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第9部 道化師と世界の声
魔道人形と駆け出し冒険者
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ぼくは。
とりあえず、こっちのフィオリナに座るようにうながした。
部屋は小さなもので、一応、椅子が一脚だけ置いてある。そこに腰をおろした魔道人形は、たしかにフィオリナを思わせるにやにや笑いで、ぼくを正面から見据えた。
「なにがどうなってる。おまえは、間違いなくハルトだし、フィオリナはもちろん、ロウもアモンも、いや勇者クロノだって、あのヨウィスとう冒険者だって、みなお前を知ってるはずだ。それなのに、おまえが名乗るままに『見習い魔法士ルウレン』だという。いったい何がおこってるのか。こっちの頭がおかしくなったのかと思ったが。」
魔道人形は、ぼくに顔を近づけた。
「魔法だな、あれは。」
「認識阻害の魔法だよ。」
「そんな『認識阻害』魔法はきいたことがない!」
「それはそうだろうと思う。ぼくが作った。」
ベータはのフィオリナは、ため息をついた。
「相変わらず、非常識なやつだな。
なぜ、カザリームに? いや、待て! 理由はわかる。フィオリナを追ってきたんだな。
おまえとあいつが、なにやらややこしいことになってるのは、わかってる。
わたしは、この半年ばかり、リウの恋人として一緒に、暮らしてきたんだ。そこらの事情はおおよそ、理解してるつもりだ。
リウは、フィオリナとの恋を断ち切るつもりで、カザリームにきた。
やっと半年ばかりたったところで、あいつが自分を抑えられなくなったのか、ランゴバルドを離れて、カザリームに向かった。
・・・・で、彼女を連れ戻すためにおまえがやってきたんだろう?」
「部分的にはあたってるが、不正解だ。」
ぼくは、言った。
ベータの物言いも、その表情も、たしかにリウと出会う前の、フィオリナを思い起こさせた。
--------------------------------------------
まったく、物事はぼくの思う通りには行かない。
ぼくは、銀灰皇国に『踊る道化師』の戦力を集中させ、『世界の声』とのことを、決着するつもりでいた。
そのために、フィオリナをカザリームに派遣した。リウを銀灰皇国に連れてくるために。
なぜ、ギムリウスでもロウでもアモンでも、あるいはアキル&オルガコンビでもなく、フィオリナなのか。
それは、フィオリナならば、ぜったいにリウを銀灰皇国に連れてくるために、カザリームを訪れたとは思われないからだ。
『世界の声』は、おそらくはこの世界の成り立ちに重要な役目をはたしている神々の集合体だ。
この世におこるあらゆる森羅万象は、その手の内に在る。
銀灰皇国に、リウとフィオリナが、来ることはぎりぎりまで隠して置きたい。そのために、フィオリナを派遣した。フィオリナならば、リウに会うために、出奔したのだと。
たとえ、相手が神でも、いやすべての事象を把握できる神だからこそ、そう判断する。
ぼくの計画は、銀灰皇国にはいるのが、さまざまなアクシデントでおくれたために、たやすく破綻した。
ぼくの目論見では、フィオリナの出奔は、ぼくらが、銀灰皇国の首都に行くまでの街道沿い、魔法による連絡もつきにくい場所で発生し、ぼくらがそれを知るのは、銀灰皇国の首都についてから。
ぼくは当然、悲嘆に暮れるが、いまさら、引き返すことはできない。
かくして、ぼくらは、銀灰皇国で、「魔王の卵」たちと、ごしょごしょしつつ、リウとフィオリナの到着を待てばいい。
だが、銀灰皇国の入口でそれを知ってしまったら、話が違う。
ぼくは、フィオリナを取り戻すために、カザリームに向かう。向かわなければおかしい。
まだ、ぼくらは、『世界の声』の次なるターゲットが、銀灰皇国「だろう」ということしか知らない。
おそらくは、「蠱毒」の状態を作り出すために、着々と、魔王の卵を増やしている「だろう」と、思っているだけだ。
なら、まずは、フィオリナを優先するだろう。しなければ不自然だし、不自然に思われたら、すべてがご破算になる。
ぼくは、あとを仲間たちに頼んで、カザリームに向かった。
カザリームでは、『栄光の盾トーナメント』なるバカげたイベントが進行中だった。
呆れたことに、ロウ=リンドやフィオリナ自身まで、これに、参加している。
ドロシーに至っては、クロノたち『愚者の盾』まで引っ張ってきていた。
ぼくが、どうどうと名乗りをあげなかったのは、フィオリナとリウの色恋に巻き込まれたくなかったからだ。
普通でも、婚約者とその恋人のいちゃラブは胃に応えるのに、フィオリナ×2、だぞ。
だが、これもうまくはいかなかった。
道を歩いてるだけで、ロウが人を殺しかけてるとこに遭遇するし、明らかに悪酔いしていたロウの面倒をみてやったら、すっかり気に入られてしまった。
そして、何故か、「栄光の盾トーナメント」の参加メンバーとしてここにいる。
--------------------------------------------
「ぼくは、リウに用事があってここに来た。」
「なら、リウのところに行くか?
