捨てられた花嫁ですが、一途な若社長に溺愛されています

紺乃 藍

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◆ 番外編・後日談

【おまけ番外編】おふとんの話 ◆

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★【原版】および【書籍版】の3章と4章の間(七海と将斗が完全同居することになった直後)のおまけ番外編です。本編の流れには関係のないお話なので、読まなくてもストーリーは繋がります。

★Rシーンを含みます。やや激しめな描写が含まれるので、苦手な方は読み飛ばしを推奨します。



 入浴を済ませて歯を磨きスキンケアと明日の朝食準備を終えると、ゲストルームに向かう。

 ゲストルームといっても床に絨毯が敷かれているだけで、家具も家電も一切置かれていない。いわばただの『空き部屋』であるが、七海はこの部屋を私室として使用していいことになっていた。今は閉じられているが、クローゼットの扉を開くと七海の服やバッグがすでに収納されている。

 ゲストルームを自由に使う許可を得ている七海だが、就寝のときはこの部屋ではなく、すぐ隣にある将斗のベッドルームで彼と共に眠っていた。――昨晩までは。

 ホームインテリアショップのオンラインストアで購入していたものが届いたので、大きな段ボールを封じていたビニールテープを剥がし、蓋を開ける。中に入っていたのはこれまた大きな布の袋で、そのファスナーをジジーッと開くと中から寝具一式を取り出す。

 そう、七海が通販で購入したのは、自分が使う『布団』だった。

 値段の割には結構いい品質かも……! と感動しながら届いた布団を広げてみる。不備がないか確認しつつ一緒に購入したカバーを着けていると、ふと部屋の入り口から声をかけられた。

「七海? その布団、どうした?」
「!」

 急に声をかけられて驚いた七海が振り返ると、そこにいたのは七海と同じぐらい驚いた表情をした将斗だった。

 目が合うと一瞬、空気が止まる。

 七海はやましいことは何もしていない。――していないはずだが、なんとなく将斗に対して罪悪感を覚えてしまう。

 週末同居が決まった直後も、七海は将斗に『私の布団は?』と尋ねていた。だがいざ同居が始まっても、『糸がほつれていたので返品した』『そのうち代わりが届く』と流され、話をなあなあにされたりはぐらかされることが続き、結局布団のことをすっかりと忘れていた。

 そのため偽装結婚が始まった当初からこの三か月間、週末がやってくるたびに将斗の隣で眠る日々を過ごしてきた。

 しかしこの度、七海は週末だけではなく常に将斗と共に過ごすことを……完全に彼と同居することを決めた。将斗との同居は意外にも穏やかで快適だったが、たった一つだけ問題があった。

 将斗が毎晩、激しいのである。

 否、厳密にいうと毎晩ではないが、翌日仕事があろうとなかろうと関係なし。月の障りがあるときは配慮や遠慮はしてくれるものの、ホテルでの初夜以降一切身体を繋げてこなかった反動なのか、今の将斗は拒否しなければほぼ毎晩のように七海を抱こうとする。

「ええと……やっぱり、私のお布団もあったほうがいいかなーと思いまして」
「……」

 偽装であっても夫婦は夫婦だ。だから婚姻期間中の彼の求めには極力応じようと思っていたが、このままでは体力がもたない。ならば就寝場所を分け、少しでも機会を減らそうというのが七海の作戦だった――のだが。

「夫婦といっても偽装なわけですし、同じお布団でずっと寝るってのも変ですし、将斗さんだって秘書と四六時中一緒って気疲れしません? 就寝の時ぐらい、一人になりたくないです?」
「別に」

 一蹴された。
 しかもなぜか、不機嫌である。

「……」
「……」

 七海の主張を聞いた将斗が、むっとした表情で沈黙する。七海も引きつった笑顔のまま固まってしまう。

 しかし互いに黙り込んでいても埒が明かない。仕方がないのでやや強引に、

「ですから私、今日からはこのお部屋で、一人で寝ますね」

 と話を繋げる。すると就寝準備が整った寝具を一瞥した将斗が、小さなため息をついた。

 部屋の入口を離れた将斗が、七海の傍へ近付いてくる。

「じゃあ俺もここで寝る」
「えっ、な、なぜ!? です!? か!?」

 布団の傍にしゃがみ込んだ将斗の嘘みたいな提案に驚いて、つい間抜けな返答をしてしまう。声が裏返って問いかけの台詞も飛び飛びになってしまったが、それでも将斗に『遠慮』の文字はない。

