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第3章 いびつなトライアングル
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「今日、実は雪子さんにプロポーズをしました。まだ、正式なお返事は頂いておりませんが」
翔平が突然そんなことを言いだすと、私の方が驚いて隣に座る翔平を見つめた。お母さんも目を丸くしている。
「ちょっと、翔平」
「僕は、真剣に結婚を考えてお付き合いをしていきたいと思っています。もし彼女が承諾してくれたら、今後は家族ぐるみでお付き合いできたらと思っています。これからも、よろしくお願いします」
「まあ」
翔平はお母さんに深く頭を下げると、お母さんは驚いて翔平を見つめながら、ふとその隣にいる私を見つめた。私は戸惑って、「頭あげてよ」と小さく言うと、そこに玄関のドアが開く音がして、翔平はパッと顔をあげて、私たちは顔を見合せた。
「え?次郎さんかしら。早いわね」
お母さんがそう言いながら立ち上がると、玄関から声が聞こえてきた。
「お邪魔しやっす。雪子、いるか?」
この声は・・・滋だ。滋とは昔から家族がらみの付き合いがあるから、よくこうして勝手に家に上がってくる。私も咄嗟に立ち上がると、リビングのドアを開けて滋が顔を出してきて、
「おう、いたか。雪子。おばちゃんも。あのさ」
と朗らかに笑いながら言うと、翔平はまた驚いて滋を見つめた。
「なんだ。滋くんか。おどかさないでよ。次郎と思ってドキッとしたじゃない。飲んできたの?顔が赤いけど」
お母さんはそう言ってキッチンに歩いていくと、私は滋に歩み寄った。滋は、翔平を見つめて驚いて立ち尽くしている。
翔平が突然そんなことを言いだすと、私の方が驚いて隣に座る翔平を見つめた。お母さんも目を丸くしている。
「ちょっと、翔平」
「僕は、真剣に結婚を考えてお付き合いをしていきたいと思っています。もし彼女が承諾してくれたら、今後は家族ぐるみでお付き合いできたらと思っています。これからも、よろしくお願いします」
「まあ」
翔平はお母さんに深く頭を下げると、お母さんは驚いて翔平を見つめながら、ふとその隣にいる私を見つめた。私は戸惑って、「頭あげてよ」と小さく言うと、そこに玄関のドアが開く音がして、翔平はパッと顔をあげて、私たちは顔を見合せた。
「え?次郎さんかしら。早いわね」
お母さんがそう言いながら立ち上がると、玄関から声が聞こえてきた。
「お邪魔しやっす。雪子、いるか?」
この声は・・・滋だ。滋とは昔から家族がらみの付き合いがあるから、よくこうして勝手に家に上がってくる。私も咄嗟に立ち上がると、リビングのドアを開けて滋が顔を出してきて、
「おう、いたか。雪子。おばちゃんも。あのさ」
と朗らかに笑いながら言うと、翔平はまた驚いて滋を見つめた。
「なんだ。滋くんか。おどかさないでよ。次郎と思ってドキッとしたじゃない。飲んできたの?顔が赤いけど」
お母さんはそう言ってキッチンに歩いていくと、私は滋に歩み寄った。滋は、翔平を見つめて驚いて立ち尽くしている。
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