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第22話 特別な水
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「おはようございます、クリスタル様」
「おーディ・もーリー、あミューマノン」
ベッドから起き上がった私にマノンさんはサンティルノ語で朝の挨拶をして、私もまた挨拶を返す。サンティルノ語を学ぶようになってからは、日常会話に入れていこうということになったのだ。発音はまだまだだけれど、耳では繰り返し聞く単語を理解し始めている。
「あら。クリスタル様、今朝は何だか顔色が良いようですね」
確かに今朝の目覚めは何だかとてもいい気がする。お腹が満足していたこともあるだろうし、昨夜のレイヴァン様との交流が心を満たしているのもあるかもしれない。
私はベッドから足を下ろして立ち上がる。
「そうですね。ゆっくり眠れた気がします」
「それは良かったです。――あら。昨日はお水を飲まれなかったのですか」
サイドテーブルに置かれたピッチャーを見たマノンさんは不思議そうに尋ねた。水は八割方まだ残っている。
「いえ。飲もうと思ったら無かったので、厨房まで取りに行ったのです」
「まあ! そうでしたか。誠に申し訳ありません。昨日、私が気付かなかったのですね」
「いいえ。大丈夫です」
「厨房ですぐに水を手に入れられましたか?」
マノンさんは尋ねながら洗顔の桶を用意してくれる。
「はい。それは――」
そこまで言って私は一瞬口をつぐんだ。
昨夜のことはなぜか二人だけの秘密にしておきたい気分があったのだ。
「それは大丈夫でした」
「申し訳ありません。夜、屋敷内をお一人で歩くのは怖くありませんでしたか」
「ええ。廊下も明かりがついていましたし」
桶に手を入れると今日もぬるま湯で調整されている。そのまま顔を洗おうと思った時、視界の端でマノンさんの行動が目に留まった。彼女がピッチャーを持ち上げているところだ。
「ま、待ってください。どうするのですか、そのお水を」
「新しいお水もご用意したことですし、捨てようかと」
「い、今ちょっと飲みたいので置いていただけますか。喉が渇いて」
「新しいお水をご用意しておりますが」
この水はレイヴァン様が入れてくださった水だ。もちろんマノンさんがいつも私のために用意してくれている水とまったく同じものだし、彼女が用意してくれている水を蔑ろにしたいわけではないけれど、そのまま捨ててしまいたくない。
「それも飲みますので。けれど今は冷えていない水のほうがいいのです」
「そうですか。分かりました」
彼女がピッチャーを元の場所に戻すのを確認した私はほっとして、手元の桶に顔を戻して洗顔を始めた。
「おーディ・もーリー、あミューミレイ、あミュールディー」
廊下で出会ったミレイさんとルディーさんに私から声をかける。
「おはようございます、クリスタル様」
「おはようございます」
ミレイさんに続いてルディーさんが挨拶を返した。
耳に少しずつ馴染んできた言葉にほんのわずかだけ笑みがこぼれる。ルディーさんは相変わらず困ったような拗ねたような表情をしているけれど、何となく自分の感情に素直なパウラを彷彿させて、慣れ親しみのようなものがある。もちろんそれはいい感情かどうかということは別の話ではあるものの。
「クリスタル様、レイヴァン様がお待ちです。参りましょうか」
「ええ。――それでは」
マノンさんに促されて私は彼女らを後にした。
食堂に着くとマノンさんの言葉通り、レイヴァン様は先に席に着いていた。私は目線を落とし、スカートを広げてご挨拶する。
「おーディ・もーリー、アむーるレイヴァン」
「おはよう、クリスタル王女」
顔を上げるといつもと何ら変わりのないレイヴァン様の様子だったものの、昨日のおかげで距離が縮まったかのように、親しみやすさを感じられて自分の頬が緩むのを感じた。
だからなのか、相変わらずスープの味は改善されていないけれど気にならず、むしろいつもより美味しく感じ、自分なりに食が進んだように思う。