いまからでも歓迎してくれるだろう。おまえがほんとに、リウの友人なら。」
「物事はひとつひとう、片付けるタイプなんだ。」
ぼくは、ベータを観察する。
いや、好みの問題なのかもしれないが、彼女のほうが、女性としての魅力は上かもしれない。
それをわかっているのか、くすりと笑ったベータは、体を前に倒した。
胸の谷間を見せつけるように。
「おまえの認識阻害は、なぜ、わたしには効かない?」
「認識阻害は、実際にぼくを知ってるものに対して、働きかけるんだ。こっちのフィオリナは、ぼくを直接は知らないだろう?」
はあ。
と、ベータのフィオリナは、がっかりしたようにため息をついた。
「やっぱり、むこうが本物かな。わたしの記憶はコピーってわけだ。
なぜ、わたしがあっちのフィオリナと、戦わなかったのか説明しておこうか、ハルト、いやルトがいいか?」
「そうだね。グランダの王子さまにはいい思い出がないんで、ルトと呼んでくれ。」
「そうか、じゃあ、ルト。」
ベータは、まっすぐに、ぼくを見つめた。
瞳の色は、フィオリナと一緒だった。あたりまえなのだが。
「あれと戦ったら、わたしは殺される。わたしの作った舞台におびき寄せ、罠をしかけ、得物を用意して、なおわたしは負けるだろう。
その差が、おまえと暮らした七年にあるとするならば・・・・おまえは恐ろしいものを育てた。」
とりあえず、こっちのフィオリナに座るようにうながした。
部屋は小さなもので、一応、椅子が一脚だけ置いてある。そこに腰をおろした魔道人形は、たしかにフィオリナを思わせるにやにや笑いで、ぼくを正面から見据えた。
「なにがどうなってる。おまえは、間違いなくハルトだし、フィオリナはもちろん、ロウもアモンも、いや勇者クロノだって、あのヨウィスとう冒険者だって、みなお前を知ってるはずだ。それなのに、おまえが名乗るままに『見習い魔法士ルウレン』だという。いったい何がおこってるのか。こっちの頭がおかしくなったのかと思ったが。」
魔道人形は、ぼくに顔を近づけた。
「魔法だな、あれは。」
「認識阻害の魔法だよ。」
「そんな『認識阻害』魔法はきいたことがない!」
「それはそうだろうと思う。ぼくが作った。」
ベータはのフィオリナは、ため息をついた。
「相変わらず、非常識なやつだな。
なぜ、カザリームに? いや、待て! 理由はわかる。フィオリナを追ってきたんだな。
おまえとあいつが、なにやらややこしいことになってるのは、わかってる。
わたしは、この半年ばかり、リウの恋人として一緒に、暮らしてきたんだ。そこらの事情はおおよそ、理解してるつもりだ。
リウは、フィオリナとの恋を断ち切るつもりで、カザリームにきた。
やっと半年ばかりたったところで、あいつが自分を抑えられなくなったのか、ランゴバルドを離れて、カザリームに向かった。
・・・・で、彼女を連れ戻すためにおまえがやってきたんだろう?」
「部分的にはあたってるが、不正解だ。」
ぼくは、言った。
ベータの物言いも、その表情も、たしかにリウと出会う前の、フィオリナを思い起こさせた。
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まったく、物事はぼくの思う通りには行かない。
ぼくは、銀灰皇国に『踊る道化師』の戦力を集中させ、『世界の声』とのことを、決着するつもりでいた。
そのために、フィオリナをカザリームに派遣した。リウを銀灰皇国に連れてくるために。
なぜ、ギムリウスでもロウでもアモンでも、あるいはアキル&オルガコンビでもなく、フィオリナなのか。
それは、フィオリナならば、ぜったいにリウを銀灰皇国に連れてくるために、カザリームを訪れたとは思われないからだ。
『世界の声』は、おそらくはこの世界の成り立ちに重要な役目をはたしている神々の集合体だ。
