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第3章 動き出す陰謀
第32話 提案
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「………ちょっと待て。よく聞こえなかったみたいだ。悪いが、もう一度言ってくれないか?」
「分かった。じゃあ、もう一度だけ言うぞ…………対抗戦はお前ら3つの合同クランと俺達のクランが同日にやり合う方が効率的だと思う」
俺達が対抗戦を引き受けることを了承した後、じゃあ、やり方はどうするのかという話になった。俺達はそもそも初めてで勝手が分からない為、向こうに一任した結果、よく使われている攻城戦という方法を取ることになった。ルールは至ってシンプル。それぞれが自作または他作の城(家)を用意し、そのどこかにクランのシンボルマークが入った旗を隠す。対戦相手はその旗を手にするか、壊せば勝ち。ただし、その道中で一人でも殺人を犯してしまったメンバーがいるクランは失格となってしまう。また、関係ない第三者を巻き込み、怪我を負わせてしまった場合も同様となる。この方法は万が一、負けてしまったとしても今後、冒険者生活に支障をきたさないよう、お互いに配慮した結果、生まれたものらしい。いくら冒険者が荒くれ者揃いとはいえ、争いや因縁が長く続いてしまうことは好まないし、かと言ってどこかで決着をつけなければならないという状況は多々ある。そうした時に後腐れなく、お互いが納得のいく方法の最善を探していった結果、これに行き着いたみたいだ。そして、今回の対抗戦。向こう3つのクランはそれぞれ別日に俺達と戦いたいらしく、事前にそれぞれ、いつがいいか話し合っていたようだ。それをこちらに伝えてきたところ、側で聞いていたドルツが待ったをかけた。曰く、それだと俺達が不利だし可哀想だと。もし、3つのクランが裏で繋がっていて初日に戦ったクランが俺達の情報を残り2つのクランに教え、2日目に戦ったクランが最終日のクランにとやっていけば、確実に不公平が生まれると。無いとは思うが、誇りと尊厳をかけたクラン同士の神聖な戦いにそんな不正が行われてしまえば、先駆者や後輩達に示しがつかないばかりか、対抗戦の名を汚してしまうことになりかねない。そういうつもりがなかったにしても物事に絶対はありえない。魔がさすことだってあるかもしれない。人間だもの。万全を期すのであれば、別日にそれぞれというのは避けた方がいいし、何より3日も向こうの要望で拘束するのは可哀想だと。そこまで聞いて、俺はなるほど、ドルツはなかなかに切れ者だと感じた。話を聞いて、すぐに理解する頭の回転の速さ、そして、物事のメリット・デメリットを的確に判断する能力や話してみて分かった性格……………これらが俺は嫌いじゃなかった。むしろ、この人物を好ましく思い始めている自分すらいる。話を戻すとそこで俺が提案したのが冒頭での発言だ。この方法なら、3つのクランがあぶれることなく、思う存分戦うことができるし、1日で終われば効率もいい。まさに一石二鳥。みんな、ハッピーである。
「お前、俺様に土下座までさせておいて、言うことがそれかよ!舐めてんのか!」
「いいや、これでも過剰戦力だ。本来なら、俺達の中から1人1クランずつ計3人選出して相手させるところを全員で迎え撃つんだからな」
「その台詞が舐めてんだろ!1人1クランだぁ?そんなの聞いたことねぇぞ!」
「1人1クラン…………ちょっと待ってくれ。ついこの間、そんな噂を聞いたような気が…………」
「おい、ギヌ。それって、あれだろ?こいつんところのドワーフ、"銅匠"ノエが1人で愚狼隊を潰したとかってやつだろ。お前、あんなのを信じてんのか?」
「いや、だって、あの日1人のドワーフが愚狼隊のクランハウスに出入りしていて、夜明け前には全員殺られていたんだぞ。しかもクランハウスまで木っ端微塵になっていたみたいだし」
「お前な、普通に考えて、たった1人でそんなことが可能だと思うか?」
「いや、僕だって半信半疑だよ?だけど」
「そんなのは得体の知れない者の恐怖に怯えた第一発見者が正体の明らかなそこのドワーフを犯人に仕立て上げたに決まっているだろ。考えてもみろ。ちょっかいをかけてきた愚かな者共を街を救ったクランのメンバーが倒す。裏組織の絡んだドロドロとした物語よりもこっちの方がまだマシだろ?」
「じゃあ、真相は違うと?」
「ああ。俺が思うにあいつらは色んな所から恨みを買っていたから、その内の誰かに殺られたに違いない。それが裏組織なのか、はたまたもっと闇の深い組織なのかは分からないが…………いずれにせよ、こいつらじゃないことだけは確かだ」
