気が付けば丸々とした令嬢でした。

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数日後

「クリスティーナ様！お久しぶりでございます。キースでございます。あの時教えていただいたサロペットはこのように職業人達に浸透してきています！」

行商のお兄さんはキースと言うのね？初めて知ったわ。
今日は一緒にかわいい女の子が来ました。
例のサロペットを可愛く着こなしています。

「はじめまして！お針子のリンと申します。」

「とてもよく似合っていますね。」

「ありがとうございます！」

「クリスティーナ様。さっそくですが収益が出てまいりましたので1割を毎月納めさせていただきますね。」

「収益が出てるなら良かったわ。先日買い物に出た先でサロペットを着ている店員さんにお会いしたわ。」

「そうでしたか！着々と広めております！」

「お任せするわ。でね、今日は別件でお願いなんだけど聞いてくれるかしら？」

「なんでしょうか？クリスティーナ様の頼みならなるべくききたいと思います！」

お兄さん話わかる～。

「実はこれなんだけどね。」

数枚のイラストが描かれた紙を差し出す。

「わぁー！これはすごいですね！！」

お兄さんより早くお針子のリンちゃんが反応してくれました！

「実はこれは女の子が運動する時に着る為の服なんだけど、生地や縫製は丈夫な方が良いと思うわ。可愛く作って貰いたいの。」

「なるほど。足元をしぼめてバルーンな感じのデザインだね。」

「はい。着心地も良く無いとですから。こちら令嬢達へのプレゼント用に作っていただけますか？」

「はい！頑張って作ります。」

リンちゃんがいい返事をしてくれました！