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第一章 異界渡り
038.不人気な果物はキウイ-②
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「この上にパルフェのムースを重ねます」
マザランと砂糖を混ぜやすい温度にまで牛乳を鍋で温め、その間にパルフェことヨーグルトをホイッパーで滑らかにしておく。
牛乳とマザラン達を混ぜたものをそのボウルに入れてよく混ぜ、このままでもいいけど口当たりを良くさせるのに笊で濾す。温度が人肌くらいだと確認してからアルグタゼリーの上に入れ、再び冷却魔法。
「一品目の完成です!」
盛り付けはまだ他が出来てないのでこのままにしておく。次はアルグタピューレの残りを使ってのムース作りだ。
まずはピューレすべてを鍋に入れて火にかけ、そこに少なめの砂糖を加えてから混ぜて温める。沸騰具合はゼリーの時とほぼ同じくらい。火を止めてから牛乳とふやかしたマザランを混ぜ込み、冷却はせずにそのまま冷ましておく。
「カティアちゃん、生クリーム出来たけど」
「ありがとうございます」
砂糖だけでなく蜂蜜で甘みをつけたホイップが出来たならば、これに鍋の中身を加えながら混ぜるのもライガーさんにお願いした。
そうすると、うっすら黒い粒が見える薄黄色のムース液が完成。
「これをグラスに入れるんですが……」
色味が足りない。
悪くないんだけど、何か差し色をしたい気分になってきたのだ。
「お菓子作りは進んでいますかな?」
「料理長!」
会議が終わったのか、マリウスさんが戻って来られた。
「お疲れ様です」
「はは。ほとんど議論が飛び交ったものでしたが……何を主に使われたのですか? 生クリームのように見えますが」
「アルグタです」
「…………アルグタ、ですと?」
僕が材料を言うと、途端にマリウスさんの顔がどんどん青白くなっていった。
やっぱり不人気なのは彼くらいの大人でも共通らしい。
「た、たしかに、あれはほとんど使いませんが……」
「マリウス、このゴミ箱見てみなよ」
ビシッとフィーさんが指差した方向には僕が剥いたアルグタの皮とヘタ達。
それを見ただけでマリウスさんは気絶しそうなくらい体をふらっとさせちゃいました。
「……ん? それにしては中央部分のゴミがないような?」
「それも可食部分らしいよ?」
「何故⁉︎」
「僕も初めて知ったけど、カティアが住んでた地域じゃ普通だったみたい」
「嘘……ですよね?」
「本当ですよ?」
まだ残ってるアルグタを半分に切って、他の皆さんにも見せたようにスプーンですくって食べるのを見せた。
そうしたら、青い通り越してただでさえ白い肌がより一層白く見えた気がした。
「だ、大丈夫……ですか?」
「信じられません。カッツはまだしも、アルグタをそのように食べるなど」
「ひと口どうです?」
「……今は遠慮させてください」
チーズの時と違ってキウイは難しいようなので、ムース作業の続きを考える。
とりあえずは小瓶のような器の七分目に液を注いでから冷却はさせておいた。
「うーーん、アルグタを切ったものを乗せてもエディオスさん達は多分食べてくれないでしょうし」
緑と白だけじゃなんか味気ない。
何かいい食材はないだろうか。
「……このムースにもアルグタが?」
「あ、はい。見えにくいですが種ごとあります」
少し落ち着いてきたのか、マリウスさんがムースの器を覗き込んできた。
「一度味見させてくれませんか?」
「いいですけど」
あれだけ全否定されてたのに大丈夫だろうか?
