「おまえを泣かせてまで、ほしいものなんかない。」~勇者の友情、魔王の涙~

火威

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第三幕

「おまえを泣かせてまで、ほしいものなんかない。」~勇者の友情、魔王の涙~

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第三幕
 
 死体の山。
 若い女、若い男。年より。子ども。
 様々な人間が、皆、命を失い、朽ち果てている。
 ある者は首を飛ばされ、ある者は腹を裂かれ、ある者は四肢を引きちぎられ。どの死に顔も苦悶に歪み、カッと目を見開いている。
 周囲には、むせかえるほどの、吐き気がするほどの血臭。視界すら赤い靄がかかって見える。
 死体の他には何もない。ただ、虚ろな闇ばかり広がっている。
 オレは一人、立ち尽くしていた。
 ここはどこだ。この死体は。オレはなぜこんな場所に。
 ガン、と鈍器で頭部を殴られたような衝撃が走った。
 オレが殺した。
 この死体の山を作ったのはオレだ。
 全て、オレが殺した。
 足首をつかまれた。
 悲鳴を上げそうになって、下を見る。
 地面に這いつくばる、血まみれのフェアが、恨みのこもった眼差しでオレを睨みつけていた。
 どうして、そんな目でオレを。
「裏切り者!」
 響く、断罪の声。
「おまえが殺したんだ!みんなおまえが殺した!」
 こんな冷たい声は知らない。こんな声を向けられたことはない。こんな、責め立てる目で見られたことはない。
「オレはおまえを信じていたのに!誰よりも信じていたのに!」
 ガタガタと震えた。
 オレはフェアまでこの手にかけた。
「許さない!絶対に許さない!呪われろ!」
「ちがう。ちがう。ちがう。ちがう。オレは、オレは…。」
「ラント!」
 まっすぐな声が、闇を裂いて響いた。
 暗闇に差し込む、一筋の光のように。

「ラント!」
 強く、呼ばれた。力強い腕に揺り動かされる。
「ラント!おい、しっかりしろ!起きろ!」
 飛び起きる。
 すぐ眼の前に、心配そうにこちらをのぞきこむ、漆黒の双眸があった。
「フェア!」
 その胸にすがりつく。
「許してくれ!許してくれ、オレは、オレはっ…。」
「落ち着け。」
 ポン、と背中を叩かれる。小さな子にするように、あやすように、何度も。
「嫌な夢見たんだな。すげえうなされてた。何回も呼んだけど、なかなか起きてくれなくて、困ったぜ。」
 まだ混乱しているラントに分かるように、ゆっくりと、言葉をつむぐ。
「ゆめ…。」
 ラントが、ぼんやりと呟く。
 窓の外は真っ暗だが、月明かりは差し込んでいる。
 全身ぐっしょり汗に濡れ、頬や額に銀髪がはりついているラントの姿が、蒼い月光の中に浮かび上がる。
 フェアは、ラントの前髪を指先でかき上げた。
「悪夢にうなされるなんて、おまえもまともな神経の持ち主だったんだなあ。ちょっと安心したぜ。」
 わざと、茶化すように言ってやった。たぶん、ラントは、醜態をさらしたと思っている。プライドが高いから、寝ぼけてフェアにすがりついた自分に、相当腹を立てているだろう。
 フェアがからかったことに、ラントが食ってかかって、いつものように軽口を応酬しておしまい、だと思ったのに。
 ラントはまだ震えている。
 顔色が真っ青だ。
 どんな悪夢だったのかと、心配になってしまう。
 許してくれと、叫んでいた。
「なんだよ、おまえ。オレを殺す夢でも見たのか?」
 冗談のつもりだったのに、細い肩が大きくはねた。
 フェアから逃げるように、身を引こうとするラントを、フェアが抱きしめる。
 腕の中の肩は、見た目以上に華奢で、頼りない。
 同い年の男にすることじゃないと思うが、小さな頃からずっと一緒にいたから、昔したことを、今でもふつうにしてしまう。
(だって、こいつがらしくねえから 。)
 口も性格も悪くて、やりたい放題、自分勝手なラントは、見た目を裏切ってたくましい。だからフェアは、夢幻じみたラントの美貌に、儚さを感じないでいられる。
 大人しいラントは、見ていて不安になる。今にも、月光に溶けてしまいそうで。現のものではなくなってしまうようで。
 だからフェアは、弱気なラントを見ていたくない。ツンと澄ました顔で、自信たっぷりに笑っていてほしい。ラントは、傲慢に、偉そうに、人を見下していたらいい。
(そうしたら、オレは、安心しておまえに文句を言っていられる。)
 ラントはまだ震えている。
 フェアの腕を振り払うことなど、思いつきもしないように。小さな子どものよう。いや、幼い頃だって、ラントのこんな姿を見たことはない。
 フェアは、ぎゅっと、ラントを支える腕に力をこめる。
「大丈夫だ。」
 ずっと一緒にいる。おまえが辛い時はオレが支える。おまえがいつも、オレを助けてくれているように。いつだって、身を挺して庇ってくれたように。
 オレたちは、友達だから。

