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エピソード17
終わりなき行く末(1)
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ユリアの暴走を止めた後、
ボクとヴィンセントは、しばらく屋敷にとどまった。
半壊した屋敷の修復の手伝いと、
ユリアとバンの看病をするためだ。
「バン。食事の時間だよ」
ワゴンを引いて、食事を運べば、
ぼんやりと天井を見上げていたバンが身体を起こそうとする。
ボクは慌てて駆け寄ると、彼を支えた。
「……」
バンは始終無言だった。
……当たり前だ。
むしろ、2度もあんな真似をしたボクに、
こうして世話を焼かせていること自体、普通ならあり得ないと思う。
顔すら見たくないというのが本音だろう。
ベッドの上にテーブルを出して、食事を乗せる。
バンが手を合わせてから、食器を持った。
ボクは、グラスに水を注ぐと、
静かに彼の食事を見守る。
彼は何度かえずきながらも、
食べ物を飲み込んでいた。
ケガはすぐに治ったけれど、
未だ眠り続けるユリアの治癒に力を使っているために、衰弱している。
それが分かっているから、彼はムリをしてでも食事をしているのだ。
「おかわりいる?」
問えば、すっと皿が差し出される。
ボクは籠の中から、温かいパンを置く。
彼は全ての食事を平らげると、また手を合わせた。
ボクは食器とテーブルを片付けて部屋を出た。
謝りたかった。
でも、「ごめん」なんて軽々しく言えない。
ボクとヴィンセントは、しばらく屋敷にとどまった。
半壊した屋敷の修復の手伝いと、
ユリアとバンの看病をするためだ。
「バン。食事の時間だよ」
ワゴンを引いて、食事を運べば、
ぼんやりと天井を見上げていたバンが身体を起こそうとする。
ボクは慌てて駆け寄ると、彼を支えた。
「……」
バンは始終無言だった。
……当たり前だ。
むしろ、2度もあんな真似をしたボクに、
こうして世話を焼かせていること自体、普通ならあり得ないと思う。
顔すら見たくないというのが本音だろう。
ベッドの上にテーブルを出して、食事を乗せる。
バンが手を合わせてから、食器を持った。
ボクは、グラスに水を注ぐと、
静かに彼の食事を見守る。
彼は何度かえずきながらも、
食べ物を飲み込んでいた。
ケガはすぐに治ったけれど、
未だ眠り続けるユリアの治癒に力を使っているために、衰弱している。
それが分かっているから、彼はムリをしてでも食事をしているのだ。
「おかわりいる?」
問えば、すっと皿が差し出される。
ボクは籠の中から、温かいパンを置く。
彼は全ての食事を平らげると、また手を合わせた。
ボクは食器とテーブルを片付けて部屋を出た。
謝りたかった。
でも、「ごめん」なんて軽々しく言えない。
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