「本当にそうなのかな…………」
「そうなんだよ」
「これ以上、話を止めるようなら帰るぞ」
「お前が変なことを言うから、こうなってるんだろ!」
「いや、至って真面目だ。とにかく、俺達はそのつもりだから。じゃあ、場所と日にちを決めてくれ。いつでもいいぞ」
「ほ、本当にいいのか?こいつらはBランククランだが、俺んとこはAランククランだぞ?」
「何度も同じことを言わせるな。ランクがどうとかを俺達に押し付けるなと言っただろ。そんなくだらないことはいいから、早く場所と日にちを決めろ。あ、ちなみに勝者の報酬は勝った時に決めるってことでいいな?」
「わ、分かった」
「お前、絶対後悔させてやるからな!」
「あまり僕を舐めないで頂きたいね!………とは言ったものの噂が本当だったら、まずいな」
俺の発言に三者三様の反応を見せた有象無象共。その後、場所と日にちをサクッと決め、俺はドルツを伴ってギルド内の端へと移動した。あることを聞く為に。
「さっきは助け船、ありがとな」
「いやいや………でも、俺の進言もどうやら無駄だったらしいな。まさか、3つのクランを同時に相手にすることになるとは思わなかったよ」
「あんな奴らに構っている時間がもったいないからな」
「じゃあ、どうして対抗戦を引き受けたんだ?」
「あいつらの持っているお宝が気になるからだ」
「え?それだけ?」
「ああ」
「………ぷっ、あはははははっ」
「何かおかしなこと言ったか?」
「いやいや、悪い…………お前って、とんでもない奴なんだな」
「そうか?」
「ああ。見ているだけで飽きないわ」
「イマイチよく分からないが…………まぁ、そんなことはどうでもいい。情報屋としてのお前に聞きたいことがあったんだ」
「俺に?一体、どんなことを?」
「実は…………」
――――――――――――――――――――
「各地で怪しい動きか…………」
「何か知らないか?」
「俺のところに入ってきた情報では似たような事例が2件ほど周辺の村や町で起きていることぐらいだな」
「なるほど」
「こちらから首を突っ込まなきゃ特に被害に遭うとかはないだろ」
「仮に何かしてきたとしても潰せばいいだけだからな」
「お前は相変わらずだな」
「お前も相変わらず、優秀だな」
「よせ、買い被りすぎだ。俺なんて、しがない情報屋さ」
「情報屋ってことは冒険者みたいにどこかに所属しているって訳じゃないんだよな?」
「ああ。フリーで活動している」
「………これは俺からの提案なんだが」
「ん?」
「お前、黒天の星に入らないか?」
「分かった。じゃあ、もう一度だけ言うぞ…………対抗戦はお前ら3つの合同クランと俺達のクランが同日にやり合う方が効率的だと思う」
俺達が対抗戦を引き受けることを了承した後、じゃあ、やり方はどうするのかという話になった。俺達はそもそも初めてで勝手が分からない為、向こうに一任した結果、よく使われている攻城戦という方法を取ることになった。ルールは至ってシンプル。それぞれが自作または他作の城(家)を用意し、そのどこかにクランのシンボルマークが入った旗を隠す。対戦相手はその旗を手にするか、壊せば勝ち。ただし、その道中で一人でも殺人を犯してしまったメンバーがいるクランは失格となってしまう。また、関係ない第三者を巻き込み、怪我を負わせてしまった場合も同様となる。この方法は万が一、負けてしまったとしても今後、冒険者生活に支障をきたさないよう、お互いに配慮した結果、生まれたものらしい。いくら冒険者が荒くれ者揃いとはいえ、争いや因縁が長く続いてしまうことは好まないし、かと言ってどこかで決着をつけなければならないという状況は多々ある。そうした時に後腐れなく、お互いが納得のいく方法の最善を探していった結果、これに行き着いたみたいだ。そして、今回の対抗戦。向こう3つのクランはそれぞれ別日に俺達と戦いたいらしく、事前にそれぞれ、いつがいいか話し合っていたようだ。それをこちらに伝えてきたところ、側で聞いていたドルツが待ったをかけた。曰く、それだと俺達が不利だし可哀想だと。もし、3つのクランが裏で繋がっていて初日に戦ったクランが俺達の情報を残り2つのクランに教え、2日目に戦ったクランが最終日のクランにとやっていけば、確実に不公平が生まれると。無いとは思うが、誇りと尊厳をかけたクラン同士の神聖な戦いにそんな不正が行われてしまえば、先駆者や後輩達に示しがつかないばかりか、対抗戦の名を汚してしまうことになりかねない。そういうつもりがなかったにしても物事に絶対はありえない。魔がさすことだってあるかもしれない。人間だもの。万全を期すのであれば、別日にそれぞれというのは避けた方がいいし、何より3日も向こうの要望で拘束するのは可哀想だと。そこまで聞いて、俺はなるほど、ドルツはなかなかに切れ者だと感じた。話を聞いて、すぐに理解する頭の回転の速さ、そして、物事のメリット・デメリットを的確に判断する能力や話してみて分かった性格……………これらが俺は嫌いじゃなかった。むしろ、この人物を好ましく思い始めている自分すらいる。話を戻すとそこで俺が提案したのが冒頭での発言だ。この方法なら、3つのクランがあぶれることなく、思う存分戦うことができるし、1日で終われば効率もいい。まさに一石二鳥。みんな、ハッピーである。
