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番外編 テディside
秘密
ロゼが元婚約者を含む令息3人に襲われたと聞き、脚がガクガクしてきた。殺す。3人とも殺す。
「まぁ、落ち着きなさい。犯人は捕まったし、ロゼッタちゃんは無事よ。全て上手くいった。邪魔物は片付いたわ」
母上はふふふと笑う。
「さてと、あなたはあなたの仕事をきちんとやりなさい」
「承知しました」
私はロゼの元へ向かった。
部屋の扉を叩いた。
「入ってもいいだろうか?」
「はい」
ロゼの返事が聞こえたので、扉を開ける。
そこには艶かしい夜着を着たロゼが座っていた。
「ロゼ、何か羽織ってくれないだろうか。目のやり場に困る」
ドキドキしてしまう。
ロゼはガウンを羽織った。
私は深呼吸をしてロゼの前に座った。
「ロゼ、話を聞いてほしい」
ロゼは驚いているようだ。
「実はロゼに隠していたことがあるんだ」
私はロゼの目をしっかり見る。そしてゆっくりと話をはじめた。
「弟を人質に取られているんだ。私たちが何もしなければ殺されることはない。このことを知っているのはごく一部のものだけだ」
ロゼは私をじっと見ている。
「3年前、友好国だったシンバレッド王国に弟が留学した。その時に弟と一緒に留学した側近がまずいことになってしまったんだ」
ロゼは前のめりになった。
「王女と深い中になってしまった」
「それは正妃様ですか?」
私は黙って頷いた。
「当時王女はキンバリー帝国の第2皇子の婚約者だったんだ。キンバリー帝国の皇子の婚約者がカモスタット王国の第3王子の側近と深い中になってしまったとわかり、キンバリー国の皇帝は激怒した」
ロゼの顔は引き攣っている。
「キンバリー帝国が色々調べた結果、王女が我が弟の側近に懸想し、思いを告げたが断られた。それを根に持ち、媚薬を使い側近を我がものにし、監禁していたのを、行方不明になった側近を探していたロベルトや一緒に探していたシンバレッド王国の国王に見つけられた。それで我が国はシンバレッド王国に抗議をし、側近は返してもらったし、慰謝料ももらった。しかし、キンバリー帝国はメンツが立たない。そこで、ロベルトをキンバリー帝国の皇女の婿にする代わりに、まだ正妃がいない私に、皇帝が頼み込み、娶らされたんだ。頼み込んだといっても断れない命令なんだけどね」
私は笑った。自虐的に見えたかもしれない。
「意味がわからないのですが、テディ様もロベルト様も関係ないですわよね?」
「うん。ただキンバリー帝国は大きくて軍事力の強い国だ。うちとは友好関係にあるが攻め込まれてはひとたまりもない。ロベルトをすでに、連れて行かれてしまっていたし、我が国を戦火に晒すわけにもいかない」
確かに帝国は強い。我が国も軍事力はあるが、そんな理由で戦争をし、戦火に晒すわけにはいかない。
大国はプライドのためにそんなことをした。
「シンバレッド王国は何も処分を受けなかったのですか?」
「帝国に国を乗っ取られたよ」
「乗っ取られた?」
「あぁ、入り込まれて、今は帝国が国を動かしている。表立って発表はされていないがそのうち属国になったと発表されるだろう。シンバレッド王国は軍事力が弱い。王家も平和ボケでのんびりしていた。」
そうだ。あの国は甘かった。
「帝国ではシンバレッドの王女と私がどこかで出会い真実の愛に目覚めた。皇子はふたりの気持ちを尊重し、ふたりを応援し、ふたりの結婚を認めた。我が国ではそんな話は流れていないが、帝国ではそう言う話になっているんだ。王女は体が弱いので婚姻式や夜会など長い時間人前に出ることはできない。結婚式も王宮のチャペルでしたと国民には伝えられた」
ロゼは納得したように頷いた。
「では、正妃様はここにはいないのですか? いまどこに?」
「多分帝国の第2皇子に監禁されている」
「監禁?」
「第2皇子は自分を裏切った王女が許せなかったようだ。きっと媚薬漬けだろう」
媚薬漬けと言っても、部屋の中に鎖で繋がれたままらしい。
第2皇子は手を出さず、苦しむ様子をずっと見ているだけだと聞いた。媚薬を盛られたことはないが、恐ろしく苦しいらしい。苦しむ様子をただ見ている第2皇子はきっとヤバい人なのだろう。
「でも、王太子が来ていたではありませんか?」
「あれは帝国の使者だよ。王太子と偽って参加していたんだ」
帝国の影が使者として、私たちを見張っている。
「さっき、使者にロゼにこのことを話す許可をもらった。この秘密が他にもれれば我が国は帝国から攻められ戦火になる。ロベルトは殺され、国王と私は責をおう。ロゼには話したかった。知らない方がロゼは幸せだと思う。でも私はロゼに嫌われなくない。不信感を払拭したかった。自分が可愛いからロゼをまきこんでしまった。ダメな男だ」
