チョート

ストレートダーク

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第二話「URAKABUKI」

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ミラーボールの光

閉店後の店内。天井のミラーボールがきらめき、どこか異質な気配が走る。
瞳は中三川に微笑み、震える声で言った。
「中ちゃんは絶対、大物になる。……私だけは信じてるから」

突然の訪問者

その瞬間、外から轟音。
ヘリが店の真上に降り、黒服たちが現れる。
「今から新宿に来てもらう。話を聞いてくれさえすれば――ここの借金は立て替えよう」
瞳の借金を思い出し、中三川は黙って頷いた。

移動の道中

ヘリの中。目を閉じる中三川は、前方に見えないはずの人影を感じ取る。
(誰かいる……?)
実はそこに座していたのは、ダイアモンドチョート・白凰玲司。
だがこの時点では気配だけ。

やがて窓の外に新宿のネオンが広がる。
中三川は息を呑む。
「……これが俺の行く場所、か」

歌舞伎町・試練の場

到着したのは、煌めくホストクラブの一つ。
そこに現れたのは、レッドチョート・爪生紅牙。
茶髪に金メッシュのチャラ男スタイル、胸元を大きく開けた赤シャツ、
ポケットチーフのように差し込まれた赤いネクタイ。

紅牙は挑発的に笑いながら、真紅のタイをひらひらと見せる。
「ここは URAKABUKI の管轄。
歌舞伎町の裏で選ばれたホストクラブは12店舗。
そのNo.1に与えられるのが――この色付きのネクタイだ。
これが俺の“赤”。チョートの証だ」

中三川は困惑する。
(チョート……? いったい何なんだ)

紅牙は肩をすくめ、ニヤリと笑う。
「なんか俺がお前を欲しがってるみてぇだが、そんなことはねぇ。
むしろ――邪魔なくらいだ」

そして黒服に声を飛ばす。
「とりあえず今から俺と勝負しろ。
おい、黒服。こいつが死なねぇように審判やれ」

緊張が走る。
ネオン煌めくフロアで、雷を秘めた中三川と、炎のような紅牙が向かい合う。
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