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第1章 森の長による開拓
第396話 会話する魔物に感動する魔王とジキタリス!
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「魔王様、お連れ致しました!」
姿を現したのは、アギケとウァラクとリリスだった。アレクは、何故この三人?と思う。
「ご苦労!アレクよ、この三人も連れて行ってよいか?魔物の街の話をしたところ、どうしても行ってみたいようなのだ」
どうやらラヴァーナが、三人に話をして付いていきたいという流れになったようである。三人は、アレクに対してウルウルした瞳で訴えかける。
「いいですよ。大歓迎です」
「やった~アレク様ありがとうございます」
「アレクくんの街にいけるなんて嬉しいな」
「アレク様、ご迷惑かとは思いますが、よろしくお願い致します」
アギケ・ウァラク・リリスの順で話す。みんな飛び跳ねるくらい嬉しいようだ。
「迷惑なんて一切ないよ!でも、歓迎の準備とか出来てないけど構わないの?」
アレクは、パーティーなどのおもてなしなど一切出来ないことを伝える。
「え?いらないよ!アレクくんの街を見て、勉強したいのと魔物と共存しているところを肌で感じたいんだよ。ねぇ~二人共」
ウァラクは、将来魔王になる可能性が一番有力視されている存在であり、尊敬するアレクを見て勉強したいのだ。それと、魔物と共に街を作っているとはどういうことなのか知りたいのである。
「そうです!アレク様を見て色々学びたいのです!それに、アレク様のことですから、凄い街だろうなと興味があるのです」
アギケは、普通ではないアレクのことだから、突拍子もない物を作り上げていると考える。
「はい!私も、共存している街に興味が尽きません!どのようなものか想像もつかないのですから」
リリスは、素直な答えを述べる。
「う~ん?勉強になるようなことは一切ないような気がするけどな~。でも、みんな優しいから仲良くしてくれたら嬉しいかな」
どの魔物達も素直で真面目で裏表がなく、そんな魔物達と仲良くしてくれたらなと思う。
「フッハハハハ、気になって仕方ない!早く行こうではないか!アレク転移を頼む」
ラヴァーナは、早く行きたくてウズウズしている。ジキタリスは、よろしくお願いしますといった感じで頭を下げるのだ。
「わかりました。では、転移」
アレクは、これ以上ラヴァーナを待たせるわけにはいかないと、すぐさま転移をする。
◆
「フッハハハハ、なんと頑丈そうな外壁なのだ!それに、ここからでも見える城とは恐れ入ったぞ」
ラヴァーナは、転移して早々に街の外壁の強度に気付く。そしてアレクは、一応屋敷なんだけどなと思うのだが、どう見ても立派な城なのである。
「本当ですね。魔王様の一撃にも耐えられそうです。それにしても、貴重なミスリルをここまで使えるとは羨ましいほどです」
ジキタリスは、感心したような声を出しながら眺める。
「森の長様、お帰りなさい」
「帰ってきた!おで嬉しい」
門番のミノタウロスとオークが、アレクを見つけて駆け寄ってくる。
「ただいま。この人達は、魔ノ国からのお客様だよ」
「凄い力を感じます。レッドドラゴン様以上の気配です」
「おでも感じる。物凄い力」
ミノタウロスとオークは、ラヴァーナを見て瞬時に強者だと悟る。
「魔ノ国の現魔王である。よろしく頼む!それにしても、ミノタウロスとオークが話すとは驚いたぞ」
ラヴァーナは、知能指数が高いミノタウロスとオークに感心する。
「魔王様でしたか!森の長様と懇意にしていると聞いています」
ミノタウロスは、誰から聞いたのかわからないが、ラヴァーナとアレクが仲が良いことを知っていた。
「タカハシ辺境伯!これは快挙ですよ!話さないはずの魔物がこうして話しているのですよ!驚きしかございません」
ジキタリスは、興奮しながらアレクに話しかけるのだ。
「俺もなんで話せるようになったのかわからないんですよ。いつの間にか話せるようになっていたんです」
「それは不思議ですね。ここにいる間に理由が判明すればいいのですが......」
「理由が判明すれば、魔ノ国でも知能の高い魔物が現れるかもしれぬな!本当に楽しみでならぬぞ」
