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1.初恋は手が届かないもの
ダンスフロアの中央で可憐な令嬢と貴公子然とした男性が、熱く見つめ合ったままくるくると幸せそうに踊っている。
まるでこの世界に二人だけしか存在していないかのように、そこだけ違う空気が流れていた。
二人は誰が見ても相思相愛の恋人同士にしか見えない。
ちなみに貴公子然とした男性の名はアルバン。ジョゼフィーヌの婚約者である。今、ジョゼフィーヌは自分の婚約者が目の前で恋に落ちた瞬間を見たのだ。もちろん相手はジョゼフィーヌではない。
心の中は複雑な思いでいっぱいになった。
♢♢♢
シャレット公爵令嬢であるジョゼフィーヌには好きな人がいた。その人の名前はリック。優しいグレーの瞳が印象的で、月光のようなシルバーグレイの髪を持つ、綺麗な顔をした人だった。六歳年上の彼と出会ったのはジョゼフィーヌが五歳のときだった。
私たちのお母様同士が友人である縁で、リックがシャレット公爵邸に遊びに来ていたのだ。
その日は雪が降っていて、ジョゼフィーヌのお兄様は我が家の騎士たちと雪合戦をしていた。そこにジョゼフィーヌも混ざろうとした。ところがお兄様に「ジョゼには危ないから駄目だ」と追い払われた。
ジョゼフィーヌはすごく腹が立った。「わたしもいっしょにあそびたかったのに!」除け者にするなんて酷い。ジョゼフィーヌは涙目で窓からお兄様たちの楽しそうな姿を眺めていた。
しばらく経った頃、ふいに窓枠に雪で作ったウサギがちょこんと置かれた。
ウサギには耳の部分に葉っぱが二つ付いていて、目のところにも二つ小さな赤い木の実が付いている。
「かわいい、うさぎさん!」
そのウサギは拗ねているジョゼフィーヌを慰めるためにリックが作ってくれたもの。リックは雪合戦から抜け出してジョゼフィーヌと一緒にいてくれた。本を読んでくれたあとは、お兄様にはまだ早いと相手にしてもらえなかったボードゲームを教えてくれた。すごく嬉しかったし楽しかった。仲間外れにされた悲しい気持ちはすぐに消えていった。
遊び終わった後、ジョゼフィーヌはリックの作ってくれた雪ウサギを大切にしまっておきたくて、窓の外から取り出し自分の部屋に持って帰って飾った。でも雪なのですぐに溶けてなくなってしまった。
水になってしまった雪ウサギに泣きながらごめんねと謝っていたら、リックがウサギの縫いぐるみをプレゼントしてくれた。
「このうさぎさんは消えたりしないから安心して」と。
このときジョゼフィーヌはリックに恋をした。そして元気いっぱいに告白した。
「りっく、大好き」
「私もジョゼが好きだよ」
リックは優しい笑みを浮かべて、そう言ってくれた。私たちは相思相愛だ。それなら将来結婚できる!
リックが帰った後、両親に「りっくのおよめさんになりたい」とお願いした。でも二人は困ったように笑うだけ。
「だってりっくもすきっていってくれたの」
「それは結婚したいの好きだったかい?」
お父様の問いにジョゼフィーヌは答えられなかった。腕を組んで考えてみる。
(そういえば好きには種類があるのよね。お父様やお母様を好きは家族の好き。お菓子が好きは甘いのを食べたいの好き。リックがジョゼフィーヌに言ってくれた好きがどんな好きか確かめなかった。もしかしたらお友だちとしての好きだったのかもしれない)
「う~んと、わからない。じゃあ、おてがみかいて、きいてみる」
両親は顔を見合わせると小さく首を振る。やり取りを聞いていたお兄様が言った。
「リックはお隣の国の王子様だから、立派な淑女じゃないと結婚できないぞ」
「おうじさまだとだめなの?」
「王子様のお嫁さんになるのは大変なことなんだよ」
「でも、でも、りっくがすきなの! たいへんなことがんばって、りっぱなしゅくじょになるから。ねえ、おねがい。おうじさまのおよめさんになるの!」
そう懇願したが両親はやはり頷いてくれなかった。お兄様は肩を竦めただけだった。
応援してくれないのはジョゼフィーヌの決意を信じていないからだ。でもそれは仕方がないかも。日頃の行いに心当たりがあった。普段から勉強をさぼってお昼寝したり、家庭教師の先生が来る時間に逃げたりしていたから。でもこれからはきちんと頑張る。結果を出せば信じてくれるはず。
お母様のような「りっぱなしゅくじょ」になればいい。そうすればみんなが認めてくれて、きっとリックも結婚したいの好きになってくれる。怖いもの知らずのジョゼフィーヌは、努力さえすれば願いは叶うと思っていた。
