悪役令嬢、猛省中!!

***あかしえ

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学園編

82.真犯人5

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 護衛の意見に、完全に納得したわけではないパトリックと2人の護衛を連れて、私達は目的地へ向かうことになった。他の護衛は何かあった時のために外に控えてもらい、パトリックには護衛と同じ服装に着替えてもらってから――デリアから聞いた地下礼拝堂へ。

「随分と古い建物のようですね……元々あった礼拝堂の上に、屋敷を建てたのでしょうか」
 先を歩く護衛が、周囲を警戒しながら驚きの声を上げる。

 いち貴族が、元々あった礼拝堂の上に屋敷を建てることができるなんて思えない。領地内の田園邸宅であれば、その可能性もあるだろうけど、ここは王都の町屋敷。この地下祭壇、一体どうやって見つけたのやら。
 どうにもキナ臭い気がしてしまうのは、私が悪役令嬢としての性質を持っているからか……。

 地下祭壇の最奥に辿り着いたらしい護衛の合図を受けて、私達も後に続く。護衛に扮した過保護なパトリックの後ろから、祭壇に近づく。
 祭壇の上に、とてもとても大事そうに置かれている木箱がある。掌ふたつ分よりやや大きく、それなりに厚みがある。大きすぎず、小さすぎない箱。この中に秘宝が……?

「不用意に触るなよ」
 中身を確認しようとしたら、パトリックに取り上げられた!
 そのまま彼は箱を護衛に手渡す。護衛はトラップ解除でもしているのか、箱の上で何か不思議な手の動きを見せた後、パトリックに返した。問題はなかったらしい。箱を開き中身の確認をするパトリックの顔が、驚きに見開かれる。想定外のものが入っていたらしい。

「これ……秘宝じゃないぞ」
「え? 見せ――」

 パトリックの腕を引っ張り、手の中にあった箱の中身を確認して――驚いた。

 こんなに大事にしまわれていたから、てっきり秘宝だと思ってた。でもこれは……日記と写真だ。写っているのは、数年前のリナウド一家ではないのか。保存状態が悪いせいか、とても古いもののように見えるけど、これはほんの数年前の家族写真だ。
 これは……どういうこと? 秘宝とこれを組み合わせると……彼が望むような何かを手に入れることができる……の?



「こんなところで何をしている! ミーシャ・デュ・シテリン!」

 怒りに満ちた叫びと共に、悪役然としたリナウド侯爵が多くの傭兵を引き連れて現れた。彼はいま、自分がどんな顔をしているのか分かっているのか。
 どこか弱気で、人の良さそうだったあの面影が今はない。

「何をしているも何も、ご想像の通りよ! 貴方が城から盗み出して人に罪をなすりつけるのに使ったの在処を探してンのよ!」

「……公爵家のご令嬢とは思えぬ、浅ましい言葉遣いをされるのですね」

 侯爵に人差し指をつきつけて言い切りたかったところだけど――護衛に扮したパトリックが、彼から私を守るように立ちはだかったため、彼の背後から喚く羽目に! 2人の護衛は私の両脇を守っているみたいな位置になってる。
 このままじゃ、パトリックが危ない!

 デリアの話から傭兵は連れて来ないと思ったんだけど……状況が変わったか。私が護衛とここへ降りるのを見たのかもしれないし、デリアの部屋に入るところを見たかもしれない。

 家族写真や諸々を考えると……ここは、彼にとってとても大事な神聖なものを守る場所だったのか、とは思う。そんな場所へ傭兵を伴ってまで、私を捕まえに来たのか。

「かつての貴女はどこへ行ってしまわれたのです?!」

 不意に侯爵が叫ぶ。彼の怒りや悲しみは、正当なものだ。

「麗しい蛾のように社交界で毒をまき散らし、思うがままに振る舞っていた、あの日の貴女は!!!」

 大声で喚き散らす。彼には確かに、あの日の私を糾弾する権利がある。過去のデリアが、どのような最期を迎えたのか、私は……知らない。
 パトリックはとは言わなかった。彼は知っている。彼女の最期を。
 パトリックが知っているということは、私も、知っているはずなんだ。

 なのに、私の記憶に彼女の死は……残っていない。

「あの日の貴女を、殺すことだけを考えていた私のことも、少しは慮っていただきたい……賊はどうでもいい! 毒婦を逃がすな!」

 目の前のパトリックの正体に気づいてるわけではないだろうけど、この隙にパトリックをここから逃がせる! ――って思ってるのに目の前の彼は私を守る気満々で、退いてくれない!