それか、料理人として気になるのかもしれない。
僕が頷いてからマリウスさんは器をひとつ取って、ライガーさんが持ってきたスプーンでムースをすくい上げる。そして恐る恐る口に運び、小さく開けた口に入れた。
「…………ど、どうでしょう?」
このレシピは以前にも何回か作ったことがあるのだから味の問題はないと思うが、材料が材料。キウイ自体が苦手意識を持つ人の場合は想像がしにくい。
しばし待っていると、マリウスさんは止まってた手を動かしてもう一度ムースをすくって口に入れた。
「美味しいです! 生クリームにアルグタの風味がわずかに加わっていてちっとも酸味を感じません!」
「そ、そうなんですか料理長?」
「お前もこれを食べてみなさい」
「あ、はい」
すぐに手渡された残りをライガーさんも口にすれば、マリウスさんと似た反応を見せてくれた。
「しかし、これだけでも大変美味しいですが。何か違う果物で色味をつけるのも良いですね」
「そうなんです。いっそプチカかフェイにしようかとも思いましたが」
それも微妙に違う気がするし、そっちは別で使いたいと思っていた。
「たしかに色合いも味も悪くはないと思いますが……少し、待っていてください」
そう言ってマリウスさんは貯蔵庫に行ってしまったが、すぐに戻ってきた。手にはソフトボールくらいの大きさの黄色と少し赤味が強い黄色の果物を一つずつ。
あれには見覚えがあった。
「フィーさん、あれって」
「あれはシトロムだよ。えーっと……そっちじゃグレープフルーツだね」
やっぱりグレープフルーツ。
と言うとと思い描いてみたら、いいことを思いついた。
「マリウスさん、それを」
「ええ。実を添えたり果汁を使ってゼリーにして重ねるのはいかがでしょう?」
「作りましょう!」
ほぼ同じことを言ってくれたので即実行することに。
ただ、もう時間も迫ってきてたから並行して残りの一品も作ることにした。
◆◇◆
「お待たせしましたー」
「おう、わざわざありがとな?」
差し入れで提案したが、執務室だと他の部下さん達も多数いるからと皆さんには食堂に来てもらいました。
「立て続けに動き回って疲れてないか?」
「全然大丈夫ですよ」
心配してくださったのか、セヴィルさんが少し不安げでいたので首を横に振った。
「んで、何を作ってくれたんだ?」
こちらは待ち切れないのかエディオスさんはうずうずしている。
お菓子達は銀の蓋で隠してあるから見えないので期待するのは無理もないかな?
「ゼリーとムースですよー」
と言いながら蓋を開ければ、アルグタゼリー側は銀の大皿に盛られて上がアルグタゼリーで下がパルフェムース。その隣には赤いシトロムをメインに使ったゼリーとアルグタムースのグラス盛。
僕とフィーさん以外は当然アルグタゼリーの方に注目して目をまん丸くさせてしまった。
「そ、その緑と黒いのなんだよ⁉︎」
「アルグタだってー」
「「「アルグタ⁉︎」」」
フィーさんが正解を言えば、皆さんマリウスさんのように顔を青白くさせていきました。
「つーことは、その黒いのって種か? なんで食えねぇ部分なんか入れるんだ⁉︎」
「違いますよ、これは本当は食べれる部分なんです」
「そう……ですの?」
「にわかに信じがたいが……」
だが僕は実食が一番と思ってるので、ゼリーに包丁を入れてお皿に取り分けた。
「先行概念は捨ててみてください。下はパルフェのムースです」
「「「……………」」」
そう言ってもすぐに食べる気配はなく、ここは見本が必要だなとまだ席に着いてないフィーさんに一皿手渡した。
「フィーさんどうぞ?」
「……これマリウスも試食してないけど大丈夫?」
「まあまあひと口」
「……いいけど」
フィーさんがスプーンを手にしてゼリーをひとすくい。
ちらっと見れば三人共フィーさんを凝視していた。僕はまだしもこの世界の神様が食べられたら文句はないだろうと踏んでいた。実際は美味しいのに文化の違いが邪魔をしてるんだけどね。