「ふわっ……!?」
「七海」

 驚く七海を真新しい布団の上に押し倒すと、そのまま身体の上に覆いかぶさってくる。急な接近に驚いて――しかし『いつもの』表情から彼の要求を悟ってしまって、七海の身体もびくりと強張る。

「下、固いな」
「そうですよね! 寝にくいですよね! だから将斗さんは自分の部屋、に……!?」

 七海の肩の傍に手をついた将斗が不服そうな声を出すので、それが好機とばかりに離れるよう促す。

 それはそうだ。ゲストルームにはベッドがないので、絨毯の上に直に布団を敷くことになる。当然、将斗のベッドルームにあるような身体にフィットする立派なマットレスもない。

 だが将斗は七海の主張を無視するように、パジャマの裾からするっと手を忍ばせてくる。

「ま、まま……将斗さ……!?」
「ん? 寝ていいぞ?」
「寝れるわけないじゃないですか!」

 寝れるわけがない。

 寝間着の中に手を入れられ、胸を包み込んで揉まれているのに眠れる人なんているはずない。そのうえ至近距離で見つめられれば、眠るどころか平常心も保てない。

「ちょ……ぬ、脱がせないで下さ……っ!」

 左手で七海の胸を撫で回しながら右手で下衣を剥がされる。胸の突起を指先で擦られて感じているうちに下半身を丸裸にされると、素早い、と感心する暇もない。

「七海」
「ん……ん……っ」

 将斗の指先が閉じた割れ目を左右に開き、その中心で反応し始めている小さな突起に触れる。敏感な場所に触れられた瞬間、身体がびくんっと過剰に飛び跳ねた。

 七海の秘部は性の刺激や興奮によるものではなく、お風呂から上がったばかりという理由でしっとりと濡れていた。将斗はそれを熟知したうえで蜜芽を上下にゆるゆる擦り、さらに激しく七海の秘所を濡らそうとする。

「あ、だめ……待って……やめ――っぁ……っん」

 将斗の左手がパジャマの中で七海の胸の突起を弾き、右手が敏感な陰核を擦り上げる。恥ずかしさのあまり股を閉じようとすると将斗の手は余計に深い場所へ侵入し、陰唇を広げて蜜壺の中にまで指を差し込まれてしまう。

「まさとさ……将斗さ、ぁ……やぁっ……」

 身を捩って逃れようとしても力が強すぎて全く逃げられない。いつの間にか彼の左腕に身体を固定されている。

 右手の中指を根本まで挿入され、ぬぷ、と引き抜かれる。けれど完全には抜けきらないギリギリの浅さまで来ると、そのまま再度深くまで埋められる。

「あ、ああ……っん」

 膣に指を入れられてかき混ぜられるたびに、身体が震えて甘ったるい声が溢れ出てしまう。将斗に与えられる快感を的確に拾い上げてしまう自分の身体が怖い。

「やぁ、あっ……あ、~~ぅっ、ん……ぁ」

 指の抜き差しの速度が徐々に速まると同時に、膣口の上部にある窪みを強めに擦られる。快感を得やすい場所は将斗の指の温度と彼が与える刺激のすべて受け入れ、快感を最大まで引き上げていく。