誓った日から、さぼることなく勉強して、努力して努力して、周囲からは立派な淑女と評されるようになった。
十六歳になりデビュタントを迎える前に、満を持してリックにプロポーズをしようとした。デビュタントのエスコートをしてほしかった。ところが衝撃の事実が発覚した。リックには自国に婚約者がいたのだ。
ジョゼフィーヌは茫然とした。頭の中が真っ白になる。そして今まで両親が頷かなかった理由が判明した。でもそれならもっと早く教えてくれればいいのに。ジョゼフィーヌの血と涙と努力の結晶の十年、返してよぉ。
「せっかく頑張っているジョゼに水を差したくなかったのよ」
お母様はごめんねと謝ってくれたが、納得できない。でもジョゼフィーヌも確認しなかったので責められない。
ジョゼフィーヌはやるせない思いをぶつけるように部屋の壁に頭を二回ほど自ら打ちつけた。ちょっと……かなり痛かった。小さなたんこぶができたがその痛みより、失恋の悲しみの方が強かった。
目一杯おしゃれして告白と同時のプロポーズを計画していたのにできなかった。失恋すらできずに恋を諦める日が来るとは……。気になるのはリックが婚約者を好きなのかどうかだけど、知ったところで何も変わらない。
「忘れよう……リックとは縁がなかったのよ」
今までリックとは数年に一回、顔を合わせて交流していた。
彼はよく「ジョゼは可愛いなあ」と言ってくれた。この「可愛いなあ」は妹もしくは子ども扱いではないと希望を抱いて脈はあると信じていた。それなのに、期待させておいて婚約者がいることを黙っていたなんてリックも酷い! ……でもやっぱり好き。
ジョゼフィーヌは翌日から一週間ほどベッドに籠り泣き続けた。食事は喉を通ったしデザートも平らげていたので家族はそれほど心配していなかった。
それから一か月経ったある日、ジョゼフィーヌに婚約話が舞い込んだ。
「無理です。嫌です。断ってください。時間を……ください」
相手が誰なのか確かめる前に断った。とても前向きになれる心境ではない。
公爵家の娘なら政略結婚が当たり前なことくらいわかっている。でも失恋したばかりではとても受け入れられない。気持ちを切り替えられるだけの猶予がほしい。
「わかった。断っておく」
なんだかんだとジョゼフィーヌに甘いお父様が請け合ってくれた。心の傷が癒えたら家のためになる結婚をしようと決意し、殊勝な心持ちでいたのだが――。
「ジョゼフィーヌ。すまない。王命で断れなかった」
「え……王命?」
お父様は無念とばかりに奥歯を食いしばっている。
なんと婚約の打診の相手は自国のアルバン王太子殿下だったのだ。普通に考えれば王家からの打診、最高にいい話なのだから二つ返事で受け入れるはずだ。でもお父様はジョゼフィーヌの気持ちを優先して二度断ってくれたそうなのだ。
三度目に断ったお父様に陛下が腹を立てた。「なぜ断る? これ以上の固辞は許さぬ。いいな?」と王命が下った。辛そうな顔をしているお父様にこれ以上我儘は言えない。
「わかりました。お受けします」
そうしてジョゼフィーヌの婚約が決まった。相手は王子様……。でも。だけど。
「ああ、王子様違い! その王子様じゃないのに」
ぼやかずにはいられない。暗澹たる思いでいると、夜にお兄様がこっそり教えてくれた。もしも私が拒絶すればお父様は王家に逆らうつもりだった。そのために公爵家の騎士たちに密かに号令をかけていたそうだ。
その話を聞いて婚約を受け入れたことを心から正しかったと思えた。私のせいで公爵家ひいては一門を謀反人にするわけにはいかない。
お父様の覚悟は私への愛情だ。それを知り気持ちの整理ができた。でもアルバンを好きになれるかは別の話だ。
ジョゼフィーヌはデビュタントを済ませるとアルバンと婚約を結んだ。ジョゼフィーヌ十六歳、アルバンはジョゼフィーヌの二歳年下で十四歳だった。
まだ成長しきっていないアルバンはジョゼフィーヌより背が低かった。最初の顔合わせでジョゼフィーヌを見上げ悔しそうに睨んできて、むっつりと黙り込んでいた。気を遣ってこちらから一生懸命話しかけても頷くのみ。
(感じ悪い! 私だって不本意なのに。私と婚約するのが嫌なら、殿下から陛下に撤回を求めてよ。あ~あ、アルバン殿下と上手くやっていける気がしないわ)
婚約が成立して二か月後、不安は積もっていくばかりでもやもやした気持ちで過ごすジョゼフィーヌに、追い打ちをかける知らせが届いた。
悲しいかな、リックが婚約を解消したのだ。
「え……なぜ、今なの?」
