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17.一番安心できる場所※R-18
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寝室に入った瞬間、背中を壁に押される。
でも乱暴じゃない。
触れられたところから、蕩けそうに熱くなる。
「キスしていい?」
「……うん」
唇が触れる。この前よりも深く。
舌が絡むたび、頭が痺れて何も考えられなくなる。
「ん……っ、翔……」
唇を離した翔が、喉元に口を寄せた。
舌でなぞられ、甘く噛まれ、声が震える。
シャツのボタンを外される。
胸元を指で押し広げられ、丸見えになった尖った部分に指が触れる。
そこを摘ままれた瞬間、膝が崩れそうになる。
「ぁ……っ、翔……」
「可愛い。颯真。俺、どうにかなりそう」
ベッドに押し倒される。
翔の手が腰に触れ、ゆっくり撫で上げるたび、身体の奥が溶けていく。
「颯真……俺に、抱いてほしいって言ったよね」
「……はい」
「怖くない?」
「……翔になら……大丈夫」
その言葉に、翔は喉の奥で息を詰まらせた。
ズボンが降ろされる。
露わになった熱い部分に翔の指先が触れる。
「颯真……触れただけなのに……すごいね」
翔が優しく握る。
ゆっくり上下に扱かれるたび、身体中の力が抜けていく。
「……っ……」
「声、我慢しなくていいよ。聞かせて」
舌が胸の尖った部分を舐めあげた瞬間、声がひっくり返った。
「あっ……翔っ……」
指が後ろ側へと伸びる。
柔らかい部分をなぞられ、息が止まった。
「ここ……触れられるの、嫌じゃない?」
「……っ、翔なら……いい……」
「じゃあ、力抜いて」
指がゆっくりと押し入ってくる。
最初は熱くて、怖くて、でも翔の手が腰を支えてくれる。
「ゆっくりいくから。痛かったら言って」
翔の声はずっと優しい。
何度も俺の頬にキスを落としながら、慎重に指を動かす。
「翔……あっ……そこ……っ」
「ここ? もっと教えて?」
もう理性なんて保てない。
指が増えて奥を探られ、身体が蕩けきった頃。
翔が俺の腰を抱き寄せ、ゆっくり額を合わせて言った。
「颯真、入れるよ?」
「……はい……翔が欲しい」
その一言で、翔の目が熱く揺れた。
「大事にする。絶対」
熱い先端が押し当てられ、ゆっくりと身体の奥に沈んでいく。
苦しさよりも、翔の腕の強さが怖さを消してくれる。
「颯真、大丈夫か?」
「……っ、翔……いいから、動いて……」
言った瞬間、翔は息を震わせた。
「可愛いね。我慢できなくなる」
ゆっくり、慎重に、深く。
「あっ……あっ……」
ひと突きごとに、快感が奥からじわりと広がる。
「翔……黒崎社長……」
「ふっ……藤堂……」
あの日の想いが重なる。
「全部、綺麗だよ。お前らしくて」
「……社長、大好きです……」
俺が求めるほど、翔は甘く深く抱いてくれる。
熱が一緒に高まっていく。
絡んだ指も、絡んだ身体も、もう離れない。
「颯真、好きだ。本当に……」
「俺も……好きです……ああっ……」
身体が震えて、翔の名前を叫んだ。
視界が白く弾け、翔に抱かれたまま力が抜けていく。
翔は俺を強く抱きしめ、額を寄せた。
「これからもずっと離さない。颯真は俺の恋人だよ」
胸にキスが落ちる。
そのまま腕の中で抱きしめられた。
翔の腕の中は、世界で一番安心できる場所だった。
でも乱暴じゃない。
触れられたところから、蕩けそうに熱くなる。
「キスしていい?」
「……うん」
唇が触れる。この前よりも深く。
舌が絡むたび、頭が痺れて何も考えられなくなる。
「ん……っ、翔……」
唇を離した翔が、喉元に口を寄せた。
舌でなぞられ、甘く噛まれ、声が震える。
シャツのボタンを外される。
胸元を指で押し広げられ、丸見えになった尖った部分に指が触れる。
そこを摘ままれた瞬間、膝が崩れそうになる。
「ぁ……っ、翔……」
「可愛い。颯真。俺、どうにかなりそう」
ベッドに押し倒される。
翔の手が腰に触れ、ゆっくり撫で上げるたび、身体の奥が溶けていく。
「颯真……俺に、抱いてほしいって言ったよね」
「……はい」
「怖くない?」
「……翔になら……大丈夫」
その言葉に、翔は喉の奥で息を詰まらせた。
ズボンが降ろされる。
露わになった熱い部分に翔の指先が触れる。
「颯真……触れただけなのに……すごいね」
翔が優しく握る。
ゆっくり上下に扱かれるたび、身体中の力が抜けていく。
「……っ……」
「声、我慢しなくていいよ。聞かせて」
舌が胸の尖った部分を舐めあげた瞬間、声がひっくり返った。
「あっ……翔っ……」
指が後ろ側へと伸びる。
柔らかい部分をなぞられ、息が止まった。
「ここ……触れられるの、嫌じゃない?」
「……っ、翔なら……いい……」
「じゃあ、力抜いて」
指がゆっくりと押し入ってくる。
最初は熱くて、怖くて、でも翔の手が腰を支えてくれる。
「ゆっくりいくから。痛かったら言って」
翔の声はずっと優しい。
何度も俺の頬にキスを落としながら、慎重に指を動かす。
「翔……あっ……そこ……っ」
「ここ? もっと教えて?」
もう理性なんて保てない。
指が増えて奥を探られ、身体が蕩けきった頃。
翔が俺の腰を抱き寄せ、ゆっくり額を合わせて言った。
「颯真、入れるよ?」
「……はい……翔が欲しい」
その一言で、翔の目が熱く揺れた。
「大事にする。絶対」
熱い先端が押し当てられ、ゆっくりと身体の奥に沈んでいく。
苦しさよりも、翔の腕の強さが怖さを消してくれる。
「颯真、大丈夫か?」
「……っ、翔……いいから、動いて……」
言った瞬間、翔は息を震わせた。
「可愛いね。我慢できなくなる」
ゆっくり、慎重に、深く。
「あっ……あっ……」
ひと突きごとに、快感が奥からじわりと広がる。
「翔……黒崎社長……」
「ふっ……藤堂……」
あの日の想いが重なる。
「全部、綺麗だよ。お前らしくて」
「……社長、大好きです……」
俺が求めるほど、翔は甘く深く抱いてくれる。
熱が一緒に高まっていく。
絡んだ指も、絡んだ身体も、もう離れない。
「颯真、好きだ。本当に……」
「俺も……好きです……ああっ……」
身体が震えて、翔の名前を叫んだ。
視界が白く弾け、翔に抱かれたまま力が抜けていく。
翔は俺を強く抱きしめ、額を寄せた。
「これからもずっと離さない。颯真は俺の恋人だよ」
胸にキスが落ちる。
そのまま腕の中で抱きしめられた。
翔の腕の中は、世界で一番安心できる場所だった。
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