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鏡越し *

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 鏡を見て、左右を確認。後ろも見たいのか、頑張って体を捻っているシズカの姿勢を正して、合わせ鏡にして後髪を見せる。

「すごい…!ちゃんとしたショートカットだ…!」

 思いの外短くなってしまったが、喜んでくれているから良しとする。

「可愛い。」

「…ありがとう。」

 長めにした前髪は、編み込んで耳の横で留める。

「リオ…すごい。僕、編み込み出来ないのに。」

 別に凄くなんてないのに、純粋に凄いと言ってくれるのが嬉しい。

「次、リオがここに座って?」

 鏡の前にえっちらおっちら椅子を運んで来たシズカが席を勧めてくれるから、断るわけもなく、言われた通りに座る。

「髪、触っても良い?」

「勿論。」

 そんなの聞かなくても良い。
 ブラシで俺の長い髪を丁寧に梳かすその手付きは優しい。

「ツルツルでサラサラ~」

「シズカが手入れしてくれたからな。」

 そう言えば照れ笑い。あぁ、もう、とりあえず今日はベッドへ連れ込みたいのだが。

「三つ編みはできるの。やってもいい?」

「ぜひやってくれ。」

 小さな声で、「編み…編み…」と言いながら少しずつ後ろでひとつに編んでいく。
 自分でやると真後ろで編むことは難しいから、助かる。
 最後にぎゅっと髪紐で縛って出来上がりをチェック。

「ん!出来た…!」

「ありがと。」

 俺の肩に手を置いて、鏡越しに微笑んだ顔が可愛過ぎて…いや、いつでも可愛いけど。
 その手を取って軽く引き寄せ唇を奪う。

「っふぁ、ンンッ」

 始めから舌を捩じ込み、逃げるシズカの舌を吸う。苦しそうに呼吸するから離れれば透明な糸が二人の唇を繋いだ。

「シズカ、鏡みて?いやらしい顔。」

 火照った頬と潤んだ瞳。
 可愛い。はぁ、まだ腰と尻だるいよな…
 あぁ、可愛い…本当に、可愛い。

「ッうわあっ、」

 素早くシズカを抱き上げて、もう一度椅子へ。
 シズカは膝の上で、目の前の鏡越しに視線が交わう。

「急にはびっくりしちゃう。」

「可愛すぎて、つい。」

 そう伝えれば、真後ろにいる俺の顔を直接見ようとするシズカの両頬を片手で掴んで、もう一度口付けた。

「ふあッ、ん、りお、んんーッ、」

 向き合って抱き合ってする口付けも良いが、こうやって後ろからすっぽりと腕の中に囲ってするのもまた…滾る。

「んあっ、」

「鏡、見てて?」

 首の後ろをあぐあぐと甘噛みすればぴくりと反応する体。
 噛んだところを舐めて、可愛い耳朶を唇で挟むと体を捩る。

「ねぇ、見てくれないの?」

 ぎゅっと目を閉じて、顔をぷるぷると首を振る。

「ねぇ、だめ?」

 耳の中に舌を捩じ込めば、ぴちゃりと音が響く。直接聞いているシズカには強い刺激になってしまったのか、下を覗き込めば兆しているようで、弛いズボンが微かに膨らんでいる。

 耳から頬や、首へと舌で刺激しながら、昼寝用にと着せていた薄いシャツ越しに、可愛い乳首を撫でた。

「ひゃあッ、ふあっ、」

 もうしっかりと固くなっているその粒へ、鏡の下の引き出しからこっそり出した香油をシャツの上から垂らし、指で摘まんでくりくりと刺激する。
相変わらずシズカはぎゅっと目を瞑っているのが、可愛い。

「アッ、やあっ、」

「んー、やなの?」

 そっとボタンを外してはだけさせれば、真っ赤に染まった二つの実は香油でテラテラと光っていて…旨そうだ。

 直接、ちょんと触ればひくりと動く。
 両手で、二つ同時に摘まんで引っ張って、弾いて。
 敢えて先には触れずに乳輪をぐりぐりとすれば、もじもじと動く足。
 薄い生地だから、先が濡れて滲んでいるのには気づいているのだろうか。

 服の上から、爪の先をシズカの性器の先に当て、軽く引っ掻けば途端に上がる喘ぎ声。

「ヒッ、やぁぁっ!」

「ほら、目ぇ開けてみてみて?それが出来たら、シズカのここ、外に出して、直接香油かけて更にぐちゅぐちゅにして擦ろうな?」

 カリ…カリ…と話しながら少しだけ刺激する。

「やぁ、ん、ぁッ!」

 然り気無く、シャツを腕から抜けば上半身は裸。はふはふとこちらへ背中をだらりと預けて呼吸しているシズカの足を、座っている椅子へかければ…

「鼻血でそ。」

 かなりエロい。
 ズボンの上からすっかり勃ち上がりきっているそこをと玉を揉みこんで、括れと思われるところをなぞる。

「あッ、んんッ、」

頑ななシズカに少しだけ意地悪。

「…シズカ、目合わないと、不安。」

 そう言えばそろりそろりと可愛い瞳が出てくる。
 真っ赤に染まった顔で口を開いて、言葉にならないのか鏡越しに合った視線を外さずに閉じる。
 無理もないだろう。シャツは脱がされ、真っ白な肌に浮き上がる赤い赤い乳首はぷっくりとして美味しそうなのに加え、そこだけ香油で濡れているし、唇も耳も濡れて光る。
 大きく開かされた足の間ではズボンを押し上げた性器がその生地を濡らして存在を主張している。

「あ…、やだあ…」

「ん、でも、ここは更にびくびくってしてる。」

 ちゃんと言われた通りに視線を合わせて見つめるシズカから目を離さずに、ズボンをそっと脱がせて性器を優しく掴んだ。

「あ、りお、りお」

  俺をしっかりと見て名前を呼ぶのは、反則だ。
 軽く上下に擦っただけで、ぷくりと先走りが洩れでるものだから、それを掬って先の穴へ指の腹でクリクリと擦り付ければ…

「ひ、あっ、ああぁぁぁッ!」

 パタパタと白濁が飛び散った。







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