
本物のお化けだよ‼︎
「それじゃあ、先代長に巻きついている太くて長い鎖は?」
「あれが、貴族と結んだ永代使役契約と奴隷契約だ。本来、目に見えないものを、今回私が反射を応用させて具現化させている」
あれも、私の力で解放出来るの?
「ユミルは、我々に力を貸してくれるのか?」
「え? 当然だよ。私は、トーイに助けられた。私にとって、カーバンクルは命の恩人!! カーバンクルが私の力を必要としているのなら、私は自分の力を遠慮なく使うよ」
そうでないと、命の恩人に失礼だ。
「良い目をしている。だが、転生特典というのは、人の人生において通常1回しか起こり得ないもので、得られるスキルや魔法類も、通常のものより遥かに強い効果がある。選択肢次第では世界最強となり、地位と名誉を得られるだろう。それを捨て、我らを救う道を選ぶか?」
1回目の転生特典では、選択肢に[経験値×10倍]があった。あれを選べばチートキャラと化して、いずれ世界最強になっていたかもしれない。
「私は、そんな自分本位な選択肢を選びません!!」
「そうか……ならば試させてもらおう。父のもとへ行くといい」
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