「危ないから逃げて! 私は大丈夫だから!」
 と、小声で合図をしても聞かない!
 ……発煙筒を使えば、逃げられる可能性はある。彼が一人で逃げる決心をしてくれれば……しないんだけど。

「人の神域に土足で踏み込むその醜悪な神経……相変わらずですね。上辺だけ取り繕ったところで、あなたの心根は変わらない。私は知っていますよ? あなたがどれだけ醜悪か。お前のような悪魔のせいで、我が娘がどれだけ辛酸を舐めさせられたことか!」

 やはり彼の目的は……娘の幸せ?

「国宝を盗むことが、デリアのためになるとでも?!」

 パトリックが邪魔をするので侯爵の前に颯爽と出ることができない! 私に出来るのは……護衛に扮したパトリックの背後から叫ぶのみだ!

「ほざけッ! お前のような汚らわしい強悪な小娘が、我が娘の名を呼ぶなど何たる不遜! 貴様だけは許さん!」

 ――どこから取り出したその槍!

 仰々しい外装の中に隠していたのか、侯爵が抜き身の長槍を取り出して構える。 私に槍構えのレベルなど分からない。彼の命令で傭兵が攻撃態勢に入ってから、パトリックはずっと警戒態勢に入っていた。けど、侯爵が抜き身の槍を構えてからさらに、警戒レベルが上がった……というより、パトリックも戦闘態勢に入った?!

 護衛装備の中には当然武器もある。侯爵に触発されて、パトリックも剣を抜いた! 対峙しているのは侯爵だけじゃない! 入口付近で護衛の対応をしていた傭兵もこっちに来た! 全部じゃない! 護衛はあの場から動けないままだ!

 パトリックに襲撃――!
 剣がぶつかり戦闘に突入する! パトリックにぶつかったのは、侯爵の傍に控えていた傭兵だ! パトリックはあくまで私を守ろうとしているだけで、相手を叩きのめそうと剣を振るうわけじゃない。

 パトリックの剣術レベルは……分からない。
 いずれは騎士として自立するとは聞いてる。それなりには強いのかもしれないけど――私を左手でかばったまま、片手で敵の両手剣を受けるって……無理があるんじゃないの?!

「賊の後ろに隠れるとは何と姑息な! 出てこい、ミーシャ・デュ・シテリン! ……そうだ、あなたが素直に出てきてくれるのであれば、そこの賊共は見逃して差し上げましょう」

 怒鳴り喚き散らしていた侯爵が、静かな口調で提案をしてきた。全員逃げてくれても、私は全然構わないのに相手は仕事だからか同意してくれない。
 ……パトリックは特に。

「ここまで折れて差し上げているというのに、あなたはやはり自分の身が一番可愛いのですね」

 片手でプロ傭兵の両手剣を受け続けているパトリックに、疲労の色が見えてきた。
「――ぐ……っ!」パトリックが低くうめき、ほんの少しバランスを崩す。
「パトリック!」
「大丈夫だ、動くな!」
 祭壇を背に、確実に追い詰められている。
 ここまでくれば、多少バランスを崩しても私を守れるからと後退してきた可能性もある。護衛の2人も、彼らは彼らで苦戦しているようだ。個々の実力は大差ないみたいだけど数が違う。
 外にいる応援がこの状況に気づく前に全滅なんて洒落にならない。

「貴女にとっては我が娘など、駒でしかなかったのでしょう!」

 パトリックはプロの傭兵とのやり取りでかなり疲弊している。
 ――その隙を突かれた! 侯爵が長槍を構える! パトリックは彼の攻撃に対応しようと剣を構え直すが……その瞬間、この場に刃物の打ち合いとは異なる音が響いた。

 発砲音――。

 え? 何、どういうこと? この音……銃声?!
 パトリックが膝をつく! 怪我をした?! どこを……?!

