嘘つきミーナ

 いつメン五人、いつもの夏休みのはずだった。

 ミナの14才の夏休みはいつもの通り何もなく過ぎていくはずだった。
 いつメンで涼しい場所を探して、猫のように街をぶらつき、公園でとりとめなく話す。今年もそうなるとミナは思っていた。しかしメンバーのうち二人は付き合いそうな雰囲気があり、一人は高校生の彼氏が出来そうだし、親友のあやのは家庭の事情がありそうで、少し距離を感じている。
 ある日ミナがついた「見える」という嘘を契機に、ミナには見えていない霊を見たという生徒が増えて、五人は怪異に巻き込まれていく。
24h.ポイント 0pt
0
小説 185,174 位 / 185,174件 ホラー 6,785 位 / 6,785件

処理中です...