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第2章 強敵ルシファーと新たな力を得る
第483話 ルールはワシじゃ!創造神は、適当だった!
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創造神は、アレクの顔を見ながら真剣な顔付きになる。
「俺は、何をすればいいのですか?」
アレクは、創造神の言っていることが何なのか分からず尋ねる。
「うむ!ヒルコ入ってくるのじゃ」
創造神が、ドアの方を見つめてヒルコの名前を呼ぶ。すると、アレクそっくりな少年が入ってくる。
「久しぶり!アレクくん!元気にしていましたか?」
ヒルコは、以前とは違い、自信に満ち溢れた表情で姿を現す。
「ヒルコ!久しぶり!元気だよ。ヒルコも元気そうでよかったよ」
アレクも、久しぶりに会うヒルコに喜びの表情を隠せずにいる。
「再会を喜んでおるとこ悪いのじゃが、本題に入ってもよいかの?」
創造神は、二人の再会に割って入って本題を切り出す。
「はい!よろしくお願いします」
「ヒルコ!神力をアレクに見せるんじゃ」
アレクが、返事をすると創造神は、ヒルコへ神力を解放するようにと言う。
「はい!わかりました!アレクくん、しっかり見ていてね」
ヒルコが、そう言って目を瞑ると、次第にヒルコの体から少しずつ黄金に輝いたオーラが放出される。そして、次の瞬間一気に黄金のオーラが辺り一面に光り輝く。
「うっ!眩しい......」
あまりの輝きに、アレクは思わず目を覆ってしまう。
「アレクくん、驚かせてごめんね。もう、目を開けても大丈夫だよ」
ヒルコの声を聞いたアレクは、閉じていた目を開けてヒルコを見つめる。そしてアレクは、ヒルコの状態を見て、素直に驚いてしまうのだ。
「本当にヒルコなんだよね?」
アレクが見たものは、銀髪になった髪に、金色のオーラを放った青年であった。神力を解放したヒルコは、何故だがわからないが成長してしまったのである。
「うん!僕だよ!神力は、生命の源でもあるからね。活性化したといった感じかな。だから、容姿も変わってしまうんだ」
正直、アレクからすると、言っていることがさっぱりで、要するに神力を使えば成長するんだと認識する。
「理屈は理解出来たけど、原理はさっぱりだよ。とりあえず、凄いってことはわかった。それで、創造神様!この神力を見せてくれたことと神具の件、どのような関係があるのですか?」
凄いことは理解できるのだが、要点が今ひとつ掴めずにいる。
「簡単な話じゃ!アレクも神力を身につけるんじゃ!そして、聖王国のやつらに見せつければよい!」
「え?でも、もし神になれば、下界への干渉が出来なくなるのでは?」
アレクは、自分が神力を解放してしまったら神に成り下界へ影響を与えることが出来ないのではと考える。
「大丈夫じゃ!すでに半神の身じゃ!本来なら罰せられておるはずじゃが、そんなことはないであろう?」
「確かに......なんで大丈夫なのですか?」
アレクは、そう言えばそうだと思う。普通ならば、罰を与えられているはずである。
「グレーゾーンじゃからな。アレクは、まだ生きておるし、元々は人間じゃ。その生を全うするまでは半神ではあるが、人間としても、カテゴライズされるのじゃ」
急に、日本人のような言葉を使い始める創造神。アレクは、その理屈を聞いて、適当過ぎるだろとツッコミを入れたくなる。
「今回においてグレーゾーンなのはありがたいのですが、無理矢理過ぎませんか?」
「大丈夫じゃ!神界での頂点は、ワシじゃ!ルールは、ワシが決めて良いからのぅ」
創造神は、ふっほほほほと笑いながら話す。アレクは、こんなのが創造神でいいのかと思ってしまうのだ。
「アレクよ!心の声は全て聞こえておるぞい!下界に干渉できないというルールを変更しちゃおうかのぅ!?」
創造神には、全て丸聞こえだったようで、意地悪な顔をしながら、どうしようかなといった感じで問いかける。
「ごめんなさい!私が悪かったです!世界一いや神界一カッコいい創造神様ぁぁぁぁ」
