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39 俺のせいではないはずだ
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「……」
「り、凛莉……」
俺は、というかこの凛莉師匠の体になってから、性欲は強くなっていると思う。ぶっちゃけ毎日おもちゃにお世話になってたし、まああちこち弄って気持ちよくなってたんだが。俺のせいではない、間違いなく。
つまりだ、毎日の日課みたいな感じでいて……しないとそれは何だかこう……生活のリズムが崩れるっていうか、やるべき事はやりましょうみたいなとか、やってスッキリしちゃいましょうっていうか。俺のせいではない、間違いなく……大事なことだ。
「ん……、さ、三回な、これ以上は今日はだめ」
「分かった!」
ナシって言った言葉は速攻翻して、フロウライトと楽しく運動した。毎日嗜んでたのがないのは体の調子を整える意味で宜しくない。もう一度いうが俺のせいではない、多分、間違いなく。
たっぷりねっぷり奥まで突かれて気持ち良くなって風呂から戻って来たら俺の可愛い馬鹿野郎は一人で励んでいた。
「凛莉!凛莉ー……うっ」
「……ご苦労さんです」
「……う、うん」
何回やってもまだ元気なアレをタオルで拭いてまた弄り出した?!流石の俺も人を射殺すとか……ある一部の偏執狂から「ああん! もっとぉ!」と絶賛される絶対零度の視線で見下ろしてしまった。
「お前、何回すんの……?」
「落ち着く、まで。君が側にいるのに……興奮しない方がおかしい」
「私は歩く卑猥物ではないぞ?」
「そうだが、でもその敏感な胸とか、張りのある肌とか、結構大きい尻とか」
「やめろ」
「考えただけで……興奮する」
そう言ってそそり立つアレが目の前にあると、もう満足したはずの奥がきゅっと音を立ててしまった。
「んー……えっと、その……もう一回だけ、ヤる?」
「する!」
思わずフロウライトの目の前で両足をパカっと開いてしまった。いや、まあその……俺も結局好きだからなあ。結局後三回追加して、スッキリして気持ち良く眠りについた。
やり過ぎでは??しかし、何度でも繰り返すがけっして俺のせいではない……多分……。
同じベッドで誰かと寝るのは子供の時以来だったが、どうも俺は誰かと同衾するのが好きらしい。布団の中で自分以外の体温があるのが心地良く感じる。自分以外の息遣い、鼓動を感じると安心する。多分だが、凛莉師匠にはこういった安心感を味わったことがなかったんだと思う。だから、こうやって今求めてるのかもしれない。
目の前には筋肉の壁だけどな!ベッドが壊れると悲痛な悲鳴を上げている。俺も軽い方じゃないし、フロウライトは間違いなく重い。壊れたら絶対こいつに買わせよう。
「……おはよう、凛莉」
「おはよう、私の大馬鹿野郎」
「……私はお前の物か」
「違うのか?」
「違わない」
そんなくだらないやり取りも悪くないと思える。俺は多分ここ二日でフロウライトのことが相当好きになったようだった。
何だかチョロいキャラっぽくてちょっと嫌だけれど、嬉しそうに俺に好意を真っ直ぐ伝えて来る心地よさが堪らないというか。
「おい、外では間違えるなよ?」
「なにを?」
昨日は一日中ベッドルームにいたからテーブルの上に置きっぱなしになっていた眼鏡を引き寄せる。
「お前がお付き合いしてるのは初級治癒術師マークだからね?」
かければ俺の印象はやぼったい物に変わるだろう。そして誰もがマークがマラカイト・凛莉だと理解できない。
「……ああ、分かっているが、目の前で変わっても信じがたいな」
俺より背の高いフロウライトが腰を屈めてじろじろと見てくる。凛莉なら無視する所だが、マークは困ったように笑うだろう。