やっとロゼに打ち明けられた。
「まぁ、落ち着きなさい。犯人は捕まったし、ロゼッタちゃんは無事よ。全て上手くいった。邪魔物は片付いたわ」
母上はふふふと笑う。
「さてと、あなたはあなたの仕事をきちんとやりなさい」
「承知しました」
私はロゼの元へ向かった。
部屋の扉を叩いた。
「入ってもいいだろうか?」
「はい」
ロゼの返事が聞こえたので、扉を開ける。
そこには艶かしい夜着を着たロゼが座っていた。
「ロゼ、何か羽織ってくれないだろうか。目のやり場に困る」
ドキドキしてしまう。
ロゼはガウンを羽織った。
私は深呼吸をしてロゼの前に座った。
「ロゼ、話を聞いてほしい」
ロゼは驚いているようだ。
「実はロゼに隠していたことがあるんだ」
私はロゼの目をしっかり見る。そしてゆっくりと話をはじめた。
「弟を人質に取られているんだ。私たちが何もしなければ殺されることはない。このことを知っているのはごく一部のものだけだ」
ロゼは私をじっと見ている。
「3年前、友好国だったシンバレッド王国に弟が留学した。その時に弟と一緒に留学した側近がまずいことになってしまったんだ」
ロゼは前のめりになった。
「王女と深い中になってしまった」
「それは正妃様ですか?」
私は黙って頷いた。
「当時王女はキンバリー帝国の第2皇子の婚約者だったんだ。キンバリー帝国の皇子の婚約者がカモスタット王国の第3王子の側近と深い中になってしまったとわかり、キンバリー国の皇帝は激怒した」
ロゼの顔は引き攣っている。
「キンバリー帝国が色々調べた結果、王女が我が弟の側近に懸想し、思いを告げたが断られた。それを根に持ち、媚薬を使い側近を我がものにし、監禁していたのを、行方不明になった側近を探していたロベルトや一緒に探していたシンバレッド王国の国王に見つけられた。それで我が国はシンバレッド王国に抗議をし、側近は返してもらったし、慰謝料ももらった。しかし、キンバリー帝国はメンツが立たない。そこで、ロベルトをキンバリー帝国の皇女の婿にする代わりに、まだ正妃がいない私に、皇帝が頼み込み、娶らされたんだ。頼み込んだといっても断れない命令なんだけどね」
私は笑った。自虐的に見えたかもしれない。
「意味がわからないのですが、テディ様もロベルト様も関係ないですわよね?」
「うん。ただキンバリー帝国は大きくて軍事力の強い国だ。うちとは友好関係にあるが攻め込まれてはひとたまりもない。ロベルトをすでに、連れて行かれてしまっていたし、我が国を戦火に晒すわけにもいかない」
確かに帝国は強い。我が国も軍事力はあるが、そんな理由で戦争をし、戦火に晒すわけにはいかない。
大国はプライドのためにそんなことをした。
「シンバレッド王国は何も処分を受けなかったのですか?」
「帝国に国を乗っ取られたよ」
「乗っ取られた?」
「あぁ、入り込まれて、今は帝国が国を動かしている。表立って発表はされていないがそのうち属国になったと発表されるだろう。シンバレッド王国は軍事力が弱い。王家も平和ボケでのんびりしていた。」
そうだ。あの国は甘かった。
「帝国ではシンバレッドの王女と私がどこかで出会い真実の愛に目覚めた。皇子はふたりの気持ちを尊重し、ふたりを応援し、ふたりの結婚を認めた。我が国ではそんな話は流れていないが、帝国ではそう言う話になっているんだ。王女は体が弱いので婚姻式や夜会など長い時間人前に出ることはできない。結婚式も王宮のチャペルでしたと国民には伝えられた」
ロゼは納得したように頷いた。
「では、正妃様はここにはいないのですか? いまどこに?」
「多分帝国の第2皇子に監禁されている」
「監禁?」
「第2皇子は自分を裏切った王女が許せなかったようだ。きっと媚薬漬けだろう」
媚薬漬けと言っても、部屋の中に鎖で繋がれたままらしい。
第2皇子は手を出さず、苦しむ様子をずっと見ているだけだと聞いた。媚薬を盛られたことはないが、恐ろしく苦しいらしい。苦しむ様子をただ見ている第2皇子はきっとヤバい人なのだろう。
「でも、王太子が来ていたではありませんか?」
「あれは帝国の使者だよ。王太子と偽って参加していたんだ」
帝国の影が使者として、私たちを見張っている。
「さっき、使者にロゼにこのことを話す許可をもらった。この秘密が他にもれれば我が国は帝国から攻められ戦火になる。ロベルトは殺され、国王と私は責をおう。ロゼには話したかった。知らない方がロゼは幸せだと思う。でも私はロゼに嫌われなくない。不信感を払拭したかった。自分が可愛いからロゼをまきこんでしまった。ダメな男だ」
やっとロゼに打ち明けられた。
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