「ふぉ~ほほほほ、わかればよろしい!ならば、修行あるのみじゃ!早速始めるぞい」
上機嫌になった創造神は、家を出て湖の方へ歩みを進めるのであった。
「俺は、何をすればいいのですか?」
アレクは、創造神の言っていることが何なのか分からず尋ねる。
「うむ!ヒルコ入ってくるのじゃ」
創造神が、ドアの方を見つめてヒルコの名前を呼ぶ。すると、アレクそっくりな少年が入ってくる。
「久しぶり!アレクくん!元気にしていましたか?」
ヒルコは、以前とは違い、自信に満ち溢れた表情で姿を現す。
「ヒルコ!久しぶり!元気だよ。ヒルコも元気そうでよかったよ」
アレクも、久しぶりに会うヒルコに喜びの表情を隠せずにいる。
「再会を喜んでおるとこ悪いのじゃが、本題に入ってもよいかの?」
創造神は、二人の再会に割って入って本題を切り出す。
「はい!よろしくお願いします」
「ヒルコ!神力をアレクに見せるんじゃ」
アレクが、返事をすると創造神は、ヒルコへ神力を解放するようにと言う。
「はい!わかりました!アレクくん、しっかり見ていてね」
ヒルコが、そう言って目を瞑ると、次第にヒルコの体から少しずつ黄金に輝いたオーラが放出される。そして、次の瞬間一気に黄金のオーラが辺り一面に光り輝く。
「うっ!眩しい......」
あまりの輝きに、アレクは思わず目を覆ってしまう。
「アレクくん、驚かせてごめんね。もう、目を開けても大丈夫だよ」
ヒルコの声を聞いたアレクは、閉じていた目を開けてヒルコを見つめる。そしてアレクは、ヒルコの状態を見て、素直に驚いてしまうのだ。
「本当にヒルコなんだよね?」
アレクが見たものは、銀髪になった髪に、金色のオーラを放った青年であった。神力を解放したヒルコは、何故だがわからないが成長してしまったのである。
「うん!僕だよ!神力は、生命の源でもあるからね。活性化したといった感じかな。だから、容姿も変わってしまうんだ」
正直、アレクからすると、言っていることがさっぱりで、要するに神力を使えば成長するんだと認識する。
「理屈は理解出来たけど、原理はさっぱりだよ。とりあえず、凄いってことはわかった。それで、創造神様!この神力を見せてくれたことと神具の件、どのような関係があるのですか?」
凄いことは理解できるのだが、要点が今ひとつ掴めずにいる。
「簡単な話じゃ!アレクも神力を身につけるんじゃ!そして、聖王国のやつらに見せつければよい!」
「え?でも、もし神になれば、下界への干渉が出来なくなるのでは?」
アレクは、自分が神力を解放してしまったら神に成り下界へ影響を与えることが出来ないのではと考える。
「大丈夫じゃ!すでに半神の身じゃ!本来なら罰せられておるはずじゃが、そんなことはないであろう?」
「確かに......なんで大丈夫なのですか?」
アレクは、そう言えばそうだと思う。普通ならば、罰を与えられているはずである。
「グレーゾーンじゃからな。アレクは、まだ生きておるし、元々は人間じゃ。その生を全うするまでは半神ではあるが、人間としても、カテゴライズされるのじゃ」
急に、日本人のような言葉を使い始める創造神。アレクは、その理屈を聞いて、適当過ぎるだろとツッコミを入れたくなる。
「今回においてグレーゾーンなのはありがたいのですが、無理矢理過ぎませんか?」
「大丈夫じゃ!神界での頂点は、ワシじゃ!ルールは、ワシが決めて良いからのぅ」
創造神は、ふっほほほほと笑いながら話す。アレクは、こんなのが創造神でいいのかと思ってしまうのだ。
「アレクよ!心の声は全て聞こえておるぞい!下界に干渉できないというルールを変更しちゃおうかのぅ!?」
創造神には、全て丸聞こえだったようで、意地悪な顔をしながら、どうしようかなといった感じで問いかける。
「ごめんなさい!私が悪かったです!世界一いや神界一カッコいい創造神様ぁぁぁぁ」
「ふぉ~ほほほほ、わかればよろしい!ならば、修行あるのみじゃ!早速始めるぞい」
上機嫌になった創造神は、家を出て湖の方へ歩みを進めるのであった。
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