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02、魔王の七つ道具
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「失礼なことを申すな。私はこの世界の闇と悪を統べる魔王だぞ」
黒いマントが枝に絡まって、じたばたもがきながら彼は怒った。
「うそ。そんなちっちゃい魔王がいるわけないじゃん」
「『いじわる天使』につかまって、このような情けない姿に変えられてしまったのだ。とにかく話はあとだ。美紗、私をここからおろしてくれ」
美紗は精一杯高く、両手を差し出した。
「早く飛び降りてよ」
男は思いきって首からマントをはずすと、美紗の手のひらに落っこちた。菜の花の雄しべと雌しべを観察するみたいに、美紗は自称魔王を眺め回した。血を抜かれた白人男みたいに青白い顔をして、金色の目ばかりぎろぎろと光らせている。だけどその目に見覚えがあるような気がして、美紗は記憶の糸をたぐった。
「そんなにみつめるな」
なにを勘違ったか、魔王はふっと笑って目をそらす。美紗は無言で彼を草の上に落っことした。
「これはあんたの?」
革袋を示すと、
「そうだとも。早く返しなさい」
尻餅ついたまま、また偉そうにする。
「それの中に闇の呪書も入っている。呪書に記された魔法陣と解呪の言葉で、きみは私の本来の姿を見られるのだ」
見たくないよ、と呟いた美紗には気付かず、
「天使は、私が宵の宴に歌い踊り明かしていた隙をついて、私に呪いをかけ空から落としたのだ。しかも、七つ道具の入った袋を川に放り投げた」
洒落た仕草で銀髪をかきあげ、
「卑怯者め」
と吐き捨てる。
美紗は幹に寄りかかって、袋の中からさっきの石を取り出した。
「これはなに? 色が変わったよ」
「勝手にさわってはいけない」
けちなことを言って魔王は手を伸ばすけれど、美紗の膝までしか届かない。美紗は紅い唇でにっと笑い、
「やっぱりあんた偽物だ。歌と踊りに興じて天使の罠にはまっちゃう魔王なんて、聞いたことないもの。これがなにか分からないから、教えられないふりしてるんでしょ」
石を片手に乗せて、ぽーんぽーんと放り投げる。足下で魔王は難しい顔して考え込んでいたが、迷ったすえプライドが勝った。偽物なんて言われるのは許せない。
「それは『黒いルビー』だ。強く念じれば、どんな願いも叶う。だが人間の精神力などたかが知れている。大きな願いをかけながら祈る力が弱ければ、石に吸い込まれて二度と出てこられない」
ふーん、と新興宗教の勧誘を受けたような顔をして、美紗はまた袋の中をあさる。
「これはオルゴール?」
石をしまって次に出したのは、紫檀のような木彫りの蛇だ。とぐろを巻き、目には青い石がはめこまれ、尾を回す仕組みになっている。
「そう。それが奏でる『忘却のメロディ』は、世界一素晴らしい音楽だ。だが私以外の者が聴けば、あまりの素晴らしさに様々なことを忘れてしまう。音をひとつ聴いただけでも一時間ほどの記憶を失う。一曲最初から最後までを聴けば、自分の名前すら忘れてしまうぞ。真の音楽は、この世でただひとり私にしか分からないということだな」
魔王はのけぞって、さも楽しそうに笑った。
「そんなのつまんないじゃん」
「なぜだ?」
美紗の言葉に、魔王は不思議そうに目を見開く。なぜと訊かれてもうまく答えられないけれど、おもしろい本を読んだとき、おもしろいよね、ね、と言いあえる人がいれば、そのおもしろさは倍になる。世界一素敵な絵を手に入れてもそれが誰にも見えなかったら、美紗はそれを持っていることすら本当なのか嘘なのか分からなくなる。
「これは?」
と、また袋の中を探り今度は黒い羽を取り出した美紗に、魔王はついに怒った。
「もういい加減にしたまえ。それはしまって袋ごとこちらへよこすのだ。さもないと恐ろしい目に遭わせるぞ」
「どんな?」
怖いもの見たさに美紗は身を乗り出す。
「お前の一番大切なものが、私のものになるのさ」
美紗は首をひねった。
あたしの一番大切なものは、あたし自身。あたしがこの男のものになっちゃうの?
