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ローダンセと次の夢
かなりこ
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4月29日の夜。お家に帰ってからなんとか作り上げた歌詞をデータにして、果南と透に送った。送って早々、果南から電話がかかって来た。
「すごいね。なんというか、ここまで歌詞を私たちに当てはめて作ってくれるとは思わなかったな」
「3人で作ろうとしているものだもの。もう少し足せばよかったかななんて今でも思っているくらいよ」
「そっか、ありがとう!そうだ、感動したついでにいいこと教えてあげる!」
「いいこと?」なんだろう?
「実はね、施設にいた時、勝手に莉子に片思いしてたんだ~!まあ、思いを伝える前に莉子はいなくなっちゃったから言えなかったんだけどね」意外なカミングアウトに少し嬉しくなってしまう私がいる。
「そうだったの!ごめんなさい私そんな果南の気持ちに気づけなくて…」
「ううん、いいのいいの。莉子は私の初恋の人なんだ!今のお仕事をし出したのも、有名になれば莉子も私に気づいてくれるかなってさ。」
「そうなんだ、それに関してもごめんなさい…。あまりネットニュースとかテレビとか見ないから…」
「莉子は真面目だから、容易に想像できるね!」
「からかわないでよ~!」
「…好きだな」
「え、っと…」
「今も私、莉子のこと好き」顔が真っ赤になるのがわかる。多分、果南にも気づかれてる。
「そうなの?」
「あのさ、莉子。今、好きな人がいないなら私と付き合ってくれないかな?」
しばらくお互い無言になる。沈黙を破ったのは私だった。
「よろしくお願いします…」
「え、今なんて?」果南が聞き返して来たから、恥ずかしいけどもう一回言う。
「末長く、よろしくお願いします…」
「うそ…本当に?いいの?」
「もちろんよ。果南になら、私の心、預けてもいいかな」
「ありがとう!よーし、さっそく透に報告してくる!」
そう言って果南は電話を切ってしまった。
透は祝福してくれるかな?果南とどんな未来を歩んでいけるだろう?そんなことを考えるだけで、自然と笑みが浮かんできてしまった。
「すごいね。なんというか、ここまで歌詞を私たちに当てはめて作ってくれるとは思わなかったな」
「3人で作ろうとしているものだもの。もう少し足せばよかったかななんて今でも思っているくらいよ」
「そっか、ありがとう!そうだ、感動したついでにいいこと教えてあげる!」
「いいこと?」なんだろう?
「実はね、施設にいた時、勝手に莉子に片思いしてたんだ~!まあ、思いを伝える前に莉子はいなくなっちゃったから言えなかったんだけどね」意外なカミングアウトに少し嬉しくなってしまう私がいる。
「そうだったの!ごめんなさい私そんな果南の気持ちに気づけなくて…」
「ううん、いいのいいの。莉子は私の初恋の人なんだ!今のお仕事をし出したのも、有名になれば莉子も私に気づいてくれるかなってさ。」
「そうなんだ、それに関してもごめんなさい…。あまりネットニュースとかテレビとか見ないから…」
「莉子は真面目だから、容易に想像できるね!」
「からかわないでよ~!」
「…好きだな」
「え、っと…」
「今も私、莉子のこと好き」顔が真っ赤になるのがわかる。多分、果南にも気づかれてる。
「そうなの?」
「あのさ、莉子。今、好きな人がいないなら私と付き合ってくれないかな?」
しばらくお互い無言になる。沈黙を破ったのは私だった。
「よろしくお願いします…」
「え、今なんて?」果南が聞き返して来たから、恥ずかしいけどもう一回言う。
「末長く、よろしくお願いします…」
「うそ…本当に?いいの?」
「もちろんよ。果南になら、私の心、預けてもいいかな」
「ありがとう!よーし、さっそく透に報告してくる!」
そう言って果南は電話を切ってしまった。
透は祝福してくれるかな?果南とどんな未来を歩んでいけるだろう?そんなことを考えるだけで、自然と笑みが浮かんできてしまった。
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