絶対神の子、最強国家を建国す～でもやっぱり気ままなスローライフを送りたい～

１章『村を作ろう』

５話『神域での生活開始から半年』

　この神域での生活を始めてから早いものでもう半年もたった。

　ナビリスと共に大魔境『タルタロス』の大森林までテイムしにいた魔牛やバジリスク、一角馬は我が牧場でのびのびと自由に暮らしている。

　毎日新鮮な牛乳や卵を提供してくれる魔牛やバジリスク、大魔境を見回る際の足として付いて来てくれる一角馬にはもう感謝しかない。

　勿論、この神域に来てから片時も俺の側を離れず身の回りの世話など、色々な事をしてくれているナビリスにも多大な感謝の気持ちを感じている。

　ナビリスと一緒に我が畑に植えた各種薬草たちはちゃんと畑に根差したった半年で畑の６面全てが林の様になっている。

　薬草の成長ぐわいが俺とナビリスの想像を軽く超えたため大量に有り余る俺の魔力を使い畑のレベルを２にアップさせて新たに２面畑を増やしたほどだ。

　全く、自然の力には驚かされるばかりである。

　そして、忘れてはいけないのが俺の固有スキル『ミラクルガチャ』である。

　『従属神の試練』を攻略したことにより手に入れたGPを俺は『従属神の試練』攻略の翌日、早速『ミラクルガチャ』につぎ込みガチャを回してみた。

　『ミラクルガチャ』は１０GPで１回回せる仕様になっていて俺はその日一気に１００GPをミラクルガチャにつぎ込み『従属神の試練』で手に入れた大半のGPを消費した。

　そして、肝心のガチャの結果だが、初回のみに起こることがあるビギナーズラックなど当然起こるはずもなく９回目まではレア度１や２のタワシなどが出て来た。

　しかし、それは突然やって来た。

　先程までミラクルガチャマシンのモニターには仲のいい羊たちが仲良く走り回っている映像しか流れていなかったのがラストの１０回目のガチャを回した途端、ガチャマシン自体が七色に輝きだしガチャマシンのモニターには先程までの中の良さそうな羊さんたちではなく、なんだかとても偉そうな髭面のおじいちゃんが手招きしている映像が流れている。

　そして、ガチャから出て来た物は、何の変哲もない只のオーブだった。

　俺はそのオーブを『神眼』で確かめてみる事にする。

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（鑑定結果）
・創造のオーブ
等級：error
詳細：創造神おじいちゃんが孫可愛さに自分のスキル『創造』を与えるために頑張って作ったオーブ。ベイルにしか使う事が出来ない。

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「え～～、何か超とんでもないものが出て来たなぁ。まあ、ありがたく使わせてもらうか。しっかし創造神のじいちゃん…………なんてものを作ってんだよ。あんたこれはちょっとやり過ぎだって」

　そしてその日俺は、暴走した創造神のお陰でとても強力なスキル『創造』を手に入れた。

　それが大体今から４ヶ月と少し前の話である。