異世界転生して最強召還師になったけど現世に帰ってきた女子高生ですが何か？

128話 語彙力

私は毒味して、お嬢様にトーストをあーんして食べさせてあげることにした。


私はお嬢様は変態だと思う…。

見た目はすごく美しい方なのに…。


黒い髪はとても長くて美しい。

白くて、美しい楕円形を描いている顔。

そして、切れ長な睫毛の長い瞳。


鼻筋は長く通っていて、唇は真っ赤なルージュで彩られている…。


そんな美しいお嬢様の顔立ち…。

変態じゃなければ、惚れてしまいそうな美貌…。


私はものすごくもったいなぁと思った。


こんな綺麗なお嬢様に普通に誘われたら、ノンケ女の子もホイホイついて行っちゃいそうなのに…。



そして、ついにお嬢様は真っ赤なルージュの唇を開き、トーストを食べ始めた…！


お嬢様は、すごく噛み締めてトーストを味わっている…。


「非常に美味だわ…。語彙力なくなってしまうぐらいに美味だわ…」


お嬢様は今にも泣きそうなぐらい感激して、トーストを食べている。


「とっても美味しいトーストだわ！」


食べながら喋るのやめてください…！と言いたかった…。


私は背筋がゾクゾクするし、恥ずかしいしで、お嬢様から目を逸らした…。