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レベルアップを目指して
羞恥を越えて… 2 ※R-18
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※R-18
厚木は、着衣を一切乱していない。
ワイシャツにベストとスラックスという、仕事着のままだ。
厚木も脱げばいい、そう言いたいのに、”Silence”が生きている今の状態ではそれもできない。
なにか言いたげな表情をする吉継に、気づいていても厚木は鼻で笑うだけだ。
「”Roll”、ベッドに仰向けだ」
言われるまま、ベッドに乗り上げて横になる。厚木の視線を感じて、思わず足を擦り合わせる。
厚木もベッドに腰かけ、寝転ぶ吉継を覗き込む。
「もう話してもいい、よく我慢できたな」
「…っはぁ…」
額にキスされてほうっと息が漏れた。
吉継は普段からお喋りなタイプではないが、命令による制限を受けて緊張していた。
「あ、あつぎさん」
「なんだ」
「厚木さんは脱がないですか」
「なぜ」
「俺だけ脱ぐんですか」
「ああ、初めてじゃないだろう」
「だけど…」
どう言えば良いのかと言葉を選んでいる吉継を、厚木は面白そうに見ている。
吉継は気づいていない。頬を撫でられて気持ちよさそうにしているだけだ。
「かわいいな、吉継」
体をなで下ろされ、足先まで。
足裏をくすぐられると思わず足を引く。
「くすぐったいか」
「くすぐったい…」
「はははっ、そうか。まあ、耐えることだ」
「えっあっ?」
厚木が不穏なことを言うので驚いたが、しつこく擽られることはなくホッとしたのも束の間、今度は足指を順番に舐められる。
「厚木さんっ」
「はあ?」
「汚いです」
「風呂には入っただろう」
「入ったけど…」
「なら問題ない」
一通り足の指を舐められて、足裏、踝へ。
だんだんと舌が上がっていく。
ふくらはぎに太腿。
丹念に舐め上げられる温かい舌の感触に、体が勝手に跳ねて声が上がる。
むき出しの性器を隠すように身を捩るが押さえられ、手で隠そうとする吉継の手は絡め取られてしまう。
厚木は、そんな吉継の反応をじっくりと観察するように見ていた。
ああ、そうだ。
俺の反応を観察しているんだ…。
「あっ」
舌が鼠径部に伸びる。恥骨部を辿って性器へと舌が触れて。
「厚木さん!それ嫌です」
「なぜ」
「だって…」
「反応している」
「そんな事…」
「気持ちよくなりたいだろう」
厚木が舌を見せる。
「…っ、駄目です」
「なぜ」
「だってそんなの…」
恥ずかしい。
「あっ」
ただ嫌なだけじゃない。
恥ずかしい、だ。
こちらは裸なのに、厚木だけきっちり服を着ているのも、その観察する目も、舐められるのも。
「俺だけこんな、恥ずかしい…」
「ああ、恥ずかしいな」
絡めた手にキスをされる。
優しいキスだった。
吉継は、これで許されたかと安心して手を解こうとしたが、それは叶わなかった。
逆に強く握り込まれてしまう。
「え…」
「この感覚をよく覚えておくことだ」
厚木は舌を出して、吉継のゆるく反応している陰茎を舐め上げた。
「ふぁっあ、厚木さん…っ」
吉継の嫌は聞き入れられず、あっさり口腔内へと招き入れられた。厚木の口腔内は熱くて、否が応でも感じさせられてしまう。
絡めた手から力が抜けていく。
舌は巧みだった。
「はぁ、…あっ……、はぁっあっ…ん」
すぐに弱いところを見つけられ、なすすべもない吉継はあっという間に追い立てられてしまった。
肩で息をしていたら顎を捉えられ、荒いキスをされる。
「んん…」
かすかに性の匂いが残るキスに、ほんのさっきまで自分のものが入っていたことを思い知らされた。
口が離れる頃には、吉継の口から飲みきれなかったどちらのものともつかない唾液が溢れていた。
汗で張り付いた髪をかき上げられ、露わになった額にもキスをされる。
「よく頑張ったな」
プレイの終わりを告げられ、力が抜ける。
「これで終わりですか…」
「ああ、今日のところは」
厚木は部屋を出ていき、しばらくしてから蒸らしたタオルを数枚持ってきて、吉継の体を拭こうとした。
「自分でします」
慌てて厚木からタオルを取り上げる。
「恥ずかしいか」
「当たり前です」
「いいことだ」
厚木は、傍目にもわかるくらい上機嫌だ。
吉継は厚木のせいで、今まで感じていた居心地の悪さを羞恥心に塗り替えられてしまい、未だに心臓がバクバクしているというのに。
厚木のプレイは、痛みと羞恥と快楽だ。
痛みを与えないかわりに、羞恥と快楽を教え込まされた。
厚木は嫌なDomだ。
吉継が今まで意識していなかった感覚を浮き上がらせる。
そして、厚木が満足するまで晒すしかないのだ。
これからこんなプレイばかりするのか。
吉継は、満たされたSub性とは裏腹に、大変なことになるのではないかという予感に頭を抱えるしかなかった。