(悪くないかもしんない)
繰り返しの毎日にはもう飽き飽きしている。学校に行って帰って、明日も行って帰って、一週間、一ヶ月、一年、みな繰り返し。この男は、学校の猿みたいな男子たちと違って大人の匂いがする。ようく見れば、けっこういい男かもしんない。
「いいよ。あんたのものにしていいよ」
うなずいて身構える美紗に、なぜだか魔王は困った様子であごを撫でている。しばしの沈黙ののち魔王はひとつ咳払いして、
「袋を返してくれないか。『銀の魔笛』もその中だ」
「これがないとなんにもできないんじゃん」
拍子抜けして美紗は袋をのぞきこむ。下のほうに銀色の縦笛が見えた。端に銀細工のこうもりがくっついて、吹き入れた息がこうもりの口から出る仕組みになっている。
「いじわる天使に力を封じられたゆえだ」
額を押さえて呻く魔王に、
「これを吹くとどうなるの?」
美紗は銀の笛を片手に尋ねる。
魔王はおもしろくなさそうに、金色の目で美紗をにらんだ。美紗に協力しない限り力を取り戻せないけれど、こんなの絶対俺のスタイルじゃない!
「あの枝にひっかかった私のマントを取ってくれば、教えてやろう」
美紗は、
「うんいいよ」
と意外なほどあっさりうなずいて木に登った。だけど革の袋は、しっかりと腰にくくりつけている。
美紗に手渡されたマントを元通りに羽織って、
「『銀の魔笛』を吹くと嵐が起こる。そして嵐に吹かれた者の一番大切なものを、私の城まで吹き飛ばしてしまうのさ」
ひとつうなずいて美紗は叫んだ。
「それっていいかも! これ借りるよ!」
あたしの大事な色鉛筆を折った奴らに、目にもの見せてやる!
駆けだした美紗を魔王は慌てて追う。この小娘と一緒に大事な革袋まで見失うわけにはいかぬ。
細い足にしがみつかれて、美紗はきゃっと笑い声をあげた。
「くすぐったいよ!」
足からひきはがして、ちっちゃな魔王を頭の上に乗せる。
「今日一日、あたしが魔王をやってあげる。そこでゆっくり見物しててね!」
魔笛片手に土手を駆け上がる。魔王は振り落とされぬよう必死で、うさぎの耳みたいに結んだ美紗のツインテールにしがみついた。
黒いマントが枝に絡まって、じたばたもがきながら彼は怒った。
「うそ。そんなちっちゃい魔王がいるわけないじゃん」
「『いじわる天使』につかまって、このような情けない姿に変えられてしまったのだ。とにかく話はあとだ。美紗、私をここからおろしてくれ」
美紗は精一杯高く、両手を差し出した。
「早く飛び降りてよ」
男は思いきって首からマントをはずすと、美紗の手のひらに落っこちた。菜の花の雄しべと雌しべを観察するみたいに、美紗は自称魔王を眺め回した。血を抜かれた白人男みたいに青白い顔をして、金色の目ばかりぎろぎろと光らせている。だけどその目に見覚えがあるような気がして、美紗は記憶の糸をたぐった。
「そんなにみつめるな」
なにを勘違ったか、魔王はふっと笑って目をそらす。美紗は無言で彼を草の上に落っことした。
「これはあんたの?」
革袋を示すと、
「そうだとも。早く返しなさい」
尻餅ついたまま、また偉そうにする。
「それの中に闇の呪書も入っている。呪書に記された魔法陣と解呪の言葉で、きみは私の本来の姿を見られるのだ」
見たくないよ、と呟いた美紗には気付かず、
「天使は、私が宵の宴に歌い踊り明かしていた隙をついて、私に呪いをかけ空から落としたのだ。しかも、七つ道具の入った袋を川に放り投げた」
洒落た仕草で銀髪をかきあげ、
「卑怯者め」
と吐き捨てる。
美紗は幹に寄りかかって、袋の中からさっきの石を取り出した。
「これはなに? 色が変わったよ」
「勝手にさわってはいけない」
けちなことを言って魔王は手を伸ばすけれど、美紗の膝までしか届かない。美紗は紅い唇でにっと笑い、
「やっぱりあんた偽物だ。歌と踊りに興じて天使の罠にはまっちゃう魔王なんて、聞いたことないもの。これがなにか分からないから、教えられないふりしてるんでしょ」