ラヴァーナとジキタリスは、魔物の街に滞在することを本当に楽しみでしかたなくなるのであった。
姿を現したのは、アギケとウァラクとリリスだった。アレクは、何故この三人?と思う。
「ご苦労!アレクよ、この三人も連れて行ってよいか?魔物の街の話をしたところ、どうしても行ってみたいようなのだ」
どうやらラヴァーナが、三人に話をして付いていきたいという流れになったようである。三人は、アレクに対してウルウルした瞳で訴えかける。
「いいですよ。大歓迎です」
「やった~アレク様ありがとうございます」
「アレクくんの街にいけるなんて嬉しいな」
「アレク様、ご迷惑かとは思いますが、よろしくお願い致します」
アギケ・ウァラク・リリスの順で話す。みんな飛び跳ねるくらい嬉しいようだ。
「迷惑なんて一切ないよ!でも、歓迎の準備とか出来てないけど構わないの?」
アレクは、パーティーなどのおもてなしなど一切出来ないことを伝える。
「え?いらないよ!アレクくんの街を見て、勉強したいのと魔物と共存しているところを肌で感じたいんだよ。ねぇ~二人共」
ウァラクは、将来魔王になる可能性が一番有力視されている存在であり、尊敬するアレクを見て勉強したいのだ。それと、魔物と共に街を作っているとはどういうことなのか知りたいのである。
「そうです!アレク様を見て色々学びたいのです!それに、アレク様のことですから、凄い街だろうなと興味があるのです」
アギケは、普通ではないアレクのことだから、突拍子もない物を作り上げていると考える。
「はい!私も、共存している街に興味が尽きません!どのようなものか想像もつかないのですから」
リリスは、素直な答えを述べる。
「う~ん?勉強になるようなことは一切ないような気がするけどな~。でも、みんな優しいから仲良くしてくれたら嬉しいかな」
どの魔物達も素直で真面目で裏表がなく、そんな魔物達と仲良くしてくれたらなと思う。
「フッハハハハ、気になって仕方ない!早く行こうではないか!アレク転移を頼む」
ラヴァーナは、早く行きたくてウズウズしている。ジキタリスは、よろしくお願いしますといった感じで頭を下げるのだ。
「わかりました。では、転移」
アレクは、これ以上ラヴァーナを待たせるわけにはいかないと、すぐさま転移をする。
◆
「フッハハハハ、なんと頑丈そうな外壁なのだ!それに、ここからでも見える城とは恐れ入ったぞ」
ラヴァーナは、転移して早々に街の外壁の強度に気付く。そしてアレクは、一応屋敷なんだけどなと思うのだが、どう見ても立派な城なのである。
「本当ですね。魔王様の一撃にも耐えられそうです。それにしても、貴重なミスリルをここまで使えるとは羨ましいほどです」
ジキタリスは、感心したような声を出しながら眺める。
「森の長様、お帰りなさい」
「帰ってきた!おで嬉しい」
門番のミノタウロスとオークが、アレクを見つけて駆け寄ってくる。
「ただいま。この人達は、魔ノ国からのお客様だよ」
「凄い力を感じます。レッドドラゴン様以上の気配です」
「おでも感じる。物凄い力」
ミノタウロスとオークは、ラヴァーナを見て瞬時に強者だと悟る。
「魔ノ国の現魔王である。よろしく頼む!それにしても、ミノタウロスとオークが話すとは驚いたぞ」
ラヴァーナは、知能指数が高いミノタウロスとオークに感心する。
「魔王様でしたか!森の長様と懇意にしていると聞いています」
ミノタウロスは、誰から聞いたのかわからないが、ラヴァーナとアレクが仲が良いことを知っていた。
「タカハシ辺境伯!これは快挙ですよ!話さないはずの魔物がこうして話しているのですよ!驚きしかございません」
ジキタリスは、興奮しながらアレクに話しかけるのだ。
「俺もなんで話せるようになったのかわからないんですよ。いつの間にか話せるようになっていたんです」
「それは不思議ですね。ここにいる間に理由が判明すればいいのですが......」
「理由が判明すれば、魔ノ国でも知能の高い魔物が現れるかもしれぬな!本当に楽しみでならぬぞ」
ラヴァーナとジキタリスは、魔物の街に滞在することを本当に楽しみでしかたなくなるのであった。
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