 朝や夕方が、多少涼しく感じられるようになってきた晩夏。昼の日差しからも強烈な輝きと熱が失われつつあった。当然、夜の空気は、わずかだが冷気を孕んでいる。
 ラントは毎晩うなされて、フェアに起こされるようになった。最初の夜ほど取り乱すことはなく、フェアにすがることもない。だが、その後はなかなか寝付けなくなっていることが、フェアにはわかった。
 寝ているのか、目を閉じていても眠れないのかくらい、わかってしまう。
 肩に手を伸ばしたら、
「気色悪い、やめろ。」
と振り払われた。最初の夜にフェアにすがったことを、後悔しているらしい。
「オレ相手に意地張ってどうするんだよ。」
 半ば呆れてフェアが言うと、
「意地なんて張っていない。」
 とそっぽを向かれた。
「でも、眠れないんだろ。」
 図星なのだろう。ラントは答えない。目を合わせない。
 フェアは、ラントの座るベッドのすぐ横に椅子を持って来て座る。
 これならいいだろと、フェアは、ラントの手を握ってやった。
 今度は振りほどかせない。純粋に腕力なら、フェアの方が強い。
「寝たら、放してやるよ。」
 ラントは、フェアを睨み付けていたが、こういう時のフェアが最後まで折れないのは、長い付き合いでわかっている。根競べで勝つのは、たいていフェアだ。
 ラントは、あきらめてベッドに横になる。
 掌があたたかい。安心する。自分よりも大きいフェアの手。剣だこのできた、武骨な手。
 今夜は、もう悪い夢を見なくてもすむ気がした。
(やっと寝たな。)
 フェアは安堵の息をつく。
 穏やかな寝息。
 銀色の長いまつげが飾るまぶた。その奥の、鮮やかに輝く真紅の瞳が閉じられているから、寝顔は、いつもより幾分幼く見える。
 辛い時くらい、素直に頼ればいいのにと思う。プライドが高くて、意地っ張りな親友。
 つないだ手があたたかい。ラントの手は、指が細くて長くて、色が白い。珊瑚色の爪まで形がいい。そして、フェアよりも小さい。
 寝たら放してやるという約束だったし、フェアもそろそろ眠い。ラントが寝て安心したら、睡魔が襲ってきた。
 でも、もう少し、このままでいようと思う。親友の眠りを守ろうと思った。眠っていると、本当に人形のようだ。一流の名工が、心血注いで、丹精こめて作り上げた、芸術品のよう。
 だけど、起きてる方が、起きているいつものラントの方が好きだ。
 目が覚めた時は、意地悪で、人を見下した笑みを浮かべる、いつものラントに戻っていてくれたらいいと思う。

