弟が生まれて両親に売られたけど、売られた先で溺愛されました

にがり

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公爵のもとに来てから一週間が過ぎた
ここでの生活もなれてきた

朝はゆっくり起きて、昼間は図書館で本を読む
公爵の仕事が終わると一緒に夕飯を食べる

そんな充実した毎日を過ごしていた

ベルガの嫌がらせが悪化していく以外は…



「本日も図書館に行かれるのですか」

「う、うん」

「いいですね、アルバート様は。お暇で」

ぐうの音も出なかった

実際そうなのだ

公爵はあの夜から全く手を出してこない
だから俺は何もすることがないのだ

もちろん何かしようと考えているが、何も思いつかない…

「アルバート様、代わりにお部屋の掃除しといてくださいよ」

「あ、う、うん」

最近ベルガは俺に仕事の手伝いさせる

お世話になってる身だから何も言えないが、朝食を食べていないのにこの大きな部屋を一人で掃除するのは結構疲れる

俺ははベルガがおいていった掃除道具で掃除を始めた

「いつになったらレナに会えるのかなあ」

そんなことを思いながら掃除を続けた




「掃除終わりましたか」

「う、うん」

「私はチェックしとくので、昼食どうぞ」

俺は昼食であるスープを食べた

昼食を食べたあとは、いつもどおり図書館に行って本を読んだ







「お前、ちゃんとご飯は食べているか」

夕食のとき公爵が俺に聞いてきた

「は、はい。」

「ならいい」



俺はなんで公爵がそんな質問をしてきたかわからなかった 

翌日俺がベルガの代わりに部屋の掃除をしていると誰かが部屋に入ってきた

「何をしている」






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