「やめてくださいよ聖騎士団長様、恥ずかしいです」
「え、あ……そ、そうか?しかしまったく違うじゃないか……」
「違って何が悪いんです?そうだ、今度眼鏡をかけたままヤってみますか?ふふ」
「い、いいのか!?」
割と思い付きの提案だったが、妙に食いつかれてちょっとびっくりした。
「えーと……どうしようかなぁ」
「是非そうしよう!」
「ふふ、分かりました」
ちょっと変な約束をしてしまった気もするが、コスプレを楽しんでるみたいなもんで良いかな? と思う。きちんとマークらしい服を着て、眼鏡をかけダイニングへ顔を出す。ここにプレイヤーは踏み込んでは来ないが、明るく日差しの入る窓からは中の様子を見ることができるので、裏での顔は封印だ。
「何もないですが」
「君と食べるなら何でも美味いよ」
「ありがとうございます」
小さなダイニングテーブルには使う予定がなかった予備の椅子もついていた。そこに二人で並んで腰を掛け、パンを切り牛乳をコップに入れて並べる。
「貴方がいるなら何か他もあった方が良いですね」
「自分には無頓着だが、自分以外には手厚い治癒術師らしいからか?」
フロウライトは硬いが考えられない訳ではない。俺の立ち回りを理解し沿おうとしてくれる……嬉しいな。
「そうですけど、そういう話でもここではしたくない、かな」
少しでもマークと凛莉の接点は作りたくない。
「奥のベッドの上でなら?」
「もちろんですよ」
少し照れたように笑って見せれば、聞いてきたフロウライトの方が固まっている。
「騎士団長様?」
どうした?赤くなって顔を背けたぞ?
「何というか、その違い過ぎてこれはこれで良いなぁと」
「はあ?」
「その笑顔でベッドで待っててくれるのかと思うと……その」
朝から盛ってんのか?!なんて馬鹿野郎なんだ……!
「……そういう話も」
「以後注意する」
やっぱりこいつ大馬鹿だろ!分厚く切ったパンの上にてんこ盛りにとろけたチーズをかけてやりながら、心の底から呆れてしまった。
「り、凛莉……」
俺は、というかこの凛莉師匠の体になってから、性欲は強くなっていると思う。ぶっちゃけ毎日おもちゃにお世話になってたし、まああちこち弄って気持ちよくなってたんだが。俺のせいではない、間違いなく。
つまりだ、毎日の日課みたいな感じでいて……しないとそれは何だかこう……生活のリズムが崩れるっていうか、やるべき事はやりましょうみたいなとか、やってスッキリしちゃいましょうっていうか。俺のせいではない、間違いなく……大事なことだ。
「ん……、さ、三回な、これ以上は今日はだめ」
「分かった!」
ナシって言った言葉は速攻翻して、フロウライトと楽しく運動した。毎日嗜んでたのがないのは体の調子を整える意味で宜しくない。もう一度いうが俺のせいではない、多分、間違いなく。
たっぷりねっぷり奥まで突かれて気持ち良くなって風呂から戻って来たら俺の可愛い馬鹿野郎は一人で励んでいた。
「凛莉!凛莉ー……うっ」
「……ご苦労さんです」
「……う、うん」
何回やってもまだ元気なアレをタオルで拭いてまた弄り出した?!流石の俺も人を射殺すとか……ある一部の偏執狂から「ああん! もっとぉ!」と絶賛される絶対零度の視線で見下ろしてしまった。
「お前、何回すんの……?」
「落ち着く、まで。君が側にいるのに……興奮しない方がおかしい」
「私は歩く卑猥物ではないぞ?」
「そうだが、でもその敏感な胸とか、張りのある肌とか、結構大きい尻とか」
「やめろ」
「考えただけで……興奮する」
そう言ってそそり立つアレが目の前にあると、もう満足したはずの奥がきゅっと音を立ててしまった。
「んー……えっと、その……もう一回だけ、ヤる?」
「する!」
思わずフロウライトの目の前で両足をパカっと開いてしまった。いや、まあその……俺も結局好きだからなあ。結局後三回追加して、スッキリして気持ち良く眠りについた。
