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痴漢行為の代償は※R15
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「……な、何のことよ! わ、私はただ、こいつに痴漢されたからパニックになって、それでっ!」
「調査書で以前読んでいたが……。見られて興奮する性癖もあるんだったか……? 男の股間はすでにお前のスキル、〈粉砕〉によってすでに磨り潰されてしまったようだな。未然に防げなかったが痴漢常習犯のようだし仕方あるまい。〈粉砕のヴァギナ〉だったか? お前も逮捕する」
「誰がヴァギナよっ! 失礼しちゃう。あたしの名はレギナよっ! あんた、最初からあたしの正体しっていたわね? なんてやつ!」
「国際指名手配犯、〈粉砕のヴァギナ〉、凶悪傷害罪により捕縛する」
「あたしはレギナだ──!」
ザムエルは冷たい視線を投げかけると、痴漢被害者であり連続傷害の犯人であるレギナを魔法で〈緊縛〉した。レギナは指一本すら動けないように要所要所の関節などに幾重にもロープのようなもので縛られる。文句を言うための口も、まるでボンドで貼り付けられたかのように開かない。
むぐむぐと身もだえしながらザムエルを睨みつけ、レギナはザムエルにも粉砕のスキルを使用した。だが、どう見ても肉体派に見え、魔法やスキルに弱そうなザムエルにスキルが効かない。
レギナのスキルは上級者しか扱えない。そのため、スキルが無効化されるなどありえず、目を見開く。
「私は王立騎士団の一員だ。魔道騎士団所属であり、お前ごときのスキルなど効くはずがなかろう」
周囲にいる野次馬たちの、「うそだろ? どうみても組織の一員か、よくて肉体派の騎士じゃないか?」「え? あの体で魔道騎士団の人なの? うっそ!」など驚愕の呟きが聞こえ騒めく。
ザムエルの言葉を聞いて一番びっくりしたのはレギナ自身だ。魔道騎士団と言えば、魔力を扱うエリート中のエリートである。
どうあがいても、この捕縛からは逃れられないと観念し項垂れたのであった。
次の停車駅で、痴漢と痴漢被害者兼傷害常習犯を予め待機させていた騎士に引き渡す。彼らが二人を然るべき場所に連行しこれから尋問などを行うだろう。
痴漢はひょっとしたら大事な部分が快復するかもしれないと治療を受けさせるだろうが、治療したところで被害者が増えるためザムエルや騎士たちの心境は複雑である。
だが、これまでに〈粉砕のレギナ〉の手によって傷つけられてきた被害者たちの股間は、快復はされた事例はない。痴漢は一生使い物にならず、大きさもしめじどころかえのきに変えられたソレと過ごす事になるだろう。
「ザムエル隊長、ご苦労さまです! 追っていた痴漢常習犯と〈粉砕のレギナ〉逮捕にご協力感謝いたします」
「偶然だがな……。ところで」
騎士がぴしっと敬礼をしてザムエルに礼を何度も伝える。少々煩わしく感じつつ、ザムエルは楽にするよう声をかけた。騎士たちはザムエルの事を良く知っており、見た目に反してそれほど凶悪な性格ではない事を知っていたため、雲の上の存在として畏怖しているだけだ。だが、後方にいる騎士の数人はおっかなびっくりザムエルをチラチラ見ている。
騒動に乗り合わせた乗客たちの喧騒も収まった頃、ザムエルは頭のすみにあった任務の事を確認する事にした。
ザムエルは騎士にそっと耳打ちをする。乗客全員の市民IDを確認させてもらい、極秘任務のターゲットはやはり魔道列車には乗っていなかったようでちっと舌打ちをした。いや、ここで魔道列車にいれば、この騒動に乗じてターゲットを逃していた事を思えばマシだったかもしれない。
列車内でサーチをすれば、相手にすぐに察知されるため出来なかった。すぐに本部に報告を入れたあと労われた。ついでのように、今日の捕縛のおまけについては褒められた。
「ザムエル、今日は任務終了だ。というわけで、直帰していいぞー」
「承知。ところで副団長、今回の任務のガセネタで俺を動かした責任については後日きちんとしていただくからな」
「えー、ザムエル、お兄さまはそんなねちっこい弟を持った覚えはないぞー。まあ、情報は複数あったからな。今頃別のやつがターゲットを見つけているかもしれん。なんなら今からそっちに行ってもらってもいいんだぞー?」
「……ったく。こき使うのもいい加減にしてくれ」
「はいはーい。適任者があまりいないからまた頼むかもしれんがな! じゃあな、ごっくろーさーん」
「ああ、また」
結果的に失敗に終わった任務ではあったが、ザムエルは痴漢と〈粉砕のレギナ〉逮捕をしたため、いつもならそのまま他の任務に就かされるところを免れた。
