嫌われ悪役令嬢に転生してしまった件

ねがぽじ

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パーティーでも新たな破滅フラグが発生しました(18話)

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☆嫌われ悪役令嬢に転生してしまった件☆

(悪役令嬢転生物)

(百合に注意)

☆18話☆

私は、気がつくと乙女ゲームの聖ブリッランテ学園~人々が繋ぐ物語~の破滅フラグ満載の嫌われ悪役令嬢のリコリス・ジラールに転生していました。

嫌われ悪役令嬢のリコリス・ジラールに転生して色んな事がありました。

乙女ゲームの主人公ヒロインのアリス・スカーレットに怖がられたり、乙女ゲームの攻略キャラクターの第一王子のアキラ・ガルニエの婚約させられそうになったり、森で攻略キャラクターの第二王子のアルク・ガルニエの家来にさせられそうになったりアキラ様のお茶会のパーティーに参加してアキラ様のメイドに怖がられたりユイ様の友達の令嬢達に怖がれたり色んな事が起きて何だか破滅フラグが近づいて来ている感じがして怖くなりました。

でもリコリスに転生してユイ様と乙女ゲームの主人公のヒロインのアリスちゃんの2人と友達になれたのは、幸運だったと思いました。

それからセラさんがこの先もずっと私の専属メイドになってくれる事になりました。

それからアリスちゃんの家のみかんの家に行く日に街でユイ様と出会いました。

だからユイ様もアリスちゃんの家に行くのに一緒に行く事になりました。

アリスちゃんの家の施設のみかんの家でアリスちゃんとユイ様が仲良くしているのを見てユイ様をみかんの家に連れてきて良かったと思いました。

そしてパーティーの準備が終わっていませんでしたから私とユイ様とセラさんがパーティーの準備を手伝う事にしました。

そしてパーティーで食べる料理を作るために私とユイ様とセラさんとイリヤさんとアリスちゃんの6人は、台所に集まっています。


「それでは、料理を作りましょう」


イリヤさんは、私達を見渡して優しく微笑んで料理を作るのを提案しました。


「はい。

あの……私は、ケーキを作りたいのですが大丈夫ですか?」


私は、控え目に右手を上げてケーキを作りたい事を知らせました。


「えっ、リコリス様ってお菓子作りができるのですか?」


アリスちゃんは、令嬢の私がお菓子作りができるのに驚きの声を出しました。


「はい、でも簡単なお菓子しか作れませんが……」


私は、アリスちゃんが思っているようなちゃんとしたお菓子が作れなくて困ったように苦笑いを浮かべました。


「いえ、簡単なお菓子でも作れるだなんて凄いです……

さすがは、リコリス様です……」


アリスちゃんは、私がお菓子を作れる事を尊敬するように恋する乙女のようにほんのり顔を赤らめてうっとりと私を見つめました。


「リコリス様ってお菓子作りもできたのですね……

私は、料理もお菓子も作れません……

ですから何でもできるリコリス様の事をお慕いしています……」


ユイ様も私がお菓子を作れる事を聞いて恋する乙女のようにほんのり顔を赤らめてうっとりと私を見つめました。


「お菓子作りもできるだなんてさすがは、私のご主人様です。

やっぱりリコリス様に遣える事にして正解でした……」


セラさんも私がお菓子を作れる事を聞いて恋する乙女のようにほんのり顔を赤らめてうっとりと私を見つめました。


「お菓子作りもできるだなんてやっぱりリコリス様は、素敵な方ですね……」


イリヤさんも私がお菓子を作れる事を聞いて恋する乙女のようにほんのり顔を赤らめてうっとりと私を見つめました。


「もう、ユイ様もアリスちゃんもイリヤさんもセラさんも大袈裟ですね。

お菓子作りができるって言っても簡単なお菓子だけですよ。

そんなに誉められる事でありませんよ。

そ、それでは、お菓子作りを始めますね」


私は、ユイ様とアリスちゃんとイリヤさんとセラさんに誉められて恥ずかしそうに顔を真っ赤にして照れるのを誤魔化すようにお菓子作りを始めました。

私は、お菓子作りを夢中になりすぎて気がつくと周りに誰もいませんでした。


「うぅ……べとべとです……

ケーキに使った赤ワインを手を滑らせて頭から赤ワインをかぶったせいですから仕方がないですね。

でも無事にケーキができて良かったです……

あれ、アリスちゃん達は、何処でしょうか……?」


私は、作ったケーキを作り終わるとアリスちゃん達がいないのに気がついてケーキを切り分けて包丁を持ったまま頭から赤ワインをかぶってずぶ濡れのままアリスちゃん達を施設の中を探しました。

するとリビングにアリスちゃん達とこの前、石をぶつけたイリヤさんの知り合いの男性と他の男性達もいました。


「アリスちゃん、こんなところにいたのですね。

すいません、この前の怪我は、大丈夫ですか?」


私は、頭から赤ワインをかぶってずぶ濡れのまま包丁を持った石をぶつけた男性に近づきました。


「貴様か!?

