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21◆ロビン視点
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ある日、城に侵入者が現れた。
そして、その侵入者はあろうことか私のユリウスを目の前で誘拐した!
あの害虫を早くみつけて、私の愛するユリウスを取り戻さねば!!
そして、あのゴミクズクソ野郎は拷問部屋で八つ裂きにしてくれる!
煮たり焼いたり切ったり……最後は魔物の餌にしてやる!
「ロビン殿下!我らにご指示を!」
シャンディアが騎士団を代表して、私に指示を求める。
………犯人よ。
残念だったな。
今の私にお前は勝てない。
「ユリウスの居場所ならわかっている!少数のほうが今回はいいだろう。シャンディアと、あと5~6人お前が信頼する騎士を速やかに選べ。20分以内だ。行け!」
シャンディアは、返事をした後は目にも止まらぬ速さで走って行った。
そして、10分ほどで6人連れて戻ってきた。
「私が信頼できる騎士を連れてきました!」
「早かったな。良いことだ。お前たちに問う。私と共に、我が伴侶ユリウスを誘拐した害悪の討伐、およびユリウスの奪還を行う意思はあるか?」
「もちろんです!」
私の声は、今は犯人への怒りで低く冷たくなっている。
早くユリウスを取り戻さないと、ユリウスの身に何かあったら………!
あああああーーー!
ユリウス!
私の愛しいユリウス!!
私の瞳と表情と声とオーラが殺意をただ漏れにしているから、騎士たちは多少震えている。
「では、行くぞ!」
「「はい!」」
そして、私たちは走った。
目的地は城下町だ。
私には、今のユリウスの現状がリアルタイムでわかる。
今、城下町にある酒場の地下室にいる。
そして、犯人はどうやら4人。
女が一人と、男が三人。
男の一人がユリウスを連れ去った。
顔も、体型も、声も、性格も、ついでに名前も、ユリウス越しにただ漏れだ。
どうやら金目当てらしいな。
ユリウスが、少し不安なのも伝わる。
こんな、自分の身が危険な目にあっているのに………心配することは私のことばかり。
(ロビン…泣いてないかな……震えてないかな……早く帰って安心させてあげないと…どうやって逃げよう……ロビン…身代金なんて払わないで!……早く脱出しないと……)
私の心は、ユリウスの気持ちによって冷静さを保ち、目的地に到着した。
ユリウスの誘拐から、まだ一時間も経っていない。
犯人たちは完全に油断している。
私たちは、酒場に乗り込んだ。
普通に開店していて、客にビックリされたが…今はそれどころじゃない!
店員を問い詰め、地下室に向かった。
そして、こんなに早く騎士団が(私もいるが)来て迎え撃つ準備すらしていなかった犯人たちは、あっさりすぎるほど簡単に捕まった。
「ロビン、ありがとう!でも、どうしてここだってわかったの?」
ユリウスが私に不思議そうに問いかけるから、私は笑顔で答えた。
「ユリウスのことなら、離れていてもわかる。以前に話した私のユリウスへの愛の力だ!」
そう、以前に目覚めた私の新たな力………その力があったからこそ早く助けに来れた。
やはり、愛の力は偉大だな!
ちなみに、害悪共は二週間ほど拷問部屋で拷問されたあと、森に捨てた。
離れた場所で、見張りをしていた者の報告では、捨てた直後に肉食の魔物に食われて骨も臓器も残らずペロリと完食されたようだ。
拷問内容?
ふふ、知らないほうが幸せなことも世の中にはあるんだよ。
私の逆鱗に触れたんだから、これは当然の結末だね。
そして、その侵入者はあろうことか私のユリウスを目の前で誘拐した!
あの害虫を早くみつけて、私の愛するユリウスを取り戻さねば!!
そして、あのゴミクズクソ野郎は拷問部屋で八つ裂きにしてくれる!
煮たり焼いたり切ったり……最後は魔物の餌にしてやる!
「ロビン殿下!我らにご指示を!」
シャンディアが騎士団を代表して、私に指示を求める。
………犯人よ。
残念だったな。
今の私にお前は勝てない。
「ユリウスの居場所ならわかっている!少数のほうが今回はいいだろう。シャンディアと、あと5~6人お前が信頼する騎士を速やかに選べ。20分以内だ。行け!」
シャンディアは、返事をした後は目にも止まらぬ速さで走って行った。
そして、10分ほどで6人連れて戻ってきた。
「私が信頼できる騎士を連れてきました!」
「早かったな。良いことだ。お前たちに問う。私と共に、我が伴侶ユリウスを誘拐した害悪の討伐、およびユリウスの奪還を行う意思はあるか?」
「もちろんです!」
私の声は、今は犯人への怒りで低く冷たくなっている。
早くユリウスを取り戻さないと、ユリウスの身に何かあったら………!
あああああーーー!
ユリウス!
私の愛しいユリウス!!
私の瞳と表情と声とオーラが殺意をただ漏れにしているから、騎士たちは多少震えている。
「では、行くぞ!」
「「はい!」」
そして、私たちは走った。
目的地は城下町だ。
私には、今のユリウスの現状がリアルタイムでわかる。
今、城下町にある酒場の地下室にいる。
そして、犯人はどうやら4人。
女が一人と、男が三人。
男の一人がユリウスを連れ去った。
顔も、体型も、声も、性格も、ついでに名前も、ユリウス越しにただ漏れだ。
どうやら金目当てらしいな。
ユリウスが、少し不安なのも伝わる。
こんな、自分の身が危険な目にあっているのに………心配することは私のことばかり。
(ロビン…泣いてないかな……震えてないかな……早く帰って安心させてあげないと…どうやって逃げよう……ロビン…身代金なんて払わないで!……早く脱出しないと……)
私の心は、ユリウスの気持ちによって冷静さを保ち、目的地に到着した。
ユリウスの誘拐から、まだ一時間も経っていない。
犯人たちは完全に油断している。
私たちは、酒場に乗り込んだ。
普通に開店していて、客にビックリされたが…今はそれどころじゃない!
店員を問い詰め、地下室に向かった。
そして、こんなに早く騎士団が(私もいるが)来て迎え撃つ準備すらしていなかった犯人たちは、あっさりすぎるほど簡単に捕まった。
「ロビン、ありがとう!でも、どうしてここだってわかったの?」
ユリウスが私に不思議そうに問いかけるから、私は笑顔で答えた。
「ユリウスのことなら、離れていてもわかる。以前に話した私のユリウスへの愛の力だ!」
そう、以前に目覚めた私の新たな力………その力があったからこそ早く助けに来れた。
やはり、愛の力は偉大だな!
ちなみに、害悪共は二週間ほど拷問部屋で拷問されたあと、森に捨てた。
離れた場所で、見張りをしていた者の報告では、捨てた直後に肉食の魔物に食われて骨も臓器も残らずペロリと完食されたようだ。
拷問内容?
ふふ、知らないほうが幸せなことも世の中にはあるんだよ。
私の逆鱗に触れたんだから、これは当然の結末だね。
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