「お前、俺様に土下座までさせておいて、言うことがそれかよ!舐めてんのか!」
「いいや、これでも過剰戦力だ。本来なら、俺達の中から1人1クランずつ計3人選出して相手させるところを全員で迎え撃つんだからな」
「その台詞が舐めてんだろ!1人1クランだぁ?そんなの聞いたことねぇぞ!」
「1人1クラン…………ちょっと待ってくれ。ついこの間、そんな噂を聞いたような気が…………」
「おい、ギヌ。それって、あれだろ?こいつんところのドワーフ、"銅匠"ノエが1人で愚狼隊を潰したとかってやつだろ。お前、あんなのを信じてんのか?」
「いや、だって、あの日1人のドワーフが愚狼隊のクランハウスに出入りしていて、夜明け前には全員殺られていたんだぞ。しかもクランハウスまで木っ端微塵になっていたみたいだし」
「お前な、普通に考えて、たった1人でそんなことが可能だと思うか?」
「いや、僕だって半信半疑だよ?だけど」
「そんなのは得体の知れない者の恐怖に怯えた第一発見者が正体の明らかなそこのドワーフを犯人に仕立て上げたに決まっているだろ。考えてもみろ。ちょっかいをかけてきた愚かな者共を街を救ったクランのメンバーが倒す。裏組織の絡んだドロドロとした物語よりもこっちの方がまだマシだろ?」
「じゃあ、真相は違うと?」
「ああ。俺が思うにあいつらは色んな所から恨みを買っていたから、その内の誰かに殺られたに違いない。それが裏組織なのか、はたまたもっと闇の深い組織なのかは分からないが…………いずれにせよ、こいつらじゃないことだけは確かだ」
「本当にそうなのかな…………」
「そうなんだよ」
「これ以上、話を止めるようなら帰るぞ」
「お前が変なことを言うから、こうなってるんだろ!」
「いや、至って真面目だ。とにかく、俺達はそのつもりだから。じゃあ、場所と日にちを決めてくれ。いつでもいいぞ」
「ほ、本当にいいのか?こいつらはBランククランだが、俺んとこはAランククランだぞ?」
「何度も同じことを言わせるな。ランクがどうとかを俺達に押し付けるなと言っただろ。そんなくだらないことはいいから、早く場所と日にちを決めろ。あ、ちなみに勝者の報酬は勝った時に決めるってことでいいな?」
「わ、分かった」
「お前、絶対後悔させてやるからな!」
「あまり僕を舐めないで頂きたいね!………とは言ったものの噂が本当だったら、まずいな」
俺の発言に三者三様の反応を見せた有象無象共。その後、場所と日にちをサクッと決め、俺はドルツを伴ってギルド内の端へと移動した。あることを聞く為に。
「さっきは助け船、ありがとな」
「いやいや………でも、俺の進言もどうやら無駄だったらしいな。まさか、3つのクランを同時に相手にすることになるとは思わなかったよ」
「あんな奴らに構っている時間がもったいないからな」
「じゃあ、どうして対抗戦を引き受けたんだ?」
「あいつらの持っているお宝が気になるからだ」
「え?それだけ?」
「ああ」
「………ぷっ、あはははははっ」
「何かおかしなこと言ったか?」
「いやいや、悪い…………お前って、とんでもない奴なんだな」
「そうか?」
「ああ。見ているだけで飽きないわ」
「イマイチよく分からないが…………まぁ、そんなことはどうでもいい。情報屋としてのお前に聞きたいことがあったんだ」
「俺に?一体、どんなことを?」
「実は…………」
――――――――――――――――――――
「各地で怪しい動きか…………」
「何か知らないか?」
「俺のところに入ってきた情報では似たような事例が2件ほど周辺の村や町で起きていることぐらいだな」
「なるほど」
「こちらから首を突っ込まなきゃ特に被害に遭うとかはないだろ」
「仮に何かしてきたとしても潰せばいいだけだからな」
「お前は相変わらずだな」
「お前も相変わらず、優秀だな」
「よせ、買い被りすぎだ。俺なんて、しがない情報屋さ」
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