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ワクワク! ドキドキ! 小人ライフ!
おらに力を分けてくれぇ!
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次の日、僕らは朝早くに起きて、朝食をとり、城を出た。
城の兵士さんに聞いてみたが、まだサラさんの意識は戻っていないらしい。国王陛下と女王陛下は、側にいたいのはやまやまだが、あいにく今日はクラーミルの国王と、絶対に外せない用事があるらしく、仕方なく、ラトさんが様子を見ていると言う。
体に大きな損傷や異常はないから、今日中には目が覚めるんじゃないかと言っている。……早く復活してほしい。心配だ。
「……よし、じゃあ、持ち物確認だ」
アリアさんが言う。
「回復薬は?」
「「「持ちました!」」」
「弓矢は?」
「「「持ちました!」」」
「チョコレート(非常食)は?」
「「「持ちました!」」」
「雨具は?」
「「「持ちました!」」」
「スラちゃんは?」
「ぷるぷるー!(いるよー!)」
「……よし、いこう」
そういうと、アリアさんは山へ向かって歩き始めた。空はどんよりとした曇り空で、また雨が降ってもなんらおかしくない。雨具も今回はちゃんと持ってる。準備万端だ!
山はゴツゴツとした岩肌が目立ち、傾斜がそうでもないとはいえ、あまり登りやすいとはいえない。とにかく、麓にいると言うあの人を探さないと……!
しかし! 麓の標高が低いところを探してみたが、いっこうに見つからない! 仕方がないから、少しずつ上に登ってみる。
……そうして歩き続けて1時間。収穫がないまま体力だけがどんどん削られていく。
「……登りにくいなぁ」
「そうだね。……足、滑らせそう」
ちらりと下を見る。け、結構高い……!
「ウタ、下を見るな」
「す、すみません」
「うーん……どんまい、ウタ兄」
それにしても、本当にいない。どこにいるんだ。と、そんなときだった。
「……あれ? こんなところで何してるんですか?」
「えっ?」
振り向くと、そこにいたのは一時間探し続けた人だった。
「ドロウさぁぁぁぁぁん!!!」
「え? あ、あの! えっと?!」
「おらに力を分けてくれぇぇぇぇぇ!」
「某超有名少年漫画かな?!」
「……えっと、ドロウ。力を貸してくれないか?」
「え、あ、はい! 喜んで!
……うち、来ます?」
「「「「行きます!」」」」
◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈
場所は変わって、ドロウさんが住んでいるという部屋に来た。本当に山の中って感じの場所に、ちょっとしっかりした小屋のようなものがある。どうやらそこに住んでいるらしい。
「どうしてこんなところに……」
「いやー、やっぱり、使役した子達が多すぎて、他のところだと管理しきれないんで。サラさんと仲良くなったから、ここら辺一帯貸してもらおうかなーってですね」
ここら辺一帯……。やはり塊'sがいうことは、他のことよりもなんかレベルが違う。
「でも、召喚師なんだろ? だったら、無理に近くに置かなくても呼び出せばなんにも問題ないんじゃ」
「いや、違うんですよ! こう、好きな子達はそばにいたいんですよ! でも、そうすると他がなんか拗ねちゃうんで、ここに。というか、ここじゃないと危なくて」
僕は改めて部屋を見渡す。……殺風景かと思いきや、なんか、漫画っぽいなにかが大量においておる。というか、漫画?
「ドロウさん、これって……」
「漫画って、いいよね」
「答えが答えじゃない」
「で、力を貸すっていうのは……?」
あっ、そうだった! 危うく忘れるところだった!
「んっとな、サラ姉のステータス知らないかなって」
ポロンくんが言うと、ドロウさんは「あぁ……」と、大きくうなずいた。
「知らないよ?」
「あー、ありがとうござ――え?」
「知らないよ?」
「知らないのか?」
「知らないよ?」
「隠してるとかじゃ」
「隠してないよ?」
……普通に知らなそうだ。なぜだ。
「あっ、鑑定スキルがないとか?」
「あるよ?」
「じゃあなんで知らないんですか?」
フローラが言うと、ドロウさんは大きくため息をついた。
「あのさー? 敵でもないのに勝手にステータス覗くのって、あんまりよくないんじゃない?」
「まぁ……確かに」
ステータスってのは、この世界での超個人情報だ。やたらめったら覗くのは……って、僕ら思いっきりサラさんに覗かれてたんだけどな。
「そんなわけで、知らないんですよー。でもどうして聞きたいって?」
「それは、昨日サラ姉さんを襲った人がどれくらいの力の持ち主か知りたくて……」
「そっかー……。いやね、でも、サラさんより弱いと思うよ、そいつ」
「え? そうなんですか?」
「うん。だって、戦い方が卑怯だったから」
「と、いうと……?」
ドロウさんがそれを僕らに説明しようとしたとき、外で、ウルフたちの鳴き声が聞こえた。
「……なんかあったみたい」
おもむろに席をたつドロウさん。僕らも追いかけるようにして外に出た。するとそこには……
「……誰だ、こいつら」
真っ黒い服に身を包み、目は虚ろ。なにも見ず、生きてさえいるのか怪しいその人たちは、僕らに向かって右手をつきだした。
「……わ、わわわわわわっ?! なんなんですかぁ! この人たち!」
「見覚えと心当たりは……あります」
「あるんですかぁ?!」
「多分……いや、とりあえず倒そうか」
そういうとドロウさんは胸の前で両手を組んだ。
城の兵士さんに聞いてみたが、まだサラさんの意識は戻っていないらしい。国王陛下と女王陛下は、側にいたいのはやまやまだが、あいにく今日はクラーミルの国王と、絶対に外せない用事があるらしく、仕方なく、ラトさんが様子を見ていると言う。
体に大きな損傷や異常はないから、今日中には目が覚めるんじゃないかと言っている。……早く復活してほしい。心配だ。
「……よし、じゃあ、持ち物確認だ」
アリアさんが言う。
「回復薬は?」
「「「持ちました!」」」
「弓矢は?」
「「「持ちました!」」」
「チョコレート(非常食)は?」
「「「持ちました!」」」
「雨具は?」
「「「持ちました!」」」
「スラちゃんは?」
「ぷるぷるー!(いるよー!)」
「……よし、いこう」
そういうと、アリアさんは山へ向かって歩き始めた。空はどんよりとした曇り空で、また雨が降ってもなんらおかしくない。雨具も今回はちゃんと持ってる。準備万端だ!