ザムエルは今日ばかりは早く家に帰りたくて仕方が無かった。大きなポケットに大切にしまってある、先ほど救出したとある物を、生地の上からそっと撫でる。
任務達成はなかったものの、達成した時以上の収穫があり、内心ほくほくと心を温め、そのまま自宅に帰って行ったのである。
「調査書で以前読んでいたが……。見られて興奮する性癖もあるんだったか……? 男の股間はすでにお前のスキル、〈粉砕〉によってすでに磨り潰されてしまったようだな。未然に防げなかったが痴漢常習犯のようだし仕方あるまい。〈粉砕のヴァギナ〉だったか? お前も逮捕する」
「誰がヴァギナよっ! 失礼しちゃう。あたしの名はレギナよっ! あんた、最初からあたしの正体しっていたわね? なんてやつ!」
「国際指名手配犯、〈粉砕のヴァギナ〉、凶悪傷害罪により捕縛する」
「あたしはレギナだ──!」
ザムエルは冷たい視線を投げかけると、痴漢被害者であり連続傷害の犯人であるレギナを魔法で〈緊縛〉した。レギナは指一本すら動けないように要所要所の関節などに幾重にもロープのようなもので縛られる。文句を言うための口も、まるでボンドで貼り付けられたかのように開かない。
むぐむぐと身もだえしながらザムエルを睨みつけ、レギナはザムエルにも粉砕のスキルを使用した。だが、どう見ても肉体派に見え、魔法やスキルに弱そうなザムエルにスキルが効かない。
レギナのスキルは上級者しか扱えない。そのため、スキルが無効化されるなどありえず、目を見開く。
「私は王立騎士団の一員だ。魔道騎士団所属であり、お前ごときのスキルなど効くはずがなかろう」
周囲にいる野次馬たちの、「うそだろ? どうみても組織の一員か、よくて肉体派の騎士じゃないか?」「え? あの体で魔道騎士団の人なの? うっそ!」など驚愕の呟きが聞こえ騒めく。
ザムエルの言葉を聞いて一番びっくりしたのはレギナ自身だ。魔道騎士団と言えば、魔力を扱うエリート中のエリートである。
どうあがいても、この捕縛からは逃れられないと観念し項垂れたのであった。
次の停車駅で、痴漢と痴漢被害者兼傷害常習犯を予め待機させていた騎士に引き渡す。彼らが二人を然るべき場所に連行しこれから尋問などを行うだろう。
痴漢はひょっとしたら大事な部分が快復するかもしれないと治療を受けさせるだろうが、治療したところで被害者が増えるためザムエルや騎士たちの心境は複雑である。
だが、これまでに〈粉砕のレギナ〉の手によって傷つけられてきた被害者たちの股間は、快復はされた事例はない。痴漢は一生使い物にならず、大きさもしめじどころかえのきに変えられたソレと過ごす事になるだろう。
「ザムエル隊長、ご苦労さまです! 追っていた痴漢常習犯と〈粉砕のレギナ〉逮捕にご協力感謝いたします」
「偶然だがな……。ところで」
騎士がぴしっと敬礼をしてザムエルに礼を何度も伝える。少々煩わしく感じつつ、ザムエルは楽にするよう声をかけた。騎士たちはザムエルの事を良く知っており、見た目に反してそれほど凶悪な性格ではない事を知っていたため、雲の上の存在として畏怖しているだけだ。だが、後方にいる騎士の数人はおっかなびっくりザムエルをチラチラ見ている。
騒動に乗り合わせた乗客たちの喧騒も収まった頃、ザムエルは頭のすみにあった任務の事を確認する事にした。
ザムエルは騎士にそっと耳打ちをする。乗客全員の市民IDを確認させてもらい、極秘任務のターゲットはやはり魔道列車には乗っていなかったようでちっと舌打ちをした。いや、ここで魔道列車にいれば、この騒動に乗じてターゲットを逃していた事を思えばマシだったかもしれない。
列車内でサーチをすれば、相手にすぐに察知されるため出来なかった。すぐに本部に報告を入れたあと労われた。ついでのように、今日の捕縛のおまけについては褒められた。
「ザムエル、今日は任務終了だ。というわけで、直帰していいぞー」
「承知。ところで副団長、今回の任務のガセネタで俺を動かした責任については後日きちんとしていただくからな」
「えー、ザムエル、お兄さまはそんなねちっこい弟を持った覚えはないぞー。まあ、情報は複数あったからな。今頃別のやつがターゲットを見つけているかもしれん。なんなら今からそっちに行ってもらってもいいんだぞー?」
「……ったく。こき使うのもいい加減にしてくれ」
「はいはーい。適任者があまりいないからまた頼むかもしれんがな! じゃあな、ごっくろーさーん」
「ああ、また」
結果的に失敗に終わった任務ではあったが、ザムエルは痴漢と〈粉砕のレギナ〉逮捕をしたため、いつもならそのまま他の任務に就かされるところを免れた。
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