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6 説得、頑張ります
しおりを挟む「それで、相談なのですが、」
「ああ、そうでしたね。どんなご相談でしょう」
先程よりはやや緊張が溶けた表情で子爵は聞いてくる
「私とレオンハルトはご存知の通り偶然にも齢が同じでして。
折角なので、一緒の学校に入りたいと思っています。」
「そうなんですね
うちの息子ととても仲が良いようで、私はとても嬉しいです、ですが.....」
「やっぱりレオンハルトはK校に行く予定なんですね。」
「! 知っていたのですか..」
「いえ、なんとなく。
率直に言いますと、レオンハルトには私と同じL校に行ってもらいたいのです。
ええ、ですがやはり心配ですよね。分かっています。自分勝手なのも、承知の上です。だけど私はやっぱりL校にレオンハルトと一緒に行きたいんです..!」
「ウィリアム様、、、、!」
「もちろんL校に私と共にいくならば、私はレオンハルトをお守り致します。
それにL校に行ったら得るものも多くなります。」
Lだけに
「・・・、そうだね。貴方がレオンハルトを守ってくれるなら。
うん、レオンハルトに聞いてみよう。
ただしレオンハルトが反対したら、諦めてくれ」
「....分かりました。ありがとうございます」
さて、あとはレオンハルトだけだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ということでレオンハルト、一緒にL校に行かないか?」
「行きます!」
即答かよ。良い返事だな
「ウィリアム様と一緒の学校にいけるなんで、願ってもない話です!」
「そうか、つい先日まで俺は酷いことをしていたのに、レオンハルトは優しいね。」
「いえ..!僕が未熟者だっただけです」
なんでそうなるのかとは思うが、一応俺の事を尊敬しているいるらしいのでまあ良しとする
後々楽だしね
こうしてレオンハルトと俺は来月から一緒にL校へ行くことになったのだ
「ただいま戻りました」
「ウィリアム おかえりなさい。あそこの子爵の息子と仲良くなったらしいわね」
「はい、お母様」
「一緒にL校に行くらしいわね」
「はい、..... それが何か?」
「あそこの子爵の息子と寮、同室にしといてと、学園長に頼んでおいたわよ。」
神かよ
応援ありがとうございます!
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