 フェアとラントがその国に入ったのは、夕方だった。
 大陸の西方に位置する小国。キルシュバオム王国。周囲を山に囲まれた、天然の要塞で、小国でありながら、長い歴史の中でも、他国の侵略を受けたことがほとんどない。農業、畜産業で細々と生計を立てており、侵略しても、略奪するほどの富がないことが、その理由だろう。国民が飢えることはないが、贅沢ができるほど栄えてもいない国。
 また、原因は明らかではないが、魔族の出現率も低い。それらの要因から、軍も必要最小限のものしかない。形ばかり、というのが正しい。
「つまり、吹けば飛ぶような弱小国ということだな。」
 鼻先で笑って小憎らしく言い放つラントに、フェアが慌てる。
「おまえ、でかい声でそういうこと言うなよ。」
「べつに、この国のことだとは言っていないさ。」
「おまえって本当に口も性格も悪いよな…。」
「たいていの人間は、オレの見た目に騙されるから、何も問題はない。」
「ああ、はいはい。見た目だけは綺麗だよ。唯一の取り柄だもんな。せいぜい大事にしやがれ。」
 ケッと毒づきながら、フェアは少し安心している。最近のラントは、悪夢を見続けているせいか、元気がない時が多い。こんな風に、軽口を叩き合っているのが、自分たちにはしっくりくる。
 夕食時の食堂は混んでいて、ざわざわとした活気に満ちている。キルシュバオム王国は、目覚ましい発展を遂げているわけでも、目立った産業があるわけでもないが、民の暮らしは安定しているのだろう。出された食事は質素だが、パンもスープもサラダもたっぷりあって、どれも素朴な味付けが美味しかった。
「この鶏肉の香草焼き、うまいなあ。もう一皿注文しようかなあ。」
 幸い、この国に入る前に魔族を倒し、いつも通りラントが、相場の数倍の金貨手に入れてくれたので、路銀はたっぷりある。
「おまえ、あんまり食ってねえじゃん。食欲ないのか?」
 手を止めて、フェアがラントに尋ねる。ラントの前には、サラダとスープの皿しかない。ラントは細いが、いつもなら、フェアと同じくらいの量を平らげる。魔法というのは、かなり体力を消耗するのだ。
 ラントは、紅茶を飲みながら、しれっと言う。
「成長期は過ぎているんだ。おまえこそ、食いすぎると太るぞ。」
「心配してやってんのに、その態度かよ。」
「心配してくれと頼んだ覚えはない。」
「かわいくねえやつだな!」
 ぎゃあぎゃあ騒いでいたら。
「勇者、フェア・トラオエン殿とお見受けする。」
 低い声が降ってきた。
 ラントが、赤い目をかすかにすがめた。
 よく言えば庶民的な、悪く言えば安っぽい、宿屋を兼ねた食堂の一画。そこにまったく溶け込めそうもない、甲冑姿の騎士。右胸には、キルシュバオム王国の紋章。
 ラントが、紅茶のカップをカチャリと受け皿に戻す。
「仕事を依頼したい。」
 まだ年若い、フェアやラントといくつも変わらないだろう騎士は、生真面目な性格がうかがえる、真摯な態度で頭を下げる。
「城まで、ご足労願えないだろうか。」
「人に聞かれては困る話、というわけか。」
 ラントが、ひやりとする声で言う。
「ついて行けば、相当厄介な依頼を押し付けられるぞ。聞いた以上は、断れない類のな。」
 どうする、とラントはフェアに目で問う。
「行くに決まってんだろ。困ってる人がいるなら、助けるなら勇者だ。」
 迷いも躊躇いも微塵もなく。きっぱりと言い切るフェアに、騎士の顔がパッと輝く。
「かたじけない、勇者殿!」
 やれやれ、とラントは心中でため息をつく。これだからフェアなのだ。ラントは眩しい思いで仰ぎ見る。
 変わらないフェア。
 善良で純朴な人々に囲まれ、小さな村で過ごした子ども時代とは違う。この十年、目を逸らしたくなるような、世の中の醜さも惨さも見てきた。無垢な子どもの純粋さではない。この世の汚辱を見てなお、それに染まらず、凛と立てる。
 少年の瞳のまま、前へ進める。
 見知らぬ誰かを救うために、全力を尽くせる。まっすぐに手を差し伸べる。
 ラントには、そこまで他人を思うことはできない。否、ラントにとってフェア以外の人間はどうでもいい存在なのだ。いざとなれば平気で切り捨てるだろうという自覚がある。
 けれど、フェアが望むから。
 ラントは、人を助けるフェアを助ける。
(フェア。おまえは、信じた道を行けばいい。それでこそ、オレの勇者なのだから。)