ただ、少し気になったのは、今も王女と呼ばれることだ。何だか寂しい気もする。マノンさんには王女を付けないようにお願いしたけれど、レイヴァン様は私と一線を引きたいがためにそう呼ぶのかもしれないし、彼にそれをお願いすることはできなかった。
「朝食の場でもお体の調子が良かったみたいですね」
朝食が終わり、レイヴァン様がお出かけの準備を終えるまで一階のサロンで待機している中で、マノンさんが笑顔でそう言った。私は長椅子に腰かけて、レイヴァン様のお見送りの時を待つ。
家は人柄を示すと言うけれど、各々の部屋と同様、サロンも過剰な装飾はされておらず、けれど客人を優しく迎えるような品格があって、落ち着いた内装となっている。
「ええ。いつもより食べられた気がします」
「そうですか。良かったです。お食事は口に合っていますか? ヘルムートさんは味の調整をしてくださいました?」
「――ええ」
それに関しては一瞬だけ遅れて返事してしまう。
これ以上、ヘルムートさんにお願いをしに行ったところで改善されないどころか、余計に関係が悪化してしまう可能性だってある。今のままでも食べられるのだから、これ以上拗らせることはない。
「そうですか? ……それならばいいのですが」
マノンさんは私の微妙な様子に気付き、少し心配そうにしつつも納得してくれた。
「はい。大丈夫です。ところで今日のわたくしの予定はなんでしょうか」
「本日は特にお聞きしておりませんね」
「そうですか」
本来なら女主人としてなすべき事があるそうだけれど、会話もできない、文字も読めないではできることは何もないそうだ。当然ではあるけれど。
「ですのでレイヴァン様がお出かけになったら、お庭の散策などをしてはいかがでしょうか。その間、お部屋の清掃も入りますし」
「そうですね」
役に立てないのならば、せめて邪魔にならないようにしなければ。
「――あ。レイヴァン様がお出かけになられるみたいですよ」
様子を窺ってくれていたマノンさんが声をかけてくれて、私は椅子から立ち上がり、玄関口へ急いで並ぶとレイヴァン様が私の前で足を止めた。
私は礼を取って挨拶の言葉を述べる。
「トるヴェすとマイヤー。アむーるレイヴァン」
「ああ。ありがとう」
またお礼を述べてくれたことに私の表情は緩む。けれどレイヴァン様は困惑した様子で視線を逸らすと、何か――後でマノンさんに聞いたら行ってくるとのことだった――を言って足早に出て行った。
「おーディ・もーリー、あミューマノン」
ベッドから起き上がった私にマノンさんはサンティルノ語で朝の挨拶をして、私もまた挨拶を返す。サンティルノ語を学ぶようになってからは、日常会話に入れていこうということになったのだ。発音はまだまだだけれど、耳では繰り返し聞く単語を理解し始めている。
「あら。クリスタル様、今朝は何だか顔色が良いようですね」
確かに今朝の目覚めは何だかとてもいい気がする。お腹が満足していたこともあるだろうし、昨夜のレイヴァン様との交流が心を満たしているのもあるかもしれない。
私はベッドから足を下ろして立ち上がる。
「そうですね。ゆっくり眠れた気がします」
「それは良かったです。――あら。昨日はお水を飲まれなかったのですか」
サイドテーブルに置かれたピッチャーを見たマノンさんは不思議そうに尋ねた。水は八割方まだ残っている。
「いえ。飲もうと思ったら無かったので、厨房まで取りに行ったのです」
「まあ! そうでしたか。誠に申し訳ありません。昨日、私が気付かなかったのですね」
「いいえ。大丈夫です」
「厨房ですぐに水を手に入れられましたか?」
マノンさんは尋ねながら洗顔の桶を用意してくれる。
「はい。それは――」
そこまで言って私は一瞬口をつぐんだ。
昨夜のことはなぜか二人だけの秘密にしておきたい気分があったのだ。
「それは大丈夫でした」
「申し訳ありません。夜、屋敷内をお一人で歩くのは怖くありませんでしたか」
「ええ。廊下も明かりがついていましたし」
桶に手を入れると今日もぬるま湯で調整されている。そのまま顔を洗おうと思った時、視界の端でマノンさんの行動が目に留まった。彼女がピッチャーを持ち上げているところだ。
「ま、待ってください。どうするのですか、そのお水を」
「新しいお水もご用意したことですし、捨てようかと」
「い、今ちょっと飲みたいので置いていただけますか。喉が渇いて」