この前に石をぶつけた奴は!?」


男性は、怒ったように顔を真っ赤にして私に近づいて来ました。


「リ、リコリス様……」


イリヤさんは、私が現れたのを見て戸惑いながら私を見つめました。


「リ、リコリスだと!?

あの、残酷無比で有名な極悪悪役令嬢のか!?」


男性は、私の姿を見てガタガタと震えました。


「はい、残虐非道の最悪最恐悪役令嬢のリコリスです。

でもそんなにも怯えないでください。

優しくしますから……

ところでトマトジュースって好きですか?」


私は、包丁を持ったまま男性に近づいて優しく微笑みました。

そして私の持ってきたトマトジュースを飲むのか質問しました。


「ト、トマトジュース……何を言っているんだ……?」


男性は、私の言葉に戸惑いながら怯えました。


「あっ、串刺しの方が良いですか?」


私は、焼き鳥の串の方が食べないのか質問しました。


「く、串刺し……な、何を言っているんだ……?」


男性達は、何故か冷や汗をだらだらと流しました。


「きゃっ!?

あ、す、すません、ずれました……」


私は、怯えた男性を落ち着かせようとして男性に近づいて絨毯がずれて足を滑らせて包丁を持ったまま男性の方に倒れると男性を押し倒して男性の横の地面に包丁を刺してしまいました。

だから慌てて男性を包丁で刺そうとした事を頭を下げて謝りました。


「ひ、ひーーー!?

殺されるーー?!」


イリヤさんの知り合いの男性は、慌てて逃げて行こうとしました。


「待ってください」


私は、逃げて行こうとする男性を呼び止めようとしました。


「ひ、ひーー……

な、何でしょうか……?」


男性は、涙目で私を見つめました。


「また来てくださいね。

今度は、ゆっくりともてなさせてもらいますね」


私は、男性を安心させるように優しく微笑みました。


「ゆ、ゆっくりともてなす!?

ごめんなさい、もう来ませんから許してくださいーー!?」


男性は、大泣きをしながら慌てて逃げて行きました。


「きゃーー!?

こんな悪魔俺達にどうにもできないぞ!?」


「いやーー、死にたくないーー!?」


「やつは、正真正銘の魔王だ!?」


「助けて、お母さんーー!?」


他の男性達も慌てて逃げて行きました。


「そんなにも慌てて逃げなくても良いのに……


はっ、ご、ごめんなさい、私達の為にせっかくパーティーを開いてくれたのに台無しにしました……」


アリスちゃんとセラさんとユイ様とイリヤさんとアリア園長先生が呆然と私を見つめました。

だから慌てて頭を下げてパーティーを台無しにした事を謝りました。


「い、いえ、あ、あの……大丈夫です……

それからすいません、またリコリス様に助けられました。

ありがとうございました、リコリス様」


アリスちゃんは、頭を下げて私に何故か感謝を表しました。


「ありがとうございました、リコリス様。

またリコリス様に助けてもらいました……

やっぱりリコリス様は、素敵な方です……」


ユイ様は、何故か頭を下げて感謝を表しました。

そして恋する乙女のように顔を赤らめてうっとりと私を見つめました。


「ありがとうございました、リコリス様。

もう苦しまされなくて良いです……

やっぱりリコリス様は、素敵な方ですね……」


イリヤさんは、頭を下げて何故かお礼を表しました。

そして恋する乙女のように顔を赤らめてうっとりと私を見つめました。


「やっぱり私のご主人様は、素敵な方です……

リコリス様に遣えて良かったです……」


セラさんは、恋する乙女ように顔を赤らめてうっとりと私を見つめました。


「リコリス様、イリヤを助けてくれてありがとうございます。

感謝をしてもしきれません。

ありがとうございました、リコリス様」


アリア園長先生は、頭を下げて感謝を表しました。


「え、えっと……気にしないでください……

助けたつもりはありませんから……」


私は、助けた事をしていなかったから戸惑いながら苦笑いを浮かべました。


「リコリス様は、ロック様のおっしゃった通りに素敵な方ですね……

それならばパーティーを始めましょう」


アリア園長先生は、愛しそうに私を見つめました。

それから両手を音を立てて叩いてニッコリと笑いました。

そしてパーティーを開始する事を知らせました。


「はい、アリア園長先生」


私は、パーティーが始まるのが嬉しくてニッコリと笑いました。

こうしてパーティーが始まりました。

友達同士だけのパーティーが楽しくて仕方がありませんでした。

でもイリヤさんの知り合いに怖がられて新しい破滅フラグが発生しそうで怖くなりました。



ーTo Be Continuedー
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