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アニーは兄ィになった
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別サイトで一万ポイント超えたのでお礼の短編です
二話で終わります
勢いはありません
クソ蛇足です
アニーは兄ィ
この世界が本の世界だと気がついたのは物心がついた頃だった。
私はこの国の第三王女で、聖女の資質を持っていた。
庇護欲を駆り立てる愛らしい見た目は、本の挿絵と同じでどの物語に転生したのかすぐにわかった。
「やった!ランスロットと結婚できる!最高のスパダリだわ!」
ランスロットは、物語で私に相応しい男になるためにたくさんの功績を挙げ続けて、最後に魔王を討伐して公爵の地位をもらうことになっている。
しかし、ランスロットは物語通りの功績を挙げなかった。むしろ、それ以上の功績を挙げたのだ、
「うふふ。私のためにこんなにも頑張ってくれているのね」
私は魔王討伐の旅に出る日を指折り数えて楽しみに待っていた。
「ランスロットも、私の顔とこの胸を見たら絶対に好きになるわ」
私は自分の美貌を信じて疑わなかった。
ランスロットは絶対に私に一目惚れして、深く愛してくれるのが当然だと思っていた。
「旅の途中でエッチしちゃうんだよね」
物語では、ランスロットと私とレオンの三人で致すシーンがあった。
「二人とも大きそうだし、楽しみ、うふふ」
二人から激しく求められる事を想像して思わずヨダレが出てしまった。
だって、一人の男とセックスしかできないなんてつまらないことこの上ない。
「ランスロットに処女をあげてから、色々な人としたいわ」
想像するだけで股がぐっしょりと濡れた。
そして、顔合わせ当日。
ランスロットはいた。
挿絵の通り。いや、それ以上の美しさだ。
めっちゃイケメンじゃん。最高。こんなのとセックスできるの。マジで私人生の勝ち組じゃん!
私はとても嬉しかった。
それなのに、ランスロットは違った。
あろうことが、デブスの悪役令嬢の誘惑のせいで、彼の目は濁っていた。
「ランスロット様、私は貴方の運命の相手です」
「グッバイ、僕の運命の人は、君じゃない。イザベラだ」
どれだけランスロットに愛を伝えても三分の一も届きはしなかった。
目を覚まして欲しくて幼馴染の悪口を言ったり色々としたけれど、関係は拗れるだけで他のパーティメンバーとの関係もわるくなっていった。
そして、事件は起こった。
マジカが女になってしまったのだ。
あれよあれよという間に、マジカとレオンがヤッてしまったのだ。
それを知った瞬間。私は膝から崩れ落ちた。
「嘘、嘘でしょ!私の竿要員!何でなの!?」
じわりと視界が滲む。知らない間に涙を流していたようだ。
どれほど泣いていたのだろう。
顔を上げるとランスロットがショックを受けた顔をして佇んでいた。
きっと、彼もレオンとマジカがヤッたことで先を越されてショックを受けているのだろう。
チャンスだわ!