「……ん? ぷちぷちはするけど、思ったより酸っぱくない?」
「でしょう? 種ごと食べちゃえば酸っぱさが気にならないんです」
苦手な子は食べようとしないらしいけど、こう言う果物は種ごと食べちゃう方がいいのだ。種子に含まれる成分は油分も多くて甘みもある。具体例は豆類だね。乾き物のナッツやクルミもその代表格。
それに中央の白い花芯だって食べられるのだよ? これが酸味が強いかどうかのサインを教えてくれる重要な箇所だ。
マザランと砂糖を混ぜやすい温度にまで牛乳を鍋で温め、その間にパルフェことヨーグルトをホイッパーで滑らかにしておく。
牛乳とマザラン達を混ぜたものをそのボウルに入れてよく混ぜ、このままでもいいけど口当たりを良くさせるのに笊で濾す。温度が人肌くらいだと確認してからアルグタゼリーの上に入れ、再び冷却魔法。
「一品目の完成です!」
盛り付けはまだ他が出来てないのでこのままにしておく。次はアルグタピューレの残りを使ってのムース作りだ。
まずはピューレすべてを鍋に入れて火にかけ、そこに少なめの砂糖を加えてから混ぜて温める。沸騰具合はゼリーの時とほぼ同じくらい。火を止めてから牛乳とふやかしたマザランを混ぜ込み、冷却はせずにそのまま冷ましておく。
「カティアちゃん、生クリーム出来たけど」
「ありがとうございます」
砂糖だけでなく蜂蜜で甘みをつけたホイップが出来たならば、これに鍋の中身を加えながら混ぜるのもライガーさんにお願いした。
そうすると、うっすら黒い粒が見える薄黄色のムース液が完成。
「これをグラスに入れるんですが……」
色味が足りない。
悪くないんだけど、何か差し色をしたい気分になってきたのだ。
「お菓子作りは進んでいますかな?」
「料理長!」
会議が終わったのか、マリウスさんが戻って来られた。
「お疲れ様です」
「はは。ほとんど議論が飛び交ったものでしたが……何を主に使われたのですか? 生クリームのように見えますが」
「アルグタです」
「…………アルグタ、ですと?」
僕が材料を言うと、途端にマリウスさんの顔がどんどん青白くなっていった。
やっぱり不人気なのは彼くらいの大人でも共通らしい。
「た、たしかに、あれはほとんど使いませんが……」
「マリウス、このゴミ箱見てみなよ」
ビシッとフィーさんが指差した方向には僕が剥いたアルグタの皮とヘタ達。
それを見ただけでマリウスさんは気絶しそうなくらい体をふらっとさせちゃいました。
「……ん? それにしては中央部分のゴミがないような?」
「それも可食部分らしいよ?」
「何故⁉︎」
「僕も初めて知ったけど、カティアが住んでた地域じゃ普通だったみたい」
「嘘……ですよね?」
「本当ですよ?」
まだ残ってるアルグタを半分に切って、他の皆さんにも見せたようにスプーンですくって食べるのを見せた。
そうしたら、青い通り越してただでさえ白い肌がより一層白く見えた気がした。
「だ、大丈夫……ですか?」
「信じられません。カッツはまだしも、アルグタをそのように食べるなど」
「ひと口どうです?」
「……今は遠慮させてください」
チーズの時と違ってキウイは難しいようなので、ムース作業の続きを考える。
とりあえずは小瓶のような器の七分目に液を注いでから冷却はさせておいた。
「うーーん、アルグタを切ったものを乗せてもエディオスさん達は多分食べてくれないでしょうし」
緑と白だけじゃなんか味気ない。
何かいい食材はないだろうか。
「……このムースにもアルグタが?」
「あ、はい。見えにくいですが種ごとあります」
少し落ち着いてきたのか、マリウスさんがムースの器を覗き込んできた。
「一度味見させてくれませんか?」
「いいですけど」
あれだけ全否定されてたのに大丈夫だろうか?
