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自室からほとんど出ない、僕

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「アルフレッド様、朝でございます。」 

美少女のメイドに起こされた。こんな美少女がメイドって最高だな。

「はい、」

もうちょっと寝ていたかった、まだ三歳児だぞ?早すぎだろと思ったがもう結構太陽が昇っていた。

「お着替えさせていただきます。」

「いや、大丈夫です。僕が一人でやります。こういうことは、早めからやっておいた方がいいと思いますから。」

「ッ、分かりました。余計なお世話でございましたね。」

何か驚いたようだが、認めてもらえたようだ。お着替えをやらせるってお年頃の俺からしたら刺激が強い。三歳児だけどね。

「いや、僕のことを考えてれてありがとうございます。」

俺は小さな体で一通り着替え終えた。

俺は以前の記憶はうっすらあるが、このメイドの名前もうろ覚えなので魔眼で鑑定して名前を知った。


アンナ Lv41

性別 女
種族 人

HP 200
MP 120
物攻 120
物防 121
魔攻 110
魔防 109

スキル
家事
短剣術Lv6
危険察知Lv4
風魔法Lv4



強くない?この人メイドだよね?レベルが41って多分高いよな。俺は今、1だし。  

「アルフレッド様、そろそろ朝食でございます。」

「アンナさん、ありがとう。それと、僕のことはアルフレッドって長いからアルでいいよ。」

「ですが、私はメイドですので、」

「まぁ、こういう二人の時くらいはさ?」

「そういうことでしたら、アル様と呼ばせて頂きます。」

「うん!いいね!」

「私はメイドですので、アンナとお呼び下さい。」

「分かった、アンナじゃ行こうか。」

俺は前世では、16歳だったし、高校にも行ってなかったからこういう人との触れ合いはいいなぁ思ってしまう。

着替えた俺はアンナの後ろに着いて行き、家族のいるところへと来た。

「おはよう、アルフレッド。」

これは俺の父っぽいな、いかにもそんな感じがする。あとは母が三人と、兄が二人いて、姉が三人だったな。

家族が多い、俺の父はハーレムじゃん。俺は自分のお世話をしてくれる人がいいなぁ。

考えるのは早いか、

「おはようございます、」

俺は席に座った。どこか分かりなかったが、アンナが椅子を引いてくれたので分かった。

その後、子供らしかぬしっかりと作法で食事を取った俺は自室へと戻った。

やりたいことは、ない。強いて言えば本を読んだり、絵を描くことかな。

あとはお昼寝もいいな、

「アル様、何を致しますか?」

「読書がしたいです。本などは有りますか?沢山あればあるほどいいのですが、」

「分かりました、すぐにお持ちいたします。」

その後アンナがすぐに本をいろんな種類持ってきたが、ほとんど幼児用だった。こういうのはあまり求めてないのだが。

俺は活字が結構好きだから、小説とか知識を蓄えられる本がいい。まぁ、読み終えてから考えるから、

「ありがとうアンナ。」

俺は黙々と本を読み始めた、うん、すぐ終わるよ。1時間で持って来てもらった本を全て読み終わった。

「アンナ、読み終わったからまた、いい?」

「えっ、勿論です。すぐにお持ちいたします。」

次は結構厚めの本を持って来てくれた、何々、この国の歴史と、魔法の使い方、政治の関係の本か、面白そうだな。

そうして、3ヶ月ほど食事とトイレ以外は自室を出ずに本を読みふけった。

この国は勇者が初代国王だそうだ。建国とはよく頑張ったな。俺は絶対しない。

それと政治の要らん知識が相当身についてしまった。

他にも俺は色々な知識を身につけた、これはスキルのおかげというのも大きい、絶対記憶のスキルを取得したからな。

後は、魔法についてだが、部屋の中で試すわけにはいかないので気が向いたらやる事にしよう。他にも剣術の知識や体術の知識もあるから、うん、気が向いたらやろう。

いつかは訓練を強いられると思うから、どうにかしてやりたくないが、問題児扱いされても困るから、うまいことやりたい。

「アル様、陛下がお呼びです。」

「部屋を殆ど出てなかったのが、まずかったかな?」

「そうですね、アル様のご兄弟は庭で遊びになっているのを見ますので、ご心配になったのかとしれません。」

ハァ、引きこもりライフがこれにて終了か、短い引きこもりライフだったよ。

俺はアンナに言われたのでさっさと面倒な用事を終わらせるべく、王である父の元へ行った。

「失礼致します、アルフレッドです。」

「アルフレッドか、まぁ座ってくれ。もう少しで仕事が終わるからな、」

俺はソファに座り、メイドさんが淹れてくれたお茶を飲んで、父の仕事が終わるのを待った。

「メイドさん、美味しいお茶をありがとう。」

「いえ、仕事ですので、」

仕事人か、素晴らしいな。しばらく、すると父が仕事を終えたのかソファに座った。

「アルフレッド、最近本ばかり読んでいるそうだが、外で遊ばないのか?」

やはり、そう来たか俺はダラダラ引きこもりなんだけど。適当に言い訳をして、逃れるか

「本を読むのに熱中してしまい、外で遊ぶより本を読みたいと思いました。」

「メイドからの報告では、蔵書をほとんど読んだそうじゃないか。まだ、本を読みたいのか?」

マジかよ、蔵書の全部ってたしかに一日に十冊ぐらいは読んでいたな、それが3ヶ月だから、約千冊か、

これは、やり過ぎたかもしれない。

「見たことのない本が有れば読みたいです。でも、外に出るのも悪くないかもしれません。散歩ならしたいと思います。」

「散歩か、というよりその口調、大人びているな。本を読んでいる影響か、」

「本を沢山読みましたから知識は結構ありますよ?」

「そうか、じゃあ偶にでいいから外に出るように、体に悪いからな。育ち盛りだからな。少しでも運動はした方がいい。」

「分かりました。」

意外に優しい反応だな。隣の宰相さんは、少し顔を引きつっているけど気にしない。   

「じゃあ、試しにこれ見てくれ、」

俺は父から多くの書類を見せられた。











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