リックの婚約解消がもう少し早ければ、王家からジョゼフィーヌへの打診が来る前にリックに婚約を申し込めたのに。タイミングが悪かったといえばそれまでだけど、つらすぎる。
「神様は、私に意地悪だわ……」
もう五歳の子どもではなく、立派な淑女になったジョゼフィーヌは、心の中だけでひっそりと涙を流した。
まるでこの世界に二人だけしか存在していないかのように、そこだけ違う空気が流れていた。
二人は誰が見ても相思相愛の恋人同士にしか見えない。
ちなみに貴公子然とした男性の名はアルバン。ジョゼフィーヌの婚約者である。今、ジョゼフィーヌは自分の婚約者が目の前で恋に落ちた瞬間を見たのだ。もちろん相手はジョゼフィーヌではない。
心の中は複雑な思いでいっぱいになった。
♢♢♢
シャレット公爵令嬢であるジョゼフィーヌには好きな人がいた。その人の名前はリック。優しいグレーの瞳が印象的で、月光のようなシルバーグレイの髪を持つ、綺麗な顔をした人だった。六歳年上の彼と出会ったのはジョゼフィーヌが五歳のときだった。
私たちのお母様同士が友人である縁で、リックがシャレット公爵邸に遊びに来ていたのだ。
その日は雪が降っていて、ジョゼフィーヌのお兄様は我が家の騎士たちと雪合戦をしていた。そこにジョゼフィーヌも混ざろうとした。ところがお兄様に「ジョゼには危ないから駄目だ」と追い払われた。
ジョゼフィーヌはすごく腹が立った。「わたしもいっしょにあそびたかったのに!」除け者にするなんて酷い。ジョゼフィーヌは涙目で窓からお兄様たちの楽しそうな姿を眺めていた。
しばらく経った頃、ふいに窓枠に雪で作ったウサギがちょこんと置かれた。
ウサギには耳の部分に葉っぱが二つ付いていて、目のところにも二つ小さな赤い木の実が付いている。
「かわいい、うさぎさん!」
そのウサギは拗ねているジョゼフィーヌを慰めるためにリックが作ってくれたもの。リックは雪合戦から抜け出してジョゼフィーヌと一緒にいてくれた。本を読んでくれたあとは、お兄様にはまだ早いと相手にしてもらえなかったボードゲームを教えてくれた。すごく嬉しかったし楽しかった。仲間外れにされた悲しい気持ちはすぐに消えていった。
遊び終わった後、ジョゼフィーヌはリックの作ってくれた雪ウサギを大切にしまっておきたくて、窓の外から取り出し自分の部屋に持って帰って飾った。でも雪なのですぐに溶けてなくなってしまった。
水になってしまった雪ウサギに泣きながらごめんねと謝っていたら、リックがウサギの縫いぐるみをプレゼントしてくれた。
「このうさぎさんは消えたりしないから安心して」と。
このときジョゼフィーヌはリックに恋をした。そして元気いっぱいに告白した。
「りっく、大好き」
「私もジョゼが好きだよ」
リックは優しい笑みを浮かべて、そう言ってくれた。私たちは相思相愛だ。それなら将来結婚できる!
リックが帰った後、両親に「りっくのおよめさんになりたい」とお願いした。でも二人は困ったように笑うだけ。
「だってりっくもすきっていってくれたの」
「それは結婚したいの好きだったかい?」
お父様の問いにジョゼフィーヌは答えられなかった。腕を組んで考えてみる。
(そういえば好きには種類があるのよね。お父様やお母様を好きは家族の好き。お菓子が好きは甘いのを食べたいの好き。リックがジョゼフィーヌに言ってくれた好きがどんな好きか確かめなかった。もしかしたらお友だちとしての好きだったのかもしれない)
「う~んと、わからない。じゃあ、おてがみかいて、きいてみる」
両親は顔を見合わせると小さく首を振る。やり取りを聞いていたお兄様が言った。
「リックはお隣の国の王子様だから、立派な淑女じゃないと結婚できないぞ」
「おうじさまだとだめなの?」
「王子様のお嫁さんになるのは大変なことなんだよ」
「でも、でも、りっくがすきなの! たいへんなことがんばって、りっぱなしゅくじょになるから。ねえ、おねがい。おうじさまのおよめさんになるの!」
そう懇願したが両親はやはり頷いてくれなかった。お兄様は肩を竦めただけだった。
応援してくれないのはジョゼフィーヌの決意を信じていないからだ。でもそれは仕方がないかも。日頃の行いに心当たりがあった。普段から勉強をさぼってお昼寝したり、家庭教師の先生が来る時間に逃げたりしていたから。でもこれからはきちんと頑張る。結果を出せば信じてくれるはず。
お母様のような「りっぱなしゅくじょ」になればいい。そうすればみんなが認めてくれて、きっとリックも結婚したいの好きになってくれる。怖いもの知らずのジョゼフィーヌは、努力さえすれば願いは叶うと思っていた。