「や、だめ、まって、まっ……!」
「待たない。イけ、七海……ほら」
「ふぁ、あ、……イッ……っぅ……! ひぁ、ああっ……」

 将斗の激しい指遣いに負け、喉を晒すように身を仰け反らせて勢いよく果てる。身体がびくんっと激しく跳ねて、内股がガクガクと震え出す。

「はぁ、あ、あ……も……だめ……ぇ」

 急な悪戯に追いつかない思考。指だけで強制的に絶頂へ導かれる快楽と敗北感。――普通なら嫌だと思うはずなのに、不快感はない。

 どんなに激しくても将斗の愛撫に痛みや乱暴さはない。むしろ七海が快感を得やすい場所を熟知しているからこそ、強弱や緩急の変化を楽しんでいるように思う。

 ともあれ、これで将斗の悪戯が終わったのなら、今日はもう眠れるだろうと肩で息をしながら呼吸と思考を整える。が。

「え、ちょっ……まって、うそ……っ」

 ほっと一息つく七海の秘部からいつまで経っても指が引き抜かれないことに疑問を感じる――より一瞬早く、停止していた将斗の手が再び動き始めた。

「や、ぁ、ああ、あっ……!」

 入り口の浅い場所を、軽く曲げた指先で再度激しく擦られる。下腹部に溜まっていた快感の源を増幅させられ、膨れ上がった熱をかき出すように指を動かされる。

 尿意にも似た膨満感と放出感を覚えた七海は、慌てて身体をくねらせて将斗の手から逃れようとした。けれど離れる前に、将斗の指先がさらに激しく前後する。

「ああっ……ん――っぅ、ん、だめ、だめっ……!」

 開放感が一気に近づくと、無意識のうちに拒否反応が生まれて、イヤイヤと首を振る。しかし七海の抵抗を見ても将斗の指は止まらない。むしろ涙で滲む視界の中に映る将斗は、どうにかして七海の恥ずかしい姿を見たがっているように思う。

「ふぁ、あ……あぁっ……ああぁ――!」

 これまで感じたことのない熱の解放――将斗の指に胎の奥から快感を引きずり出されるような感覚と同時に、再び震え出した七海の股の間で、ぷしゅ、ぴゅるる、と粘度の薄い熱液がはじけ飛んだ。

「ああ……ぁ……ん、ぅ……」

 天にも昇るような浮遊感と、せき止めていた快感の放出――そして股と布団が濡れる感覚の直後にやってきたのは、強い虚脱感だった。

 まるで失禁してしまったかのような罪悪感から激しい羞恥を感じていると、顔を覗き込んできた将斗がにやりと笑った。

「布団、相当濡れたな」

 買ったばかりの布団を、まともな睡眠を一度もとらないうちに盛大に汚してしまった。七海からは見えないが、先ほどの激しい絶頂と水っぽい愛液の噴出、股の間に感じる水分量と将斗の笑顔から、彼の愛撫により潮を噴き出してしまったのだと思い知らされた。

 自分の身体がこんな反応をしてしまうなんて、穴があったら入りたい。

「こんなにぐちゃぐちゃに濡れた布団じゃ、寝れないだろ」
「な……そんな……の」

 顔に集中する熱の発散方法がわからず視線を彷徨わせていると、くすっと笑った将斗が七海の身体の下に腕を差し込み、そのままぐいっと力を込めた。将斗に抱き上げられて身体が浮いたので慌てて彼に掴まったが、落ちないように将斗にしがみつくのが精いっぱいで反論の言葉は思いつかない。

 ぼーっとしながら七海を抱き上げた将斗と見つめ合うと、

「俺のベッドで寝よう、七海」

 と笑顔を向けられた。

「それにここにはからな。俺の部屋に戻らなきゃ、挿入れられないだろ」
「え……?」

 耳に届いた不穏な台詞に、思わず表情筋が強張る。

 ないから挿入できないということは、あればするということ――将斗の部屋でベッドに降ろされたあとは、彼の要求を受け入れざるえないということだ。

 慌てた七海は将斗のシャツにぎゅうっと掴まり、ふるふると首を振る。ぼーっとする頭と麻痺して動かない身体を働かせて懸命に逃げ道を探す。

「あの、将斗さん……布団のお洗濯しないと、あとで大変なことに……」
「夜中だ、明日にしろ」

 ……ごもっともだ。

 天井も壁も厚く業界最高クラスの耐震機能を兼ね備えたマンションであることは、支倉建設社長秘書である七海もよく理解している。

 だから夜中に洗濯機を使用したところで、近くの部屋の住人に騒音や振動による迷惑をかける可能性など万に一つもありえない。だが確かに、将斗の睡眠の妨害にはなるかもしれない。

 否、彼にまだ眠るつもりがないことは、目を見れば十分に理解できる。

「それより、七海にはやることがある」
「え……?」
「妻から暗に『離れて寝たい』と言われて傷付いた夫の心は、妻にしか癒せないぞ。だから七海は、俺の心をちゃんと温めてくれ。……俺の気が済むまでな」
「!? !? !?」

 将斗の宣言に身体がぴくっと反応する。

 作戦は失敗――どころか、火に油を注いだだけらしい。


 その後、何度洗濯をして毎回カバーや布団を綺麗に干しても、その度に将斗に濡らされてぐちゃぐちゃにされた挙句、最終的には『ボロボロになったから処分した』と言われてしまうことになる。

 七海の布団が将斗の家から忽然と姿を消すまで、あと二十七日だ。


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