ダイナミクスの欲求を満たすプレイでこんな気持ちになるなんて思わなかった…。
厚木は、着衣を一切乱していない。
ワイシャツにベストとスラックスという、仕事着のままだ。
厚木も脱げばいい、そう言いたいのに、”Silence”が生きている今の状態ではそれもできない。
なにか言いたげな表情をする吉継に、気づいていても厚木は鼻で笑うだけだ。
「”Roll”、ベッドに仰向けだ」
言われるまま、ベッドに乗り上げて横になる。厚木の視線を感じて、思わず足を擦り合わせる。
厚木もベッドに腰かけ、寝転ぶ吉継を覗き込む。
「もう話してもいい、よく我慢できたな」
「…っはぁ…」
額にキスされてほうっと息が漏れた。
吉継は普段からお喋りなタイプではないが、命令による制限を受けて緊張していた。
「あ、あつぎさん」
「なんだ」
「厚木さんは脱がないですか」
「なぜ」
「俺だけ脱ぐんですか」
「ああ、初めてじゃないだろう」
「だけど…」
どう言えば良いのかと言葉を選んでいる吉継を、厚木は面白そうに見ている。
吉継は気づいていない。頬を撫でられて気持ちよさそうにしているだけだ。
「かわいいな、吉継」
体をなで下ろされ、足先まで。
足裏をくすぐられると思わず足を引く。
「くすぐったいか」
「くすぐったい…」
「はははっ、そうか。まあ、耐えることだ」
「えっあっ?」
厚木が不穏なことを言うので驚いたが、しつこく擽られることはなくホッとしたのも束の間、今度は足指を順番に舐められる。
「厚木さんっ」
「はあ?」
「汚いです」
「風呂には入っただろう」
「入ったけど…」
「なら問題ない」
一通り足の指を舐められて、足裏、踝へ。
だんだんと舌が上がっていく。
ふくらはぎに太腿。
丹念に舐め上げられる温かい舌の感触に、体が勝手に跳ねて声が上がる。
むき出しの性器を隠すように身を捩るが押さえられ、手で隠そうとする吉継の手は絡め取られてしまう。
厚木は、そんな吉継の反応をじっくりと観察するように見ていた。
ああ、そうだ。
俺の反応を観察しているんだ…。
「あっ」
舌が鼠径部に伸びる。恥骨部を辿って性器へと舌が触れて。
「厚木さん!それ嫌です」
「なぜ」
「だって…」
「反応している」
「そんな事…」
「気持ちよくなりたいだろう」
厚木が舌を見せる。
「…っ、駄目です」
「なぜ」
「だってそんなの…」
恥ずかしい。
「あっ」
ただ嫌なだけじゃない。
恥ずかしい、だ。
こちらは裸なのに、厚木だけきっちり服を着ているのも、その観察する目も、舐められるのも。
「俺だけこんな、恥ずかしい…」
「ああ、恥ずかしいな」
絡めた手にキスをされる。
優しいキスだった。
吉継は、これで許されたかと安心して手を解こうとしたが、それは叶わなかった。
逆に強く握り込まれてしまう。
「え…」
「この感覚をよく覚えておくことだ」
厚木は舌を出して、吉継のゆるく反応している陰茎を舐め上げた。
「ふぁっあ、厚木さん…っ」
吉継の嫌は聞き入れられず、あっさり口腔内へと招き入れられた。厚木の口腔内は熱くて、否が応でも感じさせられてしまう。
絡めた手から力が抜けていく。
舌は巧みだった。
「はぁ、…あっ……、はぁっあっ…ん」
すぐに弱いところを見つけられ、なすすべもない吉継はあっという間に追い立てられてしまった。
肩で息をしていたら顎を捉えられ、荒いキスをされる。
「んん…」
かすかに性の匂いが残るキスに、ほんのさっきまで自分のものが入っていたことを思い知らされた。
口が離れる頃には、吉継の口から飲みきれなかったどちらのものともつかない唾液が溢れていた。
汗で張り付いた髪をかき上げられ、露わになった額にもキスをされる。
「よく頑張ったな」
プレイの終わりを告げられ、力が抜ける。
「これで終わりですか…」
「ああ、今日のところは」
厚木は部屋を出ていき、しばらくしてから蒸らしたタオルを数枚持ってきて、吉継の体を拭こうとした。
「自分でします」
慌てて厚木からタオルを取り上げる。
「恥ずかしいか」
「当たり前です」
「いいことだ」
厚木は、傍目にもわかるくらい上機嫌だ。
吉継は厚木のせいで、今まで感じていた居心地の悪さを羞恥心に塗り替えられてしまい、未だに心臓がバクバクしているというのに。
厚木のプレイは、痛みと羞恥と快楽だ。
痛みを与えないかわりに、羞恥と快楽を教え込まされた。
厚木は嫌なDomだ。
吉継が今まで意識していなかった感覚を浮き上がらせる。
そして、厚木が満足するまで晒すしかないのだ。
これからこんなプレイばかりするのか。
吉継は、満たされたSub性とは裏腹に、大変なことになるのではないかという予感に頭を抱えるしかなかった。
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