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私の今日の衣装は、光沢のあるシルクを使用した純白のドレスで、スカート部分は銀糸を混ぜた細かな刺繍が施されたレースがボリュームをもたせたプリンセスラインだ。
少し伸びてきた髪にはドレスとお揃いのレースを使用したカチュームをつけて、手首にもレースのリボンをつけている。白い靴下に白いエナメルの靴。
私は髪もプラチナシルバーで、肌も色素の薄い白色だから、まさしく全身真っ白!
唯一瞳だけがブルートパーズで、より一層印象的な色に見えた。
着替えを済ませた所に父様と母様が来てくれて、お誕生日おめでとうのキスをほっぺにして貰い、二人に挟まれてぎゅーぎゅー抱き締められた。優しく愛情深い両親の子供として生まれてこれて本当に嬉しい。
「とぉーしゃ、かーしゃ、しゅき。」
にっこり笑ってありがとうの気持ちを二人に伝えると、父様は「うちの娘が可愛すぎて胸が苦しい!」と言いながら涙を流していた。
「ミュラ~『父様』も嬉しいけど『パパ』って呼んで欲しいなぁ。」
「…とーしゃ…」
「パ・パ だよ」
「…とー…」
「パ・パ」
「…ぱぁぱ…」
笑顔の圧に押され、恥ずかしいけれどパパと呼ぶ。
「そう!ミュラはとっても賢いね~。パパはミュラがだぁい好きだよ。」
チュッチュッとキスの雨を降らされて、なんだかむず痒い。
「あら、ルイズったらズルいわ!ミュラちゃん、ママって呼んでみて、ね?ね?」
「まぁま」
「きゃ~。キュンキュンしちゃう!息子達からはママって呼んで貰えないから諦めていたけれど、やっぱり娘は良いわねぇ~。」
言葉一つでこんなにも二人が喜んでくれるなら、少し恥ずかしいけれどこれからはパパママ呼びにしよう。
沢山の幸せを貰っているから、私も沢山ありがとうを返したい。そして、できれば私も周りの人を幸せにできたらいいな。みんなが喜ぶことをしてあげたい。101回目の人生はまだまだこれからどうなるかわからないけれど、私も私の大切な人もみんなが幸せになればいいな。
少し伸びてきた髪にはドレスとお揃いのレースを使用したカチュームをつけて、手首にもレースのリボンをつけている。白い靴下に白いエナメルの靴。
私は髪もプラチナシルバーで、肌も色素の薄い白色だから、まさしく全身真っ白!
唯一瞳だけがブルートパーズで、より一層印象的な色に見えた。
着替えを済ませた所に父様と母様が来てくれて、お誕生日おめでとうのキスをほっぺにして貰い、二人に挟まれてぎゅーぎゅー抱き締められた。優しく愛情深い両親の子供として生まれてこれて本当に嬉しい。
「とぉーしゃ、かーしゃ、しゅき。」
にっこり笑ってありがとうの気持ちを二人に伝えると、父様は「うちの娘が可愛すぎて胸が苦しい!」と言いながら涙を流していた。
「ミュラ~『父様』も嬉しいけど『パパ』って呼んで欲しいなぁ。」
「…とーしゃ…」
「パ・パ だよ」
「…とー…」
「パ・パ」
「…ぱぁぱ…」
笑顔の圧に押され、恥ずかしいけれどパパと呼ぶ。
「そう!ミュラはとっても賢いね~。パパはミュラがだぁい好きだよ。」
チュッチュッとキスの雨を降らされて、なんだかむず痒い。
「あら、ルイズったらズルいわ!ミュラちゃん、ママって呼んでみて、ね?ね?」
「まぁま」
「きゃ~。キュンキュンしちゃう!息子達からはママって呼んで貰えないから諦めていたけれど、やっぱり娘は良いわねぇ~。」
言葉一つでこんなにも二人が喜んでくれるなら、少し恥ずかしいけれどこれからはパパママ呼びにしよう。
沢山の幸せを貰っているから、私も沢山ありがとうを返したい。そして、できれば私も周りの人を幸せにできたらいいな。みんなが喜ぶことをしてあげたい。101回目の人生はまだまだこれからどうなるかわからないけれど、私も私の大切な人もみんなが幸せになればいいな。
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