「新しいお水をご用意しておりますが」
この水はレイヴァン様が入れてくださった水だ。もちろんマノンさんがいつも私のために用意してくれている水とまったく同じものだし、彼女が用意してくれている水を蔑ろにしたいわけではないけれど、そのまま捨ててしまいたくない。
「それも飲みますので。けれど今は冷えていない水のほうがいいのです」
「そうですか。分かりました」
彼女がピッチャーを元の場所に戻すのを確認した私はほっとして、手元の桶に顔を戻して洗顔を始めた。
「おーディ・もーリー、あミューミレイ、あミュールディー」
廊下で出会ったミレイさんとルディーさんに私から声をかける。
「おはようございます、クリスタル様」
「おはようございます」
ミレイさんに続いてルディーさんが挨拶を返した。
耳に少しずつ馴染んできた言葉にほんのわずかだけ笑みがこぼれる。ルディーさんは相変わらず困ったような拗ねたような表情をしているけれど、何となく自分の感情に素直なパウラを彷彿させて、慣れ親しみのようなものがある。もちろんそれはいい感情かどうかということは別の話ではあるものの。
「クリスタル様、レイヴァン様がお待ちです。参りましょうか」
「ええ。――それでは」
マノンさんに促されて私は彼女らを後にした。
食堂に着くとマノンさんの言葉通り、レイヴァン様は先に席に着いていた。私は目線を落とし、スカートを広げてご挨拶する。
「おーディ・もーリー、アむーるレイヴァン」
「おはよう、クリスタル王女」
顔を上げるといつもと何ら変わりのないレイヴァン様の様子だったものの、昨日のおかげで距離が縮まったかのように、親しみやすさを感じられて自分の頬が緩むのを感じた。
だからなのか、相変わらずスープの味は改善されていないけれど気にならず、むしろいつもより美味しく感じ、自分なりに食が進んだように思う。
ただ、少し気になったのは、今も王女と呼ばれることだ。何だか寂しい気もする。マノンさんには王女を付けないようにお願いしたけれど、レイヴァン様は私と一線を引きたいがためにそう呼ぶのかもしれないし、彼にそれをお願いすることはできなかった。
「朝食の場でもお体の調子が良かったみたいですね」
朝食が終わり、レイヴァン様がお出かけの準備を終えるまで一階のサロンで待機している中で、マノンさんが笑顔でそう言った。私は長椅子に腰かけて、レイヴァン様のお見送りの時を待つ。
家は人柄を示すと言うけれど、各々の部屋と同様、サロンも過剰な装飾はされておらず、けれど客人を優しく迎えるような品格があって、落ち着いた内装となっている。
「ええ。いつもより食べられた気がします」
「そうですか。良かったです。お食事は口に合っていますか? ヘルムートさんは味の調整をしてくださいました?」
「――ええ」
それに関しては一瞬だけ遅れて返事してしまう。
これ以上、ヘルムートさんにお願いをしに行ったところで改善されないどころか、余計に関係が悪化してしまう可能性だってある。今のままでも食べられるのだから、これ以上拗らせることはない。
「そうですか? ……それならばいいのですが」
マノンさんは私の微妙な様子に気付き、少し心配そうにしつつも納得してくれた。
「はい。大丈夫です。ところで今日のわたくしの予定はなんでしょうか」
「本日は特にお聞きしておりませんね」
「そうですか」
本来なら女主人としてなすべき事があるそうだけれど、会話もできない、文字も読めないではできることは何もないそうだ。当然ではあるけれど。
「ですのでレイヴァン様がお出かけになったら、お庭の散策などをしてはいかがでしょうか。その間、お部屋の清掃も入りますし」
「そうですね」
役に立てないのならば、せめて邪魔にならないようにしなければ。
「――あ。レイヴァン様がお出かけになられるみたいですよ」
様子を窺ってくれていたマノンさんが声をかけてくれて、私は椅子から立ち上がり、玄関口へ急いで並ぶとレイヴァン様が私の前で足を止めた。
私は礼を取って挨拶の言葉を述べる。
「トるヴェすとマイヤー。アむーるレイヴァン」
「ああ。ありがとう」
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