 竜に連れ去られた末の姫を、救い出してほしい。
 王直々の依頼だった。
 小国とはいえ、一国の主が、名を知られているとはいえ、平民にすぎない勇者に頭を下げた。
 焦燥の濃い顔は、王ではなく、人の親のものだった。
 フェアが、断るわけもなく、フェアとラントの二人は、竜の住処に向かった。
 断崖絶壁の岩場。
「確かに竜はここに住んでいるらしいな。」
 散らばる宝玉や金貨を見つけ、ラントは言う。竜は、財宝をため込む性質を持っている。フェアが答える。
「おまえ、王様の話、疑ってたのか?」
「オレは基本的に、誰の言葉も信じない。」
「…あのなあ。あんなに必死に姫を助けてくれって頼んでただろうが。嘘なんてつくかよ。」
「一国の王だぞ。それくらいの演技ができないはずがないだろう。政治は駆け引きだ。王なんてのは、皆、詐欺師だ。」
「おまえ…何でそんなに性格悪いんだよ…。」
 フェアが呆れる。ラントの言うことも一理あるかもしれないが、限りなく暴論に近い正論だ。
 だが、軽口はそこまでだった。
 ラントとフェアの視線がぴたりと合う。
「フェア。」
「ああ。」
 二人の間の空気が変わる。きり、と張りつめる。
 ばさり、と二人の上に影が落ちる。
 大きな翼の音。風が叩きつけられる。
 空を覆うのは、巨大な竜。
 フェアとラントにとって、最も忌まわしい魔族。
 故郷の村を滅ぼしたものよりもずっと大きい。小山ほどもある。当然、強さも桁違いだと肌で感じた。
 竜が、その眼に二人を映す。細められた。
 獲物を見つけた、とでもいうかのように、舞い降りてくる、そこへ。
 フェアが剣を構えて突っ込んでいく。
 竜が火を吐く。
 ラントが動く。
「吹雪け、蒼雪乱!」
 ラントの掌から、蒼白く輝く吹雪が放たれる。荒れ狂いながら、竜の炎を消し飛ばし、そのまま竜の鱗を抉る。
 固い鱗はわずかに傷ついただけだが、それでも、一瞬竜の動きが止まる。
 驚愕、という感情が竜にあるなら、それに支配されて。ハッとしたようにラントを見る。
 その隙に、フェアが剣を薙ぎ払う。竜の胸に裂傷が走る。
 ぱっくりと一文字に開いた傷から、赤黒い鮮血が吹き出す。
 竜が痛みに怒り狂い、耳をつんざくうなり声を上げる。
 鋭い爪がフェアに振り下ろされる。
 ラントがフェアの前に飛び出す。
「防げ!金剛壁!」
 金色に光り輝く壁が出現する。最強の硬度を持つ、防御系最高の魔法。
 竜の爪では破れない。キン、と音をたてて爪を跳ね返す。
 パキン、と折れる爪。
 竜の目が血走った。
 しかし、同時に金剛壁も消える。維持できる時間が過ぎた。
 巨躯が、突っ込んで来る。
 ラントが叫ぶ。
「弾けろ、翠風弾!」
 竜の眼前で、爆風が炸裂する。
 動きが止まった竜よりも高く、フェアが跳躍する。黒髪が躍る。
「行け、フェア!」
「おう!」
 フェアの剣が、竜を一刀両断した。
 固い肉を貫く手ごたえ。
 噴き出す鮮血の臭い。
 満身創痍の竜は、ぼろぼろの翼を広げ、崖下へ。もはや飛ぶこともできず、落ちていく。
 フェアとラントは追わなかった。経験から、すぐに息絶える深手を負わせたことは分かっていた。核は惜しいが、危険を冒してまで、崖下へ取りに行く気はない。そもそも、今回は核が目的ではない。
 ふう、と二人同時に息を吐く。
 パン、と手を打ち鳴らす。
 もう、十年前の、無力な子どもたちではない。竜ですら、無傷で倒せるようになっている。
「で、肝心のお姫サマとやらはどこにいるんだ?」
 ラントが、冷ややかにフェアを見る。
 やっぱり騙されたんだろう。単に竜退治をさせたかっただけだ。おまえが人の良さそうな顔をしているから、情に訴えれば動かせるとでも思われたんじゃないのか。
 赤い瞳が言葉より雄弁に語っている。
 二十年も一緒にいると、お互いに思考が読めるようになっているなあと、フェアははははと笑った。
「えーと、まあ、いないならいないでいいじゃん、この国は平和になったんだし。」
「このまま終わらせてたまるか。勇者を騙して利用したことを国民にばらすと脅して、金を巻き上げてやる。」
 ラントの瞳が物騒に輝く。
「おいおいおいおい。」
 フェアの声にかぶって。
「あの…。」
可憐な声がした。岩陰から、おずおずと姿を現したのは、ドレスをまとった少女。十七、八ほどの、亜麻色の髪の娘。
 上手く隠れていたらしい。
 フェアが、少女に駆け寄った。
「大丈夫ですか?」
 少女が目を見開く。
 見つめ合う、勇者と姫。
 その姿を見て、ラントが凍りついた。
 吹き抜けた風が孕んだ涼気に、夏が終わるなと、どうでもいいことを考えた。
(ああ、終わりが始まる。)
 破滅の扉が開くのがわかる。砂時計の砂が落ち始めたのだと。
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