この世におこるあらゆる森羅万象は、その手の内に在る。
銀灰皇国に、リウとフィオリナが、来ることはぎりぎりまで隠して置きたい。そのために、フィオリナを派遣した。フィオリナならば、リウに会うために、出奔したのだと。
たとえ、相手が神でも、いやすべての事象を把握できる神だからこそ、そう判断する。
ぼくの計画は、銀灰皇国にはいるのが、さまざまなアクシデントでおくれたために、たやすく破綻した。
ぼくの目論見では、フィオリナの出奔は、ぼくらが、銀灰皇国の首都に行くまでの街道沿い、魔法による連絡もつきにくい場所で発生し、ぼくらがそれを知るのは、銀灰皇国の首都についてから。
ぼくは当然、悲嘆に暮れるが、いまさら、引き返すことはできない。
かくして、ぼくらは、銀灰皇国で、「魔王の卵」たちと、ごしょごしょしつつ、リウとフィオリナの到着を待てばいい。
だが、銀灰皇国の入口でそれを知ってしまったら、話が違う。
ぼくは、フィオリナを取り戻すために、カザリームに向かう。向かわなければおかしい。
まだ、ぼくらは、『世界の声』の次なるターゲットが、銀灰皇国「だろう」ということしか知らない。
おそらくは、「蠱毒」の状態を作り出すために、着々と、魔王の卵を増やしている「だろう」と、思っているだけだ。
なら、まずは、フィオリナを優先するだろう。しなければ不自然だし、不自然に思われたら、すべてがご破算になる。
ぼくは、あとを仲間たちに頼んで、カザリームに向かった。
カザリームでは、『栄光の盾トーナメント』なるバカげたイベントが進行中だった。
呆れたことに、ロウ=リンドやフィオリナ自身まで、これに、参加している。
ドロシーに至っては、クロノたち『愚者の盾』まで引っ張ってきていた。
ぼくが、どうどうと名乗りをあげなかったのは、フィオリナとリウの色恋に巻き込まれたくなかったからだ。
普通でも、婚約者とその恋人のいちゃラブは胃に応えるのに、フィオリナ×2、だぞ。
だが、これもうまくはいかなかった。
道を歩いてるだけで、ロウが人を殺しかけてるとこに遭遇するし、明らかに悪酔いしていたロウの面倒をみてやったら、すっかり気に入られてしまった。
そして、何故か、「栄光の盾トーナメント」の参加メンバーとしてここにいる。
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「ぼくは、リウに用事があってここに来た。」
「なら、リウのところに行くか?
いまからでも歓迎してくれるだろう。おまえがほんとに、リウの友人なら。」
「物事はひとつひとう、片付けるタイプなんだ。」
ぼくは、ベータを観察する。
いや、好みの問題なのかもしれないが、彼女のほうが、女性としての魅力は上かもしれない。
それをわかっているのか、くすりと笑ったベータは、体を前に倒した。
胸の谷間を見せつけるように。
「おまえの認識阻害は、なぜ、わたしには効かない?」
「認識阻害は、実際にぼくを知ってるものに対して、働きかけるんだ。こっちのフィオリナは、ぼくを直接は知らないだろう?」
はあ。
と、ベータのフィオリナは、がっかりしたようにため息をついた。
「やっぱり、むこうが本物かな。わたしの記憶はコピーってわけだ。
なぜ、わたしがあっちのフィオリナと、戦わなかったのか説明しておこうか、ハルト、いやルトがいいか?」
「そうだね。グランダの王子さまにはいい思い出がないんで、ルトと呼んでくれ。」
「そうか、じゃあ、ルト。」
ベータは、まっすぐに、ぼくを見つめた。
瞳の色は、フィオリナと一緒だった。あたりまえなのだが。
「あれと戦ったら、わたしは殺される。わたしの作った舞台におびき寄せ、罠をしかけ、得物を用意して、なおわたしは負けるだろう。
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