「どうしたの?!」
「な、んでも……ない! お前は動くな! ……くそっ、銃槍か」

 彼の呼吸が乱れている! 浅い呼吸を繰り返し、体勢を立て直そうとして失敗に終わっている。
 かすり傷程度じゃないんじゃ……? パトリックは本当のことを言わない! 絶対大丈夫じゃない!
 侯爵にパトリックの正体を話して、彼をここから逃がし――。

「私も悪いのです。シテリン家の小娘に取り入れと、口を酸っぱくして言い聞かせて参りました。あの子は、心の優しい子です。貴女などよりも……遙かに! 遙かに!!」

 侯爵がまた私への恨み辛みを口にするが、混乱して頭に入ってこない。目の前のパトリックが体勢を崩し膝をつく。
 発砲音に気づき護衛の1人がこちらを振り返るが、負傷したパトリックのカバーに入ったため、彼をフォローする余裕はない。
 私がフォローしようと動くと、パトリックはそれを制するために動いてしまう。
 ……だめだ。打開する策がない。

「リナウド侯爵……分かったから……私を殺したいなら好きにしていいから……秘宝を盗んだ犯人にしても、もういいから、だから! をここから逃がして! 手当てをしないと……!」
「何を……!」
 パトリックが私の言葉を止めようとするけど、言いたいことを言うことはできた!

 後は侯爵が――
「今更何のつもりだ! 貴様の様な悪鬼が改心だと?! 笑わせてくれる! 貴様は悪だ! 悪なのだ! 生まれて死ぬまで悪以外の何者でもありはしないのだ!!」
 話を聞いてくれない!

 私を差し出せば、彼らは見逃すようなこと言ってなかった?! このままじゃ、パトリックが……!

「貴様さえいなくなれば、第二王子の婚約者の地位も、王家に覚え目出度い国内随一の貴族の地位も、全てが手に入る! 貴様は今生においてもまた、王家の秘宝を盗み出し、他国へ売り渡そうとした蛮民として未来永劫人々の記憶に刻まれ続けるのだ! 永久の煉獄で永遠に娘に詫び続けるがいい! デリアの幸福の全てを奪ったことを……死して尚詫び続けるがいい!!!」

 パトリックの肩越しに、侯爵が長槍を構えるのが見えた!
 確かに、柄の部分に何かが付けられている。小さな筒と更にその下に撃鉄のようなものが見える。

 ――え? なに、本当に銃なの?! まずい……全滅する!!!



 終わる! と思った瞬間、周囲に眩しい光が満ちた。いや、ある意味こっちの光のせいで「終わる!」と思った可能性もあるけど。

「――――そこまでだっ!!!」

 周囲が一面白い光に覆われて一瞬の後、男性の厳しい声が聞こえた。ドラマなんかで聞き覚えのある、この口調はもしや……!

「ミーシャ・デュ・シテリン殺人未遂において、捕縛する!」

 警察……ではなく常備軍だ!
 ……あれ? この国では常備軍が警察の仕事を兼ねていたっけ? 侯爵が暗躍しまくったせいで彼らにお鉢が回ってきたとか?

「パトリック様、お怪我を?!」

 衛生兵が同行していたのか、颯爽と常備軍の中から現れるとパトリックの傷口の確認を始めた。常備軍が現れて、彼もようやく警戒を解いたのか、私にも素直に傷口を見せたのだけれど……重症じゃないの?

 腹部から血……血が…………。


「勝手に人が死んだみたいな顔すんな」

 ……顔?

「パトリック……?」

 私、そんな変な顔をしていたんだろうか。
 パトリックは衛生兵に手当てを受けたようで、腹部には包帯が巻かれている。でも、こんな戦場のただ中で完璧な処置ができるとは思えないから……早く、ちゃんとした病院に運ばないと……。


「放せっ! その悪鬼を……殺してやるのだ! 殺せ! 殺すのだ!! この国のためだ!!! 私の娘を返せえええぇぇぇっ!!!」

 聞き覚えのある罵声に顔を上げれば、目の前で複数の常備軍に取り押さえられながら、必死の抵抗を見せているリナウド侯爵の姿が見えた。その背後……入り口方面から、歩いてくる1人の少女の姿も。
 なぜがこんな場所に……ああ、もしかして、が常備軍をここまで案内してきたのだろうか。


「おとう……さま?」

 己を拒絶して暴れ狂う父の姿を、デリアが茫然とした面持ちで見つめていた。



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