兇美

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桐野にとって、己の美学を貫き通すことだけが人生の意味だった。
そのためには手段を選ばず、邪魔する者は排除してきた。 己の感情も。
この美学がある限り、桐野にとって怖いものはなかった。

そんな桐野に国から与えられた任務は、ある女と国の秘宝を盗み出すことだった。

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