童貞を卒業したいランスロットは絶対に私の誘いを断るはずがない。
でも、きっと正気のままではダメね。
「媚薬を作りましょう」
私は媚薬の作成に取り掛かった。
媚薬は吸引式のものにした。
そして、決行当日。
私はランスロットに媚薬の匂いを嗅がせた。
私を抱くように誘惑を仕掛けるけれど、彼は靡かなかった。
「お前とするくらいなら、ゴブリンかオークのケツの穴に突っ込んだ方が遥かにマシだ!」
ランスロットのその叫び声と共に、私は何かの魔法をかけられた。
「待って!」
気がつけばランスロットはいなくなっていた。
声を発して、違和感を覚える。
声が明らかに野太い。
「え、どういう事!?」
声は自分から発した物なのに、明らかに違う。
そして、また、自分の股間の違和感に気がつく。
重たいのだ……。
そこに手をやると、もっこりとした肉が掴めた。
「嘘」
恐る恐る自分の姿を鏡で見ると、男になっていたのだ。
お読みくださりありがとうございます
ちゃんとした普通の話も書けますのでよろしくお願いします
これ全部読んでから、答えのない朝を読んでください
高低差でイけます
二話で終わります
勢いはありません
クソ蛇足です
アニーは兄ィ
この世界が本の世界だと気がついたのは物心がついた頃だった。
私はこの国の第三王女で、聖女の資質を持っていた。
庇護欲を駆り立てる愛らしい見た目は、本の挿絵と同じでどの物語に転生したのかすぐにわかった。
「やった!ランスロットと結婚できる!最高のスパダリだわ!」
ランスロットは、物語で私に相応しい男になるためにたくさんの功績を挙げ続けて、最後に魔王を討伐して公爵の地位をもらうことになっている。
しかし、ランスロットは物語通りの功績を挙げなかった。むしろ、それ以上の功績を挙げたのだ、
「うふふ。私のためにこんなにも頑張ってくれているのね」
私は魔王討伐の旅に出る日を指折り数えて楽しみに待っていた。
「ランスロットも、私の顔とこの胸を見たら絶対に好きになるわ」
私は自分の美貌を信じて疑わなかった。
ランスロットは絶対に私に一目惚れして、深く愛してくれるのが当然だと思っていた。
「旅の途中でエッチしちゃうんだよね」
物語では、ランスロットと私とレオンの三人で致すシーンがあった。
「二人とも大きそうだし、楽しみ、うふふ」
二人から激しく求められる事を想像して思わずヨダレが出てしまった。
だって、一人の男とセックスしかできないなんてつまらないことこの上ない。
「ランスロットに処女をあげてから、色々な人としたいわ」
想像するだけで股がぐっしょりと濡れた。
そして、顔合わせ当日。
ランスロットはいた。
挿絵の通り。いや、それ以上の美しさだ。
めっちゃイケメンじゃん。最高。こんなのとセックスできるの。マジで私人生の勝ち組じゃん!
私はとても嬉しかった。
それなのに、ランスロットは違った。
あろうことが、デブスの悪役令嬢の誘惑のせいで、彼の目は濁っていた。
「ランスロット様、私は貴方の運命の相手です」
「グッバイ、僕の運命の人は、君じゃない。イザベラだ」
どれだけランスロットに愛を伝えても三分の一も届きはしなかった。
目を覚まして欲しくて幼馴染の悪口を言ったり色々としたけれど、関係は拗れるだけで他のパーティメンバーとの関係もわるくなっていった。
そして、事件は起こった。
マジカが女になってしまったのだ。
あれよあれよという間に、マジカとレオンがヤッてしまったのだ。
それを知った瞬間。私は膝から崩れ落ちた。
「嘘、嘘でしょ!私の竿要員!何でなの!?」
じわりと視界が滲む。知らない間に涙を流していたようだ。
どれほど泣いていたのだろう。
顔を上げるとランスロットがショックを受けた顔をして佇んでいた。
きっと、彼もレオンとマジカがヤッたことで先を越されてショックを受けているのだろう。
チャンスだわ!
童貞を卒業したいランスロットは絶対に私の誘いを断るはずがない。
でも、きっと正気のままではダメね。
「媚薬を作りましょう」
私は媚薬の作成に取り掛かった。
媚薬は吸引式のものにした。
そして、決行当日。
私はランスロットに媚薬の匂いを嗅がせた。
私を抱くように誘惑を仕掛けるけれど、彼は靡かなかった。
「お前とするくらいなら、ゴブリンかオークのケツの穴に突っ込んだ方が遥かにマシだ!」
ランスロットのその叫び声と共に、私は何かの魔法をかけられた。
「待って!」
気がつけばランスロットはいなくなっていた。
声を発して、違和感を覚える。
声が明らかに野太い。
「え、どういう事!?」
声は自分から発した物なのに、明らかに違う。
そして、また、自分の股間の違和感に気がつく。
重たいのだ……。
そこに手をやると、もっこりとした肉が掴めた。
「嘘」
恐る恐る自分の姿を鏡で見ると、男になっていたのだ。
お読みくださりありがとうございます
ちゃんとした普通の話も書けますのでよろしくお願いします
これ全部読んでから、答えのない朝を読んでください
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