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第21話 イリスの代価とは??①
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感謝されたあと、お茶の時間の間に説明してくださることになりましたの。
お綺麗な素顔になられた両陛下に、使用人たちは皆様びっくりされていましたが。途中で、お姉様方もいらしてくださった時には……歓喜の涙でポロポロこぼれて大変でしたわ。絶対泣かれないような、お兄様もですもの。
「陛下……王妃殿下。ようございました……!!」
「心配かけたね、ディルス。イリスの代価を、生涯受ける身として……このように『穢れ』を剥がす機会が来ると思わなかったよ」
「……レイシア姫が、ですか」
「ええ、そうよ。聖浄の使い方を、まさか私たちのために使ってくれるとは思わなかったけれど」
陛下が虹に染まった頭巾を見るように、とお兄様たちにおっしゃいますと。お兄様は隻眼にしていた布を外されました。右の緑とは違い、左は赤黒い色合いでしたわ。
「……イリスの代価其の物が? 丸ごとなのに、穢れではない??」
「仕組みは私たちもまだよくわかっていない。クロノソティス様に念話はしてみても、今は交信がうまく出来ないでいる。……レイシア姫、何故我々の『汚れ』を移すことが可能になったか聞いても?」
「え、と……わたくし、本当に今までの『洗濯』のスキルの要領で行ったので! ただ出来るか試してしまっただけです!! 申し訳ありません!!」
「いや、怒ってないんだが……不確定のままで、『狭間の穢れ』を移しただけなのか」
「リデル? あなた、本当に姫が好きとかいっしょに仕事したいだけで連れてきたの??」
「…………はい、母上」
「……兄上」
わたくしはわたくしで、こちらでお仕事をさせていただきたいだけでしたのに?? どうやら、込み入った事情がお有りのようですわ。
お聞きしても良い立場のようですが、リデル様は皆様からかなりお叱りを受けてしまっています。助けた方が良いでしょうか??
「姫。リデルとのことは一旦置いておくが、貴女は我ら『イリスの代価』を受ける側には有益な存在となってしまう。……本当に、良いのだろうか? この国では国賓以上になってしまうけれど」
陛下は何かを危惧されていますが、わたくしはわたくしの決意を揺らぐことは致しません。あんな祖国に居ても粗雑以下にしか思われていませんでしたもの。
ですので、出来るだけ深く頭を下げて答えましたわ。
「はい。たしかに利用価値の高い存在かもしれません。ですが、わたくしの意志でこちらへの滞在を希望しております。名目は王太子殿下の婚約者が得策であれば……それに従いますわ。わたくし自身はこのスキルを使って、出来るだけお役に立ちたい以外ありません」
バカ正直に申し上げてみましたが、陛下が一瞬息を飲む音が聞こえてから……すぐに、声を上げながら笑ってくださいました。蔑むとかではなく、苦笑いが近いでしょうか?
「くく。リデル、良い人材を見つけてきてくれたね? 二人の気持ちはともかく……姫の立場はお前の婚約者である方がいい。ライオス、お前も従姉妹の姫君と無理に婚約で無くなるが、よく話し合いなさい」
「はい、父上」
「よろしく頼む、レティ」
「はい、リデル様!! ところで、『イリスの代価』とは具体的に何でしょうか? 皆様の汚れは染料だと思っていたのですが」
一旦、お話が終わったかと思えば……注目がまたリデルに集まりまして。説明不十分でしたと、陛下方はわたくしに謝罪。お兄様はリデル様に特大の拳骨とお説教をお見舞いしましたわ。
お綺麗な素顔になられた両陛下に、使用人たちは皆様びっくりされていましたが。途中で、お姉様方もいらしてくださった時には……歓喜の涙でポロポロこぼれて大変でしたわ。絶対泣かれないような、お兄様もですもの。
「陛下……王妃殿下。ようございました……!!」
「心配かけたね、ディルス。イリスの代価を、生涯受ける身として……このように『穢れ』を剥がす機会が来ると思わなかったよ」
「……レイシア姫が、ですか」
「ええ、そうよ。聖浄の使い方を、まさか私たちのために使ってくれるとは思わなかったけれど」
陛下が虹に染まった頭巾を見るように、とお兄様たちにおっしゃいますと。お兄様は隻眼にしていた布を外されました。右の緑とは違い、左は赤黒い色合いでしたわ。
「……イリスの代価其の物が? 丸ごとなのに、穢れではない??」
「仕組みは私たちもまだよくわかっていない。クロノソティス様に念話はしてみても、今は交信がうまく出来ないでいる。……レイシア姫、何故我々の『汚れ』を移すことが可能になったか聞いても?」
「え、と……わたくし、本当に今までの『洗濯』のスキルの要領で行ったので! ただ出来るか試してしまっただけです!! 申し訳ありません!!」
「いや、怒ってないんだが……不確定のままで、『狭間の穢れ』を移しただけなのか」
「リデル? あなた、本当に姫が好きとかいっしょに仕事したいだけで連れてきたの??」
「…………はい、母上」
「……兄上」
わたくしはわたくしで、こちらでお仕事をさせていただきたいだけでしたのに?? どうやら、込み入った事情がお有りのようですわ。
お聞きしても良い立場のようですが、リデル様は皆様からかなりお叱りを受けてしまっています。助けた方が良いでしょうか??
「姫。リデルとのことは一旦置いておくが、貴女は我ら『イリスの代価』を受ける側には有益な存在となってしまう。……本当に、良いのだろうか? この国では国賓以上になってしまうけれど」
陛下は何かを危惧されていますが、わたくしはわたくしの決意を揺らぐことは致しません。あんな祖国に居ても粗雑以下にしか思われていませんでしたもの。
ですので、出来るだけ深く頭を下げて答えましたわ。
「はい。たしかに利用価値の高い存在かもしれません。ですが、わたくしの意志でこちらへの滞在を希望しております。名目は王太子殿下の婚約者が得策であれば……それに従いますわ。わたくし自身はこのスキルを使って、出来るだけお役に立ちたい以外ありません」
バカ正直に申し上げてみましたが、陛下が一瞬息を飲む音が聞こえてから……すぐに、声を上げながら笑ってくださいました。蔑むとかではなく、苦笑いが近いでしょうか?
「くく。リデル、良い人材を見つけてきてくれたね? 二人の気持ちはともかく……姫の立場はお前の婚約者である方がいい。ライオス、お前も従姉妹の姫君と無理に婚約で無くなるが、よく話し合いなさい」
「はい、父上」
「よろしく頼む、レティ」
「はい、リデル様!! ところで、『イリスの代価』とは具体的に何でしょうか? 皆様の汚れは染料だと思っていたのですが」
一旦、お話が終わったかと思えば……注目がまたリデルに集まりまして。説明不十分でしたと、陛下方はわたくしに謝罪。お兄様はリデル様に特大の拳骨とお説教をお見舞いしましたわ。
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