山はゴツゴツとした岩肌が目立ち、傾斜がそうでもないとはいえ、あまり登りやすいとはいえない。とにかく、麓にいると言うあの人を探さないと……!
しかし! 麓の標高が低いところを探してみたが、いっこうに見つからない! 仕方がないから、少しずつ上に登ってみる。
……そうして歩き続けて1時間。収穫がないまま体力だけがどんどん削られていく。
「……登りにくいなぁ」
「そうだね。……足、滑らせそう」
ちらりと下を見る。け、結構高い……!
「ウタ、下を見るな」
「す、すみません」
「うーん……どんまい、ウタ兄」
それにしても、本当にいない。どこにいるんだ。と、そんなときだった。
「……あれ? こんなところで何してるんですか?」
「えっ?」
振り向くと、そこにいたのは一時間探し続けた人だった。
「ドロウさぁぁぁぁぁん!!!」
「え? あ、あの! えっと?!」
「おらに力を分けてくれぇぇぇぇぇ!」
「某超有名少年漫画かな?!」
「……えっと、ドロウ。力を貸してくれないか?」
「え、あ、はい! 喜んで!
……うち、来ます?」
「「「「行きます!」」」」
◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈
場所は変わって、ドロウさんが住んでいるという部屋に来た。本当に山の中って感じの場所に、ちょっとしっかりした小屋のようなものがある。どうやらそこに住んでいるらしい。
「どうしてこんなところに……」
「いやー、やっぱり、使役した子達が多すぎて、他のところだと管理しきれないんで。サラさんと仲良くなったから、ここら辺一帯貸してもらおうかなーってですね」
ここら辺一帯……。やはり塊'sがいうことは、他のことよりもなんかレベルが違う。
「でも、召喚師なんだろ? だったら、無理に近くに置かなくても呼び出せばなんにも問題ないんじゃ」
「いや、違うんですよ! こう、好きな子達はそばにいたいんですよ! でも、そうすると他がなんか拗ねちゃうんで、ここに。というか、ここじゃないと危なくて」
僕は改めて部屋を見渡す。……殺風景かと思いきや、なんか、漫画っぽいなにかが大量においておる。というか、漫画?
「ドロウさん、これって……」
「漫画って、いいよね」
「答えが答えじゃない」
「で、力を貸すっていうのは……?」
あっ、そうだった! 危うく忘れるところだった!
「んっとな、サラ姉のステータス知らないかなって」
ポロンくんが言うと、ドロウさんは「あぁ……」と、大きくうなずいた。
「知らないよ?」
「あー、ありがとうござ――え?」
「知らないよ?」
「知らないのか?」
「知らないよ?」
「隠してるとかじゃ」
「隠してないよ?」
……普通に知らなそうだ。なぜだ。
「あっ、鑑定スキルがないとか?」
「あるよ?」
「じゃあなんで知らないんですか?」
フローラが言うと、ドロウさんは大きくため息をついた。
「あのさー? 敵でもないのに勝手にステータス覗くのって、あんまりよくないんじゃない?」
「まぁ……確かに」
ステータスってのは、この世界での超個人情報だ。やたらめったら覗くのは……って、僕ら思いっきりサラさんに覗かれてたんだけどな。
「そんなわけで、知らないんですよー。でもどうして聞きたいって?」
「それは、昨日サラ姉さんを襲った人がどれくらいの力の持ち主か知りたくて……」
「そっかー……。いやね、でも、サラさんより弱いと思うよ、そいつ」
「え? そうなんですか?」
「うん。だって、戦い方が卑怯だったから」
「と、いうと……?」
ドロウさんがそれを僕らに説明しようとしたとき、外で、ウルフたちの鳴き声が聞こえた。
「……なんかあったみたい」
おもむろに席をたつドロウさん。僕らも追いかけるようにして外に出た。するとそこには……
「……誰だ、こいつら」
真っ黒い服に身を包み、目は虚ろ。なにも見ず、生きてさえいるのか怪しいその人たちは、僕らに向かって右手をつきだした。
「……わ、わわわわわわっ?! なんなんですかぁ! この人たち!」
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