石を片手に乗せて、ぽーんぽーんと放り投げる。足下で魔王は難しい顔して考え込んでいたが、迷ったすえプライドが勝った。偽物なんて言われるのは許せない。
「それは『黒いルビー』だ。強く念じれば、どんな願いも叶う。だが人間の精神力などたかが知れている。大きな願いをかけながら祈る力が弱ければ、石に吸い込まれて二度と出てこられない」
ふーん、と新興宗教の勧誘を受けたような顔をして、美紗はまた袋の中をあさる。
「これはオルゴール?」
石をしまって次に出したのは、紫檀のような木彫りの蛇だ。とぐろを巻き、目には青い石がはめこまれ、尾を回す仕組みになっている。
「そう。それが奏でる『忘却のメロディ』は、世界一素晴らしい音楽だ。だが私以外の者が聴けば、あまりの素晴らしさに様々なことを忘れてしまう。音をひとつ聴いただけでも一時間ほどの記憶を失う。一曲最初から最後までを聴けば、自分の名前すら忘れてしまうぞ。真の音楽は、この世でただひとり私にしか分からないということだな」
魔王はのけぞって、さも楽しそうに笑った。
「そんなのつまんないじゃん」
「なぜだ?」
美紗の言葉に、魔王は不思議そうに目を見開く。なぜと訊かれてもうまく答えられないけれど、おもしろい本を読んだとき、おもしろいよね、ね、と言いあえる人がいれば、そのおもしろさは倍になる。世界一素敵な絵を手に入れてもそれが誰にも見えなかったら、美紗はそれを持っていることすら本当なのか嘘なのか分からなくなる。
「これは?」
と、また袋の中を探り今度は黒い羽を取り出した美紗に、魔王はついに怒った。
「もういい加減にしたまえ。それはしまって袋ごとこちらへよこすのだ。さもないと恐ろしい目に遭わせるぞ」
「どんな?」
怖いもの見たさに美紗は身を乗り出す。
「お前の一番大切なものが、私のものになるのさ」
美紗は首をひねった。
あたしの一番大切なものは、あたし自身。あたしがこの男のものになっちゃうの?
(悪くないかもしんない)
繰り返しの毎日にはもう飽き飽きしている。学校に行って帰って、明日も行って帰って、一週間、一ヶ月、一年、みな繰り返し。この男は、学校の猿みたいな男子たちと違って大人の匂いがする。ようく見れば、けっこういい男かもしんない。
「いいよ。あんたのものにしていいよ」
うなずいて身構える美紗に、なぜだか魔王は困った様子であごを撫でている。しばしの沈黙ののち魔王はひとつ咳払いして、
「袋を返してくれないか。『銀の魔笛』もその中だ」
「これがないとなんにもできないんじゃん」
拍子抜けして美紗は袋をのぞきこむ。下のほうに銀色の縦笛が見えた。端に銀細工のこうもりがくっついて、吹き入れた息がこうもりの口から出る仕組みになっている。
「いじわる天使に力を封じられたゆえだ」
額を押さえて呻く魔王に、
「これを吹くとどうなるの?」
美紗は銀の笛を片手に尋ねる。
魔王はおもしろくなさそうに、金色の目で美紗をにらんだ。美紗に協力しない限り力を取り戻せないけれど、こんなの絶対俺のスタイルじゃない!
「あの枝にひっかかった私のマントを取ってくれば、教えてやろう」
美紗は、
「うんいいよ」
と意外なほどあっさりうなずいて木に登った。だけど革の袋は、しっかりと腰にくくりつけている。
美紗に手渡されたマントを元通りに羽織って、
「『銀の魔笛』を吹くと嵐が起こる。そして嵐に吹かれた者の一番大切なものを、私の城まで吹き飛ばしてしまうのさ」
ひとつうなずいて美紗は叫んだ。
「それっていいかも! これ借りるよ!」
あたしの大事な色鉛筆を折った奴らに、目にもの見せてやる!
駆けだした美紗を魔王は慌てて追う。この小娘と一緒に大事な革袋まで見失うわけにはいかぬ。
細い足にしがみつかれて、美紗はきゃっと笑い声をあげた。
「くすぐったいよ!」
足からひきはがして、ちっちゃな魔王を頭の上に乗せる。
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