それか、料理人として気になるのかもしれない。
僕が頷いてからマリウスさんは器をひとつ取って、ライガーさんが持ってきたスプーンでムースをすくい上げる。そして恐る恐る口に運び、小さく開けた口に入れた。
「…………ど、どうでしょう?」
このレシピは以前にも何回か作ったことがあるのだから味の問題はないと思うが、材料が材料。キウイ自体が苦手意識を持つ人の場合は想像がしにくい。
しばし待っていると、マリウスさんは止まってた手を動かしてもう一度ムースをすくって口に入れた。
「美味しいです! 生クリームにアルグタの風味がわずかに加わっていてちっとも酸味を感じません!」
「そ、そうなんですか料理長?」
「お前もこれを食べてみなさい」
「あ、はい」
すぐに手渡された残りをライガーさんも口にすれば、マリウスさんと似た反応を見せてくれた。
「しかし、これだけでも大変美味しいですが。何か違う果物で色味をつけるのも良いですね」
「そうなんです。いっそプチカかフェイにしようかとも思いましたが」
それも微妙に違う気がするし、そっちは別で使いたいと思っていた。
「たしかに色合いも味も悪くはないと思いますが……少し、待っていてください」
そう言ってマリウスさんは貯蔵庫に行ってしまったが、すぐに戻ってきた。手にはソフトボールくらいの大きさの黄色と少し赤味が強い黄色の果物を一つずつ。
あれには見覚えがあった。
「フィーさん、あれって」
「あれはシトロムだよ。えーっと……そっちじゃグレープフルーツだね」
やっぱりグレープフルーツ。
と言うとと思い描いてみたら、いいことを思いついた。
「マリウスさん、それを」
「ええ。実を添えたり果汁を使ってゼリーにして重ねるのはいかがでしょう?」
「作りましょう!」
ほぼ同じことを言ってくれたので即実行することに。
ただ、もう時間も迫ってきてたから並行して残りの一品も作ることにした。
◆◇◆
「お待たせしましたー」
「おう、わざわざありがとな?」
差し入れで提案したが、執務室だと他の部下さん達も多数いるからと皆さんには食堂に来てもらいました。
「立て続けに動き回って疲れてないか?」
「全然大丈夫ですよ」
心配してくださったのか、セヴィルさんが少し不安げでいたので首を横に振った。
「んで、何を作ってくれたんだ?」
こちらは待ち切れないのかエディオスさんはうずうずしている。
お菓子達は銀の蓋で隠してあるから見えないので期待するのは無理もないかな?
「ゼリーとムースですよー」
と言いながら蓋を開ければ、アルグタゼリー側は銀の大皿に盛られて上がアルグタゼリーで下がパルフェムース。その隣には赤いシトロムをメインに使ったゼリーとアルグタムースのグラス盛。
僕とフィーさん以外は当然アルグタゼリーの方に注目して目をまん丸くさせてしまった。
「そ、その緑と黒いのなんだよ⁉︎」
「アルグタだってー」
「「「アルグタ⁉︎」」」
フィーさんが正解を言えば、皆さんマリウスさんのように顔を青白くさせていきました。
「つーことは、その黒いのって種か? なんで食えねぇ部分なんか入れるんだ⁉︎」
「違いますよ、これは本当は食べれる部分なんです」
「そう……ですの?」
「にわかに信じがたいが……」
だが僕は実食が一番と思ってるので、ゼリーに包丁を入れてお皿に取り分けた。
「先行概念は捨ててみてください。下はパルフェのムースです」
「「「……………」」」
そう言ってもすぐに食べる気配はなく、ここは見本が必要だなとまだ席に着いてないフィーさんに一皿手渡した。
「フィーさんどうぞ?」
「……これマリウスも試食してないけど大丈夫?」
「まあまあひと口」
「……いいけど」
フィーさんがスプーンを手にしてゼリーをひとすくい。
ちらっと見れば三人共フィーさんを凝視していた。僕はまだしもこの世界の神様が食べられたら文句はないだろうと踏んでいた。実際は美味しいのに文化の違いが邪魔をしてるんだけどね。
「……ん? ぷちぷちはするけど、思ったより酸っぱくない?」
「でしょう? 種ごと食べちゃえば酸っぱさが気にならないんです」
苦手な子は食べようとしないらしいけど、こう言う果物は種ごと食べちゃう方がいいのだ。種子に含まれる成分は油分も多くて甘みもある。具体例は豆類だね。乾き物のナッツやクルミもその代表格。
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