5 / 9
5
しおりを挟む
公爵のもとに来てから一週間が過ぎた
ここでの生活もなれてきた
朝はゆっくり起きて、昼間は図書館で本を読む
公爵の仕事が終わると一緒に夕飯を食べる
そんな充実した毎日を過ごしていた
ベルガの嫌がらせが悪化していく以外は…
「本日も図書館に行かれるのですか」
「う、うん」
「いいですね、アルバート様は。お暇で」
ぐうの音も出なかった
実際そうなのだ
公爵はあの夜から全く手を出してこない
だから俺は何もすることがないのだ
もちろん何かしようと考えているが、何も思いつかない…
「アルバート様、代わりにお部屋の掃除しといてくださいよ」
「あ、う、うん」
最近ベルガは俺に仕事の手伝いさせる
お世話になってる身だから何も言えないが、朝食を食べていないのにこの大きな部屋を一人で掃除するのは結構疲れる
俺ははベルガがおいていった掃除道具で掃除を始めた
「いつになったらレナに会えるのかなあ」
そんなことを思いながら掃除を続けた
「掃除終わりましたか」
「う、うん」
「私はチェックしとくので、昼食どうぞ」
俺は昼食であるスープを食べた
昼食を食べたあとは、いつもどおり図書館に行って本を読んだ
「お前、ちゃんとご飯は食べているか」
夕食のとき公爵が俺に聞いてきた
「は、はい。」
「ならいい」
?
俺はなんで公爵がそんな質問をしてきたかわからなかった
翌日俺がベルガの代わりに部屋の掃除をしていると誰かが部屋に入ってきた
「何をしている」
ここでの生活もなれてきた
朝はゆっくり起きて、昼間は図書館で本を読む
公爵の仕事が終わると一緒に夕飯を食べる
そんな充実した毎日を過ごしていた
ベルガの嫌がらせが悪化していく以外は…
「本日も図書館に行かれるのですか」
「う、うん」
「いいですね、アルバート様は。お暇で」
ぐうの音も出なかった
実際そうなのだ
公爵はあの夜から全く手を出してこない
だから俺は何もすることがないのだ
もちろん何かしようと考えているが、何も思いつかない…
「アルバート様、代わりにお部屋の掃除しといてくださいよ」
「あ、う、うん」
最近ベルガは俺に仕事の手伝いさせる
お世話になってる身だから何も言えないが、朝食を食べていないのにこの大きな部屋を一人で掃除するのは結構疲れる
俺ははベルガがおいていった掃除道具で掃除を始めた
「いつになったらレナに会えるのかなあ」
そんなことを思いながら掃除を続けた
「掃除終わりましたか」
「う、うん」
「私はチェックしとくので、昼食どうぞ」
俺は昼食であるスープを食べた
昼食を食べたあとは、いつもどおり図書館に行って本を読んだ
「お前、ちゃんとご飯は食べているか」
夕食のとき公爵が俺に聞いてきた
「は、はい。」
「ならいい」
?
俺はなんで公爵がそんな質問をしてきたかわからなかった
翌日俺がベルガの代わりに部屋の掃除をしていると誰かが部屋に入ってきた
「何をしている」
705
あなたにおすすめの小説
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。
信じて送り出した養い子が、魔王の首を手柄に俺へ迫ってくるんだが……
鳥羽ミワ
BL
ミルはとある貴族の家で使用人として働いていた。そこの末息子・レオンは、不吉な赤目や強い黒魔力を持つことで忌み嫌われている。それを見かねたミルは、レオンを離れへ隔離するという名目で、彼の面倒を見ていた。
そんなある日、魔王復活の知らせが届く。レオンは勇者候補として戦地へ向かうこととなった。心配でたまらないミルだが、レオンはあっさり魔王を討ち取った。
これでレオンの将来は安泰だ! と喜んだのも束の間、レオンはミルに求婚する。
「俺はずっと、ミルのことが好きだった」
そんなこと聞いてないが!? だけどうるうるの瞳(※ミル視点)で迫るレオンを、ミルは拒み切れなくて……。
お人よしでほだされやすい鈍感使用人と、彼をずっと恋い慕い続けた令息。長年の執着の粘り勝ちを見届けろ!
※エブリスタ様、カクヨム様、pixiv様にも掲載しています
麗しの眠り姫は義兄の腕で惰眠を貪る
黒木 鳴
BL
妖精のように愛らしく、深窓の姫君のように美しいセレナードのあだ名は「眠り姫」。学園祭で主役を演じたことが由来だが……皮肉にもそのあだ名はぴったりだった。公爵家の出と学年一位の学力、そしてなによりその美貌に周囲はいいように勘違いしているが、セレナードの中身はアホの子……もとい睡眠欲求高めの不思議ちゃん系(自由人なお子さま)。惰眠とおかしを貪りたいセレナードと、そんなセレナードが可愛くて仕方がない義兄のギルバート、なんやかんやで振り回される従兄のエリオットたちのお話し。完結しました!
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
絶対に追放されたいオレと絶対に追放したくない男の攻防
藤掛ヒメノ@Pro-ZELO
BL
世は、追放ブームである。
追放の波がついに我がパーティーにもやって来た。
きっと追放されるのはオレだろう。
ついにパーティーのリーダーであるゼルドに呼び出された。
仲が良かったわけじゃないが、悪くないパーティーだった。残念だ……。
って、アレ?
なんか雲行きが怪しいんですけど……?
短編BLラブコメ。
運悪く放課後に屯してる不良たちと一緒に転移に巻き込まれた俺、到底馴染めそうにないのでソロで無双する事に決めました。~なのに何故かついて来る…
こまの ととと
BL
『申し訳ございませんが、皆様には今からこちらへと来て頂きます。強制となってしまった事、改めて非礼申し上げます』
ある日、教室中に響いた声だ。
……この言い方には語弊があった。
正確には、頭の中に響いた声だ。何故なら、耳から聞こえて来た感覚は無く、直接頭を揺らされたという感覚に襲われたからだ。
テレパシーというものが実際にあったなら、確かにこういうものなのかも知れない。
問題はいくつかあるが、最大の問題は……俺はただその教室近くの廊下を歩いていただけという事だ。
*当作品はカクヨム様でも掲載しております。
運命を変えるために良い子を目指したら、ハイスペ従者に溺愛されました
十夜 篁
BL
初めて会った家族や使用人に『バケモノ』として扱われ、傷ついたユーリ(5歳)は、階段から落ちたことがきっかけで神様に出会った。
そして、神様から教えてもらった未来はとんでもないものだった…。
「えぇ!僕、16歳で死んじゃうの!?
しかも、死ぬまでずっと1人ぼっちだなんて…」
ユーリは神様からもらったチートスキルを活かして未来を変えることを決意!
「いい子になってみんなに愛してもらえるように頑張ります!」
まずユーリは、1番近くにいてくれる従者のアルバートと仲良くなろうとするが…?
「ユーリ様を害する者は、すべて私が排除しましょう」
「うぇ!?は、排除はしなくていいよ!!」
健気に頑張るご主人様に、ハイスペ従者の溺愛が急成長中!?
そんなユーリの周りにはいつの間にか人が集まり…
《これは、1人ぼっちになった少年が、温かい居場所を見つけ、運命を変えるまでの物語》
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる