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食べられる

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「ケイ、お待たせしました。」

ソーマがそう言ってベッドに入ってきたのは、いろいろあった一日に僕がウトウトし始めた時だった。

──寝たふりしよう!

僕は特に返事もせずにソーマに背を向けたまま寝に入ったのだが、ソーマは僕の後ろから抱き込むと、首筋を匂ってから、

ペロリ
「……んっ」
「やっぱりまだ起きていましたね。うふふ。」

起きていることがバレてしまえば、あとはなし崩し的に組み敷かれ、コトが始まった。



最初は深い深いキス。

唇も舌も喰まれるように吸い付かれ、甘咬みされ、舌先でチロチロと上顎や舌の付け根をなぞられれば、腹の奥がギュンッとして下半身が疼いた。

どうやら僕はもう、ソーマのイチモツの形や挿入されるとどうなるのかを、身体に覚え込まされているようだ。

まだキスだけだと言うのに自分から両手をソーマの首に引っ掛けるようにしたり、両足をソーマの左足に絡めて下半身をその腿に擦り付けて腰を振った。

「ケイ、かわいい。順に愛してあげるね。」

部屋に響くような大きなリップ音と共に唇を離したソーマはそう言うと、僕のペニスを根元から先までサラーッと撫でた。

「ううっ…」

途端に背中がゾクゾクして、僕は切っ先から体液を滲ませた。

それからソーマは僕の耳の中や首筋にキスを繰り返しながら進みつつ夜着を脱ぎ脱がし、鎖骨の窪みの形に舌を這わせた時には、既に僕らは全裸になって抱き合っていた。

次のターゲットは胸の突起だった。

これまで、転移前の僕は(妄想の中で)何度も推しの女優の胸を鷲掴みにしたし、突起を手のひらや舌で転がしたりしてきた。

けれど、まさかソレを自分がされて、そこまで気持ち良いだなんて、全く思わなかった。

ソーマの舌で触れられて初めて自分の胸の立ち上がりに気付いた僕は、

「え?」

最初の戸惑いの一声以外は全て嬌声しか発せられなくなった。

右胸の突起を舌で転がされ、左胸は爪の先で抓まれているのに、腰が振れて仕様がない。

ソーマの左脚に巻き付けた両足を軸に擦り付ける股間では、ソーマの臍の窪みに僕の切っ先が僅かに引っ掛かるのが良い刺激になって、その刺激を得ようと繰り返し繰り返し同じように腰を振った。

僕の切っ先からはデロデロとしたモノが我慢できずに溢れ、それを媒介にして擦られるので、ぬちゃぬちゃとエロい音が僕の耳にも届いている。

「ぁあんっ…んっ…はぁ……あっいぃ……アンっ…はぁんっ……んっんん……!!」

そして僕は射精した。

トプトプと溢れる精液は、僕の腰の振りを滑らかにしてしまったけれど、狙った場所へ行かない焦れったささえ快楽を呼び起こして、僕はまた嬌声しか発せられなくなっていた。

「ケイはいけない子だね。いくら夕食で催淫効果のあるパララナの実をたくさん食べたからって、初夜での初イキは私の手で導きたかったのに。
そんな君にはお仕置きだよ。もう、何度イってもイキっぱなしだからね。」

僕の、すっかり出来上がった後孔にソーマが突き刺さったのは、その瞬間だった。


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