誓った日から、さぼることなく勉強して、努力して努力して、周囲からは立派な淑女と評されるようになった。
十六歳になりデビュタントを迎える前に、満を持してリックにプロポーズをしようとした。デビュタントのエスコートをしてほしかった。ところが衝撃の事実が発覚した。リックには自国に婚約者がいたのだ。
ジョゼフィーヌは茫然とした。頭の中が真っ白になる。そして今まで両親が頷かなかった理由が判明した。でもそれならもっと早く教えてくれればいいのに。ジョゼフィーヌの血と涙と努力の結晶の十年、返してよぉ。
「せっかく頑張っているジョゼに水を差したくなかったのよ」
お母様はごめんねと謝ってくれたが、納得できない。でもジョゼフィーヌも確認しなかったので責められない。
ジョゼフィーヌはやるせない思いをぶつけるように部屋の壁に頭を二回ほど自ら打ちつけた。ちょっと……かなり痛かった。小さなたんこぶができたがその痛みより、失恋の悲しみの方が強かった。
目一杯おしゃれして告白と同時のプロポーズを計画していたのにできなかった。失恋すらできずに恋を諦める日が来るとは……。気になるのはリックが婚約者を好きなのかどうかだけど、知ったところで何も変わらない。
「忘れよう……リックとは縁がなかったのよ」
今までリックとは数年に一回、顔を合わせて交流していた。
彼はよく「ジョゼは可愛いなあ」と言ってくれた。この「可愛いなあ」は妹もしくは子ども扱いではないと希望を抱いて脈はあると信じていた。それなのに、期待させておいて婚約者がいることを黙っていたなんてリックも酷い! ……でもやっぱり好き。
ジョゼフィーヌは翌日から一週間ほどベッドに籠り泣き続けた。食事は喉を通ったしデザートも平らげていたので家族はそれほど心配していなかった。
それから一か月経ったある日、ジョゼフィーヌに婚約話が舞い込んだ。
「無理です。嫌です。断ってください。時間を……ください」
相手が誰なのか確かめる前に断った。とても前向きになれる心境ではない。
公爵家の娘なら政略結婚が当たり前なことくらいわかっている。でも失恋したばかりではとても受け入れられない。気持ちを切り替えられるだけの猶予がほしい。
「わかった。断っておく」
なんだかんだとジョゼフィーヌに甘いお父様が請け合ってくれた。心の傷が癒えたら家のためになる結婚をしようと決意し、殊勝な心持ちでいたのだが――。
「ジョゼフィーヌ。すまない。王命で断れなかった」
「え……王命?」
お父様は無念とばかりに奥歯を食いしばっている。
なんと婚約の打診の相手は自国のアルバン王太子殿下だったのだ。普通に考えれば王家からの打診、最高にいい話なのだから二つ返事で受け入れるはずだ。でもお父様はジョゼフィーヌの気持ちを優先して二度断ってくれたそうなのだ。
三度目に断ったお父様に陛下が腹を立てた。「なぜ断る? これ以上の固辞は許さぬ。いいな?」と王命が下った。辛そうな顔をしているお父様にこれ以上我儘は言えない。
「わかりました。お受けします」
そうしてジョゼフィーヌの婚約が決まった。相手は王子様……。でも。だけど。
「ああ、王子様違い! その王子様じゃないのに」
ぼやかずにはいられない。暗澹たる思いでいると、夜にお兄様がこっそり教えてくれた。もしも私が拒絶すればお父様は王家に逆らうつもりだった。そのために公爵家の騎士たちに密かに号令をかけていたそうだ。
その話を聞いて婚約を受け入れたことを心から正しかったと思えた。私のせいで公爵家ひいては一門を謀反人にするわけにはいかない。
お父様の覚悟は私への愛情だ。それを知り気持ちの整理ができた。でもアルバンを好きになれるかは別の話だ。
ジョゼフィーヌはデビュタントを済ませるとアルバンと婚約を結んだ。ジョゼフィーヌ十六歳、アルバンはジョゼフィーヌの二歳年下で十四歳だった。
まだ成長しきっていないアルバンはジョゼフィーヌより背が低かった。最初の顔合わせでジョゼフィーヌを見上げ悔しそうに睨んできて、むっつりと黙り込んでいた。気を遣ってこちらから一生懸命話しかけても頷くのみ。
(感じ悪い! 私だって不本意なのに。私と婚約するのが嫌なら、殿下から陛下に撤回を求めてよ。あ~あ、アルバン殿下と上手くやっていける気がしないわ)
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悲しいかな、リックが婚約を解消したのだ。
「え……なぜ、今なの?」
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