やり過ぎでは??しかし、何度でも繰り返すがけっして俺のせいではない……多分……。
同じベッドで誰かと寝るのは子供の時以来だったが、どうも俺は誰かと同衾するのが好きらしい。布団の中で自分以外の体温があるのが心地良く感じる。自分以外の息遣い、鼓動を感じると安心する。多分だが、凛莉師匠にはこういった安心感を味わったことがなかったんだと思う。だから、こうやって今求めてるのかもしれない。
目の前には筋肉の壁だけどな!ベッドが壊れると悲痛な悲鳴を上げている。俺も軽い方じゃないし、フロウライトは間違いなく重い。壊れたら絶対こいつに買わせよう。
「……おはよう、凛莉」
「おはよう、私の大馬鹿野郎」
「……私はお前の物か」
「違うのか?」
「違わない」
そんなくだらないやり取りも悪くないと思える。俺は多分ここ二日でフロウライトのことが相当好きになったようだった。
何だかチョロいキャラっぽくてちょっと嫌だけれど、嬉しそうに俺に好意を真っ直ぐ伝えて来る心地よさが堪らないというか。
「おい、外では間違えるなよ?」
「なにを?」
昨日は一日中ベッドルームにいたからテーブルの上に置きっぱなしになっていた眼鏡を引き寄せる。
「お前がお付き合いしてるのは初級治癒術師マークだからね?」
かければ俺の印象はやぼったい物に変わるだろう。そして誰もがマークがマラカイト・凛莉だと理解できない。
「……ああ、分かっているが、目の前で変わっても信じがたいな」
俺より背の高いフロウライトが腰を屈めてじろじろと見てくる。凛莉なら無視する所だが、マークは困ったように笑うだろう。
「やめてくださいよ聖騎士団長様、恥ずかしいです」
「え、あ……そ、そうか?しかしまったく違うじゃないか……」
「違って何が悪いんです?そうだ、今度眼鏡をかけたままヤってみますか?ふふ」
「い、いいのか!?」
割と思い付きの提案だったが、妙に食いつかれてちょっとびっくりした。
「えーと……どうしようかなぁ」
「是非そうしよう!」
「ふふ、分かりました」
ちょっと変な約束をしてしまった気もするが、コスプレを楽しんでるみたいなもんで良いかな? と思う。きちんとマークらしい服を着て、眼鏡をかけダイニングへ顔を出す。ここにプレイヤーは踏み込んでは来ないが、明るく日差しの入る窓からは中の様子を見ることができるので、裏での顔は封印だ。
「何もないですが」
「君と食べるなら何でも美味いよ」
「ありがとうございます」
小さなダイニングテーブルには使う予定がなかった予備の椅子もついていた。そこに二人で並んで腰を掛け、パンを切り牛乳をコップに入れて並べる。
「貴方がいるなら何か他もあった方が良いですね」
「自分には無頓着だが、自分以外には手厚い治癒術師らしいからか?」
フロウライトは硬いが考えられない訳ではない。俺の立ち回りを理解し沿おうとしてくれる……嬉しいな。
「そうですけど、そういう話でもここではしたくない、かな」
少しでもマークと凛莉の接点は作りたくない。
「奥のベッドの上でなら?」
「もちろんですよ」
少し照れたように笑って見せれば、聞いてきたフロウライトの方が固まっている。
「騎士団長様?」
どうした?赤くなって顔を背けたぞ?
「何というか、その違い過ぎてこれはこれで良いなぁと」
「はあ?」
「その笑顔でベッドで待っててくれるのかと思うと……その」
朝から盛ってんのか?!なんて馬鹿野郎なんだ……!
「……そういう話も」
「以後注意する」
やっぱりこいつ大馬鹿だろ!分厚く切ったパンの上にてんこ盛りにとろけたチーズをかけてやりながら、心の底から呆れてしまった。
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