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06.

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 挿入ったままだったギードが、ゆるゆると動き始める。

「あんっ」

 とん、と奥を軽く突かれて、サーラは声を漏らした。

「サーラ、好きだ」

 とんとんと奥を刺激されながらそんな事を囁かれて、サーラの中がきゅうっと反応する。

「反応、すんだ?」

 ニッと笑みを浮かべて嬉しそうにそう言ったギードは、ぱちゅ、ぱちゅ、と緩くサーラを揺さぶり始める。

「あ……っギード……ギード……」

 甘えるような声で啼くサーラをギードが腕の中に囲い込むと、サーラもその広い背中に手を伸ばす。

「気持ち良いか? サーラ」
「んっ……い……きもち、い……っあ、あっ」

 優しく、甘く、名前を呼ばれて、緩やかな抽挿で蕩けるような快楽を与えられて。
 ――けれど、サーラは少しずつ物足りなくなってくる。

「ギードぉ……」

 サーラから強請るような声が出て、そうしてまた自分から腰を動かし始めたサーラに、ギードはくっと喉を鳴らす。

「足りねぇか?」
「……ん」

 恥ずかしそうに小さく頷いたサーラに、ギードは身体を起こすとサーラの足を大きく開かせて太腿を押さえ付ける。
 そうしてサーラの奥に向かって腰を打ち付けると、サーラは嬌声を上げて背を反らした。

 ぱんぱんと肉のぶつかり合う音が響いて、サーラはあっという間に高みへと押し上げられた。
 きゅうきゅうと締め付けがキツくなってきたサーラの、弱いところに先端を擦りつけてやると、サーラの声が一段高くなる。

「ギード……あっ、あ、くる……!」

 ぐぅっとサーラの身体に力が入ったその時、ギードはまたぴたりと動きを止めてしまった。

「や、なんでぇ……!?」

 刺激を求めてサーラが身体を捩っても、ギードはそれを無視してサーラの中から男根を引き抜く。

「やだ、ギード……いきたいの……いかせてぇっ」

 ぽろぽろと涙を零して懇願するサーラに、ギードはぺろりと自身の唇を舐める。

「なぁ、サーラ。俺に突かれて、イきてぇか?」
「……え?」
「さっきみてぇによぉ。子宮ガンガン突かれて、潮吹いてイきてぇか?」

 ぐちゅ、とギードの先端がサーラの秘裂に押し当てられれば、二度も寸止めされたサーラの中が期待できゅんきゅんと疼く。

「う、ん……つ……突いて……いかせて欲し……あっ!」

 サーラが言い終わったかどうかというタイミングで、ギードはサーラの足を持ち上げ直した。
 腰が浮いて、サーラの秘部が丸見えになる。

「やっ! 恥ずかし……っ」
「見てろ」

 短く告げられて、そうして見せつけるようにギードの亀頭がぬちゅりとサーラの秘裂に擦り付けられた。

「あ、あ……」

 それだけで、サーラの中は期待で疼く。
 ひくひくと物欲しそうにひくつくサーラの中に向かって、ギードは己の男根を穿った。

「ああぁぁぁっ!!」

 どちゅんっ! と最奥まで一気に挿入って来たギードに、サーラは悲鳴じみた嬌声を上げて達した。
 そのままどちゅ、どちゅ、と容赦なく穿たれて、逃げ場もなくただ受け止めるしかないサーラは必死でギードの腕を掴む。

「ひっ……あ、いって……いってる……! いってるから、止まってぇ……っ」
「止まって良いのか?」
「あっ……」

 ぴたりと動きを止めたギードに、サーラは今度はいやいやと首を振る。

「何だよ、我が儘だなぁ、お前」

 可笑しそうに笑いながら、ギードはゆっくりと腰を引いて、そしてゆっくりと奥へと進む。

「言ってみろよ。どうされてぇ?」

 ん? と奥をとんとんと叩いてからじれったいほどにゆっくり動くギードに、サーラはぽろりと涙を零した。

「お……おく……奥、を……」
「うん?」

 くちゅりと音を立てて、ギードが腰を引く。

「奥を、もっと、強く……」

 恥ずかしそうに小さな声でそう言ったサーラに、ギードはふぅと小さく息を落とす。

「それじゃ駄目だ――サーラ」

 こう言え、とギードはサーラの耳に口を寄せる。
 ギードが口にしたいくつかの〝セリフ〟に、サーラはかぁっと真っ赤になって無理だと首を振る。

「こっから出てぇんだろ?」
「……っ」

 どうする、と視線で問われて、サーラはぎゅっと目を瞑る。

「お……奥、を…………っ奥を、ギードのおちんちんでガンガン突いてイかせてほしいの!!」

 叫ぶように、自棄気味に言い切ったサーラに、ギードは色気ねぇなと笑って、そうしてりょーかいとサーラの膝裏を押し上げる。
 行くぞ、と短い宣言の直後、ギードはサーラの最奥に向けて真上から男根を穿った。

「あぁぁぁぁっ!」

 どちゅんっと深く、勢いよく穿たれて、サーラの燻っていた熱が解放される。
 潮を吹きながら達したサーラに、けれどギードは止まる事なく穿ち続ける。
 圧し掛かるようにサーラの小さな身体を抱き締めて、抑え込んで、ギードはサーラの最奥に向けて己の男根を突き入れる。

「おっ……っあ、んあッ! つぶれ……っつぶれ、ちゃ……っ!」

 ギードの身体全体で押さえつけられて、体重をかけて穿たれる度にサーラはぷしゅぷしゅと潮を吹いて達する。
 潰されて壊れてしまうんじゃないかと思うくらいの抽挿に、暴力的な快楽に、サーラはただ翻弄される。

「サーラ。俺に、こうされるのは、好きか?」

 ガツガツとサーラを突きながら、ギードがそんな事を聞いてくる。

「あっ……すき……っギード、に……されるの、きもちい……っ」
「もっと、か?」
「ん……もっと……もっと、欲し……」

 サーラの答えに、ギードは良い子だとサーラの頬を撫でてキスを贈る。

「んじゃ、終わらせてやる」

 勿体ねぇけどなと小さく付け足して、ギードは一度抜けそうな程に腰を引くと、再びサーラの最奥へと自身を穿った。

「あぁっ! あっ、あんっ、ギー……っ、んぁっ、あ、あんっ」

 どちゅっ、どちゅっと一層激しさを増した抽挿に、サーラはもう訳が分からなくなってされるがまま、ただただ喘ぎ続ける。

「おら、射精すぞサーラ……孕んじまえっ!」

 とどめだと言うように、息が止まってしまう程の重い一突きの後、ギードの白濁がどぷどぷとサーラの膣内に注ぎ込まれた。
 勢いよく放たれるギードの熱を感じながらサーラの意識がふわりと溶け始めた時、サーラはピロリロリーンと高らかに鳴ったクエストクリアの音を聴いた――。
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